▼2019年通算
42試合 勝ち点55
14勝15敗13分 59得59失±0差
勝ち点率・43.7%
勝率・33.3%
得点率・1.40
失点率・1.40
得失点差率・±0.00
思いの外得点力はあったシーズンなんだよね。もちろんそれを支えるべき守備力がないシーズンだけど。
負け越した事以上に納得し難いのは勝ち点率だね。ホワイト体制より永井体制のほうが勝ち点率が低い。
そりゃ勝ち点稼いで得点も取って失点しなきゃ不満ないけど全部出来なかった永井さん。それでいいんすか?
▼ホワイト体制の成績
22試合 勝ち点29
7勝7敗8分 29得30失-1差
勝ち点率・43.9%
勝率・31.8%
得点率・1.32
失点率・1.36
得失点差率・-0.05
勝ち点率4割。言うまでもなく論外なんだけどそれより得点力わずか1.3ばかし。J2とはいえこの時期なら1.8くらいは欲しいとこ、つまり22試合で40得点。もちろん失点も減らさないとなんだけど。無い物ねだりだけどホワイト監督が理想と掲げたことも何一つ具現化されないまま…。
▼永井体制の成績
20試合 勝ち点26
7勝8敗5分 30得29失+1差
勝ち点率・43.3%
勝率・35.0%
得点率・1.50
失点率・1.45
得失点差率・+0.05
バトン引き継いで大変なのは分かるし選手の結束高めようと指名したキャプテンがあっさり移籍するなど支離滅裂な感じだったけど。何せ勝ち点率上がらないし幸か不幸か順位も引き継いだままの13位キープ。強いて言えば誉めるとこ探すと得点力がややアップしたものの失点率もややアップつういらないとこも。勝率もアップしてるけど柏は年間勝率約6割、ざっと倍ね。理想はいいけど結局は現実的に勝つサッカーしか要らんのですよ。
振り返ると愚痴しか出ないが。
▼ホワイト監督通算成績
22試合 7勝7敗8分 29得30失-1差
▼開幕から10試合まで
10試合 2勝4敗4分 10得11失-1差
▼その後の12試合
12試合 5勝3敗4分 19得19失±0差
ホワイト体制で開幕5試合は1勝3敗1分。
10試合終えても2勝止まり、昇格争いから完全に脱落していたし浮上の兆しは見えなかったよね。
町田との開幕戦もガッカリしたけどぶっちゃけ格下の栃木にあっさり負けたのもホワイト監督に失望した試合じゃなかろうか。
柏には勝っちゃうんだけどそのあとは勝ち切れないまま。
勝ち点率だと33.3%、昇格争いは5割、6割は必要だからこのままじゃアカンのは確か。
しかし3連勝で起死回生、これが無駄に延命に繋がったのも確か。
開幕10試合を低迷したホワイト、それから解任される7月17日までの12試合では勝ち点19、12試合では勝ち点率52.8%とまずまずだけど22試合だと43.9%。これが5割くらいありゃ解任されなかったろうけど。
京都、鹿児島に大敗したのも見切りつけられたんだろうけど横浜FCに負けて天皇杯で敗退、その頃には永井のS級獲得でクラブも重い腰を上げた。
ホワイトサッカーだと一試合平均1.32得点、1.36失点、まぁ得点も悲惨なら守備も悲惨な成績。標榜としていた攻撃的サッカー?、4点取られても5点取る?サッカーは鳴りを潜め結局ホワイトの挑戦は志し半ばで解任。
仕方ないのは仕方ない。擁護するなら監督の要望に添えた戦力を整えてあげないと、まっそんな予算あるわけないけど結局使われないヴァウメルソンみたいなのが浮かばれない。コイッチ始め英語圏の選手4人くらいにしてやれよ、中盤や最終ラインにそういう監督の意思伝わるの置いてやれよ。英語→日本語→ポルトガル語で通訳してんのか知らんけどそこまでいくとニュアンス微妙に変わるよな。
あと前任のやり方をそのままやれるわけないにせよ、すべて忘れて俺の言うとおりにやれと、そんなもんヒヨコじゃないんだからさ。ニワトリになる前にピーピーなるわそりゃ。
引き継いで勝つサッカーに変えるなんて難しいのは分かるんだけどさ。
▼永井秀樹監督
20試合 7勝8敗5分 30得29失+1差
▼就任後10試合
10試合 4勝2敗4分 15得13失+2差
▼その後の10試合
10試合 3勝6敗1分 15得16失-1差
就任してわずか3日後の7月20日第23節vs愛媛。
前半だけで2点ビハインドと今思えば「でしょうね」展開。永井さんそんなもんやろね、と失望しかなかったけど。
うん、辛いことは忘れるからかレアンドロのヘッドと永田のボテボテシュートは見るまで記憶になかった。
3バックにして攻撃に重きを置いてわずか就任3日後の初陣を飾る永井監督。
驚いたのは続く第24節vs町田。ホワイトがロングボール放り込みで完敗した開幕戦、町田の特異なサッカーに真っ向から挑む永井監督。
ゴールはありがとうなオウンゴール。自分たちでパスで崩したゴールはここまでないんだが就任10日でそんなん無理か。
