「スリランカ留学を想起する_PART31(最終回)」
1年間の留学期間が満了して、帰国した。
成田空港に到着したとたん、ここは天国か
と感じた。
とにかく、何もかもが便利で、円滑に進んでいく。
高校1年の3学期から復学した。
クラスメートと留学生と、どうしても比べてしまう。
どうしても、みんな幼稚な感じがしてしまった。
ぼくは、学校設立以来初めての留学生だったので、
校内では異端視されていた。
そのせいもあり、学校生活になかなか馴染め
なかったが、光明が差す出会いもあった。
受験用の学習内容ではなく、俳句の世界の
すばらしさを熱弁してくれた国語教師や
英語の教本は生きたものでなくては意味がない
として、ニューズウィークやタイムを読み解くための
補講を行ってくれた英語教師に出会って、救われた
気持ちがした。
最も救われた機会になったのが、元クラスメートの
Hさんとの再会であった。
彼は、ぼくが留学経験をしてきたことを高く評価
してくれた。
そして、「宇宙からの帰還」(立花隆著)という、
当時のベストセラーを勧めてくれた。
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読後、すべてが吹っ切れた。
「外国ではどうだ、日本ではこうだ」などと、違いに
こだわっている場合ではないことに気付いた
からだった。
この本は、米国の宇宙飛行士が地球へ帰還した
後に行ったインタビュー集だった。
そこには、宇宙飛行士が、実際に宇宙から地球を
感じて、人生観が大きく変わった、さまざまな体験談が
記されていた。
それから現在まで、ぼく個人の最大の夢は
「宇宙から地球を感じること」で一貫して変わらない。
以上
■「スリランカ留学を想起する」シリーズに
最終回の31号まで、お付き合いいただきまして、
ありがとうございました。
次号以降も、DIARYをよろしくお願いいたします。