東日本大震災で延期されていたプロ野球が12日、いよいよ開幕した。


セ・パ両リーグで計6試合を予定。午後1時からともに本拠地が被害を受けた


楽天とロッテが千葉で対戦、被災者を元気づける。


中日は横浜と対戦。災害の傷痕は深く、東北や関東では今も余震が続く。


 熱心な中日ファンが横浜スタジアムの左翼席入場口前に、開門前から列をつくった。


愛知県一宮市から夜行バスでやってきた中日ファンの男性は、


平日デーゲームでの開幕戦に「今年は仕方ないですね。


東北の皆さんは大変だったでしょう。でも、いつまでも自粛していたら日本がしぼんでいってしまう」と


電力問題などを気にしながら話した。


ただ派手な応援は自粛しようと、メガホンは持参しなかったという。


 愛知県大府市の会社員の男性は、休暇を取って8年連続の開幕観戦。


「中日の開幕はずっとナゴヤドームでしたからね。


でも今年は仕方ないです」と日帰り予定。


一連の開幕延期の騒動には「野球界ばかりがたたかれたのは残念。


やれるところから、普通にやっていけばいいと思う」とコメントを残した。