シュレーディンガー方程式がプリントされたこのTシャツ、自主練にも演奏にもお供として頻繁に着ている。
大学時代にはその本質部分をしっかり分かってはいなかった。やり直していくうちに、その面白さの一端が見えてきた感じ。
シュレーディンガー方程式とは原子スケールの自然法則を支配する方程式。
目に見える世界の常識では説明できない、電子の『粒子(物質)としての性質』『波動としての性質』という相反する2つの側面を結びつけるために考えられたもの。確率的に、その片鱗が色濃く見えるときもあれば、見えないときもある。
両方の側面を持つからこそ二者択一的に考えると矛盾する。どちらかだけを何とかしようにも本質的に不確定になりやすいもの。
でも、古典的な条件づけや理論をいったん思いっきり捨てたときに新しい見え方が出てくる。
実は今回のチャレンジだって同じなのだ。
全く御縁のなかったところに飛び込んで、これまでの自分自身も含めた物事への向き合い方は変えざるを得なくなった。
何者なんだろう………物理学と音楽がベースにあるけれど、どちらかを捨てて考えることはできない。
どちらかを選択して集中する方法もあったが、それもできなかった。
いっそ、そのあたりは不確定でもよいのではないか。
双方がバランスを取りながら、その都度自分自身を作ってきてくれたのだから。
2つの要素が確率的に統合されたものとして、今の自分にハマる気がしたのだ。だからこそ愛着も増してきた。
さて、本日もミセスジャパンの公式レッスンと演奏。
レッスンの場でいよいよ公式Tシャツもいただけるが、まずはこの方程式とともに赴くとしよう。