この56.3%、さて何の数値?

勘の鋭い方は分かるだろう。
調べてないけど高原直泰とか武田修宏、三浦知良とかなら7割、8割はあるんだろうな。

まぁ常勝軍団のストライカーならそれは当たり前だが2度の降格、長らくJ2で低迷してきたヴェルディだけに一樹が苦戦してきたのが数値に表れている。

サブタイトル
『一樹がゴールしたらヴェルディは7割勝つ!』
まぁ7割未満なんだけどそこは目をつぶれ諸君。正確には65.4%、最後に負けたから落ちたけど四捨五入すりゃ7割だ。目をつぶれ。

考えるな、感じろ。だな(笑)


2016年1月。個人データとして作成してあったけど、2016年はわずか1ゴール。それすら更新してなかった。

そして2017年、一度もピッチに立つことはなく結局、現役最後のゴールは負けのまま。
一樹らしいつうか一樹っぽいつうか。

引退。
誰もがいつかは訪れるとき。プロ登録20年やれるJリーガーは一握り。素晴らしいことだ。
最後はヴェルディとの契約満了、潔く引退を決意。
とか思いつつ相当葛藤はあったろうけど。

レジェンドではある、良くも悪くも。
歴代最多出場者、奇しくも誰も一樹を暫く抜かない。それが良いか悪いかは置いといてやはりJ2にいたら選手は定着しないつうこと。
長く選手が活躍する環境を。一樹のように20年在籍する選手をたくさん育てないと。

「毎年取れてない」そうインタビューで苦笑いしたが確かに取れてなかった。でもエースはエースだ。例え1ゴールでもそのゴールがヴェルディを勝利に導くのならその価値は高い。一樹にはヴェルディでまだまだやるべきことがある。これまでも、これからも。

▼平本一樹得点試合勝敗。

1999年 27DF平本一樹 1得点
2nd第3節 V川崎 2-3 神戸
0勝1敗0分

2000年 25FW平本一樹 1得点
2nd第12節 V川崎 3-2 FC東京
1勝0敗0分

2001年 25FW平本一樹 0得点

2002年 25FW平本一樹 2得点
2nd第1節 東京V 5-0 京都(1試合2得点)
1勝0敗0分

2003年 11FW平本一樹 5得点
1st第13節 東京V 3-3 仙台
2nd第4節 東京V 4-1 京都(1試合2得点)
2nd第6節 東京V 4-2 C大阪
2nd第13節 東京V 1-2 磐田
2勝1敗1分

2004年 11FW平本一樹 6得点
1st第13節 東京V 3-0 鹿島
1st第15節 東京V 3-1 大分(1試合2得点)
2nd第1節 東京V 2-0 新潟
2nd第2節 東京V 2-7 浦和
2nd第5節 東京V 3-1 名古屋
4勝1敗0分

2005年 11FW平本一樹 6得点
第8節 東京V 4-5 名古屋(1試合3得点)
第12節 東京V 1-0 柏
第16節 東京V 3-3 神戸
第20節 東京V 2-1 清水
2勝1敗1分

2006年 25FW平本一樹 15得点
第4節 東京V 3-2 山形
第7節 東京V 1-0 水戸
第8節 東京V 2-1 鳥栖
第9節 東京V 3-2 草津(1試合3得点)
第18節 東京V 2-0 湘南
第19節 東京V 4-0 草津
第28節 東京V 4-2 徳島
第32節 東京V 1-4 愛媛
第35節 東京V 4-1 柏(1試合2得点)
第44節 東京V 1-4 柏
第48節 東京V 2-1 横浜FC
第49節 東京V 3-2 鳥栖
10勝2敗0分

