大宮・3勝・1敗・1分・7得・5失・差+2
2-0:-(15年)
0-2:1-0(08年)
3-2:1-1(05年)
ヴェルディ得点者
ワシントン:3(05:3)
町田忠道:1(05:1)
ディエゴ:1(08:1)
南秀仁:1(15:1)
田村直也:1(15:1)

大宮得点者
クリスティアン・1(05:1)
森田浩史・1(05:1)
オウンゴール・1(05:1)
デニス マルケス・2(08:2)


▼似たような直近4試合を過ごす両者。
大宮の直近のリーグ戦4試合は1分3敗。特にここにきて連敗中とあり敗けは許されない大宮。家長、カルリーニョスが出場停止だが天皇杯でヴェルディをチンチンにした泉澤は健在、ヴェルディとしては大宮アタッカー陣を封じないと勝ち目はない。
一方ヴェルディは同じく直近4試合は1勝3敗、5位に後退してしまった。まさしく一進一退ならぬ零進二退くらいの衰退ぶり。ここで踏ん張れるか否かがPO圏内、また離されている2位争いに加わるかが問われる試合。首位喰いはそういう意味ではかなり重要な試合。
順当に行けば負けてしまうだろうがやる前から諦める馬鹿はいない。順当をひっくり返せるかが鍵だ。

▼戦う相手はピッチでもレフリーでもない。大宮だ。
レフリーと我慢比べしても仕方ない、例えビハインドになってもPA内で倒されるのを待ってても意味はない。必死にやった結果倒されて得たPKと判定に不服ばかりで肝心のゴール枠内にシュート撃てないのとでは偉い差がある。遅攻ばかりでは大宮の守備体勢はすぐに整う。最近は減った竜士の強引なミドルやゴールに向かうようなクロス、相手の裏をかくようなプレーがないと崩せないままでは時間を無駄にする。ビハインドになればなるほどそのワンプレーワンプレーが無意味になるようなことはしたくない。勝ち点1でももぎ取る粘りを見たい。

▼敗者のメンタリティーを今こそ。
長崎戦後の冨樫コメント
「内容は見てもらったとおり。自分たちがいまやれることはやれたのかなと。
ただ、もう一つサイドのところでシュートを打ちたかったなと思っているし、サッカーとはこういうモノなのかなとあらためて思っている。」
やれる力はこんなもんさ、そもそも20位のメンタリティー、強豪に仲間入りするには時期尚早なのは間違いない。あとはそのメンタリティーを自分等でいかに高め、反逆に生かすか。
0-0の我慢比べしても、0-1になれば和樹コメントのような弱気になればいつも同じ。
「もともとウチは1点を取られたらキツいチームだし、1点を取れたら乗れるチームでもあるから、先制点が大事というのがすごくある。失点してしまったら厳しい」

プロである以上言い訳は醜い。3点ビハインドや2点ビハインドから逆転したのはたまたまですと。そう言うのか?君たちはそんな簡単に諦めるのか?
幸い大宮ががっつり守ってくるとは考えにくい、むしろヴェルディが守備に時間を割かれそうだ。そこで去年なら当たり前に負けた上位に一泡吹かせるメンタリティーはないものか?

▼善朗はスタメンに似つかわしいのか?
事実上サブにこれというスーパーサブはいないし相手も後半から善朗みたいな何でも屋は厄介なはず。
サイドもトップでもイマイチ存在感が薄い善朗だけに一度サブに戻してみたいところ。雅臣や弘希などチャンスに餓えている若手に発奮を促したいし。
善朗の再起がヴェルディの再起のキーワードになりそうだが。

▼コメント
冨樫監督
「自分たちにとっては、その次に出てくる選手も実力的にはそんなに変わらないと思っている。いろいろな想定はできる。アピールしたい選手が絶対にいるわけで、そっちのほうがイヤかもしれない。」

竜士
「やっぱりシュートを打たないと入らないし、自分を含めて積極的に打っていきたい」

井林
「泉澤への対応が大事だと思う。サイドの攻防で負けているとサイドに逃げられてプレスが掛からなくなる」

幸輝
「(泉澤との対戦は)本当に楽しみだし、自分のやり方で圧倒したい」

金澤
「流れを引き寄せるような試合にしたい」