3試合 4勝4敗5分 14得14失+-0差
勝ち点17
勝ち点率43.6%

▽ヴェルディは春にクソ弱い。
データがそう物語るのだから仕方ない。事実なのだ。

苦手な春先、開幕から13試合を経過した現在、ヴェルディは10位でAクラスと奮闘。
42試合と長丁場に見えて1シーズンを90分の試合に換算したら前半27分くらいです。
長いようで短いシーズンもあと半年、後半のアディショナルタイムまで諦めなかったあの2試合のように毎試合気持ちを込めてプレーしたいもんです。

▽昨期のヴェルディ
2014年の第13節時点では
19位勝ち点12
3勝7敗3分 10得16失-6差
比較がこんな成績ではそりゃかなり右肩上がりに見えてしまう。連敗し20位から成長してないなんて愚痴った私だがそこから少しは持ち直し10位に位置付ける冨樫ヴェルディを見くびって申し訳なく感じる、今さら(笑)
まっ昨期と監督もメンバーも変わり同じ成績で残留争いなんてしてるわけにいかまい。
上位躍進は厳しいが可能性はあるしここから下降はしたくない。

▽2015年1月19日。
新体制発表会見にて竹本一彦GMがこう述べている。

「昨年、冨樫監督になってからの11試合の成績が、3勝2敗6引き分けという成績でした。この11試合だけで判断すると、勝ち点で同じチームもありますが、ヴェルディは9位でした。その中で得点が7、失点が6という数字でした。やはり、失点6は満足できますが、得点7というのは、やはり少ない。」
中略
「選手にもスタッフにもまず基準として9位、我々は昨年20位のチームだったので、あまり大きなことは言えませんが
中略
9位という目標設定が現実なのかなと考えています。」

現在10位だが目標はあくまで目標。叶わなくとも目指すことに意味がある。叶うならば欲望は尽きず一つでも順位は上が理想なのだ。
では目標とする9位にはどれだけ勝ち点が必要か?

▽過去5シーズンのJ2 9位の勝ち点率は?
9鳥栖・51・47.2%(10年:19チーム)
9草津・57・50.0%(11年:20チーム)
9北九州・64・50.8%(12年:22チーム)
9栃木・63・50.0%(13年:22チーム)
9京都・60・47.6%(14年:22チーム)

各シーズンより9位を抜粋。09年以前は18チーム制以下、9位が過半数以下に当たり参考にしにくい。
参考になるのはやはり22チーム制になった2012年からだが少なくとも勝ち点60は稼がないと厳しいのは見てとれる。分かりやすいのはやはり年間勝ち点率5割。42試合×勝ち点3で最多勝ち点126、5割は63だ。
60がノルマだが63はもう一つのノルマでもある。

▽ご存知のJ2プレーオフ。
2014年は7位大分が63、6位山形が64。プレーオフの余裕あるノルマは勝ち点66。9位という目標が勝ち点63以上とすると、プレーオフさえ狙える目標となる。もちろんヴェルディがプレーオフを勝ち上がりJ1へ挑むのは時期尚早だ、と言っても過言ではない。いや間違いなく上がるのは自殺行為だろ。ただ若手にJ1へ挑むチャンスを与えたい。J2残留争いよりJ1昇格争いのほうがそりゃ楽しい。目標として9位を掲げるならば勝ち点63は提言したい。


▽勝ち点60を目標とすると
勝ち点17、残り29試合で勝ち点43。
29試合での最多勝ち点は87、49.7%と現状のサッカーなら決して難しい数値ではない。
もちろん連敗や引き分けが多発すれば厳しくなる。いかに決めるべきシーンは決め、やられそうな場面でしっかりゴールを守るか。

▽勝ち点66を目標とすると
残り29試合で勝ち点49。
56.3%と現状のサッカーではかなり難しい数値。単純に16勝12敗1分しないとならないわけで勝てないで引き分けてもしくは負けてばかりいたらあっという間に勝ち点66は不可能になる。正直今のヴェルディに勝ち点66は時期尚早な目標となる。


▽どちらにせよ9位という目標を忘れてはならない。
課題は尽きないが不言実行。目標9位を成し遂げないと。
正直今年も二桁順位が妥当なイメージがついてしまったヴェルディ、前年が前年だけにあまり過度な期待はできない。だからこそ9位以上でシーズンを戦えば期待を良い意味で裏切るわけだ。
勝ち点目標は60としよう。たぶん11位くらいになる、Aクラス入りすれば上出来だとは思う。やる選手らからすればそれじゃ何も掴めないがホップステップがなければジャンプできない。
日曜から始まる戦い、ヴェルディがどう立ち向かうか、甘やかすつもりはない。勝てないのであれば勝ち点は増えない。去年のような苦いシーズンにしないためにもそろそろ勝たないと。