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「パンドラの匣」/太宰治
私、太宰治好きで。
よく渋いって言われるんですけど、太宰治の文章ってすごく読みやすいんですよ。
「走れメロス」とか読みやすくなかったですか??同意を求める目
私が読んだこの新潮文庫の「パンドラの匣」は、ほかに「正義と微笑」っていう話も収録されてます。
二つの話は発表時期はバラバラですが、似通った部分があるということで同時収録されたみたいです。あとがきによると
「正義と微笑」は、役者を目指す少年の日記という形式で話が進みます。
学校での愚痴とか、勉強のこととか、試験の不安とか、まことに少年らしい内容です。
少年には小説家志望の兄がいて、病気の母がいて、それを看病する姉がいます。
父親はすでに亡くなっていて、地元では有力な政治家だったそうです。ちょっと太宰に似てますね
少年は学校が嫌いで、尊敬する兄に言われた「役者の才能がある」という言葉で役者を目指すことにするのがほぼ大筋ですかね。
向上心がすごく高くて、前向きに行動しているし、度胸もあるので少年には好印象を持ちました。
太宰作品にはめずらしい、前向きな話です。笑
表題の「パンドラの匣」は、映画化されてます。
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映画は見たことないですが、作家の川上未映子さんが出演してたはず。
内容は、肺を患った主人公が「健康道場」と呼ばれる施設での日々を友人に報告する書簡形式。
健康道場は病院とかサナトリウムじゃないので、あくまで肉体を鍛錬して病を克服するコンセプトで面白いです。
ややラブコメに近いかもしれないですね。
看護婦さんのような立場の女性たちがお世話をしてくれて、誰がかわいいとか、誰の化粧が濃いとか、そういう話を友人に送ってます。
友人からの書簡の内容は書かれていないんですが、主人公の返事の仕方から、だいたいどんなやりとりだったのか推測できるようになっています。
序盤こそちょっと投げやりになっていた心情が見えるんですけど、生きる希望みたいなのは捨ててないのが清々しかったです。
道場にいる人たちはみんなどこか悪くて、中には死んでしまう人もいて。
死と隣り合わせでいるからこそ、生死の問題より花の香りのほうが気にかかる。
儚い…儚いぜ…
この話も、太宰のファンだった結核患者(だったかな)が太宰に残した実際の書簡を元に書かれたものだそうで。
こちらもまた珍しく前向きな話です。笑
全然死にたがってない!!どうした太宰!!ってなりました。失礼
読んでいてすごくぐっとくる文章が多かったですね。
最後に載せちゃっていいかな、いいよね。←
まじめに努力して行くだけだ。これからは、単純に、正直に行動しよう。知らない事は、知らないと言おう。出来ない事は、出来ないと言おう。思わせ振りを捨てたならば、人生は、意外にも平坦なところらしい。磐の上に、小さな家を築こう。 「正義と微笑」
→「ほんまそれな」
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