08年
札幌
07年J2主力メンバー
GK高木
DF西澤、曽田、西嶋、ブルーノ
MF砂川、大塚、芳賀、藤田、西谷、鄭
FW石井、ダヴィ、中山
08年補強メンバー
DF堀田 0試合
DF吉弘 9試合
DF平岡 14試合
DF坪内 30試合
DF柴田 14試合3得点
DF箕輪 12試合
MFディビッドソン 17試合
MFアルセウ 0試合
MFクライトン 30試合2得点
FWノナト 1試合
FW宮澤 6試合1得点
FW横野 1試合
FWアンデルソン 16試合4得点
FWエジソン 0試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:14名
補強主力規定者数:3名
08年J1主力メンバー
DF坪内
MF砂川、クライトン、芳賀、西
FWダヴィ、アンデルソン
主力7名:補強3名・42.9%
補強診断:J2を堅守で優勝したクラブはJ1で通じないと言わんばかりの降格ぶり。J2降格請負人の坪内しか主力規定を満たせず早々とJ1の残留争いから脱落し守備崩壊。頼りの新助っ人FWがハズレると話にならない典型か。
東京V
part 1 冒頭に記載のため省略
京都
07年J2主力メンバー
GK平井
DF平島、角田、中谷
MF斉藤、石井、倉貫、渡邉
FW徳重、パウリーニョ
08年補強メンバー
GK水谷 26試合
GK伊藤 0試合
DF水本 18試合1得点
DF増嶋 32試合
DFシジクレイ 33試合1得点
MF佐藤 34試合3得点
MFアタリバ 17試合1得点
MF中村 1試合
MF加藤 2試合
MFウィリアム 0試合
MFフェルナンジーニョ 16試合3得点
FW柳沢 32試合14得点
FW林 19試合1得点
FW宮吉 2試合
年間順位14位/18クラブ
補強人数:14名
補強主力規定者数:6名
08年J1主力メンバー
GK水谷
DFシジクレイ、中谷、手島、増嶋、角田
MFフェルナンジーニョ、佐藤、渡邉
FW田原、柳沢
主力11名:補強6名・54.5%
補強診断:順位は14位と苦戦したが他の昇格初年度組と違うのは攻守に的確な補強ができた点。水谷、増嶋、シジクレイと守備の強化もまずまず、中盤から前も柳沢が再生し残留に貢献。補強は及第点。
09年
広島
08年J2主力メンバー
DFストヤノフ、槙野
MF青山、森崎浩、森崎和、柏木、高萩、李、服部
FW佐藤
09年補強メンバー
GK原 1試合
GK大森 0試合
DF西河 0試合
MF中島 30試合
MFミキッチ 25試合
FW李 8試合
FW大崎 1試合
年間順位4位/18クラブ
補強人数:7名
補強主力規定者数:2名
09年J1主力メンバー
GK中林
DFストヤノフ、槙野、森脇、中島
MF青山、柏木、ミキッチ、高萩、服部、高柳
FW佐藤
主力12名:補強2名・16.7%
補強診断:監督の理念やクラブの方向性が合致、4位躍進と予想以上に戦えた。補強では中島が屋台骨になり守備強化。森崎ツインズこそ長期離脱するもしっかりと穴を埋め昇格初年度の最高順位を更新、最も10C大阪、11柏にあっさり塗り替えられたが。
山形
08年J2主力メンバー
GK清水
DFレオナルド、石川、石井
MF宮崎、宮沢、宮本、佐藤、秋葉、馬場
FW長谷川、北村
09年補強メンバー
GK植草 0試合
DF小林 25試合
DF栗原 0試合
DF西河 14試合1得点
MFアンドレ 0試合
MF古橋 24試合7得点
MFキム 15試合2得点
MF佐藤 0試合
MF赤星 8試合
FWジャジャ 2試合1得点
FWファグネル 1試合
年間順位15位/18クラブ
補強人数:11名
補強主力規定者数:3名
09年J1主力メンバー
GK清水
DF石川、小林、西河
MF宮崎、宮沢、宮本、佐藤、秋葉
FW古橋、北村、長谷川
主力12名:補強3名・25.0%
補強診断:降格候補筆頭に名前を挙げられたものの総合力で残留したチーム。補強では古橋と小林、西河が貢献したくらいで必ずしもメンツで結果は決まらないことを実証。
10年
仙台
09年J2主力メンバー
GK林
DF渡辺、エリゼウ
MF千葉、永井、梁、関口、菅井、斉藤
FW中原、中島、平瀬
10年補強メンバー
DF鎌田 27試合2得点
MFフェルナンジーニョ 26試合8得点
MF太田 21試合
MF高橋 13試合
FWレイナルド 3試合
FWパク 9試合1得点
FW赤嶺 15試合4得点
FW奥埜 0試合
年間順位14位/18クラブ
補強人数:8名
補強主力規定者数:3名
10年J1主力メンバー
GK林
DF鎌田、菅井、朴
MF千葉、梁、関口、富田、フェルナンジーニョ、田村、斉藤
FW中原、赤嶺
主力13名:補強3名・23.1%
補強診断:残留は成し遂げたものの補強に効果的なものがなかったのがC大阪との差。最も熟成型であり後に上位躍進に繋がるのも事実。J1で通用するFWがいればもっと楽に戦えたはずだが。
C大阪
09年J2主力メンバー
GKキム
DF羽田、チアゴ、石神
MF乾、香川、酒本
FWカイオ、小松
10年補強メンバー
GK松井 15試合
GK荻野 0試合
DF茂庭 34試合
DF上本 33試合
DF扇原 0試合
MFアマラウ 32試合5得点
MF家長 31試合4得点
MF清武 25試合4得点
FW播戸 18試合5得点
FWアドリアーノ 27試合14得点
FW高橋 29試合3得点
FW永井 7試合
FW杉本 0試合
年間順位3位/18クラブ
補強人数:13名
補強主力規定者数:7名
10年J1主力メンバー
DF茂庭、上本
MFアマラウ、乾、マルチネス、清武、家長、高橋、丸橋
FWアドリアーノ、小松
