「子どもたちに、何を教えることができるか」
最近、子どのたちや学校教員に接したことを
きっかけに、浮かんだことを記してみる。
10年ほど前に、ある企業グループが、「先が
見えない」というテーマで社員が演じる演劇会に
取引先を招いた。
(当時も、金融危機の影響で、大企業の赤字
決算や新卒採用ゼロが相次いでいた)
ぼくも招かれて、観賞した。
終了後、交流会でビジネス界の経営陣などの
方々と話をした。
「この現実は...現実をまず直視し...」と、過去を
振り返り、自己分析を行っている方々と
「この状況はチャンスだ。これからは○○が
したい」と言って、今後のプランを饒舌に語る
方々。
観賞後の感想の色合いは、大きく半々に
分かれた。
当時はただ感想を伺っていたが、今振り返ると、
前者の感想を述べた方々は無意識にしろ、
「自己保身」が原点にあったと分かる。
後者の方々は、「自己保身」より「自社の
成長」を優先していたことが今は鮮明になる。
そして再度、金融危機が起きた。
その規模と深さから、当時よりも一層「先が
見えない」状況が続いている。
「自己保身」にしろ、「自社の成長」にしろ、
大人自身が「先が見えない」状況下で、
子どもたちに何を教えることができるの
だろうか。
大人が子どもに「教える」(teach)行為の
限界を、あらためて、感じる。
【続く】