奇抜なコスチュームをまとい、そのキャラクターになりきるパフォーマンスで注目を集める現代アーティスト、
その名も「ピュ~ぴる」。
そんな彼女の素顔に迫りつつ、8年にも及ぶ創作の軌跡を映したドキュメンタリー『ピュ~ぴる』が3月26日(土)より公開される運びとなった。
男性として生を受けながらも、幼い頃から自身の体に違和感を覚えていたピュ~ぴる。
その違和感を解消するため、独学で洋裁を学び、様々な衣装を制作するようになった彼女は、やがて各衣装にキャラクター性を持たせることを意識するようになり、
そのアイデアが発展して、自ら衣装をまとってキャラクターになりきるパフォーマンスが生まれた。
その活動が海外のカルチャー誌で取り上げられたことで、彼女は世界から注目されるアーティストの仲間入りを果たした。
劇中ではアーティストとして成功を手にするまでの姿だけでなく、性同一障害に苦しむピュ~ぴるの姿も映し出している。
男の体に対する葛藤、家族との衝突、実ることのない恋愛、そして去勢手術に至るまでの過程がしっかりと描かれていて、彼女のなりがよりわかるようになっている。