主力11名:補強7名・63.6%
補強診断:まず香川を欠いて3位に躍進した一番の補強ポイントは茂庭、上本というCBでしょう。コラムにもあるが守備が安定しアドリアーノが働いた、理に適った補強の成功例。清武や丸橋の台頭などもあるが3位に躍進する要素は豊富、補強による強化の見本となる適材適所ぶり。
湘南
09年J2主力メンバー
GK野澤
DFジャーン、山口、臼井、村松
MF田村、寺川、坂本、アジエル、永田、中村
FW阿部、田原
10年補強メンバー
GK黒沢 0試合
GK伊藤 0試合
GK都築 15試合
DF小澤 11試合
DF遠藤 6試合1得点
DF武田 0試合
MF松尾 0試合
MF馬場 16試合1得点
MF小林 1試合
MF林 0試合
MFハン 19試合
MF古林 7試合
MF松浦 0試合
MFエメルソン 20試合4得点
MF永木 11試合
FW中山 3試合1得点
FW新居 17試合
FW三平 9試合1得点
FWチェ 0試合
FWヴァウド 8試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:20名
補強主力規定者数:1名
10年J1主力メンバー
DF臼井、村松、島村
MF寺川、坂本、中村、エメルソン
FW田原、阿部
主力9名:補強1名・11.1%
補強診断:開戦前から降格候補に挙げられたように全体的な戦力に乏しく、いかに反町流で切り抜けるか求められたチーム。補強で効果的なものもなく必然の降格。J2 3位の呪縛を作り出してしまった。
柏
10年J2主力メンバー
GK菅野
DF近藤、パク、小林、橋本
MF大谷、レアンドロ、茨田、栗澤
FW澤、工藤、ホジェル
11年補強メンバー
DF中島 3試合
DF増嶋 25試合
MFジョルジ 31試合11得点
MFアン 2試合
MF兵働 16試合1得点
MF相馬 0試合
MF山中 0試合
年間順位1位/18クラブ
補強人数:7名
補強主力規定者数:2名
11年J1主力メンバー
GK菅野
DF近藤、酒井、増嶋、橋本
MF大谷、澤、レアンドロ、ジョルジ、茨田、栗澤
FW北嶋、田中、工藤
主力14名:補強2名・14.3%
補強診断:素直に賛辞を送りたい昇格初年度に優勝。恐らく2度と起きない初年度優勝だが補強は例外なくピンポイントのみ。若手の台頭や助っ人の活躍、何より成熟したチームならば不可能ではないという証明に。補強自体は適材適所。
甲府
10年J2主力メンバー
GK荻
DF山本、ダニエル、吉田、内山
MF秋本、石原、養父、藤田、保坂
FWマラニョン、マイク、パウリーニョ
11年補強メンバー
GK岡 0試合
GK岡西 0試合
DF冨田 18試合
DF小林 11試合
DF市川 22試合
MF伊東 28試合
MF犬塚 5試合1得点
MF内田 9試合
MFフジネイ 2試合
MF永里 14試合
FW阿部 24試合4得点
FW加部 0試合
FWダヴィ 10試合
年間順位16位/18クラブ
補強人数:13名
補強主力規定者数:2名
11年J1主力メンバー
GK荻
DF山本、ダニエル、吉田
MF柏、片桐、伊東
FWパウリーニョ、マイク、阿部
主力10名:補強2名・20.0%
補強診断:チームを長らく支えた藤田らが退団し伊東らを補強、ただJ1は甘くない。補強自体はピンポイントであるがチームスタイルを大きく変えたこともマイナスに働き、シーズン後にはマイクの造反も。補強もさることながらクラブのビジョンも甲府は不透明。必然の降格となった。
福岡
10年J2主力メンバー
GK神山
DF山形、田中誠、丹羽、中島
MF久藤、永里、中町、末吉
FW岡本、大久保
11年補強メンバー
DF和田 21試合
DF小原 20試合
DF畑本 0試合
DFキム 18試合
MF清水 5試合
MF成岡 27試合3得点
MF松浦 32試合3得点
MF牛之濱 4試合
FW重松 25試合2得点
FW石津 0試合
FWハマゾッチ 4試合1得点
年間順位17位/18クラブ
補強人数:11名
補強主力規定者数:3名
11年J1主力メンバー
DF山形、丹羽
MF中町、鈴木、松浦、成岡、末吉
FW城後、田中佑、岡本、重松
主力11名:補強3名・27.3%
補強診断:前年のJ2 3位湘南がJ1に屈したのを受け、福岡に危機感はあったはずだが補強は地味に進みJ1仕様にチームを作れず。慌てふためいた無駄な補強はないものの補強効果はほぼ皆無。最下位こそ免れたがチームはJ2に降格。
FC東京
11年J2主力メンバー
DF徳永、森重、高橋、今野、椋原
MF梶山、羽生、田邉、谷澤
FWロベルト、ルーカス
12年補強メンバー
DF加賀 17試合
DF太田 14試合
DF丸山 3試合
DFチャン 14試合
MF長谷川 28試合3得点
MF大竹 3試合
MF河野 9試合1得点
MF幸野 3試合
MF橋本 0試合
MFヴチチェヴィッチ 13試合6得点
MF武藤 0試合
MF三田 1試合
FW渡邉 27試合6得点
FW林 1試合
FW重松 1試合
年間順位10位/18クラブ
補強人数:15名
補強主力規定者数:2名
12年J1主力メンバー
GK権田
DF徳永、森重
MF高橋、米本、長谷川、梶山、石川、ヴチチェヴィッチ
FW渡邉、ルーカス
主力11名:補強3名・27.3%
補強診断:今野放出は痛いがACLも見越した補強は羨ましい限りだった。ただ補強はほとんど当たらぬまま。長谷川、渡邉は主力として期待に応えたが他にヴチチェヴィッチくらい。河野や加賀らの戦力の上積みがなかったのが上位躍進に繋がらなかった一因か。残留は余裕で果たしたがクラブの目標は達したわけがない、補強は失敗と言える。
鳥栖
11年J2主力メンバー
