サブタイトル『スタメンにユース組なしはいつぶりか?』
G大阪、C大阪や千葉、近年だと広島、札幌などユースチームから巣立ちプロの世界で羽ばたく選手は多い。無論ヴェルディもそんなユースチームを有するのだけどユース組で2014年の主力規定*を満たしたのは田村直也、安在和樹、安西幸輝の3名(一樹があと2試合出場で満たす)。前年が飯尾一慶1名だったことを考えれば使わざる得なかったとはいえかなりの進歩だ。
*主力規定:シーズンの7割(小数点以下カットとする)と規定を勝手に設ける。2014年は42試合×7割=29.4≠29試合以上となる。
ここ5年で実に22名(順不同 善朗、菜入、高野、木鈴、祐希、秀仁、竜士、俊祐、貴大、恭平、翔哉、直輝、大輔、弘希、圭史、和樹、ポープ、直人、慎之輔、幸輝、三竿、中野)をトップチームに吸い上げたクラブ。まだ18~20歳そこら、とはいえプロはプロ。1年目だから…2年目だし…ケガしたし…は言い訳にしかならない。
いずれはそのまま退団、引き抜き…ヴェルディの将来は明るいのかどうか。
もちろん他クラブからの加入選手がスタメンに似つかわしいのは認める、それが半数なのだから今のヴェルディは仕方ない。実力でスタメン奪取となるかどうか、来期もユース組重宝に変わりなく奮起が不可欠、2015年こそはユース組の発奮が見たいのだ。
では精査してみよう。
対象は2005年までは積み重ねがあったからユース組も使われた印象があるが2006年からは寄せ集め集団だった印象、そんな外部からの強者に対してもヴェルディユース組はポジションを奪取できたかどうか、チビや一樹でさえ当時は若手みたいなもんだから難しかったけど。
ユース組の定義としてヴェルディ(読売)ユースを卒、→ヴェルディトップに昇格。または大学、もしくは他クラブを経てヴェルディトップに加入した選手でリーグ戦出場者とする。ようするにヴェルディジュニアユースやスクールなどユース以外は対象外としユース組のみカウントする。
当然スタメン出場が複数人いる試合もあるが必然的に11人全員がユース組なわけがない。なぜならユース組で出場したGKは小針(2000年まで)だけ。10年以上GKでプレーした選手がいないためである。
と昨期までは書いといたが2014年には菜入、ポープがデビュー、まぁスタメン11人全員ユース組とかさすがになかったが今後その可能性もゼロではなくなった。ただし菜入かポープがスタメン勝ち取るにはまだ時間を要しそうだが。
2014年(第39節終了時点)
ユース組リスト:17名(スタメン出場選手数)
()内はスタメン出場試合数
2 DF吉野恭平 14試合(10試合)1得点
4 DFキローラン木鈴 1試合(1試合)0得点
11 MF前田直輝 23試合(14試合)3得点
13 DF畠中慎之輔 1試合(0試合)0得点
16 FW南秀仁 21試合(15試合)1得点
18 FW高木大輔 12試合(6試合)1得点
20 DF田中貴大 5試合(4試合)0得点
21 FW菅嶋弘希 19試合(8試合)0得点
22 MF澤井直人 20試合(17試合)0得点
23 DF田村直也 35試合*(30試合)1得点
24 DF安在和樹 37試合*(36試合)1得点
25 FW平本一樹 27試合(21試合)3得点
27 DF舘野俊祐 5試合(3試合)0得点
28 MF楠美圭史 5試合(1試合)0得点
29 FW北脇健慈 2試合(0試合)0得点
31 GKキローラン菜入 6試合(6試合)7失点
32 GKポープウィリアム 1試合(1試合)3失点
33 MF杉本竜士 16試合(14試合)4得点
34 MF安西幸輝 38試合*(30試合)2得点
35 MF三竿健斗 0試合(0試合)0得点
37 MF中野雅臣 0試合(0試合)0得点
40 GK児玉潤 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
8,7,7,7,7,6,6,5,5,4(左から第1節…第10節まで、下段は第11節…第20節まで、以下説明は略す)
5,5,5,5,4,5,5,4,5,5
5,5,7,5,5,6,7,7,7,5
8,5,5,5,5,4,7,4,5,
,
平均起用人数: 5.564名(通算217名÷39試合)
起用状況:開幕戦から8名のユース組がスタメン、期待に胸踊らせたのも束の間、右肩下がりにスタメン起用は減り最少4名まで目減り。成績も上向くことなく下位に低迷、育成路線どころじゃなくなり始めた矢先、第31節vs栃木では今期2度目の8名をスタメン起用したヤス監督、理想と現実の狭間で試行錯誤も思い通りに行かずそれがラストゲームとなる。奇しくも始めと終わりだけヤス体制最多人数となった。
後任の冨樫監督は現実路線、勝ち点を優先し経験ある選手を起用している印象、開幕からと違い結果重視、当たり前に理想を求めてる場合ではない。
