前以て断るが赤本より抜粋するため98年以前のデータに乏しい事情から98年以後とする。
ではヴェルディの98年主力中主力放出率から見てみよう。
主力規定は勝手ながら全試合数の7割(小数点以下カット)、また途中入団選手は登録からの出場可能試合数の7割(小数点以下カット)とする。
98年34試合
主力規定選手(23試合以上出場)
1菊池新吉 33試合
2モアシール 26試合
4ダニエル 5試合(残8試合)
5柱谷哲二 28試合1得点
6中村忠 31試合1得点
8北澤豪 34試合5得点
10ラモス瑠偉 29試合
11三浦知良 28試合5得点
12フェルナンド 10試合5得点(残10試合)
主力9人中主力6名放出(モアシール、ダニエル、柱谷、ラモス、カズ、フェルナンド)
主力中主力放出率66.7%
99年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・29試合3得点
4林健太郎・29試合7得点
5米山篤志・29試合2得点
7山田隆裕・27試合1得点
8北澤豪・28試合4得点
9栗原圭介・24試合6得点
11ジェフェルソン・21試合3得点
15杉山弘一・26試合1得点
17小林慶行・30試合2得点
21本並健治・29試合
22中澤佑二・28試合1得点
32桜井直人・14試合4得点(残15試合)
主力12人中主力3名放出(山田隆、栗原、ジェフェルソン)
主力中主力放出率25.0%
00年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・30試合4得点
4林健太郎・27試合6得点
5米山篤志・30試合1得点
6三上和良・26試合1得点
10金鉉錫・25試合16得点
13石塚啓次・29試合6得点
14廣長優志・24試合2得点
15杉山弘一・25試合
20飯尾一慶・26試合4得点
21本並健治・29試合
22中澤佑二・29試合4得点
23金都根・14試合
主力12人中主力3名放出(三上、金鉉、金都)
主力中主力放出率25.0%
01年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・29試合2得点
3西田吉洋・26試合2得点
5米山篤志・21試合1得点
6三浦淳宏・22試合3得点
8北澤豪・23試合
16桜井直人・21試合3得点
19小倉隆史・25試合3得点
22中澤佑二・26試合
33マルキーニョス・14試合8得点(残15試合)
36エジムンド・5試合2得点(残5試合)
主力10人中主力2名放出(小倉、中澤)
主力中主力放出率20.0%
02年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・28試合1得点
7エジムンド・26試合16得点
16桜井直人・24試合4得点
17相馬直樹・27試合
22ロペス・20試合2得点(残23試合)
23米山篤志・28試合2得点
25平本一樹・25試合2得点
28小林大悟・21試合1得点
31田中隼磨・16試合2得点(残23試合)
32小林慶行・23試合1得点
主力人10中主力2名放出(エジムンド、相馬)
主力中主力放出率20.0%
03年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・30試合10得点
3ロペス・22試合1得点
4林健太郎・29試合1得点
6三浦淳宏・26試合2得点
9エムボマ・23試合13得点
10ラモン・25試合6得点
11平本一樹・28試合5得点
13柳沢将之・27試合1得点
21高木義成・30試合
22平野孝・25試合4得点
23米山篤志・23試合
主力11人中主力2名放出(ロペス、ラモン)
主力中主力放出率18.2%
04年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・27試合1得点
3ウベダ・25試合3得点
4林健太郎・29試合1得点
5米山篤志・29試合3得点
6三浦淳宏・23試合4得点
8小林大悟・27試合
11平本一樹・25試合6得点
16桜井直人・21試合6得点
21高木義成・30試合
22平野孝・28試合4得点
25森本貴幸・22試合4得点
32小林慶行・29試合4得点
主力12人中主力3名放出(ウベダ、三浦、桜井)
主力中主力放出率25.0%
05年34試合
