8日、世界ボクシング評議会(WBC)のトリプルタイトルマッチ各12回戦が、


神戸市のワールド記念ホールで行われた。


スーパーバンタム級王者、西岡利晃(34)は世界初挑戦の同級6位、


マウリシオ・ムニョス(25)=アルゼンチン=に九回3分7秒、KO勝ちを収めた。


今回の勝利で6度目の防衛に成功。


 スピードと技巧に勝る西岡が完勝。


序盤から左構えからの左のアッパー、ボディーストレートを当て、


三、四回は左アッパーを好打。中盤以降は左を上下に打ち分け、


九回終盤に左カウンターを効かせて猛ラッシュ、ラストは左ストレートで倒した。


ムニョスは三回に右フックを好打したものの、連打は大振りでほとんど当たらなかった。