読売クラブの起源


▽2016年10月12日で47年が経過。

読売サッカー場で少年サッカースクールが行われたのが1969年10月12日。

47年前のこの日、ランドはまだ見ぬ明日に子供らが目を輝かせていたに違いない。その子供らが47年後のランドにどれだけ関わっているかは不明だが60歳手前になってるであろう彼らがボールを追いかけた舞台は今、ヴェルディやベレーザなどの選手や同じサッカー少年たちが日々凌ぎを削り、汗を流している。
46年が経ってもなお、ランドにヴェルディグラウンドは存在し戦っている、これ都内では最古のサッカー練習施設じゃないかな?と知らないくせに書いてみた。

そうヴェルディには47年の歴史がある。

栄光の歴史があるヴェルディグラウンド、大正力の発した一声ですべてが始まる。


▽読売クラブ創設

まず読売クラブ創設から振り返ると

「120面作りたまえ」

そこから読売クラブは生まれた。大正力、最後の仕事だ。詳しくは40周年記念誌をご覧ください(非売品ですが)

ちょっぴりメモがてら。

簡単に言えば
1968年11月、日本サッカー協会の会長が読売新聞社トップに持ちかけ読売クラブは生まれた。そこから紆余曲折、1969年10月12日読売ランドのグラウンド開き。事実上の読売クラブ誕生は1969年10月1日となってるが始動は10月12日でしょうね。

ヴェルディつうか日本プロサッカーの礎は正力松太郎氏の「120面作りたまえ」からスタートした。都内にそれは実現しなかったが彼の「鶴の一声」ですべてが始まる。
実際作られたのは4面のみ。ロンドンに111面あるグラウンドがあるらしく野津会長(当時のサッカー協会の会長)が吹き込んだから。土地高くて買えないのもあり断念したが4面しか作れないと聞いて「土地買え」って正力さんは仰ってるが財界人はやっぱ強ぇ。
読売サッカー場のグラウンド開きの3日前、1969年10月9日正力松太郎氏は逝去、結局読売クラブ産みの親はその産声を聞くことはなかったが。その遺志は娘婿の小林与三次氏らにより読売クラブは育てられた。


おっと読売クラブ創設からの話はまたの機会に。たぶん2~3日かかるから説明したら。

さて本題
▽公式戦通算勝利数は?
読売クラブ~ヴェルディ川崎~東京ヴェルディ1969~東京ヴェルディ
公式戦だから、ナビスコや天皇杯も含むしvsアジアとか。

さて読売クラブ時代のデータは乏しいVです。
40周年記念誌頼りですね。



手始めに読売クラブから
1969年…うん有名だろうけどヴェルディにはクラブ創設時の資料がない。
東京都社会人リーグBブロック 8グループ
全勝だそう。
うんこれはカウントしません。読売クラブというより日本テレビサッカー部らしい。どちらにせよ初年度の資料がマジないらしい、その雑さがヴェルディっぽい。つうか情けないが。

1970年:19試合: 17勝2敗
1971年:19試合: 11勝6敗2分
1972年:19試合: 7勝11敗1分
1973年:19試合: 10勝5敗4分
1974年:24試合: 14勝6敗4分
1975年:22試合: 12勝5敗5分
1976年:28試合: 15勝9敗4分
1977年:29試合: 18勝10敗1分
1978年:26試合: 15勝10敗1分
1979年:24試合: 15勝9敗0分
70年代累計:229試合: 134勝73敗22分

1980年:23試合: 11勝11敗1分
1981年:24試合: 12勝3敗9分
1982年:22試合: 10勝9敗3分
1983年:24試合: 16勝5敗3分
1984年:26試合: 18勝4敗4分
1985年:33試合: 14勝13敗6分
1986年:28試合: 16勝5敗7分
1987年:35試合: 19勝8敗8分
1988年:28試合: 12勝8敗8分
1989年:32試合: 19勝6敗7分
80年代累計:275試合: 147勝72敗56分

1990年:34試合: 23勝7敗4分
1991年:41試合: 29勝6敗6分
1992年:23試合: 14勝6敗3分
90年代累計:98試合: 66勝19敗13分

1993年:56試合: 42勝13敗1分
1994年:58試合: 41勝15敗2分
1995年:66試合: 43勝22敗1分
1996年:52試合: 32勝16敗4分
1997年:45試合: 14勝28敗3分
1998年:41試合: 17勝23敗1分
1999年:38試合: 21勝14敗3分
2000年:38試合: 17勝16敗5分
V川崎累計:394試合: 227勝147敗20分

2001年:35試合: 12勝20敗3分
2002年:37試合: 15勝18敗4分
2003年:39試合: 15勝15敗9分
2004年:43試合: 22勝14敗7分
2005年:42試合: 8勝19敗15分
2008年:41試合: 10勝23敗8分
東京V J1累計:237試合: 82勝109敗46分

2006年:51試合: 21勝22敗8分※
※ACLの不戦勝4試合はあるが試合してないから割愛します。
2007年:49試合: 26勝12敗11分
2009年:52試合: 21勝20敗11分
2010年:37試合: 17勝13敗7分
2011年:40試合: 17勝12敗11分
2012年:44試合: 21勝17敗6分
2013年:44試合: 15勝15敗14分
2014年:43試合: 9勝19敗15分
2015年:44試合: 17勝17敗10分
2016年:45試合: 12勝20敗13分
東京V J2累計:449試合: 176勝167敗106分


まとめてみよう。
70年代累計 :229試合: 134勝 73敗22分
80年代累計 :275試合: 147勝 72敗56分
90年代累計 : 98試合: 66勝 19敗13分
V川崎累計 :394試合: 227勝147敗20分
東京V J1累計:237試合: 82勝109敗46分
東京V J2累計:449試合: 176勝167敗106分

読売クラブ~ヴェルディ累計
1682試合 832勝587敗263分

勝ち点 2759(832×3+263)
最高勝ち点 5046(1682×3)

勝率 49.5%(832÷1682)
勝ち点率 54.7%(勝ち点2759÷最高勝ち点5046)

▽名門たる預貯金は豊富か。
意外にもまだ半分は勝ってた。語弊があるがこの10年は貯金食いまくりなのは事実だし。
2016年にはついに50%割れしてしまった。
全勝したという初年度や2006年のACLの不戦勝とかを省いたので単に勝ち負けだけなら貯金は250以上あるんだが当たり前に負けて気持ちいい試合などない。

ヴェルディはやっぱり勝たなきゃですよ。
読売クラブやヴェルディ川崎は勝つことで選手は自信をつけ、負けたことで反骨、リベンジした。
負け続けた2014年、リベンジするチャンスはもうすぐやってくる。今一つ勝ち切れずラストは勝てなかった2015年。連勝すらできず3連敗で幕を閉じた2016年。

2017年、ヴェルディ48周年、50周年にはPOいきたいやん。



というわけでまだ832勝。

読売魂、来期は見せてやろうぜ。