通年で起用されてるのは和樹、幸輝、田村くらいであり主力規定に一樹が加わる可能性はあるがいずれも安定してるとはいえ結果を残してるとは言いがたい。
残り3試合、負傷者もおりユース組のスタメン起用は増えるだろう、ここで奮起し結果を出せなかった今期の汚名返上したい。
※8名起用試合 ()内はその他スタメン
第1節 vs松本:DF恭平 俊祐 幸輝 MF直輝 大輔 弘希 田村 FW一樹(GK優也 DF鐘必 MF中後)
第31節 vs大分:DF木鈴 田村 和樹 MF秀仁 直人 幸輝 FW直輝 竜士(GK優也 DF鐘必 MF鈴木)
では2006年以降を精査していこう。
2006年
ユース組リスト:9名 *は主力規定選手
4 DF戸川健太 31試合(31試合)1得点
6 MF菅原智 32試合(30試合)0得点
13 DF柳沢将之 5試合(5試合)0得点
14 DF富澤清太郎 18試合(12試合)3得点
16 FW飯尾一慶 9試合(3試合)1得点
17 FW森本貴幸 6試合(0試合)0得点
23 MF根占真伍 27試合(20試合)0得点
25 FW平本一樹 40試合*(33試合)15得点
28 DF羽山拓巳 0試合(0試合)0得点
30 DF一柳夢吾 13試合(12試合)0得点
35 MF小野雄平 1試合(0試合)0得点
36 MF弦巻健人 0試合(0試合)0得点
37 DF三原直樹 0試合(0試合)0得点
38 FW喜山康平 1試合(0試合)0得点
40 MF塗師亮 2試合(2試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
3,4,3,-,3,3,2,2,2,3
3,3,4,3,2,3,3,3,4,3
3,-,3,4,4,3,4,3,3,2
3,4,4,3,3,3,3,2,-,2
1,-,2,2,4,4,4,4,4,3
3,4
平均起用人数: 3.063名(通算147名÷48試合)
起用状況:上記リストにあるがシーズンを通して一樹、スガ、戸川、根占とスタメンに常時ユース組が台頭。主力規定(33試合以上)は一樹しか達してないが夢吾やカンペーなど当時の若手ユース組も中盤戦、終盤戦にスタメンに名を刻んだ。降格による主力の大量流出、ACLもあり、とりあえず頭数を揃えた感もある06年当時の寄せ集め集団、そのなかでカリオカが信用したのはヴェルディ愛に強いユース組だったのも確かだ。
2007年
ユース組リスト:6名
4 DF戸川健太 32試合(29試合)1得点
6 MF菅原智 33試合*(31試合)0得点
14 DF富澤清太郎 30試合(22試合)1得点
16 FW飯尾一慶 19試合(6試合)2得点
25 FW平本一樹 3試合(1試合)0得点
30 DF一柳夢吾 8試合(4試合)0得点
32 FW河野広貴 1試合(0試合)0得点
32 MF弦巻健人 0試合(0試合)0得点
33 FW喜山康平 0試合(0試合)0得点
35 FWエルサムニーオサマ 0試合(0試合)0得点
39 DF三原直樹 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
1,1,1,1,-,1,2,2,2,1
1,2,2,2,2,2,2,3,2,2
4,-,2,2,2,2,3,3,3,2
3,2,2,2,2,3,-,2,3,3
2,2,2,1,2,1,1,2,3,-
3,3
平均起用人数: 2.063名(通算99名÷48試合)
起用状況:戸川、スガ、カンペーとシーズンを通して起用はされたが主力規定はスガのみ。守備陣はユース組も重宝された反面、一樹を横浜FCにレンタルするなど冷遇された攻撃陣は伸び悩む。スタメンにはフッキ、ディエゴらが常時入りしかも大活躍とユース組FWとしては腑に落ちないシーズン。助っ人にお任せで昇格したツケは翌年しっぺ返しとなるのだが、ユース組としては前後のポジションで明暗くっきり。
2008年
ユース組リスト:5名
6 MF菅原智 23試合*(23試合)0得点
14 DF富澤清太郎 25試合*(22試合)1得点
16 FW飯尾一慶 26試合*(15試合)2得点
25 FW平本一樹 23試合*(16試合)2得点
32 FWエルサムニーオサマ 0試合(0試合)0得点
33 FW河野広貴 17試合(4試合)2得点
-- DF高橋祥平 0試合(0試合)0得点
-- MF富所悠 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
2,2,1,2,2,1,2,2,2,2
1,2,1,2,3,4,2,3,3,3
4,3,3,1,1,0,3,3,3,2
3,3,4,4
平均起用人数: 2.324名(通算79名÷34試合)
