<「若者はなぜ3年で辞めるのか」を読んで>
読後の感想はうれしい半分、悲しい半分だ。
うれしかったのは、33歳の若い著者(城繁幸さん)が、
このようなすばらしい内容を記したことだ。
この著者に触れて、「将来の日本に希望が持てるかもなあ」
と感じた読者は少なくないはずだ。
一方、悲しかったのは、年功序列の神話が崩れた後も、
中高年者が既存の年功序列組織を維持するために、
つまり限られた自分たちの人件費を維持するために、
「若者向けの総人件費の削減」を一貫して行ってきた
いう事実だ。
ちなみに、国連加盟国212カ国の中で、日本のように
年功序列組織を維持している国がどれだけあるだろうか。
そんな国は、思い当たらないが、あるとしても、
わずかなはずだ。
(ちなみに、自分が留学したスリランカの公務員は
年功序列とは無縁だった)
「実るほど頭(こうべ)をたれる稲穂かな」
ということわざを大半の中高年は聞いたことがあるはずだ。
若者に操作主義で臨んではいけない。
このことわざを実行することこそが将来の日本の
ためになる。今がその時だ。
日本の将来を創る若者をこれ以上犠牲にしてはならない。
以上