主力規定選手(23試合以上出場)
2山田卓也・33試合
4林健太郎・30試合
5米山篤志・23試合1得点
6戸田和幸・23試合
7相馬崇人・28試合
8小林大悟・32試合3得点
9ワシントン・33試合22得点
10ジウ・16試合2得点(残16試合)
11平本一樹・26試合6得点
21高木義成・33試合
22平野孝・27試合
32小林慶行・26試合2得点
主力12人中主力10名放出(山田、林、米山、戸田、相馬、小林大、ワシントン、ジウ、平野、小林慶)
主力中主力放出率83.3%
06年48試合
主力規定選手(33試合以上出場)
10マルクス・25試合5得点(残26試合)
17シウバ・18試合9得点(残18試合)
21高木義成・40試合1得点
25平本一樹・40試合15得点
43海本幸治郎・26試合1得点(残30試合)
44石川竜也・21試合1得点(残30試合)
主力6人中主力3名放出(マルクス、シウバ、石川)
主力中主力放出率50.0%
07年48試合
主力規定選手(33試合以上出場)
6菅原智・33試合
9フッキ・42試合37得点
10ディエゴ・47試合13得点
11大野敏隆・34試合3得点
17土屋征夫・40試合3得点
21高木義成・36試合
22服部年宏・47試合
31シウバ・12試合1得点(残13試合)
主力8人中主力2名放出(フッキ、シウバ)
主力中主力放出率25.0%
08年34試合
主力規定選手(23試合以上出場)
1土肥洋一・34試合
5那須大亮・31試合1得点
6菅原智・23試合
10ディエゴ・29試合11得点
14富澤清太郎・25試合1得点
16飯尾一慶・25試合2得点
17土屋征夫・33試合1得点
22服部年宏・31試合
23福西崇史・29試合3得点
25平本一樹・23試合2得点
36大黒将志・14試合2得点(残19試合)
主力11人中主力3名放出(那須、ディエゴ、福西)
主力中主力放出率27.3%
09年51試合
主力規定選手(35試合以上出場)
1土肥洋一・43試合
7河野広貴・35試合6得点
8柴崎晃誠・47試合7得点
9大黒将志・39試合21得点
14富澤清太郎・45試合
15滝澤邦彦・35試合2得点
18永里源気・36試合2得点
23藤田優人・46試合
主力8人中主力4名放出(大黒、滝澤、永里、藤田)
主力中主力放出率50.0%
10年36試合
主力規定選手(25試合以上出場)
1 土肥洋一 34試合
2 福田健介 35試合1得点
5 佐伯直哉 30試合1得点
7 河野広貴 29試合3得点
8 柴崎晃誠 35試合3得点
10 菊岡拓朗 34試合3得点
14 富澤清太郎 31試合2得点
16 飯尾一慶 31試合5得点
17 土屋征夫 35試合2得点
24 高木俊幸 25試合6得点
25 平本一樹 32試合10得点
33 高木善朗 33試合5得点
主力12人中主力2名放出(晃誠、俊幸)
主力中主力放出率16.7%
11年38試合
主力規定選手(26試合以上出場)
5 佐伯直哉 32試合
7 河野広貴 32試合8得点
10 菊岡拓朗 35試合8得点
11 マラニョン 27試合9得点
17 土屋征夫 35試合3得点
18 森勇介 30試合1得点
19 阿部拓馬 33試合16得点
21 小林祐希 34試合2得点
23 高橋祥平 28試合1得点
26 柴崎貴広 36試合
37 中谷勇介 16試合1得点(残22試合)
41 巻誠一郎 14試合3得点(残17試合)
主力12人中主力3名放出(マラニョン、菊岡、河野)
主力中主力放出率25.0%
12年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
3 深津康太 32試合 3得点
4 高橋祥平 38試合 6得点
7 柴崎晃誠 13試合(残16試合)
9 阿部拓馬 40試合 18得点
11 西紀寛 38試合 6得点
16 飯尾一慶 35試合 4得点
17 土屋征夫 31試合 1得点
19 森勇介 39試合 2得点
22 和田拓也 39試合
23 梶川諒太 35試合 3得点
50 木島良輔 9試合(残14試合)
主力11人中主力8名放出(深津、祥平、晃誠、阿部、土屋、和田、梶川、木島)
主力中主力放出率72.7%
13年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
1 佐藤優也 42試合
