「起業家精神」
この言葉に最初に出会ったのは1992年だったと記憶している。
ある雑誌の寄稿文にあった言葉だった。
ぼくの「起業家精神」の解釈は、
どのような環境下においても、自己の潜在能力を自ら引き出し、
その能力を最大限に世の中に対して発露し、
道を切り開いていく精神、のことだ。
1992年にこの言葉に出会って以来13年間、道に迷うたびに、
この「起業家精神」という言葉を思い出した。そして、潜在する「起業家精神」を
発露するのだ!と自分自身を鼓舞してきた。
さて、つい先週、書店で、ヤマト運輸の小倉昌男さんの「小倉昌男 経営学」という
著書が目に入った。すぐに購入して、すぐに拝読した
(以前、小倉さんの日経「私の履歴書」は拝読していて、
尊敬の念を持ち続けていた)。
「小倉昌男 経営学」から、
心に響いた下記の三つの言葉を
抜粋させていただいた。
1)「経営は攻めの姿勢が大事である。守りの経営では、じり貧になるのは間違いな
い。」
2)「攻めの経営の真髄は、需要をつくり出すところにある。需要はあるものではな
く、
つくるものである。」
3)「現在(1999年ごろか)、経営者にもっとも求められているのは、“起業家
精神”である。企業は年を経るに
したがって大きくなり、同時に古くなっていく。経営者は、企業が新しいとか古いと
かに関係なく、
常に起業家精神を持っていなければならない」
小倉昌男さんは、戦後最大の偉大な経営者だった。「敬天愛人」の考え方
(http://www.akeru-style.jp/archives/2005/04/index.html)
をお持ちのビジョナリーな経営者だった。
残念ながら、今年の6月に逝去なさった。一度、面会したかった。
ご冥福をお祈り申し上げる。
小倉昌男さんの言葉のおかげで、今自分の「起業家精神」が鼓舞された。
あとは、実行あるのみだ!