起用状況:この精査で5年ぶりと判明した2013年の0人、いわば『寄せ集めヴェルディ』。この年の『0』は2008年9月23日第26節vs清水(日本平)。スガ、カンペーが欠場、チビはSUB、一樹と河野は途中出場となっている。このシーズン、河野は途中出場が多いが上述の4人が主力規定を満たしシーズンを通してスタメンを勝ち取っている。ただ残留を果たす活躍、特に攻撃陣は前年からの助っ人頼りから脱却できず、ゴールという目に見える数字でチームを残留に導けなかったのは悔いが残る。
2009年
ユース組リスト:10名
6 MF菅原智 18試合(11試合)0得点
7 MF河野広貴 35試合*(31試合)6得点
14 DF富澤清太郎 45試合*(44試合)0得点
16 FW飯尾一慶 28試合(17試合)1得点
25 FW平本一樹 30試合(22試合)5得点
27 FW林陵平 32試合(18試合)6得点
28 MF弦巻健人 5試合(2試合)0得点
29 DF和田拓也 5試合(5試合)0得点
30 MF富所悠 7試合(3試合)0得点
32 DF高橋祥平 25試合(22試合)1得点
33 MF高木俊幸 5試合(0試合)0得点
-- MF高木善朗 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
5,4,4,5,5,3,4,4,3,3
3,3,3,3,4,4,4,2,3,2
2,3,3,3,2,3,3,3,4,3
4,3,4,4,4,3,4,2,3,5
3,4,5,4,4,2,3,2,4,3
2
平均起用人数: 3.373名(通算172名÷51試合)
起用状況:未だに記憶に新しいが祥平がJ2開幕戦スタメン最年少出場記録を打ち立てた開幕戦(2009年3月7日vs徳島 鳴門大塚)、右SBに和田、CBに祥平(相方はバウル)、右MF河野、FWチビ&一樹。2度目の降格に伴い主力流出を余儀なくされた琢也ヴェルディ、若手に切り替えざるえないチームはシーズンを通して常時ユース組の誰かがスタメンに入るわけだが。主力規定は河野、カンペーのみ。琢也監督、松田監督ともにユース組を重宝してくれたのは確か。それに応えられなかったのがJ2生活の長いトンネルの入り口になるとはね。
2010年
ユース組リスト:10名
5 MF佐伯直哉 30試合*(30試合)1得点
6 MF菅原智 7試合(1試合)0得点
7 MF河野広貴 29試合*(27試合)3得点
14 DF富澤清太郎 31試合*(31試合)2得点
16 FW飯尾一慶 31試合*(31試合)5得点
18 MF弦巻健人 0試合(0試合)0得点
20 MF富所悠 0試合(0試合)0得点
22 DF和田拓也 10試合(7試合)0得点
23 DF高橋祥平 20試合(15試合)1得点
24 MF高木俊幸 25試合*(12試合)6得点
25 FW平本一樹 32試合*(26試合)10得点
27 MF清水康也 1試合(0試合)0得点
28 DF塗師亮 0試合(0試合)0得点
33 MF高木善朗 33試合*(18試合)5得点
34 GKキローラン菜入 0試合(0試合)0失点
35 DF高野光司 0試合(0試合)0得点
36 DFキローラン木鈴 0試合(0試合)0得点
37 MF小林祐希 4試合(0試合)0得点
38 FW南秀仁 2試合(0試合)1得点
39 FW高木大輔 0試合(0試合)0得点
40 FW菅嶋弘希 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
-,5,5,6,5,5,4,4,5,5
5,5,5,5,6,6,4,5,5,6
5,5,5,7,4,6,6,6,6,8
7,7,6,6,6,6,-,6
平均起用人数: 5.500名(通算198名÷36試合)
起用状況:ますます若手に切り替えざるえないチームは日テレ撤退で緊縮、ユース組の大量昇格というクラブ史上初の試みとなった。そうして川勝監督の下、ユース組を軸にしたチームは第30節vs岡山にて8人スタメン、2006年以降の調査では最多人数となっている(祥平、カンペー、和田、善朗、佐伯、チビ、河野、俊幸。あと3人は土肥、福田、晃誠)。このシーズンは佐伯、河野、カンペー、チビ、一樹と軸は固定され俊幸、善朗まで7人が主力規定を満たしたように、ユース組の存在感は増した。最終成績は振るわなかったがこれがユース組の集大成となった、と書くのが悲しい。このメンバーが今後の基盤になると期待したのだが…。当時はわずか3年後にはチビしか残らないとは思いもしなかったが。
2011年
ユース組リスト:9名
5 MF佐伯直哉 32試合*(32試合)0得点
6 MF菅原智 2試合(0試合)0得点
7 FW河野広貴 32試合*(26試合)8得点
8 MF高木善朗 10試合(3試合)0得点
14 DF富澤清太郎 17試合(17試合)0得点
16 MF飯尾一慶 25試合(16試合)4得点
21 MF小林祐希 34試合*(30試合)2得点
22 MF和田拓也 20試合(17試合)0得点
23 DF高橋祥平 28試合*(25試合)1得点
24 DFキローラン木鈴 0試合(0試合)0得点
25 FW平本一樹 11試合(8試合)0得点
