アランと泉澤逆かな?まぁアランならやれそう。3-4-3だと右WGが泉澤になるかな?アランもやれそう。


ヴェルディのレギュラーナンバーには各々、様々なジンクスがある。

それぞれの時代、それぞれのレギュラーナンバーはヴェルディの躍進、低迷、その歴史を歩んできた。


ではレギュラーナンバーについて見てみよう。
・1997年~2015年まで『1』~『7』に関してはシーズン毎に見れば空きナンバーになったことはない(途中加入で背負うことで1シーズン空くケースがないという解釈)
・『8』『9』『10』『11』に関しては丸々1シーズン空いたもしくは事実上丸々1シーズン空いたことがある。


『8』は北澤豪が引退した02シーズン、後継者が見当たらず03シーズンは初のレギュラー空きナンバーとなった。04シーズンに小林大が背負ってからは以後空きナンバーにはなったことはない。

『9』は07シーズンまでフッキが背負うものの08シーズン開幕時点では誰も背負わない。いわゆるフッキ待ちの空きナンバーと思われたが結論フッキは08年途中加入、途中退団。これはフルシーズンではないがシーズンで見れば空いたわけではない。そして09シーズンは大黒将志が背負う。しかし10シーズンにクラブ事情もあり開幕前に移籍、一応ナンバー『9』と発表されたためその後、誰も背負わないが1シーズン空いたわけではない。事実上1シーズン空いたと解釈するが、『9』が空いたシーズンはない。

『10』は空きナンバーで開幕した05シーズンのような例はあったが13シーズンの安田まで欠員なく埋まっていた。迎えた14シーズンに開幕から「敢えて」空白としたが結局シーズンを通して誰も背負うことはなかった。「敢えて」の良し悪しを問うつもりはないが97年から16年も続いた伝統が「敢えて」終わったことには不満である。この14シーズンの『10』はヴェルディ史上三つ目のレギュラー欠番となった。

『11』、01シーズンまで前園真聖が背負い02シーズンも背負ったがシーズンを通して公式戦でメンバー入り出来ぬまま構想外で退団している。02シーズンは事実上空いたシーズンだが本当に空いたシーズンがある。
08シーズンまで大野敏隆が背負い退団。09シーズンはレオナルドが背負った。ただしシーズン途中レオナルドは移籍してしまう。結果として09シーズン途中から10シーズンまで誰も『11』を背負う者はいない。『11』はこの10シーズンがいないためレギュラーナンバーが勢揃いしない二つ目のシーズンになった。

固定制以降の歴代人数(97年~18年現在)
『10』18名
『3』17名
『7』16名
『9』16名
『11』13名
『5』11名
『4』11名
『2』10名
『6』10名
『1』8名
『8』7名
10を除けば上位を奇数ナンバーが独占という特徴。
2018年は空きナンバーで開幕した『6』『10』を泉澤仁、レアンドロが埋めてくれた。しかし畠中慎之輔退団によりまた『4』の空きナンバーが、と香川勇気が背負い13年ぶりにレギュラーナンバーが埋まった。


以下各シーズンのレギュラーナンバー
97シーズン
1菊池新吉
2石川康
3アルジェウ
4林健太郎
5柱谷哲二
6中村忠
7前園真聖
8北澤豪
9栗原圭介
10石塚啓次→ラモス瑠偉
11三浦知良

98シーズン
1菊池新吉
2モアシール
3エンリケ
4林健太郎→ダニエル
5柱谷哲二
6中村忠
7前園真聖
8北澤豪
9エウレル
10ラモス瑠偉
11三浦知良

99シーズン
1菊池新吉
2山田卓也
3ジュリオ
4林健太郎
5米山篤志
6中村忠→廣長優志
7山田隆裕
8北澤豪
9栗原圭介
10山口貴之
11ジェフェルソン

00シーズン
1高木義成
2山田卓也
3森勇介
4林健太郎
5米山篤志
6三上和良
7小林慶行
8北澤豪
9矢野隼人
10金鉉錫
11岩本輝雄

01シーズン
1菊池新吉
2山田卓也
3西田吉洋
4林健太郎
5米山篤志
6三浦淳宏
7小林慶行
8北澤豪
9武田修宏
10永井秀樹
11前園真聖

02シーズン
1高桑大二朗
2山田卓也
3西田吉洋→矢野隼人
4林健太郎
5菊池利三
6三浦淳宏
7エジムンド
8北澤豪
9マルキーニョス
10永井秀樹
11前園真聖

03シーズン
1柴崎貴広
2山田卓也
3ロペス
4林健太郎
5鈴木健太郎
6三浦淳宏
7田中隼磨
8
9エムボマ
10ラモン
11平本一樹

04シーズン
1水原大樹
2山田卓也
3ウベダ
4林健太郎
5米山篤志
6三浦淳宏
7廣山望
8小林大悟
9エムボマ
10ウーゴ
11平本一樹

05シーズン
1水原大樹
2山田卓也
3戸川健太
4林健太郎
5米山篤志
6戸田和幸
7相馬崇人
8小林大悟
9ワシントン
10ジウ
11平本一樹

06シーズン
1水原大樹
2萩村滋則
3藤田泰成
4戸川健太
5デジマール→ゼ ルイス
6菅原智
7大橋正博
8永井秀樹
9バジーリオ
10アナイウソン→マルクス
11大野敏隆