DF木谷、磯崎、丹羽、ヨ
MF岡本、キム、早坂
FW豊田、野田、池田
12年補強メンバー
GK藤嶋 0試合
DF小林 26試合2得点
DFクナン 31試合1得点
DF黒木恭 0試合
DF坂井 2試合
DF岸田 1試合
MF犬塚 4試合
MF高橋 16試合
MF船谷 2試合
MF黒木晃 3試合
MF水沼 33試合5得点
MF清武 2試合
FW岡田 19試合
FWトジン 23試合3得点
年間順位5位/18クラブ
補強人数:14名
補強主力規定者数:4名
12年J1主力メンバー
GK赤星
DF磯崎、小林、クナン、丹羽、ヨ
MF岡本、水沼、ミヌ、藤田
FWトジン、豊田、池田
主力13名:補強4名・30.8%
補強診断:最終順位5位、序盤から安定し終盤までその安定ぶりは意外なほど通じた。補強は正にピンポイント、キムクナンと小林を補強したDF陣と水沼が実に噛み合い豊田を中心にした攻撃も安定。上位躍進を果たし補強は◎でしょう。
札幌
11年J2主力メンバー
GKイ
DF岩沼、山下
MF河合、高木純、砂川、宮澤、古田
FW内村、近藤、ジオゴ
12年補強メンバー
GK杉山 11試合
DFノース 21試合
DFジュニーニョ 0試合
DF小山内 0試合
DF奈良 22試合1得点
DF前 15試合
DF金 9試合
MF高柳 0試合
MF山本 25試合3得点
MF荒野 3試合
MFハモン 10試合1得点
FW大島 20試合
FWキリノ 7試合
FW前田 14試合1得点
FW榊 12試合2得点
FWテレ 5試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:16名
補強主力規定者数:1名
12年J1主力メンバー
DF岩沼
MF河合、山本、宮澤、古田、岡本
FW内村
主力7名:補強1名・14.3%
補強診断:補強云々がというレベルではない。あえて言えばDFがこれほど計算立たずに河合、宮澤、山本と中盤から下げてまで起用せざる得なかった戦力不足がいただけない。的確な処置もままならず与えられたメンバーで石崎監督も現状打破は厳しいまま最速の降格となった。
※2013年に関しては2014年3月の赤本発売後に修正するので確定値ではありません。
甲府
12年J2主力メンバー
GK荻
DF福田、ドウグラス、佐々木、
MF山本、井澤、柏、フェルナンジーニョ
FWダヴィ
13年補強メンバー
GK河田 17試合
GK岡西 0試合
DF土屋 22試合2得点
DF青山 29試合2得点
MF羽生 20試合
MF水野 19試合
MF新井 3試合
MF金子 9試合
MF若杉 0試合
MFマルキーニョスパラナ 21試合
FW平本 23試合3得点
FWウーゴ 15試合5得点
FWレニー 0試合
FWオルティゴサ 8試合1得点
FWジウシーニョ 16試合
FWパトリック 16試合5得点
FW橋爪 3試合
FW河本 24試合1得点
FWポッチケ 0試合
年間順位15位/18クラブ
補強人数:19名
補強主力規定者数:3名
13年J1主力メンバー
DF福田、佐々木、青山
MF山本、柏
FW河本、平本
主力7名:補強3名・42.9%
補強診断:即戦力CBを中心に補強したことは大きく青山は貢献、バウルも1試合未達だが残留に貢献した。ただ助っ人が大荒れ。9番だけで3人登録(レニー、オルティゴサ、ジウシーニョ)したがオルティゴサの1ゴールのみ。11番の二人(ウーゴ、パトリック)はそれぞれ5ゴールでチーム得点王だがダヴィの穴は埋まらず。残留は果たしたが補強に関しては一貫性がなく苦戦を象徴してしまった。
湘南
12年J2主力メンバー
GK阿部
DF鎌田、遠藤、大野、島村
MF古林、永木、高山
FWキリノ、菊池、古橋
13年補強メンバー
GK鈴木 0試合
GK安藤 10試合
GKアレックスサンターナ 12試合
DF宇佐美 9試合
DFクォン 4試合
DF村岡 0試合
DF三竿 0試合
MF荒堀 2試合
MF梶川 23試合2得点
MF吉濱 0試合
MF中川 7試合
MF大竹 9試合1得点
FWエジバウド 3試合
FWステボ 8試合1得点
FWウェリントン 16試合3得点
FW武富 21試合3得点
FW河野 1試合
FW田村 0試合
年間順位16位/18クラブ
補強人数:18名
補強主力規定者数:1名
13年J1主力メンバー
DF大野、島村
MF古林、永木、ハン、高山、梶川
FW菊池
主力8名:補強1名・12.5%
補強診断:結果として降格したんだから補強は失敗なのだがそもそも的確だったのか疑問も。不安視した守備面の補強が全く釣果ないし攻撃も実績しか知らないが誰も当たらず。梶川も貢献したとは言い難い。クラブ強化の難しさを露呈したがクラブとして身の丈を生かせないままの降格は仕方ないで済まされるのか?J1仕様にクラブレベルが到達しないままJ1を戦うリスクを他クラブにまた見せただけか。
大分
12年J2主力メンバー
GK清水
DF阪田、石神
MF村井、夛田、宮沢、丸谷
FW三平、高松、森島
13年補強メンバー
GK金 0試合
DF高木 21試合
DF深谷 4試合
DF児玉 11試合
DF辻尾 13試合
MF木村 24試合1得点
MF松本怜 8試合1得点
MF松本昌 9試合1得点
MFロドリゴマンシャ 29試合
MF梶山 9試合1得点
FW小松 5試合1得点
FW後藤 3試合
FW松田 9試合4得点
年間順位18位/18クラブ
補強人数:13名
補強主力規定者数:2名
13年J1主力メンバー
GK丹野
DF阪田、安川
MF木村、西、ロドリゴ
FWチェ、高松、森島
主力9名:補強2名・22.2%