28 MF高野光司 0試合(0試合)0得点
29 MF喜山康平 0試合(0試合)0得点
31 GKキローラン菜入 0試合(0試合)0失点
32 FW南秀仁 0試合(0試合)0得点
33 FW杉本竜士 1試合(0試合)0得点
35 FW高木大輔 0試合(0試合)0得点
36 FW菅嶋弘希 0試合(0試合)0得点
40 DF塗師亮 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
5,5,6,5,5,5,3,5,5,3
4,4,4,5,4,4,5,5,5,5
4,5,5,5,4,4,4,4,4,4
4,4,4,3,3,4,5,6
平均起用人数: 4.368名(通算166名÷38試合)
起用状況:前年ほどではないもののユース組は健在。佐伯、河野、祐希、祥平が主力規定を満たし攻撃的なチームにはなった。それがG大阪のように2点取られても3点奪えるならJ1復帰となるが前年の堅守が崩壊し2点取られたら1点も奪えなくなるようなチームだった2011年。3点奪うと畳み掛けできたのも強みだったけど。中心メンバーに成長した河野はこの年を最後に移籍。バトンは祐希に託されたわけだが。しかしユース組全体ではルーキーになかなかチャンスは与えられずチームに上積みは少ないままレンタルという片道切符を施行する。クラブが何を『売り』にしていくのか?疑問を感じるきっかけになったシーズンオフか。
2012年
ユース組リスト:9名
4 DF高橋祥平 38試合*(38試合)6得点
5 MF佐伯直哉 2試合(1試合)0得点
10 MF小林祐希 24試合(13試合)4得点
16 MF飯尾一慶 35試合*(32試合)4得点
22 DF和田拓也 39試合*(39試合)0得点
24 FW南秀仁 4試合(1試合)0得点
27 DF舘野俊祐 0試合(0試合)0得点
28 DF田中貴大 5試合(3試合)0得点
33 MF杉本竜士 3試合(0試合)0得点
35 DF吉野恭平 0試合(0試合)0得点
36 MF中島翔哉 8試合(6試合)4得点
38 FW前田直輝 4試合(1試合)0得点
39 FW高木大輔 0試合(0試合)0得点
40 FW菅嶋弘希 0試合(0試合)0得点
-- DF畠中慎之輔 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
3,3,4,4,4,4,4,4,4,3
1,2,2,3,3,4,3,3,3,3
3,3,3,3,4,4,4,3,3,3
3,2,3,3,3,3,4,3,3,4
3,4
平均起用人数: 3.214名(通算135名÷42試合)
起用状況:河野や菊岡ら攻撃的な中心メンバーが相次いで移籍。クラブは祐希を10番、キャプテンとしてチーム作りに取りかかる。綻びを見せるのに時間を要さなかったが初めて具体的にユース組主体のチームになるんだと期待を持てただけ夢見心地だったのかも。シーズンを通せば祥平、チビ、和田が主力規定を満たしたがチビ以外が移籍。その穴埋めを期待した2013年は若手の突き上げもなく早々と終戦するとは…
2013年
ユース組リスト:7名
4 DFキローラン木鈴 3試合(2試合)0得点
7 MF中島翔哉 20試合(9試合)2得点
9 FW南秀仁 2試合(0試合)0得点
16 MF飯尾一慶 37試合*(36試合)5得点
21 FW高木大輔 6試合(1試合)0得点
22 MF澤井直人 0試合(0試合)0得点
23 DF吉野恭平 8試合(5試合)0得点
24 DF安在和樹 1試合(0試合)0得点
27 MF前田直輝 16試合(7試合)1得点
28 MF楠美圭史 1試合(0試合)0得点
31 GKキローラン菜入 0試合(0試合)0失点
32 GKポープウィリアム 0試合(0試合)0失点
33 FW杉本竜士 2試合(0試合)0得点
36 MF端山豪 7試合(1試合)0得点
38 DF畠中慎之輔 0試合(0試合)0得点
39 FW菅嶋弘希 0試合(0試合)0得点
40 MF安西幸輝 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
2,1,1,1,1,1,1,1,1,2
1,1,1,2,2,1,2,2,3,3
3,2,1,1,1,1,1,1,1,2
1,1,1,2,2,2,3,1,0,1
2,3
平均起用人数: 1.500名(通算63名÷42試合)
起用状況:『1』は大半がチビ。開幕こそ翔哉、中盤戦こそ直輝、終盤戦に恭平がチビと共にスタメンに名を連ねたがシーズンを通してチビ以外が起用されることは悲しいことになかった。第39節にはそのチビを負傷で欠いてついにスタメンにユース組なし。その後の終戦を経て恭平、直輝が起用されたがあまりに若手のチャレンジが少ないシーズンに。木鈴など長期離脱が響いた選手もいるがそれを言い訳にはしたくない。
まとめてみる。
▽起用人数