2007年 25FW平本一樹 3得点
第14節 横浜FC 1-2 G大阪
第15節 横浜FC 1-2 磐田
第19節 横浜FC 1-8 横浜FM
0勝3敗0分

2008年 25FW平本一樹 2得点
第4節 東京V 1-2 磐田
第20節 東京V 4-0 新潟
1勝1敗0分

2009年 25FW平本一樹 5得点
第26節 東京V 2-0 熊本
第27節 東京V 4-0 徳島
第28節 東京V 3-0 栃木
第39節 東京V 2-1 草津(1試合2得点)
4勝0敗0分

2010年 25FW平本一樹 10得点
第2節 東京V 1-2 熊本
第5節 東京V 1-1 福岡
第9節 東京V 4-0 水戸
第10節 東京V 1-1 鳥栖
第13節 東京V 1-0 岡山
第18節 東京V 1-0 栃木
第22節 東京V 2-1 札幌
第34節 東京V 1-2 千葉
第35節 東京V 2-3 福岡
第38節 東京V 3-1 水戸
5勝3敗2分

2011年 25FW平本一樹 0得点

2012年 25FW平本一樹 6得点
第3節 町田 3-0 鳥取
第5節 町田 1-2 京都
第11節 町田 4-2 横浜FC
第14節 町田 1-6 千葉
第19節 町田 1-2 岡山
第38節 町田 1-2 熊本
2勝4敗0分

2013年 25FW平本一樹 3得点
第4節 甲府 1-1 川崎
第17節 甲府 1-4 FC東京
第30節 甲府 1-1 FC東京
0勝1敗2分

2014年 25FW平本一樹 3得点
第6節 東京V 3-0 富山
第19節 東京V 1-1 栃木
第35節 東京V 1-0 熊本
2勝0敗1分

2015年 25FW平本一樹 5得点
第4節 東京V 1-1 長崎
第7節 東京V 4-3 岐阜(1試合2得点)
第13節 東京V 1-1 京都
第16節 東京V 3-2 栃木
2勝0敗2分

2016年 25FW平本一樹 1得点
第2節 東京V 1-2 讃岐
0勝1敗0分

2017年 25FW平本一樹 0得点

▼まとめてみよう
99:0勝1敗0分
00:1勝0敗0分
02:1勝0敗0分
03:2勝1敗1分
04:4勝1敗0分
05:2勝1敗1分
06:10勝2敗0分
07:0勝3敗0分
08:1勝1敗0分
09:4勝0敗0分
10:5勝3敗2分
12:2勝4敗0分
13:0勝1敗2分
14:2勝0敗1分
15:2勝0敗2分
16:0勝1敗0分
計:36勝19敗9分

内訳としては62(東京V)+3(横浜FC)+6(町田)+3(甲府)、J通算74ゴール。
3得点×2、2得点×6、1得点×56。

J通算64試合で74ゴールを奪い36勝。56.3%と高原とかに比べれば低迷するクラブのエースらしい勝率ではある。
特にヴェルディ以外だと2勝8敗2分と勝率わずか16.7%。鳴り物入りで加入したストライカーがチームを勝利に導けないままチームを去るのはもどかしい。最もJ1で下位に低迷する甲府、J1最下位の横浜FC、J2最下位の町田と移籍先がそもそも弱いのが不運だったのは確か。

ヴェルディでは34勝11敗7分、65.4%と奮闘。ヴェルディが低迷したシーズンでも一樹ゴールによる負けは少ない。まぁエースとしては負け試合でゴールがないのは誉めれないがチームを勝利に導くために同点弾や大敗するにしろ一矢報いるのは大切だ。

サブタイトルは『一樹がゴールしたらヴェルディは7割勝つ!』

ヴェルディは、であり一樹自身は6割に満たないゴール勝率である。ただそのすべてが大切なゴールとなった。
生涯プロ通算74ゴール。すべて見たわけではないがやはりこのシーンは興奮する。



一樹がゴールしてヴェルディが勝つ。
もう二度とないこと。

しかしヴェルディの歴史に平本一樹は確かに刻まれた。
これからのヴェルディの歴史にも平本一樹、必ず貢献してください。

長い間お疲れ様でした。7割勝たせてくれてありがとうございました。