3日、台風12号は大雨と強い風をもたらしながら西日本を横断し、


崩れた土砂の下敷きになるなど2人が死亡、5人が行方不明となったほか、


負傷者は少なくとも2府13県の52人に上った。


河川が氾濫する危険などから避難指示・勧告も各地で出され、


約10万人が対象になった。


松山市では午前6時20分ごろ、パート従業員寺坂富貴さん(46)が


川に流され死亡し、午前11時5分ごろには、


奈良県十津川村の土砂崩れで民家が壊れ、住人の無職田中孝夫さん(73)が


下敷きとなり死亡したとの事。


河川の氾濫や道路の冠水、家屋への浸水も各地で発生し、


避難勧告・指示は岡山県の少なくとも約7万9千人をはじめ、


全国で約10万人が対象になったようだ。


 交通機関では西日本を中心に混乱が継続。


JR四国が全線で始発から運転を見合わせ、JR西日本も運休するなどした。


各空港も国内線や国際線で欠航が発生し、高速道路も通行止めや速度規制が実施された。


 停電は近畿や中四国地方を中心に約10万3千世帯で発生した。