2014年:217名
2006年:147名
2007年:99名
2008年:79名
2009年:172名
2010年:198名
2011年:166名
2012年:135名
2013年:63名
通算:1059名(計339試合)
8シーズン平均人数:3.124
未確定なので通算はシーズン終了後に加算追記。
試合数はばらつくがこう並べるといかに2013年が少ないかわかる。8シーズンで1試合平均3人はユース組が使われてきたがその半数に終わった2013年。成績もJ2史上ワースト1だがユース組の活躍も過去ワースト1というシーズンになった。
それを猛省するかのように史上最多起用人数となった2014年だが成績はむしろ悪化、J2史上ワースト1を当たり前のように更新したが光明は和樹や幸輝、直人らが使うしかなかったとはいえ自信を持てたこと。もちろんまだまだな選手たちだが日々成長中、このか弱い苗木を簡単に流出しないでしっかり大樹に出来るかがヴェルディ最大のウィークポイントなんだが。
▽スタメン出場選手数ランキング
2014年:17名
2009年:10名
2010年:10名
2006年:9名
2011年:9名
2012年:9名
2013年:7名
2007年:6名
2008年:5名
いわゆる金欠クラブになってからユース組を使うしかなくなったつうのも一理あるとは思う。特に30番台は2種登録ばかりだしシーズン中にとんでもない強化費があるわけでない。
追加登録も助っ人と呼ぶには物足りない練習生やレジェンド永井などしかできなかった2014年も例外ではない。だからこそ奮起してほしいユース組、実力も運もそしてタイミングも大事だがユース組にとって試練の時なのはこの数値でもわかる。
2014年、人数だけは史上最多だが結果が伴わない現状、理想と現実の狭間で苦しむのもこれまでの積み重ねが皆無なのだから当たり前。大事なのはここから。また補強、流出を繰り返すのでなくユース組を強化して基礎固めすること(育成売却も今は仕方ない)
基盤もなしに家は建たないんだから。
▽平均起用人数ランキング
2014年: 5.564名
2010年: 5.500名
2011年: 4.368名
2009年: 3.373名
2012年: 3.214名
2006年: 3.063名
2008年: 2.324名
2007年: 2.063名
2013年: 1.500名
一試合平均なので11人のうち約半数が起用された2014年、2010年以来のユース組重宝は嬉しいが結果は散々。まだ若いから?、ヤスが愚策だったから?違うでしょ、やるのは選手で結果出せなかったのはヤスだけに責任ないでしょ。まぁそれを引き出すセンスがヤスになかったのが一理としてもこんだけ使われても結果がすべて。ユース組主体で弱体化、そんな悪印象を振り払うのもユース組のチカラしかない。
▽主力規定選手
2006年:平本一樹
2007年:菅原智
2008年:菅原智 富澤清太郎 飯尾一慶 平本一樹
2009年:河野広貴 富澤清太郎
2010年:佐伯直哉 河野広貴 富澤清太郎 飯尾一慶 高木俊幸 平本一樹 高木善朗
2011年:佐伯直哉 河野広貴 小林祐希 高橋祥平
2012年:高橋祥平 飯尾一慶 和田拓也
2013年:飯尾一慶
2014年:田村直也 安在和樹 安西幸輝
時代の流れもあり同じ選手がずっといないのもこのクラブの現実。
サブタイトル『スタメンにユース組なしはいつぶりか?』
結論、08年以来5年ぶりのこと。メンバーも様変わりしたが監督も違う。ただクラブOB監督という点ではユース組の重宝率は大差がついた。
ユース組とは一言で言ってもキャリアや実力も08年メンバーと13年メンバーではかなり開きはある。だがヴェルディユースの血筋は同じ。1年目だろうとヴェルディの一員である以上、スタメンを飾る資格はある。果たせなかったのはヤスに非があるわけでなく選手の実力(アピール)不足でもある。ヤスが使わなかったのはヤスなりの判断で結果が伴わないからブーイングだがユース組にもブーイングしたい。
そんなユース組主体で挑む2014年。
申し子も常盤、優也くらいになり必然としてユース組を多用せざるえず前年夢半ばに諦めた3-1-4-2も試用せず4-2-3-1、ないし4-2-2-2で戦い結果が出なかったヤス。
キャンプではJ1相手に通じたらしいがそれが過信に繋がり蓋を開けてみたら通じない。特に攻撃面。
3-1-4-2
嫌いだしヴェルディつうか日本人には不向きだけど2014年も継続はチカラなりで。まぁ無理矢理仮定したら
GK………優也
DF井林…鐘必…田村(木鈴)
MF………ニウド(鈴木)
幸輝………………和樹
……中後……直人
FW…常盤……一樹
まぁ仮定したらね。
CBは常に悩み所、恭平いたらまだいいが。アンカーにこだわらず中後か直人にボランチやらせてダブボラにすべきだが。
まっ妄想しても上手く行く気はしないがやりようはあったシーズンじゃないかな?
