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BTS V、IUのMV出演に求められたものとは? 入隊1週間前に挑戦した引き込まれる演技

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2024.02.04 10:00  文=佐藤結衣 

※画像は勝手に差し込みました🥸


BTSのVが出演し、大きな話題となったIUのニューアルバム先行曲「Love wins all」のMV。1月24日に公開されるやいなや、わずか1日で再生回数は1500万回を突破。その勢いは伸び続け、2月1日現在では3654万回再生を超えている。


そんな話題のMVはどのようにして撮影されたのか。1月28日、IUの公式YouTubeチャンネルにて「[IU TV] 素晴らしい成果と健康を引き換えにした日([IU TV] 멋진 결과물과 건강을 맞바꾼 날)」のタイトルでビハインド映像がアップされ、Vが出演することになった理由が明かされた。


求められたのは「少年美」と「カッコよさ」を兼ね備えた人

IU 'Love wins all' MV

※現在4,100万回再生、高評価:400万を超えています


今回のMVの舞台は荒廃した世界。謎のキューブに追われる男女が、不思議なビデオカメラを見つけ、束の間の幸せな時間を過ごす。だが、キューブの数はもはや逃れることが不可能なほどに増えていく。お互いをかばい合うように抗うのだが、2人はキューブが放つ光に包まれて……という約5分半とは思えないような短編映画を思わせる濃厚な仕上がりだ。


様々な考察がなされる中、IUの所属するEDAMエンターテインメントがコメントを発表。キューブは主人公たちへの差別や、生活の中にあふれる抑圧などを象徴しており、世界とのコミュニケーションが困難な状態にある主人公たちが過酷な状況であったとしても世の中の差別や抑圧に負けないという意志を見せているとのこと。IUの繊細でありながらも強い芯の感じる歌声が、どれほど苦しい世界にあっても愛の力を信じて突き進む勇気を奮い立たせてくれる。そんな歌声とサウンドの持つ力に、作り込まれた映像美がかけ合わさり、思わずグッと胸が熱くなってしまう。


[IU TV] 素晴らしい成果と健康を引き換えにした日😷

※「Love wins all」MV ビハインド


このMVを制作するにあたり、IUはまず映画監督オム・テファにオファーをしたのだそう。オム・テファ監督といえば、大災害により廃墟と化したソウルのマンションで住民たちがサバイバルするスリラー映画『コンクリート・ユートピア』で、青龍映画賞や大鐘映画賞などでいくつも映画賞を獲得した、気鋭の映画監督として注目を集めている存在だ。


IUが「Love wins all」の世界観を構想していたときに、『コンクリート・ユートピア』を鑑賞。そのイメージとリンクしたことから声をかけたという。ビハインド映像では「そのときのセットはもう存在しないんですか?」と打ち合わせで監督に問うIUの姿も映し出されており、IUと監督のイメージする“荒廃した世界“の一致を垣間見ることができる。


そんな2人が考えたMVに登場する男性主人公は「少年らしい魅力が漂う一方、パッと覚醒したときはカッコよくて頼もしい感じの人」。とは言いながらも「そういう人っていますか?」なんて話していたそう。だが、偶然IUがVに連絡をすることがあったようで「お? V!?」とイメージしていた男性主人公像にVの存在感が一致することに気づいたようだ。


たしかに、Vのナチュラルな可愛げは「少年らしい魅力」という言葉にぴったりだ。ビハインド映像でも「IU TV」のカメラに向かって語りかけるIUの後ろから「なんでそんなに喋れるの?」と不意に乱入してくるVの姿があった。とてもじっと立っていられないほど極寒の中で撮影されたにもかかわらず、常に現場を楽しもうとしていたV。かと思えば、差し入れにたい焼きのフードカーを用意するなど、共に撮影に挑むスタッフたちへの配慮も忘れない頼もしさを感じさせる。