補強診断:資金難なのは百も承知、それでも戦い抜く力があるか見たかった。甲府や湘南と違うのは地団駄を踏む力すらなかったこと、バタバタと補強する余力もないのは分かってたがJ1に昇格を認可したJの責任も問いたい。
補強は木村、ロドリゴマンシャが活躍したくらい。DFとFWの補強に関しては失敗と言えるだろう。
コラムにもあるが1シーズンになってから4クラブが1桁順位でシーズンを終えていた、コラムは2011年1月時点のため11柏、12鳥栖が加わり6クラブとなった。
11柏・1位・14.3%
10C大阪・3位・63.6%
09広島・4位・16.7%
12鳥栖・5位・30.8%
05川崎・8位・0.0%
07柏・8位・36.4%
いずれも攻撃的なスタイルの印象で10C大阪を除きピンポイント補強が目立つ。10C大阪は課題の守備強化に補強で成功、05年以降では6割越えしているのは10C大阪だけであり主力を半数以上補強して上位に躍進した唯一の事例となった。
07神戸・10位・45.5%
12FC東京・10位・27.3%
05大宮・13位・9.1%
08京都・14位・54.5%
10仙台・14位・23.1%
06甲府・15位・30.0%
09山形・15位・25.0%
13甲府・15位・42.9%
上位躍進か残留か降格か、それぞれのクラブ事情も加味しないと数値だけでは判断しかねる。こればかりは紙一重でもちろんやるのはピッチに立つ11人+αの選手ではあるが戦術、采配などは監督スタッフ、そしてフロント、さらにスポンサー、サポーター、正に三位一体となって戦いそして勝ち抜かないとならない。降格したクラブはどれかが欠け優勝した11柏がすべて完璧なわけでもないが結果として残留を果たしたクラブは結果を出しただけ称賛に相応しい。
06福岡・16位・33.3%
11甲府・16位・20.0%
13湘南・16位・12.5%
08東京V・17位・45.5%
11福岡・17位・27.3%
06京都・18位・57.1%
07横浜FC・18位・55.6%
08札幌・18位・42.9%
10湘南・18位・11.1%
12札幌・18位・14.3%
13大分・18位・22.2%
降格圏内で特徴的なのは補強が当たらないことか補強がピンポイントの補強になっていないこと。
結果として補強失敗と言わざるをえず残留出来なければ補強はすべて失敗と言って過言ではない。
まとめてみて改めて気づくがJ1は1シーズンになってから補強はいかにピンポイントが理想かということ。11柏や09広島が正にそれで05川崎に至っては事実上の補強なし、10C大阪は弱点克服。
それでもJ1で昇格初年度に優勝や上位に食い込むわけで補強の在り方を考えさせられる。
00年~13年昇格組の補強診断まとめ。
11柏・1位・14.3%
10C大阪・3位・63.6%
09広島・4位・16.7%
02京都・5位・25.0%
12鳥栖・5位・30.8%
00FC東京・7位・30.8%
05川崎・8位・0.0%
07柏・8位・36.4%
03C大阪・9位・30.0%
03C大阪だけはAクラスではないが1桁順位に昇格初年度に入る難しさは伝わる。32クラブが挑み1桁順位はわずか9クラブ、28.1%と3割未満という狭き門。05川崎、10C大阪を除けば新戦力は3割程度あれば躍進可能。
01浦和・10位・45.5%
04新潟・10位・60.0%
07神戸・10位・45.5%
12FC東京・10位・27.3%
01札幌・11位・20.0%
04広島・12位・36.4%
02仙台・13位・60.0%
05大宮・13位・9.1%
03大分・14位・27.3%
08京都・14位・54.5%
10仙台・14位・23.1%
06甲府・15位・30.0%
09山形・15位・25.0%
13甲府・15位・42.9%
14クラブが残留圏内。多種多様ではあるが比較的高い新戦力台頭も残留出来ており補強のピンポイント性、弱点克服は必需。
00川崎F・16位・62.5%
06福岡・16位・33.3%
11甲府・16位・20.0%
13湘南・16位・12.5%
08東京V・17位・45.5%
11福岡・17位・27.3%
06京都・18位・57.1%
07横浜FC・18位・55.6%
08札幌・18位・42.9%
10湘南・18位・11.1%
12札幌・18位・14.3%
13大分・18位・22.2%
残留出来なかった12クラブも必ずしも新戦力が台頭していないわけではないが弱点が弱点のままで終わるのが特徴的か。補強で後手を踏んだクラブは顕著に表れているが資金難だったりそもそもJ1仕様にまだなれないクラブが早まった昇格に適応できていない、コラムでは10湘南がそう触れられたが降格したクラブはすべてそうであると思う。
あれ以上J2にいたら厳しかったであろう08ヴェルディであっても上がるには時期早々だったと認めざるえない、07年に上がらなければならなかったのは確かだが7連敗したクラブがJ2を勝ち上がれたというのも皮肉ではある。そこで幸運を使い果たし、勝ち点37、驚いたことに12G大阪が勝ち点38、12神戸が勝ち点39で更新してくれましたが当時の最高勝ち点での自動降格という不運に見舞われるのも歴史の一ページ。上がらずに、いや上がれずに6シーズン目をJ2で迎え、経営的な理由と諸事情が重なり主力格を流出している2014シーズンのヴェルディ。いよいよ満を持してJ1へ挑まなければ。
2014シーズン
昇格組はG大阪、神戸、徳島。
G大阪も神戸も補強は精力的。徳島がやはり見劣りするが蓋を開けてみないとこればかりはわからない。J1を知るG大阪、神戸はともかく4位から挑む徳島の結末がどうなるか楽しみだ。