つうか大半をユース組主体にはしなかったヤス、若いチームだからといってやり方が下手すぎた。多少我慢したとはいえ直輝は干しちゃうし恭平も。
大輔も弘希もだけど使うのは監督だし負ければ監督に責任擦り付けるんだから勝ちに行くためのスタメン、SUBなんだから納得はした。しかし勝てなかった。
冨樫監督で2014年開幕していたら…まぁ勝ててたとは思えないが我慢したとは思う。
とりあえず羽生社長には責任あるでしょ。退任を希望。
あと3試合、さすがに無理そうな鈴木に代わりスタメン候補に挙がる中野雅臣らユース組の奮起を期待して。
G大阪、C大阪や千葉、近年だと広島、札幌などユースチームから巣立ちプロの世界で羽ばたく選手は多い。無論ヴェルディもそんなユースチームを有するのだけどユース組で2014年の主力規定*を満たしたのは田村直也、安在和樹、安西幸輝の3名(一樹があと2試合出場で満たす)。前年が飯尾一慶1名だったことを考えれば使わざる得なかったとはいえかなりの進歩だ。
*主力規定:シーズンの7割(小数点以下カットとする)と規定を勝手に設ける。2014年は42試合×7割=29.4≠29試合以上となる。
ここ5年で実に22名(順不同 善朗、菜入、高野、木鈴、祐希、秀仁、竜士、俊祐、貴大、恭平、翔哉、直輝、大輔、弘希、圭史、和樹、ポープ、直人、慎之輔、幸輝、三竿、中野)をトップチームに吸い上げたクラブ。まだ18~20歳そこら、とはいえプロはプロ。1年目だから…2年目だし…ケガしたし…は言い訳にしかならない。
いずれはそのまま退団、引き抜き…ヴェルディの将来は明るいのかどうか。
もちろん他クラブからの加入選手がスタメンに似つかわしいのは認める、それが半数なのだから今のヴェルディは仕方ない。実力でスタメン奪取となるかどうか、来期もユース組重宝に変わりなく奮起が不可欠、2015年こそはユース組の発奮が見たいのだ。
では精査してみよう。
対象は2005年までは積み重ねがあったからユース組も使われた印象があるが2006年からは寄せ集め集団だった印象、そんな外部からの強者に対してもヴェルディユース組はポジションを奪取できたかどうか、チビや一樹でさえ当時は若手みたいなもんだから難しかったけど。
ユース組の定義としてヴェルディ(読売)ユースを卒、→ヴェルディトップに昇格。または大学、もしくは他クラブを経てヴェルディトップに加入した選手でリーグ戦出場者とする。ようするにヴェルディジュニアユースやスクールなどユース以外は対象外としユース組のみカウントする。
当然スタメン出場が複数人いる試合もあるが必然的に11人全員がユース組なわけがない。なぜならユース組で出場したGKは小針(2000年まで)だけ。10年以上GKでプレーした選手がいないためである。
と昨期までは書いといたが2014年には菜入、ポープがデビュー、まぁスタメン11人全員ユース組とかさすがになかったが今後その可能性もゼロではなくなった。ただし菜入かポープがスタメン勝ち取るにはまだ時間を要しそうだが。
2014年(第39節終了時点)
ユース組リスト:17名(スタメン出場選手数)
()内はスタメン出場試合数
2 DF吉野恭平 14試合(10試合)1得点
4 DFキローラン木鈴 1試合(1試合)0得点
11 MF前田直輝 23試合(14試合)3得点
13 DF畠中慎之輔 1試合(0試合)0得点
16 FW南秀仁 21試合(15試合)1得点
18 FW高木大輔 12試合(6試合)1得点
20 DF田中貴大 5試合(4試合)0得点
21 FW菅嶋弘希 19試合(8試合)0得点
22 MF澤井直人 20試合(17試合)0得点
23 DF田村直也 35試合*(30試合)1得点
24 DF安在和樹 37試合*(36試合)1得点
25 FW平本一樹 27試合(21試合)3得点
27 DF舘野俊祐 5試合(3試合)0得点
28 MF楠美圭史 5試合(1試合)0得点
29 FW北脇健慈 2試合(0試合)0得点
31 GKキローラン菜入 6試合(6試合)7失点
32 GKポープウィリアム 1試合(1試合)3失点
33 MF杉本竜士 16試合(14試合)4得点
34 MF安西幸輝 38試合*(30試合)2得点
35 MF三竿健斗 0試合(0試合)0得点
37 MF中野雅臣 0試合(0試合)0得点
40 GK児玉潤 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
8,7,7,7,7,6,6,5,5,4(左から第1節…第10節まで、下段は第11節…第20節まで、以下説明は略す)
5,5,5,5,4,5,5,4,5,5
5,5,7,5,5,6,7,7,7,5
8,5,5,5,5,4,7,4,5,
,
平均起用人数: 5.564名(通算217名÷39試合)
起用状況:開幕戦から8名のユース組がスタメン、期待に胸踊らせたのも束の間、右肩下がりにスタメン起用は減り最少4名まで目減り。成績も上向くことなく下位に低迷、育成路線どころじゃなくなり始めた矢先、第31節vs栃木では今期2度目の8名をスタメン起用したヤス監督、理想と現実の狭間で試行錯誤も思い通りに行かずそれがラストゲームとなる。奇しくも始めと終わりだけヤス体制最多人数となった。
後任の冨樫監督は現実路線、勝ち点を優先し経験ある選手を起用している印象、開幕からと違い結果重視、当たり前に理想を求めてる場合ではない。
通年で起用されてるのは和樹、幸輝、田村くらいであり主力規定に一樹が加わる可能性はあるがいずれも安定してるとはいえ結果を残してるとは言いがたい。