この連勝から永井監督は神格化されそっから徐々に化けの皮が剥がれていき。
第26節vs京都、0-4。圧倒的な力の差を見せつけられた試合だがチンチンにされた相手がさらにチンチンされたつうことは我々はたまたまタマタマされたと錯覚を…?w
つまり最終節に柏とヴェルディがやると1-17になるのか?(珍しく柏vs京都を90分見てみたけどDFにケガ人続出したこともあれど、前半は我慢できてたのにね。やはり先制されゲームプラン崩れ前に出ざる得なくなったのがかなりデカい。カウンターでクリスティアーノやオルンガらに個の強さ見せられ。まっ闘莉王ではキツイ相手、結局のところ事前対策の段階で甘すぎたんだね、ケガ人というアクシデントは何ら言い訳にすらならんくらいにさ。とはいえ3バックのままやれたらあんなスコアにはならんかっただろうから控えにせめてCB系入れとけよつうとこは後悔先に立たずか)
脱線、他チームの穴はよく見える。
永井の穴はよく見えない、やりたいことが面倒くさい。
ひと手間多いのよね。繋いで繋いで縦に繋ぐならまだしも、繋いで繋いでバックパス。いないいないばぁみたいな。
現実を教えられた京都戦みたいな試合もあれば
第27節vs鹿児島。
勝てる試合で勝ちきれない。
夏の補強で新井瑞希、クレビーニョ、ジャイルトンパライバを獲得。柏vs京都じゃないけどさ、やはり縦に急ぐ推進力、遅攻ばかりじゃ相手のリトリートは崩せない。
第31節vs山口。サムネからしてブラジルこそ最強、コイッチいらねーつうイジメ問題みたいな。
神戸とか多国籍でも実績ある奴らなら仲良く気持ちよく、それが出来ると日本人も一緒に伸び伸びと。別に多国籍がどうとかブラジル人オンリー、スペイン人オンリー、とか関係ないのがサッカーなんだろうけど。オルンガはまだしも柏もブラジルパワーみたいなとこあるけども。コイッチにしてもカルロスマルティネスにしても他がブラジル人コンビとかだと孤立して見えちまって。
「アイツにパス回さーねぞ」じゃないけどさ、そりゃ個々で好き嫌い、合う合わないはあるし。けどやっぱ言葉とかお国とか関係ないとも言えないよな。
レアンドロからしたら可愛い弟分だろうクレビーニョに頼れる弟分パライバ。これが柏みたいな破壊力出ないのはやはりレアンドロの重さから来るんかな?晃樹や小池と絡むパライバやクレビーニョって水を得たまな板の上の黒豹と化すのに板前レアンドロだと「へい、大将、お膳立てしますぜ」感が。遠慮つうわけでないけどどこかお山のボス感が。
パライバデビューして爆発してからは相手も対策練ってきてスペース消され、それでもレアンドロなりが引き付けて裏へスルーパスとか出してくれりゃ良いものを見事にやれない。フリーマンに中村俊輔とか中村憲剛とか欲しいとか言うてるし結局は小池やパライバを生かせる系求めてるのだと解釈してる。実際ハマるときのレアンドロってハマるけど。
結果だけだと就任から10試合、4勝2敗4分。もちろんこれが6勝、7勝ならもっと誉めれたが途中就任の新人監督としては勝ち越したことは評価したい。最もここから記憶に残してないくらいの停滞が始まる。
第33節vs大宮 0-2、第34節vs柏 0-3、第35節vs岡山 1-2と3連敗。いずれも昇格争いする上位勢に就任から2ヶ月しての力負け。3位となる大宮、優勝する柏とはいえ何もさせてもらえなかったことで現実的なサッカーに切り替えてくれりゃ可愛いがコメントが「徐々に…」。いつになりゃやりたいサッカーやれるの?
第36節vs琉球 5-1
第37節vs甲府 2-0
と相手の拙さから連勝で盛り返すもその頃には自動昇格もPO圏内も遠く自力すら可能性が消滅していき。ラスト5試合1勝3敗1分でJ1というワードは潰える。
就任から10試合とその後の10試合とで大差があり大きく勝ち点率を落とした。
それでもクラブは永井監督を続投と。
キャプテン寛也こそJ1昇格というワードを出すが、良い年こいたオッサンらはそこには一切触れず。
Nさん「来シーズンに向けてよりたくさんの感動と勝利と喜びを届けることができますように」
Hさん「ただ前に前に未来に向けてこのクラブを皆様がもっと愛していただけるクラブにしていけるように、もう一度クラブ一丸となって頑張っていきたいと思います。」
そこに一言『J1』とか『昇格』とか使えない理由は?
「どうせ来期もJ1昇格出来ねーから余計なこと言わないでおこうね永井くん」
「羽生さんそうっすね、うるさいですからね余計なこと言うと」
「とりあえずブーイングされても聞き流そうね」
「そうっすね、あいつらピーピーうるさいですしね」
「寛也にも余計なこと言うなと釘刺しとかないとね」
「どうせオファーきたら個人で上がるんだろうしね」
フィクションです。
2009年から12シーズン目のJ2。
あの~いつになったら横浜FCみたいにJ1目指すの?