スーパーマンが米国籍を捨てるシーンが4月下旬に出版された


米アクション・コミックス誌の900号に登場し、ファンの間で物議を醸しているという。


 問題の物語は、9ページ分の短編。


イランの民主化デモに共鳴して、イラン政府と相対したスーパーマンは、


米国政府による内政干渉だとの指摘に対して、


「自分の行動が、アメリカ政府の手先と見られるのは、もううんざりだ」。


地球規模に視野を広げるためにアメリカ国籍を捨てる決意を固め、


国連の場で世界に宣言することをホワイトハウスの高官に告げるという設定だ。


 スーパーマンはクリプトン星出身だが、カンザス州のケント夫妻に育てられたアメリカ人。


そんなスーパーマンの「脱米国籍宣言」に対し、


反対派は「もう、読まない」「地球市民を名乗るなんて、そんなのスーパーマンじゃない」。


一方、肯定派は「米国だけに収まる器ではない」「遅すぎたくらいだ」。


出版社の公式サイトには数百件の意見が寄せられているようだ。