ヴェルディ史上最も防御率が高いGKは誰だ?

40周年記念誌では交代時間が掴めなかったがFootballGEISTを参照し訂正。アディショナルタイムなどが加味されているため年間フルタイムに誤差がある場合は90分×試合数を基に定めていく。

赤本によると菊池新吉のJ1防御率と出場時間、失点数は次の通り。

菊池新吉
防御率・1.228(赤本は小数点以下第3位四捨五入により1.23となっている。当データにおいては1.227517253…のため第4位四捨五入とする)
出場時間・18403分(一試合90分あたりの平均で204.4777…とし失点数をこれで割る)
失点数・251

従い防御率は失点数251を204.4777…で割った数値1.228である。
この数値はヴェルディ通算ではなくJリーグ通算、00年川崎フロンターレにおける6試合18失点も含む。

では歴代ヴェルディのGK列伝はどうなるのか?
言わずもがなGKの入れ替わりが激しいクラブである。GKに限らず激しいことは言うまでもないが。
長らくプレーしても3年程度、当たり前だがGKが長年固定されたクラブは強い。鹿島や浦和とか広島とか。世代交代とか海外移籍とかあれど長らく守護神が安定したほうがクラブは安定するわけだ。

2018年東京ヴェルディには上福元直人、柴崎貴広、武田博行、長谷川洸が在籍。
開幕から一貫し上福元が起用され、カミセーブでチームを救いリーグ戦フルタイムプレーを達成。天皇杯こそ柴崎がスタメンもPO3試合を含めて安定した上福元がチームを鼓舞し続けた。
上福元自身目立ったミスは少なく警告こそ2あるが、退場もなくケガなくシーズンを乗り切ったことでキャリア初のフルタイムプレーを飾った。チームも6位に食い込み、失点数はリーグ2位と安定。
やはりGKの固定、アクシデントなく戦えることが望ましいのだと実感する。
2019年もアクシデントなく戦いたいもんだ。


各年のシーズンを調べてみる。
93年・36試合・28勝8敗・72得31失
菊池新吉・0.630
28試合:2572分(90×28+6+30+30+30+1-39-5)・18失点・23勝・5敗
藤川孝幸・1.479
9試合:791分(90×9+30+2-51)・13失点・5勝・3敗
慶越雄二・0.000
1試合:5分(90×1-85)・0失点・0勝・0敗
※基本的に1試合90分として算出しアディショナルタイムはカウントしないがFootballGEISTのデータを参照する94年~97年に関してはアディショナルタイムも含んだ時間と思われる。
勝敗は出場時間に関わらず先発選手に統一して判断する。負傷交代や退場で下がったあと勝っても負けても先発に勝敗はつけていく。


94年・44試合・31勝13敗・91得47失
菊池新吉・1.059
39試合:3570分(1910+1660)・42失点・27勝・12敗
藤川孝幸・0.889
6試合:506分(143+363)・5失点・4勝・1敗
※FootballGEISTを参照するため94年~97年は(1st + 2nd)で算出している。

95年・52試合・35勝17敗・106得62失
菊池新吉・0.962
36試合:3367分(959+2408)・36失点・29勝・7敗
藤川孝幸・1.567
11試合:1034分(1034+0)・18失点・3勝・8敗
大石尚哉・1.440
5試合:500分(500+0)・8失点・3勝・2敗


96年・30試合・19勝11敗・68得42失
菊池新吉・1.357
30試合:2786分・42失点・19勝・11敗


97年・32試合・10勝22敗・38得65失
菊池新吉・2.078
11試合:996分(0+996)・23失点・5勝・6敗
本並健治・2.145
11試合:1007分(737+270)・24失点・2勝・9敗
大石尚哉・1.429
9試合:882分(674+208)・14失点・3勝・6敗
小針清允・2.927
2試合:123分(123+0)・4失点・0勝・1敗


98年・34試合・13勝21敗・47得53失
菊池新吉・1.452
33試合:3038分(90×33+6+30+30+2)・49失点・13勝・20敗
本並健治・4.000
1試合:90分(90×1)・4失点・0勝・1敗


99年・30試合・17勝11敗2分・43得43失
本並健治・1.323
29試合:2722分(90×29+30+12+2+10+11+8+9+30)・40失点・17勝・10敗・2分
小針清允・3.000
1試合:90分(90×1)・3失点・0勝・1敗


00年・30試合・12勝14敗4分・46得44失
本並健治・1.374
29試合:2816分(90×29+28+18+19+5+30+11+30+30+30+6-1)・43失点・11勝・14敗・4分
小針清允・1.000
1試合:90分(90×1)・1失点・1勝・0敗