2 石神直哉 32試合 1得点
3 刀根亮輔 29試合 1得点
11 西紀寛 35試合 5得点
14 鈴木惇 39試合 1得点
15 小池純輝 36試合 5得点
16 飯尾一慶 37試合 5得点
17 常盤聡 39試合 8得点
19 森勇介 38試合 2得点
44 高原直泰 41試合 11得点
主力10人中主力5名放出(石神、刀根、西、小池、チビ)
主力中主力放出率50.0%
14年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
1 佐藤優也 34試合
5 金鐘必 39試合
9 常盤聡 37試合 6得点
14 鈴木惇 34試合 1得点
15 井林章 37試合
23 田村直也 38試合 1得点
24 安在和樹 38試合 1得点
25 平本一樹 30試合 3得点
34 安西幸輝 41試合 2得点
主力9人中主力3名放出(鐘必、常盤、鈴木)
主力中主力放出率33.3%
15年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
1 佐藤優也 41試合
2 安西幸輝 35試合 1得点
3 井林章 41試合 2得点
6 安在和樹 33試合 3得点
7 杉本竜士 37試合 3得点
8 中後雅喜 40試合 4得点
9 アランピニェイロ 31試合 3得点
11 南秀仁 41試合 10得点
14 澤井直人 33試合 1得点
20 三竿健斗 39試合
23 田村直也 29試合 1得点
25 平本一樹 30試合 5得点
33 高木善朗 18試合 1得点(残19試合)
主力13人中主力2名放出(優也、健斗)
主力中主力放出率15.4%
16年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
2 安西幸輝 34試合
3 井林章 38試合 4得点
6 安在和樹 35試合
7 杉本竜士 29試合 1得点
8 中後雅喜 31試合 3得点
10 高木善朗 37試合 8得点
14 澤井直人 31試合 6得点
18 高木大輔 29試合 6得点
23 田村直也 33試合
32 二川孝広 20試合 1得点(残22試合)
主力10人中主力1名放出(竜士)
主力中主力放出率10.0%(最終確定は2017年2月26日)
主力中主力放出率
83.3%(05)
72.7%(12)
66.7%(98)
50.0%(06)
50.0%(09)
50.0%(13)
33.3%(14)
27.3%(08)
25.0%(99)
25.0%(00)
25.0%(04)
25.0%(07)
25.0%(11)
20.0%(01)
20.0%(02)
18.2%(03)
16.7%(10)
本来なら主力4人に1人、1シーズン3人くらいまでの放出が許容範囲。
主力固定がままならなかった06年はともかく大離散がいかに激しいか分かりやすい。
この記事を更新するとき、まず触れないと話しにならないのがヴェルディ史に根強く残るダーティな話。
98年大離散、そして05年大離散。
言うまでもないが読売新聞社の撤退に伴うカズら主力への0円掲示は当時中学生だった小生でさえ驚いた。
そして「みんなでJ1に戻るんだ、だから信じる」なんて思っていたらバタバタ辞めていった降格余波。
離散を改めて辞書ると、
りさん [離散]
・まとまっていた人々がちりぢりに離れること。
うん、正にこんな感じ。
もちろんこんな暗いことばかりじゃない、中にはヴェルディに残ってくれた選手もたくさんいる。そんな選手たちもこのクラブは簡単に切り捨てるのだけど(泣)
01~03年で主力ベースがしっかり構築され04年末の天皇杯快進撃、強いては優勝に繋がったのも事実。最も過信して05年に降格し大離散に繋がる歴史も忘れようがない。
05年に近い率を上げると予想してた08大離散。しかし2度目の降格はたいてい主力放出を抑えれる傾向にある(1度は放出したけどね)。選手も大半はフロントの現状を理解し主力格の選手は戦力外以外で2名のみ。05年の6名よりは格段に抑えたことが大きい。09シーズンがそもそも主力固定がならずクラブ存続の危機すら囁かれた。クラブOBらの名乗り出により存続したものの10シーズンも半ばにして消滅の危機に晒され、揺らぐチーム状態の最中、なんだかんだ主力を固定していたおかげで08年以来2年ぶりの11人以上、12人だと05年以来5年ぶりの主力固定シーズンになった。また調査している98年以来、初のフィールドプレーヤー(FP)全員が得点者であり珍しいシーズンとなった。また主力放出率では史上最少率となった。
