消費税増税のタイミング
野田首相は消費税増税に政治生命を
掛けるという。
国会にとって
重要なのは法律を立法するタイミングだ。
1997年4月橋本内閣が消費税を3%から
現在の5%に引き上げたときは、
直前の掛け込み需要の高まりで
わずか4カ月間だけは成功したが、
その後はアジア通貨危機から
長期不況に突入して、失敗に終わった。
消費税を上げる際には、
外部環境を読み、適切なタイミングに
実行することが
その効果にいかに影響を及ぼすかを
日本人はこのタイミングで学んだ。
消費税増税の実施は、
2014年4月に8%、2015年10月に10%だが、
増税決定発表のタイミングは前回よりもひどい。
現在の外部環境を見ると、
欧州債務危機が世界経済の先行きを
不透明・不安定にし、
米国経済も中国経済も低迷していて、
IMF(国際通貨基金)は2013年以降の
世界経済は不況に陥る懸念があると
発表している。
野田首相は
日本国民の経済状況を好転させるために
政治生命を掛けていないことは明白だ。