残り3試合、負傷者もおりユース組のスタメン起用は増えるだろう、ここで奮起し結果を出せなかった今期の汚名返上したい。
※8名起用試合 ()内はその他スタメン
第1節 vs松本:DF恭平 俊祐 幸輝 MF直輝 大輔 弘希 田村 FW一樹(GK優也 DF鐘必 MF中後)
第31節 vs大分:DF木鈴 田村 和樹 MF秀仁 直人 幸輝 FW直輝 竜士(GK優也 DF鐘必 MF鈴木)
では2006年以降を精査していこう。
2006年
ユース組リスト:9名 *は主力規定選手
4 DF戸川健太 31試合(31試合)1得点
6 MF菅原智 32試合(30試合)0得点
13 DF柳沢将之 5試合(5試合)0得点
14 DF富澤清太郎 18試合(12試合)3得点
16 FW飯尾一慶 9試合(3試合)1得点
17 FW森本貴幸 6試合(0試合)0得点
23 MF根占真伍 27試合(20試合)0得点
25 FW平本一樹 40試合*(33試合)15得点
28 DF羽山拓巳 0試合(0試合)0得点
30 DF一柳夢吾 13試合(12試合)0得点
35 MF小野雄平 1試合(0試合)0得点
36 MF弦巻健人 0試合(0試合)0得点
37 DF三原直樹 0試合(0試合)0得点
38 FW喜山康平 1試合(0試合)0得点
40 MF塗師亮 2試合(2試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
3,4,3,-,3,3,2,2,2,3
3,3,4,3,2,3,3,3,4,3
3,-,3,4,4,3,4,3,3,2
3,4,4,3,3,3,3,2,-,2
1,-,2,2,4,4,4,4,4,3
3,4
平均起用人数: 3.063名(通算147名÷48試合)
起用状況:上記リストにあるがシーズンを通して一樹、スガ、戸川、根占とスタメンに常時ユース組が台頭。主力規定(33試合以上)は一樹しか達してないが夢吾やカンペーなど当時の若手ユース組も中盤戦、終盤戦にスタメンに名を刻んだ。降格による主力の大量流出、ACLもあり、とりあえず頭数を揃えた感もある06年当時の寄せ集め集団、そのなかでカリオカが信用したのはヴェルディ愛に強いユース組だったのも確かだ。
2007年
ユース組リスト:6名
4 DF戸川健太 32試合(29試合)1得点
6 MF菅原智 33試合*(31試合)0得点
14 DF富澤清太郎 30試合(22試合)1得点
16 FW飯尾一慶 19試合(6試合)2得点
25 FW平本一樹 3試合(1試合)0得点
30 DF一柳夢吾 8試合(4試合)0得点
32 FW河野広貴 1試合(0試合)0得点
32 MF弦巻健人 0試合(0試合)0得点
33 FW喜山康平 0試合(0試合)0得点
35 FWエルサムニーオサマ 0試合(0試合)0得点
39 DF三原直樹 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
1,1,1,1,-,1,2,2,2,1
1,2,2,2,2,2,2,3,2,2
4,-,2,2,2,2,3,3,3,2
3,2,2,2,2,3,-,2,3,3
2,2,2,1,2,1,1,2,3,-
3,3
平均起用人数: 2.063名(通算99名÷48試合)
起用状況:戸川、スガ、カンペーとシーズンを通して起用はされたが主力規定はスガのみ。守備陣はユース組も重宝された反面、一樹を横浜FCにレンタルするなど冷遇された攻撃陣は伸び悩む。スタメンにはフッキ、ディエゴらが常時入りしかも大活躍とユース組FWとしては腑に落ちないシーズン。助っ人にお任せで昇格したツケは翌年しっぺ返しとなるのだが、ユース組としては前後のポジションで明暗くっきり。
2008年
ユース組リスト:5名
6 MF菅原智 23試合*(23試合)0得点
14 DF富澤清太郎 25試合*(22試合)1得点
16 FW飯尾一慶 26試合*(15試合)2得点
25 FW平本一樹 23試合*(16試合)2得点
32 FWエルサムニーオサマ 0試合(0試合)0得点
33 FW河野広貴 17試合(4試合)2得点
-- DF高橋祥平 0試合(0試合)0得点
-- MF富所悠 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
2,2,1,2,2,1,2,2,2,2
1,2,1,2,3,4,2,3,3,3
4,3,3,1,1,0,3,3,3,2
3,3,4,4
平均起用人数: 2.324名(通算79名÷34試合)
起用状況:この精査で5年ぶりと判明した2013年の0人、いわば『寄せ集めヴェルディ』。この年の『0』は2008年9月23日第26節vs清水(日本平)。スガ、カンペーが欠場、チビはSUB、一樹と河野は途中出場となっている。このシーズン、河野は途中出場が多いが上述の4人が主力規定を満たしシーズンを通してスタメンを勝ち取っている。ただ残留を果たす活躍、特に攻撃陣は前年からの助っ人頼りから脱却できず、ゴールという目に見える数字でチームを残留に導けなかったのは悔いが残る。
2009年
ユース組リスト:10名
6 MF菅原智 18試合(11試合)0得点
7 MF河野広貴 35試合*(31試合)6得点
14 DF富澤清太郎 45試合*(44試合)0得点
16 FW飯尾一慶 28試合(17試合)1得点
25 FW平本一樹 30試合(22試合)5得点
27 FW林陵平 32試合(18試合)6得点
28 MF弦巻健人 5試合(2試合)0得点
29 DF和田拓也 5試合(5試合)0得点