札幌
07年J2主力メンバー
GK高木
DF西澤、曽田、西嶋、ブルーノ
MF砂川、大塚、芳賀、藤田、西谷、鄭
FW石井、ダヴィ、中山
08年補強メンバー
DF堀田 0試合
DF吉弘 9試合
DF平岡 14試合
DF坪内 30試合
DF柴田 14試合3得点
DF箕輪 12試合
MFディビッドソン 17試合
MFアルセウ 0試合
MFクライトン 30試合2得点
FWノナト 1試合
FW宮澤 6試合1得点
FW横野 1試合
FWアンデルソン 16試合4得点
FWエジソン 0試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:14名
補強主力規定者数:3名
08年J1主力メンバー
DF坪内
MF砂川、クライトン、芳賀、西
FWダヴィ、アンデルソン
主力7名:補強3名・42.9%
補強診断:J2を堅守で優勝したクラブはJ1で通じないと言わんばかりの降格ぶり。J2降格請負人の坪内しか主力規定を満たせず早々とJ1の残留争いから脱落し守備崩壊。頼りの新助っ人FWがハズレると話にならない典型か。
東京V
part 1 冒頭に記載のため省略
京都
07年J2主力メンバー
GK平井
DF平島、角田、中谷
MF斉藤、石井、倉貫、渡邉
FW徳重、パウリーニョ
08年補強メンバー
GK水谷 26試合
GK伊藤 0試合
DF水本 18試合1得点
DF増嶋 32試合
DFシジクレイ 33試合1得点
MF佐藤 34試合3得点
MFアタリバ 17試合1得点
MF中村 1試合
MF加藤 2試合
MFウィリアム 0試合
MFフェルナンジーニョ 16試合3得点
FW柳沢 32試合14得点
FW林 19試合1得点
FW宮吉 2試合
年間順位14位/18クラブ
補強人数:14名
補強主力規定者数:6名
08年J1主力メンバー
GK水谷
DFシジクレイ、中谷、手島、増嶋、角田
MFフェルナンジーニョ、佐藤、渡邉
FW田原、柳沢
主力11名:補強6名・54.5%
補強診断:順位は14位と苦戦したが他の昇格初年度組と違うのは攻守に的確な補強ができた点。水谷、増嶋、シジクレイと守備の強化もまずまず、中盤から前も柳沢が再生し残留に貢献。補強は及第点。
09年
広島
08年J2主力メンバー
DFストヤノフ、槙野
MF青山、森崎浩、森崎和、柏木、高萩、李、服部
FW佐藤
09年補強メンバー
GK原 1試合
GK大森 0試合
DF西河 0試合
MF中島 30試合
MFミキッチ 25試合
FW李 8試合
FW大崎 1試合
年間順位4位/18クラブ
補強人数:7名
補強主力規定者数:2名
09年J1主力メンバー
GK中林
DFストヤノフ、槙野、森脇、中島
MF青山、柏木、ミキッチ、高萩、服部、高柳
FW佐藤
主力12名:補強2名・16.7%
補強診断:監督の理念やクラブの方向性が合致、4位躍進と予想以上に戦えた。補強では中島が屋台骨になり守備強化。森崎ツインズこそ長期離脱するもしっかりと穴を埋め昇格初年度の最高順位を更新、最も10C大阪、11柏にあっさり塗り替えられたが。
山形
08年J2主力メンバー
GK清水
DFレオナルド、石川、石井
MF宮崎、宮沢、宮本、佐藤、秋葉、馬場
FW長谷川、北村
09年補強メンバー
GK植草 0試合
DF小林 25試合
DF栗原 0試合
DF西河 14試合1得点
MFアンドレ 0試合
MF古橋 24試合7得点
MFキム 15試合2得点
MF佐藤 0試合
MF赤星 8試合
FWジャジャ 2試合1得点
FWファグネル 1試合
年間順位15位/18クラブ
補強人数:11名
補強主力規定者数:3名
09年J1主力メンバー
GK清水
DF石川、小林、西河
MF宮崎、宮沢、宮本、佐藤、秋葉
FW古橋、北村、長谷川
主力12名:補強3名・25.0%
補強診断:降格候補筆頭に名前を挙げられたものの総合力で残留したチーム。補強では古橋と小林、西河が貢献したくらいで必ずしもメンツで結果は決まらないことを実証。
10年
仙台
09年J2主力メンバー
GK林
DF渡辺、エリゼウ
MF千葉、永井、梁、関口、菅井、斉藤
FW中原、中島、平瀬
10年補強メンバー
DF鎌田 27試合2得点
MFフェルナンジーニョ 26試合8得点
MF太田 21試合
MF高橋 13試合
FWレイナルド 3試合
FWパク 9試合1得点
FW赤嶺 15試合4得点
FW奥埜 0試合
年間順位14位/18クラブ
補強人数:8名
補強主力規定者数:3名
10年J1主力メンバー
GK林
DF鎌田、菅井、朴
MF千葉、梁、関口、富田、フェルナンジーニョ、田村、斉藤
FW中原、赤嶺
主力13名:補強3名・23.1%
補強診断:残留は成し遂げたものの補強に効果的なものがなかったのがC大阪との差。最も熟成型であり後に上位躍進に繋がるのも事実。J1で通用するFWがいればもっと楽に戦えたはずだが。
C大阪
09年J2主力メンバー
GKキム
DF羽田、チアゴ、石神
MF乾、香川、酒本
FWカイオ、小松
10年補強メンバー
GK松井 15試合
GK荻野 0試合
DF茂庭 34試合
DF上本 33試合
DF扇原 0試合
MFアマラウ 32試合5得点
MF家長 31試合4得点
MF清武 25試合4得点
FW播戸 18試合5得点
FWアドリアーノ 27試合14得点
FW高橋 29試合3得点
FW永井 7試合
FW杉本 0試合
年間順位3位/18クラブ
補強人数:13名
補強主力規定者数:7名
10年J1主力メンバー
DF茂庭、上本
MFアマラウ、乾、マルチネス、清武、家長、高橋、丸橋