11シーズンは大離散が予想できたシーズン、菊岡、マラ、河野だけで済んだのも意外ではある。加えて11年規定未満の一樹、カンペー、福田と過去に主力規定を満たした面々も退団したのは痛手。その結果は5年目のJ2挑戦に繋がる。
12シーズン、川勝監督就任以後3年連続主力規定11人以上とメンバーの固定起用は見られた。最も高橋監督の固定起用で木島が入っただけである。その高橋監督も見切られた。晃誠、バウル、木島が契約満了、梶川、深津、和田、祥平そして阿部が移籍。72.7%、史上ワースト記録の05年に次いでヴェルディ史上ワースト2の主力流出となった。
13シーズン、『ついに…か』。西、石神、小池、刀根と屋台骨は流出、さらにチビまでも大鉈を振られた。主力規定に満たないが翔哉、恭平と売却。資金繰りに悩み若手にまで着手せざるえないようなチーム事情、高原や勇介さえシーズン中に流出するのも悲しいばかり。
2014シーズン、竹本一彦氏をTDに迎えGMに昇格、12月末時点で未定はわずか5名と簡潔に契約更改を公表。常盤、鈴木を契約満了で放出、鐘必が湘南に完全移籍と痛手を受けたが3名で済んだのは竹本GM効果か。
当たり前だが固定起用して主力11名として成熟したほうが強くなる。それが何年も続かないと。
2015シーズン、年末までに主要メンバーの契約更新は発表。年明け早々に優也が移籍、去就不明だった和樹、アランは残留も健斗が移籍。あまりに痛すぎる縦のライン流出。
それを補うような補強もないまま冨樫体制は厳しい戦いの末18位。冨樫は退任となった。
2016シーズン末は先手が際立つ。スペイン人指揮官ロティーナを招聘し主力を早々と残留へ導くと即戦力を補強。主力で放出は現在竜士のみでこのままならば98年以降のヴェルディ史上最少主力放出率になる。
チームは沖縄キャンプが1月30日~2月9日、開幕までにTM含めチーム作りはしっかり任せたい。やや不安が尽きないアタッカー陣の奮起も欠かせない。
開幕2月26日vs徳島、まずはケガなく開幕を迎えれるよう選手には頑張ってほしい。ロティーナの策略家ぶりには期待してる。(2017年1月25日)
ではヴェルディの98年主力中主力放出率から見てみよう。
主力規定は勝手ながら全試合数の7割(小数点以下カット)、また途中入団選手は登録からの出場可能試合数の7割(小数点以下カット)とする。
98年34試合
主力規定選手(23試合以上出場)
1菊池新吉 33試合
2モアシール 26試合
4ダニエル 5試合(残8試合)
5柱谷哲二 28試合1得点
6中村忠 31試合1得点
8北澤豪 34試合5得点
10ラモス瑠偉 29試合
11三浦知良 28試合5得点
12フェルナンド 10試合5得点(残10試合)
主力9人中主力6名放出(モアシール、ダニエル、柱谷、ラモス、カズ、フェルナンド)
主力中主力放出率66.7%
99年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・29試合3得点
4林健太郎・29試合7得点
5米山篤志・29試合2得点
7山田隆裕・27試合1得点
8北澤豪・28試合4得点
9栗原圭介・24試合6得点
11ジェフェルソン・21試合3得点
15杉山弘一・26試合1得点
17小林慶行・30試合2得点
21本並健治・29試合
22中澤佑二・28試合1得点
32桜井直人・14試合4得点(残15試合)
主力12人中主力3名放出(山田隆、栗原、ジェフェルソン)
主力中主力放出率25.0%
00年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・30試合4得点
4林健太郎・27試合6得点
5米山篤志・30試合1得点
6三上和良・26試合1得点
10金鉉錫・25試合16得点
13石塚啓次・29試合6得点
14廣長優志・24試合2得点
15杉山弘一・25試合
20飯尾一慶・26試合4得点
21本並健治・29試合
22中澤佑二・29試合4得点
23金都根・14試合
主力12人中主力3名放出(三上、金鉉、金都)
主力中主力放出率25.0%
01年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・29試合2得点
