「自主・自立の日本へ」  | AKERU-STYLE

「自主・自立の日本へ」 

今から20年前、大学生のころ、サークルで議論

していたことをふと思い出した。


あるとき、めずらしく、政治・経済に関して
「日本に今必要なこと」というようなテーマに

なった。


あるメンバーは、「日本の空港を世界のハブ空港

にしなければならない」
というテーマでプレゼンテーションした。

もしそうしないと、日本は将来、世界の陸の孤島に

なってしまい、経済力が低下するとした。

20年経った現在、そのとおりになっている。

シンガポールや韓国は、空港や港も計画的にハブ化

して成功を収めたが、
日本はハブ化できずに利用頻度が相対的に

下がっている。


その後、自分は、「日本が自主・自立の精神を

持つために」というテーマで話した。

そのためには、突き詰めれば、
日本列島を囲んで外国の軍事施設が治外法権

の下50ケ所以上も存在している。

これらすべてが撤退することだと結論付けた。

参加者全員が、「それは、現実的に無理だ。

空論だ。」と言った。


この主張に、思想的背景は全くなかった。

外国の軍隊に囲まれている国は自主・自立

できないと率直に思ったからだった。


その後、外国に行くたびに、外国人が日本を

どう見ているかを質問してきた。

欧州でもアジアでも、「日本は米国の属国で

あるというのは常識。
最大の理由は米軍基地に囲まれているから」
と、異口同音に本音コメントした。
そのたびに、くやしい思いがした。


日本の政権が交代した。

米国は今、第二次大戦以降で最も弱体化

している。

明治時代の国家指導者が理想としたように、
欧米各国と提携し、今や大国になった中国と

何とかバランスを取りながら、日本が自主独立

する機会が今到来しているかもしれないと
思っているのは、自分だけだろうか。