FWアドリアーノ、小松
主力11名:補強7名・63.6%
補強診断:まず香川を欠いて3位に躍進した一番の補強ポイントは茂庭、上本というCBでしょう。コラムにもあるが守備が安定しアドリアーノが働いた、理に適った補強の成功例。清武や丸橋の台頭などもあるが3位に躍進する要素は豊富、補強による強化の見本となる適材適所ぶり。
湘南
09年J2主力メンバー
GK野澤
DFジャーン、山口、臼井、村松
MF田村、寺川、坂本、アジエル、永田、中村
FW阿部、田原
10年補強メンバー
GK黒沢 0試合
GK伊藤 0試合
GK都築 15試合
DF小澤 11試合
DF遠藤 6試合1得点
DF武田 0試合
MF松尾 0試合
MF馬場 16試合1得点
MF小林 1試合
MF林 0試合
MFハン 19試合
MF古林 7試合
MF松浦 0試合
MFエメルソン 20試合4得点
MF永木 11試合
FW中山 3試合1得点
FW新居 17試合
FW三平 9試合1得点
FWチェ 0試合
FWヴァウド 8試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:20名
補強主力規定者数:1名
10年J1主力メンバー
DF臼井、村松、島村
MF寺川、坂本、中村、エメルソン
FW田原、阿部
主力9名:補強1名・11.1%
補強診断:開戦前から降格候補に挙げられたように全体的な戦力に乏しく、いかに反町流で切り抜けるか求められたチーム。補強で効果的なものもなく必然の降格。J2 3位の呪縛を作り出してしまった。
柏
10年J2主力メンバー
GK菅野
DF近藤、パク、小林、橋本
MF大谷、レアンドロ、茨田、栗澤
FW澤、工藤、ホジェル
11年補強メンバー
DF中島 3試合
DF増嶋 25試合
MFジョルジ 31試合11得点
MFアン 2試合
MF兵働 16試合1得点
MF相馬 0試合
MF山中 0試合
年間順位1位/18クラブ
補強人数:7名
補強主力規定者数:2名
11年J1主力メンバー
GK菅野
DF近藤、酒井、増嶋、橋本
MF大谷、澤、レアンドロ、ジョルジ、茨田、栗澤
FW北嶋、田中、工藤
主力14名:補強2名・14.3%
補強診断:素直に賛辞を送りたい昇格初年度に優勝。恐らく2度と起きない初年度優勝だが補強は例外なくピンポイントのみ。若手の台頭や助っ人の活躍、何より成熟したチームならば不可能ではないという証明に。補強自体は適材適所。
甲府
10年J2主力メンバー
GK荻
DF山本、ダニエル、吉田、内山
MF秋本、石原、養父、藤田、保坂
FWマラニョン、マイク、パウリーニョ
11年補強メンバー
GK岡 0試合
GK岡西 0試合
DF冨田 18試合
DF小林 11試合
DF市川 22試合
MF伊東 28試合
MF犬塚 5試合1得点
MF内田 9試合
MFフジネイ 2試合
MF永里 14試合
FW阿部 24試合4得点
FW加部 0試合
FWダヴィ 10試合
年間順位16位/18クラブ
補強人数:13名
補強主力規定者数:2名
11年J1主力メンバー
GK荻
DF山本、ダニエル、吉田
MF柏、片桐、伊東
FWパウリーニョ、マイク、阿部
主力10名:補強2名・20.0%
補強診断:チームを長らく支えた藤田らが退団し伊東らを補強、ただJ1は甘くない。補強自体はピンポイントであるがチームスタイルを大きく変えたこともマイナスに働き、シーズン後にはマイクの造反も。補強もさることながらクラブのビジョンも甲府は不透明。必然の降格となった。
福岡
10年J2主力メンバー
GK神山
DF山形、田中誠、丹羽、中島
MF久藤、永里、中町、末吉
FW岡本、大久保
11年補強メンバー
DF和田 21試合
DF小原 20試合
DF畑本 0試合
DFキム 18試合
MF清水 5試合
MF成岡 27試合3得点
MF松浦 32試合3得点
MF牛之濱 4試合
FW重松 25試合2得点
FW石津 0試合
FWハマゾッチ 4試合1得点
年間順位17位/18クラブ
補強人数:11名
補強主力規定者数:3名
11年J1主力メンバー
DF山形、丹羽
MF中町、鈴木、松浦、成岡、末吉
FW城後、田中佑、岡本、重松
主力11名:補強3名・27.3%
補強診断:前年のJ2 3位湘南がJ1に屈したのを受け、福岡に危機感はあったはずだが補強は地味に進みJ1仕様にチームを作れず。慌てふためいた無駄な補強はないものの補強効果はほぼ皆無。最下位こそ免れたがチームはJ2に降格。
FC東京
11年J2主力メンバー
DF徳永、森重、高橋、今野、椋原
MF梶山、羽生、田邉、谷澤
FWロベルト、ルーカス
12年補強メンバー
DF加賀 17試合
DF太田 14試合
DF丸山 3試合
DFチャン 14試合
MF長谷川 28試合3得点
MF大竹 3試合
MF河野 9試合1得点
MF幸野 3試合
MF橋本 0試合
MFヴチチェヴィッチ 13試合6得点
MF武藤 0試合
MF三田 1試合
FW渡邉 27試合6得点
FW林 1試合
FW重松 1試合
年間順位10位/18クラブ
補強人数:15名
補強主力規定者数:2名
12年J1主力メンバー
GK権田
DF徳永、森重
MF高橋、米本、長谷川、梶山、石川、ヴチチェヴィッチ
FW渡邉、ルーカス
主力11名:補強3名・27.3%
補強診断:今野放出は痛いがACLも見越した補強は羨ましい限りだった。ただ補強はほとんど当たらぬまま。長谷川、渡邉は主力として期待に応えたが他にヴチチェヴィッチくらい。河野や加賀らの戦力の上積みがなかったのが上位躍進に繋がらなかった一因か。残留は余裕で果たしたがクラブの目標は達したわけがない、補強は失敗と言える。