3西田吉洋・26試合2得点
5米山篤志・21試合1得点
6三浦淳宏・22試合3得点
8北澤豪・23試合
16桜井直人・21試合3得点
19小倉隆史・25試合3得点
22中澤佑二・26試合
33マルキーニョス・14試合8得点(残15試合)
36エジムンド・5試合2得点(残5試合)
主力10人中主力2名放出(小倉、中澤)
主力中主力放出率20.0%
02年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・28試合1得点
7エジムンド・26試合16得点
16桜井直人・24試合4得点
17相馬直樹・27試合
22ロペス・20試合2得点(残23試合)
23米山篤志・28試合2得点
25平本一樹・25試合2得点
28小林大悟・21試合1得点
31田中隼磨・16試合2得点(残23試合)
32小林慶行・23試合1得点
主力人10中主力2名放出(エジムンド、相馬)
主力中主力放出率20.0%
03年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・30試合10得点
3ロペス・22試合1得点
4林健太郎・29試合1得点
6三浦淳宏・26試合2得点
9エムボマ・23試合13得点
10ラモン・25試合6得点
11平本一樹・28試合5得点
13柳沢将之・27試合1得点
21高木義成・30試合
22平野孝・25試合4得点
23米山篤志・23試合
主力11人中主力2名放出(ロペス、ラモン)
主力中主力放出率18.2%
04年30試合
主力規定選手(21試合以上出場)
2山田卓也・27試合1得点
3ウベダ・25試合3得点
4林健太郎・29試合1得点
5米山篤志・29試合3得点
6三浦淳宏・23試合4得点
8小林大悟・27試合
11平本一樹・25試合6得点
16桜井直人・21試合6得点
21高木義成・30試合
22平野孝・28試合4得点
25森本貴幸・22試合4得点
32小林慶行・29試合4得点
主力12人中主力3名放出(ウベダ、三浦、桜井)
主力中主力放出率25.0%
05年34試合
主力規定選手(23試合以上出場)
2山田卓也・33試合
4林健太郎・30試合
5米山篤志・23試合1得点
6戸田和幸・23試合
7相馬崇人・28試合
8小林大悟・32試合3得点
9ワシントン・33試合22得点
10ジウ・16試合2得点(残16試合)
11平本一樹・26試合6得点
21高木義成・33試合
22平野孝・27試合
32小林慶行・26試合2得点
主力12人中主力10名放出(山田、林、米山、戸田、相馬、小林大、ワシントン、ジウ、平野、小林慶)
主力中主力放出率83.3%
06年48試合
主力規定選手(33試合以上出場)
10マルクス・25試合5得点(残26試合)
17シウバ・18試合9得点(残18試合)
21高木義成・40試合1得点
25平本一樹・40試合15得点
43海本幸治郎・26試合1得点(残30試合)
44石川竜也・21試合1得点(残30試合)
主力6人中主力3名放出(マルクス、シウバ、石川)
主力中主力放出率50.0%
07年48試合
主力規定選手(33試合以上出場)
6菅原智・33試合
9フッキ・42試合37得点
10ディエゴ・47試合13得点
11大野敏隆・34試合3得点
17土屋征夫・40試合3得点
21高木義成・36試合
22服部年宏・47試合
31シウバ・12試合1得点(残13試合)
主力8人中主力2名放出(フッキ、シウバ)
主力中主力放出率25.0%
08年34試合
主力規定選手(23試合以上出場)
1土肥洋一・34試合
5那須大亮・31試合1得点
6菅原智・23試合
10ディエゴ・29試合11得点
14富澤清太郎・25試合1得点
16飯尾一慶・25試合2得点
17土屋征夫・33試合1得点
22服部年宏・31試合
23福西崇史・29試合3得点
25平本一樹・23試合2得点
36大黒将志・14試合2得点(残19試合)
主力11人中主力3名放出(那須、ディエゴ、福西)
主力中主力放出率27.3%
09年51試合
主力規定選手(35試合以上出場)
1土肥洋一・43試合
7河野広貴・35試合6得点
8柴崎晃誠・47試合7得点
9大黒将志・39試合21得点
14富澤清太郎・45試合
15滝澤邦彦・35試合2得点
18永里源気・36試合2得点
23藤田優人・46試合
