『何のために学ぶのか』
【日本の教育システムについて】
英国では小学校1年生(5歳)から起業・経営教育プログラムが
実施されているという情報を得て、ぼくが渡英したのは、
約10年前になる。
見学したモデル校で最も衝撃を受けたのは、最高学年の
6年生が学校運営業務の多くを、「実際に」任せられていた
ことだった。
近年、経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)
で世界一位の成績を続けているフィンランドは
日本を含めた世界の関係者の視察ラッシュを受けている。
視察した日本の関係者は異口同音に、
「フィンランドは日本の価値観からすると教育熱心な国ではない」
という。
フィンランドには、日本にあるような塾や予備校はない。
高校進学は中学卒業時の成績で決まり、卒業時の成績が不十分
自分が判断すれば、もう一年間に中学へ通うことも可能だと聞いた。
そう選択しても、「落ちこぼれ」と言われるどころか、
むしろ「長い期間、勉強することを選択した」と肯定的に捉えられる
という。
日本の受験競争とは無縁の学習環境がある。
昔、日本や韓国が高得点をあげていた従来のPISAは詰め込まれた知識量を計測するものだったが、世界の時流の変化にしたがって
見直されて、生涯学習していく能力を身につけているかどうかを
測る指標としての新生PISAが始まっている。
引き続き、
日本の課題とその解決策を考えて行きたい。