鳥栖
11年J2主力メンバー
DF木谷、磯崎、丹羽、ヨ
MF岡本、キム、早坂
FW豊田、野田、池田
12年補強メンバー
GK藤嶋 0試合
DF小林 26試合2得点
DFクナン 31試合1得点
DF黒木恭 0試合
DF坂井 2試合
DF岸田 1試合
MF犬塚 4試合
MF高橋 16試合
MF船谷 2試合
MF黒木晃 3試合
MF水沼 33試合5得点
MF清武 2試合
FW岡田 19試合
FWトジン 23試合3得点
年間順位5位/18クラブ
補強人数:14名
補強主力規定者数:4名
12年J1主力メンバー
GK赤星
DF磯崎、小林、クナン、丹羽、ヨ
MF岡本、水沼、ミヌ、藤田
FWトジン、豊田、池田
主力13名:補強4名・30.8%
補強診断:最終順位5位、序盤から安定し終盤までその安定ぶりは意外なほど通じた。補強は正にピンポイント、キムクナンと小林を補強したDF陣と水沼が実に噛み合い豊田を中心にした攻撃も安定。上位躍進を果たし補強は◎でしょう。
札幌
11年J2主力メンバー
GKイ
DF岩沼、山下
MF河合、高木純、砂川、宮澤、古田
FW内村、近藤、ジオゴ
12年補強メンバー
GK杉山 11試合
DFノース 21試合
DFジュニーニョ 0試合
DF小山内 0試合
DF奈良 22試合1得点
DF前 15試合
DF金 9試合
MF高柳 0試合
MF山本 25試合3得点
MF荒野 3試合
MFハモン 10試合1得点
FW大島 20試合
FWキリノ 7試合
FW前田 14試合1得点
FW榊 12試合2得点
FWテレ 5試合
年間順位18位/18クラブ
補強人数:16名
補強主力規定者数:1名
12年J1主力メンバー
DF岩沼
MF河合、山本、宮澤、古田、岡本
FW内村
主力7名:補強1名・14.3%
補強診断:補強云々がというレベルではない。あえて言えばDFがこれほど計算立たずに河合、宮澤、山本と中盤から下げてまで起用せざる得なかった戦力不足がいただけない。的確な処置もままならず与えられたメンバーで石崎監督も現状打破は厳しいまま最速の降格となった。
※2013年に関しては2014年3月の赤本発売後に修正するので確定値ではありません。
甲府
12年J2主力メンバー
GK荻
DF福田、ドウグラス、佐々木、
MF山本、井澤、柏、フェルナンジーニョ
FWダヴィ
13年補強メンバー
GK河田 17試合
GK岡西 0試合
DF土屋 22試合2得点
DF青山 29試合2得点
MF羽生 20試合
MF水野 19試合
MF新井 3試合
MF金子 9試合
MF若杉 0試合
MFマルキーニョスパラナ 21試合
FW平本 23試合3得点
FWウーゴ 15試合5得点
FWレニー 0試合
FWオルティゴサ 8試合1得点
FWジウシーニョ 16試合
FWパトリック 16試合5得点
FW橋爪 3試合
FW河本 24試合1得点
FWポッチケ 0試合
年間順位15位/18クラブ
補強人数:19名
補強主力規定者数:3名
13年J1主力メンバー
DF福田、佐々木、青山
MF山本、柏
FW河本、平本
主力7名:補強3名・42.9%
補強診断:即戦力CBを中心に補強したことは大きく青山は貢献、バウルも1試合未達だが残留に貢献した。ただ助っ人が大荒れ。9番だけで3人登録(レニー、オルティゴサ、ジウシーニョ)したがオルティゴサの1ゴールのみ。11番の二人(ウーゴ、パトリック)はそれぞれ5ゴールでチーム得点王だがダヴィの穴は埋まらず。残留は果たしたが補強に関しては一貫性がなく苦戦を象徴してしまった。
湘南
12年J2主力メンバー
GK阿部
DF鎌田、遠藤、大野、島村
MF古林、永木、高山
FWキリノ、菊池、古橋
13年補強メンバー
GK鈴木 0試合
GK安藤 10試合
GKアレックスサンターナ 12試合
DF宇佐美 9試合
DFクォン 4試合
DF村岡 0試合
DF三竿 0試合
MF荒堀 2試合
MF梶川 23試合2得点
MF吉濱 0試合
MF中川 7試合
MF大竹 9試合1得点
FWエジバウド 3試合
FWステボ 8試合1得点
FWウェリントン 16試合3得点
FW武富 21試合3得点
FW河野 1試合
FW田村 0試合
年間順位16位/18クラブ
補強人数:18名
補強主力規定者数:1名
13年J1主力メンバー
DF大野、島村
MF古林、永木、ハン、高山、梶川
FW菊池
主力8名:補強1名・12.5%
補強診断:結果として降格したんだから補強は失敗なのだがそもそも的確だったのか疑問も。不安視した守備面の補強が全く釣果ないし攻撃も実績しか知らないが誰も当たらず。梶川も貢献したとは言い難い。クラブ強化の難しさを露呈したがクラブとして身の丈を生かせないままの降格は仕方ないで済まされるのか?J1仕様にクラブレベルが到達しないままJ1を戦うリスクを他クラブにまた見せただけか。
大分
12年J2主力メンバー
GK清水
DF阪田、石神
MF村井、夛田、宮沢、丸谷
FW三平、高松、森島
13年補強メンバー
GK金 0試合
DF高木 21試合
DF深谷 4試合
DF児玉 11試合
DF辻尾 13試合
MF木村 24試合1得点
MF松本怜 8試合1得点
MF松本昌 9試合1得点
MFロドリゴマンシャ 29試合
MF梶山 9試合1得点
FW小松 5試合1得点
FW後藤 3試合
FW松田 9試合4得点
年間順位18位/18クラブ
補強人数:13名
補強主力規定者数:2名
13年J1主力メンバー
GK丹野
DF阪田、安川
MF木村、西、ロドリゴ
FWチェ、高松、森島
主力9名:補強2名・22.2%
