小・中学生向け家庭内教育を考える
《「いい学校」「いい会社」に入るための勉強はもう終わり。
将来、「いい仕事」ができるための勉強を今しよう。》
が、ぼくのポリシーです。
さて、家庭内教育で、将来、「いい仕事」ができるための教育をするためには、
どうすれば良いでしょうか。
まず、すぐにできることは、実社会で仕事をしている親が、小・中学生の子どもに仕事上起きた
事柄をそのまま話することなのです。
当社では英国の公立小学校の小・中学生向け起業教育プログラムに則して、将来、「いい仕事」ができるための能力として、以下の10項目を定めています。
1)計画力、2)評価能力、3)意思疎通能力、4)交渉力、5)決断力、6)問題解決能力、
7)創造力、8)率先力、9)協調力、10)委任能力
の10項目です。
以上の10項目の能力は、親が実社会で収入の対価として仕事に従事する過程で発露している(もしくは、せざるを得ない)能力と大部分は合致するはずです。
《手前味噌になりますが、以上のすべての能力を子ども自身が発露せざるを得ないように設計されているCES開発の「ビズ・キッズ」というプロジェクト型のビジネス体験プログラムがあります。しかし、
チームで競うプログラムなので、残念ながら、家庭内教育では実行は不可能です。》
学校教育の中でも、学習塾やスポーツクラブ等のいわゆる習い事の範疇においても子ども自身が
発露しうる能力ではあります。しかし、指導者が親ではなく他人であることと、社会人の仕事を疑似体験できる可能性がほとんどありえないことが、家庭教育とは一線を画すポイントになります。家庭教育
は家庭以外ではできない教育ができる重要な教育現場なのです。
小・中学生の自分の子どもに仕事上起きた事柄をそのまま話することには、
親にある種の抵抗があることは十分承知しているつもりです。
しかし、自分の子どもの将来にとってプラスになる話になるだろうことも、
同時に容易に想像しうることでしょう。その生々しい仕事上の話が、子ども自身の
将来を切り開いていく、エッセンスになっていくと信じて疑いません。
最後にお伝えしたいです。
親は自分の子どもを無条件に愛することができます。
しかし、家庭を一歩出れば、世の中は基本的に四方八方、条件(ルール)付きなのです。
そのようなルール付きの典型的な形態は、仕事の対価として収入を得る仕事をしている形態なのです。
学校を卒業したら、そのルール付きの実社会という世界に誰しも入ること、その実態が親の実体験からどのようなものか、仕事をする時間は学生でいる時間よりも長くて30年以上に至ることなどを、子どもに早期に伝える習慣をつけていただきたいのです。
そのための技法、つまり、ご自分の仕事の話を切り出すタイミング、話の内容に関しては、
何なりとご相談ください。板庇が一緒に考えさせていただきます。
《「いい学校」「いい会社」に入るための勉強はもう終わり。
将来、「いい仕事」ができるための勉強を今しよう。》
を、あくまでも強調する筆者でした。