新年度も始まり。
少しずつそれに伴う仕事も片付けて。
何とか目処が立ちつつあるのですが。
これは出来ればやりたくないのだが、避けて通れない。
健康診断!!
胸部X線検査は仕事柄、毎年異常が無いことを確認して仕事に臨む必要があるのです。
採血では気分悪くなって倒れること数知れず。
今回は別スペースで寝かされた、上手なベテランさんがスムーズに処置してくださったおかげでダメージは少なく済んだような。
加えて今回は数年ぶりにバリウムやりました………が、やっぱりきつい。そしてまた、終了後に病院内で休むよう促され。
………めんどくさい客人になってしまった。暫くはバリウム検査については断ろう。
さて。
あのバリウムなるやつ。重苦しく、美味しくない液体を無理やり涙目で飲み→少ない水で発泡剤を飲み膨満感に耐えながら妙にアクロバティックな動きで消化管の内壁に満遍なく張り付ける過程で吐きそうになる(昔、本当に吐いてやらかした)→小まめに水をのみながらひたすら薬で排出してぐったり(癒着して胃腸穿穴とか怖い)
更に、体重測定で二キロ増量というショックも重なる(何故か身長が一センチ伸びていたが)。病院を出て少し歩こうという悪あがきをしながら職場に戻る。
これもまた、趣があってよろしい。
癒されたところで、まだダメージは残っていたが、突然職場で『あのバリウムって何なんですか?』と訊かれた。
ああ、言うまでもなく金属バリウム単体ではないよ。構成元素として呼んでると思えばいい。
あの白いやつは硫酸バリウムね。水に溶けないしX線を通さない(吸収)から造影剤として使われるんだよ。
『他のバリウム使われてるやつじゃ代用できないの?さらっと溶けて飲みやすいやつなら良くね?それならそこまでしなくても』
………やめとけ。
可溶性のバリウム化合物は神経系に大切なカリウムチャネルを阻害するから有害。筋肉にも影響あるし、呼吸困難とか不安症とか不整脈とか有りうるし。
肺に入るとじん肺症を引き起こしかねん。胃酸にもほとんど溶けず、消化管で吸収されないのも大切なんだよ。
(だったら内視鏡検査のほうがいいな、とも思うのだが、オプションについていなかった。)
そんなこんなで結局昨日は1日まるっと、健康診断のダメージで食欲が無かったのだが増量分のリカバリーとしては不健康かつ非効率すぎる。
………これについては運動量を増やすしかないか。