さらには、MVのカメラが回ると迫真の演技を見せるギャップも。特に筆者が印象に残った3つの場面がある。まずは、ビデオカメラ越しにお餅を頬張るシーン。口の周りを粉まみれにしながら頬張る姿は、まさに少年美そのもの。



続いては、1本のマイクをはさんでIUと歌うシーン。幸福感漂う視線と笑顔は先ほどとは打って変わって色気のある大人の男性を感じさせる。



そして、極めつけは最後に棒を振りかざしキューブに立ち向かう鬼気迫るシーンだ。息を呑む迫真の演技があってこそ、このMVが多くの視聴者の涙腺を刺激したと言っても過言ではない。




アーティストとして共鳴し合う、VとIUの感性


驚かされたのは、寒さだけでなく7時間も走り続けたという過酷なMV撮影が、なんとVが兵役に向かうわずか1週間前というギリギリのタイミングに行われていたこと。そんな大事な時期にもかかわらず、Vが出演を快諾したのは、IUとの共通した感性が大きかったようだ。


「先にお送りした音楽をVさんがとても気に入ってくださって、快く引き受けてくださったんです。“曲すごくいいね、僕やるよ”って。唯一無二のキャスティングであったと思います」と、その時の様子を振り返るIU。Vも「(曲を)聴いたらあまりにも僕の好みだったから、これはMV撮影しないと後悔すると思ったので出演を決めたんですね」と続けていた。


実は「Love wins all」を作曲したのは、IUのYouTubeチャンネル内のトークコンテンツ「IUのPalette」でバンドメンバーとして活躍するソ・ドンファン。Vも2023年9月12日公開の「IUのPalette」にゲストとして登場しており、歌唱を披露した際にPaletteバンドメンバーの演奏を絶賛していたことを思い出す。



キーボードを担当したソ・ドンファンについて、特に「Vのお気に入りだった」と語るIU。Vも「スカウトしたかったんだよね」と自分の制作仲間に引き入れたいといった様子だった。


振り返ってみるとVが「IUのPalette」に出演した際にも、VとIUはいいと思うものが非常に似ているように感じた。Vのソロアルバム『Layover』について絶賛していたIU。このソロアルバムは、これまでVが見せてきた“BTSのV”とは異なる、Vの個人的な魅力をそっと紐解いたようなものだった。そんなテーマを具体化させた素の表情を収めたコンセプトフォトを、特にIUは気に入っていた。


また、VがNetflixの『このサイテーな世界の終わり(原題:The End of the Fucking World)』を「演技に対する観念が完全に変わりました」と衝撃を受けた作品として紹介すると、IUも「その作品、私も好きです」とチェックしていたことが判明する。アイドル的な魅力でステージを華々しく飾る一方で、音楽への飽くなき探究心、そして俳優としても表現を突き詰めていく妥協のない姿勢……と、彼らの共通点が次々と見えてくるような気がした。


「IUのPalette」では演技への意欲も語っていたV。兵役を終えた後は、アーティストとしてさらなる可能性を広げていくのではないだろうか。IUとのコラボを通じて、さらにその見込みは確信へと変わっていくようだった。天性の可愛らしさに加えて、年々増していくカッコよさと頼もしさ。「そんな人いる?」と言いたくなるほどの唯一無二の存在として、活躍していくことを期待している。




こちらのビハインドも見てくださいね🥸

'Love wins all' MV shoot Sketch🔗



IUのパレット🎨🔗


ソ・ドンファンさんはテヒョンの後ろ(向かって右側)にいらっしゃった方です。


当時のドンファンさんIG 

@smile_dong_dong 🔗


バンドサウンドに本気な超かっこいいお兄さんVv✔️

おかげさまで目の保養になりました

次にまた会いましょう!!!🎹🥁🎸🎰




佐藤結衣さんのコラムは以前にもご紹介したことがありました。これ↓もすごくよかったです🥸


BTS V・SUGA、日本のバラエティ番組で見える親しみやすさ 世界的スターがお茶の間に届けるあたたかい雰囲気 🔗

※テヒョン部分のみ抜粋

BTSのVが10月1日、バラエティ番組『行列のできる相談所』(日本テレビ系)に出演し、愛らしい姿でお茶の間を魅了した。自身初となるソロアルバム『Layover』をリリースしたV。そのプロモーションだけではとどまらないサービス精神を見せてくれた。


