70年代に「キャンディーズ」で一世を風靡し、キャンディーズ解散後は女優として
活躍した田中好子(たなか・よしこ、本名小達好子=おだて・よしこ55歳)さんが
21日午後7時4分、がんによる多臓器不全のため東京都港区の病院で死去した。
午後10時半すぎには、夫で実業家の小達一雄さん(56)が記者会見。
92年に乳がんが見つかり、一時は回復したが、今年2月に多臓器に転移したと語った。
テレビなどで見せた元気な姿の裏で、長年にわたってがんと闘っていたと思われる。
乳がんが見つかった92年は結婚翌年。36歳の時だった。
その後、何度か再発したが、医師から「心配ない」と言われて放射線治療で対処し、
乳房も除去しなかった。
昨年9月に十二指腸潰瘍で入院。
いったん退院したが、今年2月に体調を崩して再入院。
十二指腸から大量出血し、高熱が出た。この時、絶食状態が続き、
免疫が大幅に低下。その後、がんが多臓器に転移していることが分かったという。
公式ホームページでは今年元日付で、「卯(う)年の今年は
軽やかな兎(うさぎ)のごとく長く遠くまで跳ねつづける一年にしたいと思います」と誓っていたが・・・。
今月8日の誕生日には、多くのファンがホームページの
掲示板にお祝いのメッセージを寄せ「皆さんの言葉からたくさん元気をもらっています。
皆さんも健康に気をつけて頑張ってください」と感謝の書き込みをしていた矢先の事だった。
心からご冥福を祈りたい。