補強診断:資金難なのは百も承知、それでも戦い抜く力があるか見たかった。甲府や湘南と違うのは地団駄を踏む力すらなかったこと、バタバタと補強する余力もないのは分かってたがJ1に昇格を認可したJの責任も問いたい。
補強は木村、ロドリゴマンシャが活躍したくらい。DFとFWの補強に関しては失敗と言えるだろう。
コラムにもあるが1シーズンになってから4クラブが1桁順位でシーズンを終えていた、コラムは2011年1月時点のため11柏、12鳥栖が加わり6クラブとなった。
11柏・1位・14.3%
10C大阪・3位・63.6%
09広島・4位・16.7%
12鳥栖・5位・30.8%
05川崎・8位・0.0%
07柏・8位・36.4%
いずれも攻撃的なスタイルの印象で10C大阪を除きピンポイント補強が目立つ。10C大阪は課題の守備強化に補強で成功、05年以降では6割越えしているのは10C大阪だけであり主力を半数以上補強して上位に躍進した唯一の事例となった。
07神戸・10位・45.5%
12FC東京・10位・27.3%
05大宮・13位・9.1%
08京都・14位・54.5%
10仙台・14位・23.1%
06甲府・15位・30.0%
09山形・15位・25.0%
13甲府・15位・42.9%
上位躍進か残留か降格か、それぞれのクラブ事情も加味しないと数値だけでは判断しかねる。こればかりは紙一重でもちろんやるのはピッチに立つ11人+αの選手ではあるが戦術、采配などは監督スタッフ、そしてフロント、さらにスポンサー、サポーター、正に三位一体となって戦いそして勝ち抜かないとならない。降格したクラブはどれかが欠け優勝した11柏がすべて完璧なわけでもないが結果として残留を果たしたクラブは結果を出しただけ称賛に相応しい。
06福岡・16位・33.3%
11甲府・16位・20.0%
13湘南・16位・12.5%
08東京V・17位・45.5%
11福岡・17位・27.3%
06京都・18位・57.1%
07横浜FC・18位・55.6%
08札幌・18位・42.9%
10湘南・18位・11.1%
12札幌・18位・14.3%
13大分・18位・22.2%
降格圏内で特徴的なのは補強が当たらないことか補強がピンポイントの補強になっていないこと。
結果として補強失敗と言わざるをえず残留出来なければ補強はすべて失敗と言って過言ではない。
まとめてみて改めて気づくがJ1は1シーズンになってから補強はいかにピンポイントが理想かということ。11柏や09広島が正にそれで05川崎に至っては事実上の補強なし、10C大阪は弱点克服。
それでもJ1で昇格初年度に優勝や上位に食い込むわけで補強の在り方を考えさせられる。
00年~13年昇格組の補強診断まとめ。
11柏・1位・14.3%
10C大阪・3位・63.6%
09広島・4位・16.7%
02京都・5位・25.0%
12鳥栖・5位・30.8%
00FC東京・7位・30.8%
05川崎・8位・0.0%
07柏・8位・36.4%
03C大阪・9位・30.0%
03C大阪だけはAクラスではないが1桁順位に昇格初年度に入る難しさは伝わる。32クラブが挑み1桁順位はわずか9クラブ、28.1%と3割未満という狭き門。05川崎、10C大阪を除けば新戦力は3割程度あれば躍進可能。
01浦和・10位・45.5%
04新潟・10位・60.0%
07神戸・10位・45.5%
12FC東京・10位・27.3%
01札幌・11位・20.0%
04広島・12位・36.4%
02仙台・13位・60.0%
05大宮・13位・9.1%
03大分・14位・27.3%
08京都・14位・54.5%
10仙台・14位・23.1%
06甲府・15位・30.0%
09山形・15位・25.0%
13甲府・15位・42.9%
14クラブが残留圏内。多種多様ではあるが比較的高い新戦力台頭も残留出来ており補強のピンポイント性、弱点克服は必需。
00川崎F・16位・62.5%
06福岡・16位・33.3%
11甲府・16位・20.0%
13湘南・16位・12.5%
08東京V・17位・45.5%
11福岡・17位・27.3%
06京都・18位・57.1%
07横浜FC・18位・55.6%
08札幌・18位・42.9%
10湘南・18位・11.1%
12札幌・18位・14.3%
13大分・18位・22.2%
残留出来なかった12クラブも必ずしも新戦力が台頭していないわけではないが弱点が弱点のままで終わるのが特徴的か。補強で後手を踏んだクラブは顕著に表れているが資金難だったりそもそもJ1仕様にまだなれないクラブが早まった昇格に適応できていない、コラムでは10湘南がそう触れられたが降格したクラブはすべてそうであると思う。
あれ以上J2にいたら厳しかったであろう08ヴェルディであっても上がるには時期早々だったと認めざるえない、07年に上がらなければならなかったのは確かだが7連敗したクラブがJ2を勝ち上がれたというのも皮肉ではある。そこで幸運を使い果たし、勝ち点37、驚いたことに12G大阪が勝ち点38、12神戸が勝ち点39で更新してくれましたが当時の最高勝ち点での自動降格という不運に見舞われるのも歴史の一ページ。上がらずに、いや上がれずに6シーズン目をJ2で迎え、経営的な理由と諸事情が重なり主力格を流出している2014シーズンのヴェルディ。いよいよ満を持してJ1へ挑まなければ。
2014シーズン
昇格組はG大阪、神戸、徳島。
G大阪も神戸も補強は精力的。徳島がやはり見劣りするが蓋を開けてみないとこればかりはわからない。J1を知るG大阪、神戸はともかく4位から挑む徳島の結末がどうなるか楽しみだ。