同番組では、これまでゲストの会いたかった人が壁を突き破って登場する「壁破りドッキリ」を行なってきた。しかし、Vはまさか自分がそのターゲットになるとは思いもよらず、ニセ番組のインタビューに丁寧に答えていく。


 Vが会いたいと願っていたのは、大相撲を題材にしたドラマ『サンクチュアリ -聖域-』(Netflix)で主演を務めた俳優の一ノ瀬ワタル。インタビュー中にも「(ドラマを観て)ファンになりました」「一緒にご飯を食べてください」と熱烈にアピールする姿が映し出される。その言葉を壁越しに聞いた一ノ瀬も思わず頬が緩んでしまうのだった。


そして、いよいよ一ノ瀬が壁を突き破ると、大きな音に体をビクッとさせた後、手を口元に持っていき目を見開いて驚くV。だが、一ノ瀬の姿を確認するとすぐに状況を理解したのか、立ち上がって一ノ瀬に寄り添い「ワオ!」と嬉しそうな笑顔に。また「大ファンです」と手を差し伸べて握手をすると、今度はニヤリと何か思いついた表情を浮かべてドラマにちなんで力士の動きを真似してみせる。これには一ノ瀬も負けじと同じ動きを見せ、初対面とは思えない穏やかな空気となった。


Vも夢中になるほど、多くの視聴者に愛された『サンクチュアリ -聖域-』。しかし、一ノ瀬は全くモテる兆しがないのだという。そこで、世界中の人を魅了してやまないVに、モテるためのアドバイスを求めると、「韓国に来てください。韓国でバラエティ番組に出てください」と思わぬ方向からの提案が。驚いた一ノ瀬が「一緒に出演してくれますか?」と問うと、「もちろんです」と快諾。そんな一気に距離を縮めていくVに、一ノ瀬もメロメロだ。


 番組では、さらにVが一ノ瀬のために全身コーディネートをすることに。ファッションが好きなVは「任せて! 任せろ!」とノリノリな様子なのが見ているこちらも楽しくなってくる。そして、1万円以内という条件にも関わらず、一ノ瀬の魅力を引き出す全身コーディネートを完成させるV。その喜びを共演者みんなとハイタッチして共有するところにも、Vの人懐っこさが見てとれた。


さらにエンディングでは「あとでご飯を一緒に食べましょう。僕たちのコンサートがあったら来てください」と、Vのほうから声をかける姿も。これには一ノ瀬も「もう友達ってこと?」と大興奮。実際に、連絡先を交換し、韓国での再会を約束したという。


 ちなみに、オンエア後には壁破りドッキリで毎回オーバーリアクションを見せることでおなじみの森圭介アナウンサーとの2ショット写真がSNSに投稿されていたV。過去のリアクション映像を見ながら「演技ね!」と飾らない言葉で感想を言って笑いを誘ったところも、森アナウンサーとしてはうれしいイジりだったに違いない。



Vは、9月21日には『めざましテレビ』(フジテレビ系)でSnow Manの目黒蓮と対談したことでも大きな話題になった。ここでも、Vは目黒のニックネーム“めめ”に合わせて「僕はテテさんです」と自らニックネームを伝え、目黒より年齢がひとつ上だとわかると、自分のことを「アニキ!」と言いながら手を差し伸べて握手。また「いいチームですね」「共感しました」など、目黒の話を受けてできるだけ日本語で素直なリアクションしていくのも、Vが愛される理由なのだと感じた。



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もう10%超えたんですよ〜

1年半なんてあっという間です☺️