去年の今頃はそんな高みの見物できると思ってなかったけど、残留争いの渦中にいてこんな記事書いてねーだろうと思ってた。2025シーズンも高みの見物したいね…。


さてプレーオフの過去を調べてみよう。

過去11回のプレーオフで8回 2012年〜2017年まで、2023年2024年はプレーオフ勝てば昇格。

2018年2019年2022年の3回の勝者はJ1の16位と対戦、勝てば昇格だったが3回ともレギュレーション(引き分けはJ1 16位が残留)により昇格ならず。

2023年2024年もJ1との入れ替え戦はなし。プレーオフ勝てば昇格という意味では2017年以来のビッグチャンス。

2024年はJ3もJ2昇格プレーオフが初開催。順位的な優位性やレギュレーションに大差はないから組み込んでも相違はないだろう。まぁ歴史が長くなれば分けないと相違出てくるでしょうけど。



▼2012 J2

▽3京都 0-4 6大分

▽4横浜 0-4 5千葉


◇5千葉 0-1 6大分



▼2013 J2

▽3京都 0-0 6長崎

▽4徳島 1-1 5千葉


◇3京都 0-2 4徳島



▼2014 J2

▽4磐田 1-2 6山形


◇3千葉 0-1 6山形



▼2015 J2

▽3福岡 1-0 6長崎

▽4C大阪 0-0 5愛媛


◇3福岡 1-1 4C大阪



▼2016 J2

▽3松本 1-2 6岡山

▽4C大阪 1-0 5京都


◇4C大阪 1-0 6岡山



▼2017 J2

▽3名古屋 4-2 6千葉

▽4福岡 1-0 5東京V


◇3名古屋 0-0 4福岡



▼2018 J2

▽5大宮 0-1 6東京V

▽3横浜 0-1 6東京V


◇磐田 2-0 東京V



▼2019 J2

▽3大宮 0-2 6山形

▽4徳島 1-1 5甲府

▽4徳島 1-0 6山形


◇湘南 1-1  徳島



▼2022 J2

▽3岡山 0-3 6山形

▽4熊本 2-2 5大分

▽4大宮 2-2 6山形


◇京都 1-1 熊本



▼2023 J2

▽3東京V 2-1 6千葉

▽4清水 0-0 5山形


◇3東京V 1-1 4清水



▼2024 J2

▽3長崎 1-4 6仙台

▽4山形 0-3 5岡山


◇5岡山 - 6仙台

圧倒的に優位性あった長崎がガチガチになって伸び伸びとした仙台が大勝。

山形9連勝だけど3週間空いて試合勘鈍ったか退場者出して岡山が完勝。

2012PO以来の5位6位決戦へ。こうなると圧倒的に6位仙台が有利なデータとなったが…

てっきり長崎きてヴェルディ来季苦戦やろなとか思ってたら岡山or仙台か、どっちにしろ勝ち点くれる保証はないんだがまだ岡山のほうがJ1未知数なだけ降格圏沈んでくれたりするかなとか余計なこと書いてるとヴェルディがそうなりかねんからこれは来週には消すw


▼2024 J3

▽3富山 1-1 6FC大阪

▽4松本 1-1 5福島

仲良くドロー。固くなりがちよねどっちも。引き分けアドバンテージがこういう試合は左右しやすい、延長なしのPK決着とかにしたらもっと白熱しそう。

◇3富山 - 4松本

当たり前だけど圧倒的に富山が有利。どっちもJ2久々か、富山2014年以来、松本2021年以来。当然ここ逃すと来期も厳しいから昇格したいよね。



18 19 22のJ1クラブは参考まで。

過去新設のJ3PO含めて12回のプレーオフで14北九州 18町田はライセンスによる不参加により4クラブ参加は2024のJ2J3含めて10回目。




◇初戦の成績(4クラブ参加)

3位∶3勝5敗2分(50.0%)(長崎✕ 富山)

4位∶2勝2敗6分(80.0%)(山形✕ 松本)

5位∶2勝2敗6分(20.0%)(岡山 福島✕)

6位∶5勝3敗2分(50.0%)(仙台 FC大阪✕)

単純に3位vs6位だと6位優勢は変わらず。まんまと長崎は餌食になっちまい。富山はなんとか持ちこたえたね。

初戦突破率だと4位は昨年までは87.5%と圧倒的だったけど山形失態。一方で松本は生き残りアドバンテージ生かした。
データなんぞ生かしてなんぼ、長崎、山形お疲れ様でした。さらに福島、FC大阪も来期頑張って、FC大阪はまずスタジアム問題クリアしないとアカンか。

◇3クラブ参加の初戦も加味すると…

3位∶3勝5敗2分(50.0%)

4位∶2勝3敗6分(72.7%)

5位∶2勝3敗6分(18.2%)

6位∶7勝3敗2分(58.3%)

14年の4位vs6位、18年の5位vs6位を加味して初戦突破率を算出すると2勝を加えた6位が初戦突破率60%弱に飛躍。このイメージは好きくないが18年のヴェルディも具現してるから怖い怖い。
仙台はこのジンクスに肖り、FC大阪は無念。
にしても5位弱すぎ、岡山はなんとか打ち勝つも福島残念。


◇レギュレーション(これに勝ってもJ1と入れ替え戦あるシーズン)が違うためモチベーションも違うがプレーオフ決勝の成績だと

3位∶0勝3敗3分(50.0%)

4位∶3勝0敗4分(57.1%)

5位∶0勝1敗0分(0.0%)

6位∶3勝2敗1分(50.0%)

3位勝ったことなし。引き分けて昇格があるのみ。で、23ヴェルディもやはり勝てず、3位って試合の入りから保守的になりがちよな。

4位の4分のうち3回は3位にアドバンテージで昇格ならず。決勝では4回昇格と7試合とも負け知らず(まぁ勝たなきゃ意味ないつうのもあるけど)。

5位はそもそも決勝進出が少なく初戦突破がまず肝に。

下剋上イメージ強いが6位は勝たなければならず半分昇格。

J1クラブが立ちはだかるレギュレーションとプレーオフ勝てばいいモチベーションの差はかなり。とはいえ3位が苦戦するのが通例か。


◆J2PO決勝

5位∶0勝1敗0分(0.0%)岡山

6位∶3勝2敗1分(50.0%)仙台

参考にしにくい5位の決勝進出、6位のほうが失うものないからガツガツくるんよな、だから食いやすく食われやすく。

普通に考えたら仙台のほうがはっきりとしてる、勝つしかないんだから。


◆J3PO決勝

3位∶0勝3敗3分(50.0%)富山

4位∶3勝0敗4分(57.1%)松本

データはJ2POのだけど勝ったことがない3位というのは不吉な予感もする。一方でレギュレーションだけなら42.9%(3/7)まで落ちることを考えると松本はそんなデータどうでもいいから勝ちにいかんと。


来年も高みの見物したいプレーオフ、J2もJ3もプレーオフあるけどJ1にいる限りは高みの見物としたいね。