01年・30試合・10勝18敗2分・38得57失
菊池新吉・1.337
16試合:1503分(90×16+6+30+30-3)・23失点・6勝・8敗・2分
本並健治・2.230
15試合:1372分(90×15+20+16+28+19+6+20-87)・34失点・4勝・10敗・0分


02年・30試合・13勝14敗3分・41得43失
高木義成・1.071
17試合:1680分(90×17+14+6+30+30+18+23+29)・20失点・10勝・5敗・2分
柴崎貴広・3.439
2試合:157分(90×2-23)・6失点・0勝・1敗・0分
高桑大二朗・1.447
12試合:1057分(90×12+30+14-67)・17失点・3勝・8敗・1分


03年・30試合・11勝12敗7分・56得57失
高木義成・1.900
30試合:2700分(90×30)・57失点・11勝・12敗・7分


04年・30試合・11勝13敗6分・43得46失
高木義成・1.533
30試合:2700分(90×30)・46失点・11勝・13敗・6分


05年・34試合・6勝16敗12分・40得73失
高木義成・2.213
33試合:2969分(90×33-1)・73失点・5勝・16敗・12分
水原大樹・0.000
1試合:90分(90×1)・0失点・1勝・0敗・0分


06年・48試合・21勝19敗8分・69得75失(J2)
高木義成・1.550
40試合:3600分(90×40)・62失点・17勝・15敗・8分
水原大樹・1.625
8試合:720分(90×8)・13失点・4勝・4敗・0分


07年・48試合・26勝11敗11分・90得57失(J2)
高木義成・1.176
36試合:3213分(90×36-27)・42失点・19勝・8敗・9分
吉原慎也・1.220
13試合:1107分(90×13-63)・15失点・7勝・3敗・2分


08年・34試合・10勝17敗7分・38得50失
土肥洋一・1.471
34試合:3060分(90×34)・50失点・10勝・17敗・7分


09年・51試合・21勝19敗11分・68得61失(J2)
高木義成・1.625
8試合:720分(90×8)・13失点・2勝・5敗・1分
土肥洋一・1.116
43試合:3870分(90×43)・48失点・19勝・14敗・10分


10年・36試合・17勝12敗7分・47得34失(J2)
土肥洋一・0.912
34試合:3060分(90×34)・31失点・17勝・10敗・7分
柴崎貴広・1.500
2試合:180分(90×2)・3失点・0勝・2敗・0分


11年・38試合・16勝11敗11分・69得45失(J2)
柴崎貴広・1.167
36試合:3240分(90×36)・42失点・16勝・10敗・10分
土肥洋一・1.500
2試合:179分(90×1+89)・3失点・0勝・1敗・1分
※5/4 vsFC東京における土肥の負傷退場時間が公式に明記されないためマイナス1分とする。


12年・42試合・20勝16敗6分・65得46失(J2)
柴崎貴広・1.042
24試合:2160分(90×24)・25失点・15勝・8敗・1分
土肥洋一・1.167
18試合:1620分(90×18)・21失点・5勝・8敗・5分


13年・42試合・14勝14敗14分・52得58失(J2)
佐藤優也・1.381
42試合:3780分(90×42)・58失点・14勝・14敗・14分


14年・42試合・9勝18敗15分・31得48失(J2)
佐藤優也・1.088
34試合:3060分(90×34)・37失点・6勝・15敗・13分
キローラン菜入・1.167
6試合:540分(90×6)・7失点・2勝・2敗・2分
柴崎貴広・1.000
1試合:90分(90×1)・1失点・1勝・0敗・0分
ポープウィリアム・3.000
1試合:90分(90×1)・3失点・0勝・1敗・0分


15年・42試合・16勝16敗10分・43得41失(J2)
佐藤優也・1.000
41試合:3690分(90×41)・41失点・15勝・16敗・10分
柴崎貴広・0.000
1試合:90分(90×1)・0失点・1勝・0敗・0分


16年・42試合・10勝19敗13分・43得61失(J2)
鈴木椋大・1.574
24試合:2115分(90×24-45)・37失点・7勝・11敗・6分
柴崎貴広・1.297
19試合:1665分(90×18+45)・24失点・3勝・8敗・7分