07シーズン
1吉原慎也
2萩村滋則
3藤田泰成
4戸川健太
5ゼ ルイス
6菅原智
7名波浩
8永井秀樹
9フッキ
10ディエゴ
11大野敏隆

08シーズン
1土肥洋一
2福田健介
3萩村滋則
4和田拓三
5那須大亮
6菅原智
7レアンドロ
8柴崎晃誠
9フッキ
10ディエゴ
11大野敏隆

09シーズン
1土肥洋一
2福田健介
3廣井友信
4飯田真輝
5河村崇大
6菅原智
7河野広貴
8柴崎晃誠
9大黒将志
10レアンドロ
11レオナルド

10シーズン
1土肥洋一
2福田健介
3吉田正樹
4飯田真輝
5佐伯直哉
6菅原智
7河野広貴
8柴崎晃誠
9大黒将志
10菊岡拓朗
11

11シーズン
1土肥洋一
2福田健介
3吉田正樹
4アポジ
5佐伯直哉
6菅原智
7河野広貴
8高木善朗
9平繁龍一
10菊岡拓朗
11マラニョン

12シーズン
1土肥洋一
2吉弘充志
3深津康太
4高橋祥平
5佐伯直哉
6中谷勇介
7柴崎晃誠
8中後雅喜
9阿部拓馬
10小林祐希
11西紀寛

13シーズン
1佐藤優也
2石神直哉
3刀根亮輔
4キローラン木鈴
5金鐘必
6福井諒司
7中島翔哉
8中後雅喜
9南秀仁
10安田晃大
11西紀寛

14シーズン
1佐藤優也
2吉野恭平
3ギリャルメ
4キローラン木鈴
5金鐘必
6福井諒司
7中島翔哉→ニウド
8中後雅喜
9常盤聡
10
11前田直輝

15シーズン
1佐藤優也
2安西幸輝
3井林章
4キローラン木鈴
5福井諒司
6安在和樹
7杉本竜士
8中後雅喜
9アランピニェイロ
10ブルーノコウチーニョ
11南秀仁

16シーズン
1柴崎貴広
2安西幸輝
3井林章
4林裕煥
5平智広
6安在和樹
7杉本竜士
8中後雅喜
9アランピニェイロ
10高木善朗
11南秀仁

17シーズン
1柴崎貴広
2安西幸輝
3井林章
4畠中慎之輔
5平智広
6安在和樹
7アランピニェイロ
8中後雅喜
9ドウグラスヴィエイラ
10高木善朗
11中野雅臣

18シーズン
1柴崎貴広
2若狭大志
3井林章
4畠中慎之輔→香川勇気
5平智広
6泉澤仁
7アランピニェイロ
8内田達也
9ドウグラスヴィエイラ
10レアンドロ
11林陵平


03シーズンの『8』、10シーズンの『11』、14シーズンの『10』、レギュラーナンバーが欠番したシーズンは以上3シーズンとなる。
シーズン毎に見る欠番は3シーズン連続で回避されていた。しかし14年は『3』、『10』が空いたまま、また翔哉が『7』で発表されたにも関わらず退団したため開幕前の時点で3つも空いたままなのはヴェルディ史上初の珍事であった。が、3ギリャルメ、7ニウドが第3節から登録。『10』は空いたままだったが『3』『7』は埋められたため一先ず欠番は免れた。
また17年雅臣退団に伴い、16年林裕煥、15年木鈴、14年恭平、ギリャルメ、13年秀仁、12年の祐希、11年の善朗などレギュラーナンバーがシーズン中に退団するジンクスが06シーズン以降12シーズン連続となってしまっていた。しかし18年は14シーズンぶりにレギュラーナンバーが埋まったままラストスパートである。イレギュラーな退団しないことを願うばかり。
必然か空きナンバーがないまま最終節を迎えたのが05年を最後にない。つまり12シーズン連続空きナンバーがあるままのシーズン終了となっている。これを途切れさせたい。

現代サッカーにおいてレギュラーナンバーだけが試合に出るという決まりはない。22だろうが30だろうが50だろうが試合に出てくる選手に優劣はない。また背番号が与えるプレッシャーも昔ほどはないだろう、10だからエースだとか1だから正守護神でないとならないとはもはや死語である。
しかし見る側はやはりレギュラーナンバーに一種の期待をするものだ、過度に。それが批判になったりブーイングになったり、活躍しても不満になったりする。
選手は好きでその番号を背負う者もいれば、背負わされてるのもいる。番号に背負わされてる選手もいる。その背中に一喜一憂し積み重ねていく歴史の一部に今のヴェルディ選手が何を刻むのか?

たかが番号されど番号。ヴェルディという伝統あるクラブ、やすやすと誰でも背負えるレギュラーナンバーでは困るが久しく空きナンバーなのも困る。伝統的な4、8、11のキーナンバーは特にむやみに乱用したくないのだ。