「満開のサクラ」
東京ではサクラが見事に満開だ。
このサクラは、昨日飛翔してきたミサイルを
恐れることなどなく、咲いている。
人間には、咲き誇っているように見えるが、
ただ咲いているのだろう。
文句一つ言わず、全く無理をせず、法則に
したがって、開花しているなあ、と感じ入ったり
してみても、サクラはただ咲いているだけだろう。
「敷島の大和ごころを人問わば朝日に匂う山桜花」
(本居宣長)
などと、人間が詠んでみても、サクラは自分の
ペースで咲いているだけだ。
「人間は現在がすこぶる価値のあることを知らない。
ただ、なんとなく未来のよりよい日を願望し、
いたずらに過去と連れ去って嬌態を演じている」
≪ゲーテ格言集より≫
ぼくがサクラに勝る日は永遠に来ないと
今日確信した。