主力8人中主力4名放出(大黒、滝澤、永里、藤田)
主力中主力放出率50.0%
10年36試合
主力規定選手(25試合以上出場)
1 土肥洋一 34試合
2 福田健介 35試合1得点
5 佐伯直哉 30試合1得点
7 河野広貴 29試合3得点
8 柴崎晃誠 35試合3得点
10 菊岡拓朗 34試合3得点
14 富澤清太郎 31試合2得点
16 飯尾一慶 31試合5得点
17 土屋征夫 35試合2得点
24 高木俊幸 25試合6得点
25 平本一樹 32試合10得点
33 高木善朗 33試合5得点
主力12人中主力2名放出(晃誠、俊幸)
主力中主力放出率16.7%
11年38試合
主力規定選手(26試合以上出場)
5 佐伯直哉 32試合
7 河野広貴 32試合8得点
10 菊岡拓朗 35試合8得点
11 マラニョン 27試合9得点
17 土屋征夫 35試合3得点
18 森勇介 30試合1得点
19 阿部拓馬 33試合16得点
21 小林祐希 34試合2得点
23 高橋祥平 28試合1得点
26 柴崎貴広 36試合
37 中谷勇介 16試合1得点(残22試合)
41 巻誠一郎 14試合3得点(残17試合)
主力12人中主力3名放出(マラニョン、菊岡、河野)
主力中主力放出率25.0%
12年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
3 深津康太 32試合 3得点
4 高橋祥平 38試合 6得点
7 柴崎晃誠 13試合(残16試合)
9 阿部拓馬 40試合 18得点
11 西紀寛 38試合 6得点
16 飯尾一慶 35試合 4得点
17 土屋征夫 31試合 1得点
19 森勇介 39試合 2得点
22 和田拓也 39試合
23 梶川諒太 35試合 3得点
50 木島良輔 9試合(残14試合)
主力11人中主力8名放出(深津、祥平、晃誠、阿部、土屋、和田、梶川、木島)
主力中主力放出率72.7%
13年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
1 佐藤優也 42試合
2 石神直哉 32試合 1得点
3 刀根亮輔 29試合 1得点
11 西紀寛 35試合 5得点
14 鈴木惇 39試合 1得点
15 小池純輝 36試合 5得点
16 飯尾一慶 37試合 5得点
17 常盤聡 39試合 8得点
19 森勇介 38試合 2得点
44 高原直泰 41試合 11得点
主力10人中主力5名放出(石神、刀根、西、小池、チビ)
主力中主力放出率50.0%
14年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
1 佐藤優也 34試合
5 金鐘必 39試合
9 常盤聡 37試合 6得点
14 鈴木惇 34試合 1得点
15 井林章 37試合
23 田村直也 38試合 1得点
24 安在和樹 38試合 1得点
25 平本一樹 30試合 3得点
34 安西幸輝 41試合 2得点
主力9人中主力3名放出(鐘必、常盤、鈴木)
主力中主力放出率33.3%
15年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
1 佐藤優也 41試合
2 安西幸輝 35試合 1得点
3 井林章 41試合 2得点
6 安在和樹 33試合 3得点
7 杉本竜士 37試合 3得点
8 中後雅喜 40試合 4得点
9 アランピニェイロ 31試合 3得点
11 南秀仁 41試合 10得点
14 澤井直人 33試合 1得点
20 三竿健斗 39試合
23 田村直也 29試合 1得点
25 平本一樹 30試合 5得点
33 高木善朗 18試合 1得点(残19試合)
主力13人中主力2名放出(優也、健斗)
主力中主力放出率15.4%
16年42試合
主力規定選手(29試合以上出場)
2 安西幸輝 34試合
3 井林章 38試合 4得点
6 安在和樹 35試合
7 杉本竜士 29試合 1得点
8 中後雅喜 31試合 3得点
10 高木善朗 37試合 8得点
14 澤井直人 31試合 6得点
18 高木大輔 29試合 6得点
23 田村直也 33試合
32 二川孝広 20試合 1得点(残22試合)
主力10人中主力1名放出(竜士)
主力中主力放出率10.0%(最終確定は2017年2月26日)
主力中主力放出率
