「スリランカ留学(高校一年時)を想起する_PART8」
前号へも、多くのご感想をいただきまして、
ありがとうございました!
さて、前号では、スリランカの空港に到着したことろまで
話した。
コロンボの空港を出たとたん、周辺が真っ暗になり、車の
ライト以外に光がない!
その時、車が急ブレーキで停車した。
「なに!?」と前方を見ると牛が横たわっていた。
よく見ると、車の前を多くの人々が横切っていて、
牛もたくさんいる。
もっと良く見ると、人々の上半身は裸で、下半身には
スカートのようなものを身につけ、裸足で歩いている。
ぼくはつぶやいた。
「もう終わったな。何もかも観念するしかないな」。
女の子は二人とも、静かに泣いていた。
クラクションを大きな音で1分ほど鳴らし続けると、
のっそりと牛が移動して、車は走り出した。
一旦安心して(笑)、無言で前方を凝視し続けていると、
今度は、突如強い光で前方が真っ白になり、
車がまた急停車した。
軍人による検問だった。
(この国は内戦直後だということを、なんと我々は知らされてなかった)
パスポートを提示したら、すぐに通過できた。
日本のパスポートだからだという。
気付いたら、女の子二人は、ぼくに一生懸命しがみついていた。
【続く】