今月15日、葵祭が行われる。


平安時代の様式美が観客を魅了する行列の運営には、1回で約2900万円の費用がかかる。


行政からの補助金と京都企業の寄付で大半を賄うが、優雅な舞台の裏では、関係者は景気の動向や天気に気


をもみながら、やりくりしているという。


 行列は京都府や京都市、京都商工会議所などで組織する協賛会が費用を出している、


旧公家などでつくる葵祭行列保存会が運営するという。


協賛会の今年の予算は約2890万円。


府と市が補助金を520万円ずつ出し、


京商が会員企業から募る分として560万円が割り当てられている。


市観光協会、市文化観光資源保護財団、上賀茂神社、下鴨神社なども補助金や会費を負担しているという。