先月27日、法人税と所得税合わせて約7000万円を脱税したとして、


大阪国税局が法人税法と所得税法違反の罪で、


スーパー銭湯の開発も手がける兵庫県三木市の左官こて製造会社


「富士鏝(こて)製作所」と昇恵治郎社長(70)を神戸地検に告発していたことが明らかとなった。


追徴税額は重加算税を含め約9700万円とみられ、すでに修正申告したという。


 関係者によると、昇社長は三木市内の自身の所有地に


自社で建設したスーパー銭湯「天然温泉湯庵(ゆうあん)」を売却した際、


利益を圧縮するため架空の仲介手数料などを計上した。


平成20年2月期までの2年間で、法人所得約1億800万円と


個人所得約1億2400万円を隠したとされている。


 脱税した資金については、「三重県多気町にオープンしたスーパー銭湯の


開発などに使った」などとコメントを残している。