83.3%(05)
72.7%(12)
66.7%(98)
50.0%(06)
50.0%(09)
50.0%(13)
33.3%(14)
27.3%(08)
25.0%(99)
25.0%(00)
25.0%(04)
25.0%(07)
25.0%(11)
20.0%(01)
20.0%(02)
18.2%(03)
16.7%(10)
本来なら主力4人に1人、1シーズン3人くらいまでの放出が許容範囲。
主力固定がままならなかった06年はともかく大離散がいかに激しいか分かりやすい。
この記事を更新するとき、まず触れないと話しにならないのがヴェルディ史に根強く残るダーティな話。
98年大離散、そして05年大離散。
言うまでもないが読売新聞社の撤退に伴うカズら主力への0円掲示は当時中学生だった小生でさえ驚いた。
そして「みんなでJ1に戻るんだ、だから信じる」なんて思っていたらバタバタ辞めていった降格余波。
離散を改めて辞書ると、
りさん [離散]
・まとまっていた人々がちりぢりに離れること。
うん、正にこんな感じ。
もちろんこんな暗いことばかりじゃない、中にはヴェルディに残ってくれた選手もたくさんいる。そんな選手たちもこのクラブは簡単に切り捨てるのだけど(泣)
01~03年で主力ベースがしっかり構築され04年末の天皇杯快進撃、強いては優勝に繋がったのも事実。最も過信して05年に降格し大離散に繋がる歴史も忘れようがない。
05年に近い率を上げると予想してた08大離散。しかし2度目の降格はたいてい主力放出を抑えれる傾向にある(1度は放出したけどね)。選手も大半はフロントの現状を理解し主力格の選手は戦力外以外で2名のみ。05年の6名よりは格段に抑えたことが大きい。09シーズンがそもそも主力固定がならずクラブ存続の危機すら囁かれた。クラブOBらの名乗り出により存続したものの10シーズンも半ばにして消滅の危機に晒され、揺らぐチーム状態の最中、なんだかんだ主力を固定していたおかげで08年以来2年ぶりの11人以上、12人だと05年以来5年ぶりの主力固定シーズンになった。また調査している98年以来、初のフィールドプレーヤー(FP)全員が得点者であり珍しいシーズンとなった。また主力放出率では史上最少率となった。
11シーズンは大離散が予想できたシーズン、菊岡、マラ、河野だけで済んだのも意外ではある。加えて11年規定未満の一樹、カンペー、福田と過去に主力規定を満たした面々も退団したのは痛手。その結果は5年目のJ2挑戦に繋がる。
12シーズン、川勝監督就任以後3年連続主力規定11人以上とメンバーの固定起用は見られた。最も高橋監督の固定起用で木島が入っただけである。その高橋監督も見切られた。晃誠、バウル、木島が契約満了、梶川、深津、和田、祥平そして阿部が移籍。72.7%、史上ワースト記録の05年に次いでヴェルディ史上ワースト2の主力流出となった。
13シーズン、『ついに…か』。西、石神、小池、刀根と屋台骨は流出、さらにチビまでも大鉈を振られた。主力規定に満たないが翔哉、恭平と売却。資金繰りに悩み若手にまで着手せざるえないようなチーム事情、高原や勇介さえシーズン中に流出するのも悲しいばかり。
2014シーズン、竹本一彦氏をTDに迎えGMに昇格、12月末時点で未定はわずか5名と簡潔に契約更改を公表。常盤、鈴木を契約満了で放出、鐘必が湘南に完全移籍と痛手を受けたが3名で済んだのは竹本GM効果か。
当たり前だが固定起用して主力11名として成熟したほうが強くなる。それが何年も続かないと。
2015シーズン、年末までに主要メンバーの契約更新は発表。年明け早々に優也が移籍、去就不明だった和樹、アランは残留も健斗が移籍。あまりに痛すぎる縦のライン流出。
それを補うような補強もないまま冨樫体制は厳しい戦いの末18位。冨樫は退任となった。
2016シーズン末は先手が際立つ。スペイン人指揮官ロティーナを招聘し主力を早々と残留へ導くと即戦力を補強。主力で放出は現在竜士のみでこのままならば98年以降のヴェルディ史上最少主力放出率になる。
チームは沖縄キャンプが1月30日~2月9日、開幕までにTM含めチーム作りはしっかり任せたい。やや不安が尽きないアタッカー陣の奮起も欠かせない。
開幕2月26日vs徳島、まずはケガなく開幕を迎えれるよう選手には頑張ってほしい。ロティーナの策略家ぶりには期待してる。(2017年1月25日)