北斗べがのブログ

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シンエヴァ、最初から最後までクライマックスだった。

最初の感想は、母でも妻でも娘でもない女とやっと父を葬り母から離れた男が独りで立ち、独りで立った人間が歩き始める話だったのかなって感じ。

ミサトさんが母になってたってのが、なんか…なあ…リツコさんとの差別化なのかもしれないけど。

それからマリ。新になって登場したマリだけど、イスカリオテのマリアとはね。母であり妻であり娼婦である者と同じ名を持つ、でも使徒でありながら使徒を裏切る者と同じ氏を冠された者って、そりゃ、最強の傍観者で狂言回しになれるよなって思った。大人のキスをする相手がイスカリオテでマリアだよ。ユダのキリストへの接吻とは違うと思いたい。

でも、アスカにはマリがいてよかった。

TV版と旧劇を観た頃、エヴァは男性性の否定の物語だと思ってた。ジェンダー論と重ねる気はまっっったくないけど、シンまで観ても、その感覚を全否定することはできないでいる。

でもって、今回の女性キャラは、みんな(もしかするとミサトさん以外かも)昭和の時よりハンサムになったんじゃないかなって気がする。

カヲルくんは、今回は影が薄かったね。まあ、彼は、シンジくんのモラトリアムの投影者みたいなところがあるからしかたないか。

それにしても、ゲンドウは小せえ。ウィザードの笛木とかと同じベクトルで、ただ、迷惑度はどちゃくそでかいな。

もう1回観るかどうか決めてないけど、観るなら、ちょっと間を空けて行きたいと思う。