「スリランカ留学を想起する_PART24」
留学後半になって、日本大使館から招待状が届いた。
「日本からスリランカへ初めて留学して来ている
高校生3名への慰労会」のような名目の
パーティーに招待された。
そこで、強烈な幻滅を感じることになった。
当時最上級のインターコンチネンタルホテルの
ブッフェに招かれた。
我々3名の日本人の「現地人」は、現地人との
生活とは別世界の豪華さに興奮していた。
大使館員の挨拶のあと、ある若手の大使館員
がニコニコしながら近付いてきた。
「君たち、土人と一緒に暮らしてたの。すごいねえ。」
と、開口一番、言った。
とたんに、怒りがこみ上げ、
「君が土人と呼んでいる現地人に謝れ!」
と、思わず、ぼくは叫んだ。
「そんなに興奮しなくても....」と、彼は困惑しながら
言った。
「土人とは何か・・・。
では、君たちがこの国に駐在しているミッションは
日本とスリランカのためではないのか。
そのために、君はこの内戦中に何をしてきたのか。
我々日本人高校生は、大使館に一切守られること
もなく、この内戦状態を現地人と一緒に乗り切って
きたんだ」。
その後、彼は、その場で、我々に土下座して謝った。
【続く】