17年・42試合・20勝12敗10分・64得49失(J2)
柴崎貴広・1.167
42試合:3780分(90×42)・49失点・20勝・12敗・10分

18年・42試合・19勝9敗14分・56得41失(J2)
上福元直人・0.976
42試合:3780分(90×42)・41失点・19勝・9敗・14分


シーズン別90分当たり防御率ランキング(5試合以上出場対象)☆:フルシーズンプレー選手
菊池新吉・0.630(93)
藤川孝幸・0.889(94)
土肥洋一・0.912(10)
菊池新吉・0.962(95)
上福元直人・0.976(18)☆
佐藤優也・1.000(15)
柴崎貴広・1.042(12)
菊池新吉・1.059(94)
高木義成・1.071(02)
佐藤優也・1.088(14)
土肥洋一・1.116(09)
柴崎貴広・1.167(11)
土肥洋一・1.167(12)
キローラン菜入・1.167(14)
柴崎貴広・1.167(17)☆
高木義成・1.176(07)
吉原慎也・1.220(07)
柴崎貴広・1.297(16)
本並健治・1.323(99)
菊池新吉・1.337(01)
菊池新吉・1.357(96)☆
本並健治・1.374(00)
佐藤優也・1.381(13)☆
大石尚哉・1.429(97)
大石尚哉・1.440(95)
高桑大二朗・1.447(02)
菊池新吉・1.452(98)
土肥洋一・1.471(08)☆
高木義成・1.533(04)☆
高木義成・1.550(06)
藤川孝幸・1.567(95)
鈴木椋大・1.574(16)
水原大樹・1.625(06)
高木義成・1.625(09)
高木義成・1.900(03)☆
菊池新吉・2.078(97)
本並健治・2.145(97)
高木義成・2.213(05)
本並健治・2.230(01)

10土肥の3位、厳密には94藤川が活躍度合いが低いため2位繰り上げとも言える。ただ所詮J2、J1で偉業を成し遂げてこそ誇れるランキングだ。
18上福元はフルタイムプレー選手では最少失点率を誇る。それでも歴代5位とまだまだ。


総出場試合数ランキング
1位 高木義成:194試合:出場時間17582分
1得点:313失点・75勝:74敗:45分
防御率1.602・勝率38.7%
02年・1.071・17試合:1680分・20失点・10勝・5敗・2分
03年・1.900・30試合:2700分・57失点・11勝・12敗・7分
04年・1.533・30試合:2700分・46失点・11勝・13敗・6分
05年・2.213・33試合:2969分・73失点・5勝・16敗・12分
06年・1.550・40試合:3600分・62失点・17勝・15敗・8分
07年・1.176・36試合:3213分・42失点・19勝・8敗・9分
09年・1.625・8試合:720分・13失点・2勝・5敗・1分

2位 菊池新吉:193試合:出場時間17832分
0得点:233失点・122勝:69敗:2分
防御率1.176・勝率63.2%
93年・0.630・28試合:2572分・18失点・23勝・5敗
94年・1.059・39試合:3570分・42失点・27勝・12敗
95年・0.962・36試合:3367分・36失点・29勝・7敗
96年・1.357・30試合:2786分・42失点・19勝・11敗
97年・2.078・11試合:996分・23失点・5勝・6敗
98年・1.452・33試合:3038分・49失点・13勝・20敗
01年・1.337・16試合:1503分・23失点・6勝・8敗・2分

3位 土肥洋一:131試合:出場時間11789分
0得点:153失点・51勝:50敗:30分
防御率1.168・勝率38.9%
08年・1.471・34試合:3060分・50失点・10勝・17敗・7分
09年・1.116・43試合:3870分・48失点・19勝・14敗・10分
10年・0.912・34試合:3060分・31失点・17勝・10敗・7分
11年・1.500・2試合:179分・3失点・0勝・1敗・1分
12年・1.167・18試合:1620分・21失点・5勝・8敗・5分

4位 柴崎貴広:127試合:出場時間11362分
0得点:150失点・56勝:41敗:28分
防御率1.188・勝率44.8%(スタメン125試合)
02年・3.439・2試合:157分・6失点・0勝・1敗・0分
10年・1.500・2試合:180分・3失点・0勝・2敗・0分
11年・1.167・36試合:3240分・42失点・16勝・10敗・10分
12年・1.042・24試合:2160分・25失点・15勝・8敗・1分
14年・1.000・1試合:90分・1失点・1勝・0敗・0分
15年・0.000・1試合:90分・0失点・1勝・0敗・0分
16年・1.297・19試合:1665分・24失点・3勝・8敗・7分
17年・1.167・42試合:3780分・49失点・20勝・12敗・10分

5位 佐藤優也:117試合:出場時間10530分
0得点:136失点・35勝:48敗:39分
防御率1.162・勝率29.9%
13年・1.381・42試合:3780分・58失点・14勝・14敗・14分
14年・1.088・34試合:3060分・37失点・6勝・18敗・15分
15年・1.000・41試合:3690分・41失点・15勝・16敗・10分

6位 本並健治:85試合:出場時間8007分
0得点:145失点・34勝:44敗:6分
防御率1.630・勝率40.5%(スタメン84試合)
97年・2.145・11試合:1007分・24失点・2勝・9敗
98年・4.000・1試合:90分・4失点・0勝・1敗
99年・1.323・29試合:2722分・40失点・17勝・10敗・2分
00年・1.374・29試合:2816分・43失点・11勝・14敗・4分
01年・2.230・15試合:1372分・34失点・4勝・10敗・0分

7位 上福元直人:42試合:出場時間3780分
0得点:41失点・19勝:9敗:14分
防御率0.976・勝率45.2%
18年・0.976・42試合:3780分・41失点・19勝・9敗・14分

8位 藤川孝幸:26試合:出場時間2331分
0得点:36失点・12勝:12敗:0分
防御率1.390・勝率50.0%(スタメン24試合)
93年・1.479・9試合:791分・13失点・5勝・3敗
94年・0.889・6試合:506分・5失点・4勝・1敗
95年・1.567・11試合:1034分・18失点・3勝・8敗

9位 鈴木椋大:24試合:出場時間2115分
0得点:37失点・7勝:11敗:6分
防御率1.574・勝率29.2%
16年・1.574・24試合:2115分・37失点・7勝・11敗・6分

10位 大石尚哉:14試合:出場時間1382分
0得点:22失点・6勝:8敗:0分
防御率1.433・勝率42.9%
95年・1.440・5試合:500分・8失点・3勝・2敗
97年・1.429・9試合:882分・14失点・3勝・6敗

11位 吉原慎也:13試合:出場時間1107分
0得点:15失点・7勝:3敗:2分
防御率1.220・勝率58.3%(スタメン12試合)
07年・1.220・13試合:1107分・15失点・7勝・3敗・2分

12位 高桑大二朗:12試合:出場時間1057分
0得点:17失点・3勝:8敗:1分
防御率1.447・勝率25.0%
02年・1.447・12試合:1057分・17失点・3勝・8敗・1分

13位 水原大樹:9試合:出場時間810分
0得点:13失点・5勝:4敗:0分
防御率1.444・勝率55.6%
05年・0.000・1試合:90分・0失点・1勝・0敗・0分
06年・1.625・8試合:720分・13失点・4勝・4敗・0分

14位 キローラン菜入:6試合:出場時間540分
0得点:7失点・2勝:2敗:2分
防御率1.167・勝率33.3%
14年・1.167・6試合:540分・7失点・2勝・2敗・2分

15位 小針清允:4試合:出場時間303分
0得点:8失点・1勝:2敗:0分
防御率2.376・勝率33.3%(スタメン3試合)
97年・2.927・2試合:123分・4失点・0勝・1敗
99年・3.000・1試合:90分・3失点・0勝・1敗
00年・1.000・1試合:90分・1失点・1勝・0敗

16位 慶越雄二:1試合:出場時間5分
0得点:0失点・0勝:0敗:0分
防御率0.000・勝率0.0%(スタメン試合)
93年・0.000・1試合:5分・0失点・0勝・0敗

16位 ポープウィリアム:1試合:出場時間90分
0得点:3失点・0勝:1敗:0分
防御率3.000・勝率0.0%
14年・3.000・1試合:90分・3失点・0勝・1敗・0分

26年で17人の守護神。プロのGKはホント出場機会得るのが難しいポジション、そしていかに防御率を0に近づけられるか?GK一人に自責はないが守護神は0が宿命となる。




防御率ランキング
慶越雄二・0.000(93)
上福元直人・0.976(18)
佐藤優也・1.162(13~15)
キローラン菜入・1.167(14)
土肥洋一・1.168(08~12)
菊池新吉・1.176(93~98,01)
柴崎貴広・1.188(02,10~12,14~17)
吉原慎也・1.220(07)
藤川孝幸・1.390(93~95)
大石尚哉・1.433(95,97)
水原大樹・1.444(05~06)
高桑大二朗・1.447(02)
鈴木椋大・1.574(16)
高木義成・1.602(02~07,09)
本並健治・1.630(97~01)
小針清允・2.376(97,99~00)
ポープウィリアム・3.000(14)

ヴェルディ史上No.1GKは慶越。
まぁ5分とはいえ失点ゼロの事実は消えない。
一方で、上福元が事実上のNo.1に浮上したがJ2という舞台、やはりJ1で肩を並べたい。
複数年活躍したGKでは柴崎も防御率は歴代4位。
また、長い低迷期を支えた本並や義成がワーストにいるのもある意味仕方ないことだと思う。

開幕迫る2019年、誰がヴェルディの守護神になるのか?
誰が出ても防御率0への挑戦がヴェルディをJ1へ導く。