30 MF富所悠 7試合(3試合)0得点
32 DF高橋祥平 25試合(22試合)1得点
33 MF高木俊幸 5試合(0試合)0得点
-- MF高木善朗 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
5,4,4,5,5,3,4,4,3,3
3,3,3,3,4,4,4,2,3,2
2,3,3,3,2,3,3,3,4,3
4,3,4,4,4,3,4,2,3,5
3,4,5,4,4,2,3,2,4,3
2
平均起用人数: 3.373名(通算172名÷51試合)
起用状況:未だに記憶に新しいが祥平がJ2開幕戦スタメン最年少出場記録を打ち立てた開幕戦(2009年3月7日vs徳島 鳴門大塚)、右SBに和田、CBに祥平(相方はバウル)、右MF河野、FWチビ&一樹。2度目の降格に伴い主力流出を余儀なくされた琢也ヴェルディ、若手に切り替えざるえないチームはシーズンを通して常時ユース組の誰かがスタメンに入るわけだが。主力規定は河野、カンペーのみ。琢也監督、松田監督ともにユース組を重宝してくれたのは確か。それに応えられなかったのがJ2生活の長いトンネルの入り口になるとはね。
2010年
ユース組リスト:10名
5 MF佐伯直哉 30試合*(30試合)1得点
6 MF菅原智 7試合(1試合)0得点
7 MF河野広貴 29試合*(27試合)3得点
14 DF富澤清太郎 31試合*(31試合)2得点
16 FW飯尾一慶 31試合*(31試合)5得点
18 MF弦巻健人 0試合(0試合)0得点
20 MF富所悠 0試合(0試合)0得点
22 DF和田拓也 10試合(7試合)0得点
23 DF高橋祥平 20試合(15試合)1得点
24 MF高木俊幸 25試合*(12試合)6得点
25 FW平本一樹 32試合*(26試合)10得点
27 MF清水康也 1試合(0試合)0得点
28 DF塗師亮 0試合(0試合)0得点
33 MF高木善朗 33試合*(18試合)5得点
34 GKキローラン菜入 0試合(0試合)0失点
35 DF高野光司 0試合(0試合)0得点
36 DFキローラン木鈴 0試合(0試合)0得点
37 MF小林祐希 4試合(0試合)0得点
38 FW南秀仁 2試合(0試合)1得点
39 FW高木大輔 0試合(0試合)0得点
40 FW菅嶋弘希 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
-,5,5,6,5,5,4,4,5,5
5,5,5,5,6,6,4,5,5,6
5,5,5,7,4,6,6,6,6,8
7,7,6,6,6,6,-,6
平均起用人数: 5.500名(通算198名÷36試合)
起用状況:ますます若手に切り替えざるえないチームは日テレ撤退で緊縮、ユース組の大量昇格というクラブ史上初の試みとなった。そうして川勝監督の下、ユース組を軸にしたチームは第30節vs岡山にて8人スタメン、2006年以降の調査では最多人数となっている(祥平、カンペー、和田、善朗、佐伯、チビ、河野、俊幸。あと3人は土肥、福田、晃誠)。このシーズンは佐伯、河野、カンペー、チビ、一樹と軸は固定され俊幸、善朗まで7人が主力規定を満たしたように、ユース組の存在感は増した。最終成績は振るわなかったがこれがユース組の集大成となった、と書くのが悲しい。このメンバーが今後の基盤になると期待したのだが…。当時はわずか3年後にはチビしか残らないとは思いもしなかったが。
2011年
ユース組リスト:9名
5 MF佐伯直哉 32試合*(32試合)0得点
6 MF菅原智 2試合(0試合)0得点
7 FW河野広貴 32試合*(26試合)8得点
8 MF高木善朗 10試合(3試合)0得点
14 DF富澤清太郎 17試合(17試合)0得点
16 MF飯尾一慶 25試合(16試合)4得点
21 MF小林祐希 34試合*(30試合)2得点
22 MF和田拓也 20試合(17試合)0得点
23 DF高橋祥平 28試合*(25試合)1得点
24 DFキローラン木鈴 0試合(0試合)0得点
25 FW平本一樹 11試合(8試合)0得点
28 MF高野光司 0試合(0試合)0得点
29 MF喜山康平 0試合(0試合)0得点
31 GKキローラン菜入 0試合(0試合)0失点
32 FW南秀仁 0試合(0試合)0得点
33 FW杉本竜士 1試合(0試合)0得点
35 FW高木大輔 0試合(0試合)0得点
36 FW菅嶋弘希 0試合(0試合)0得点
40 DF塗師亮 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
5,5,6,5,5,5,3,5,5,3
4,4,4,5,4,4,5,5,5,5
4,5,5,5,4,4,4,4,4,4
4,4,4,3,3,4,5,6
平均起用人数: 4.368名(通算166名÷38試合)
起用状況:前年ほどではないもののユース組は健在。佐伯、河野、祐希、祥平が主力規定を満たし攻撃的なチームにはなった。それがG大阪のように2点取られても3点奪えるならJ1復帰となるが前年の堅守が崩壊し2点取られたら1点も奪えなくなるようなチームだった2011年。3点奪うと畳み掛けできたのも強みだったけど。中心メンバーに成長した河野はこの年を最後に移籍。バトンは祐希に託されたわけだが。しかしユース組全体ではルーキーになかなかチャンスは与えられずチームに上積みは少ないままレンタルという片道切符を施行する。クラブが何を『売り』にしていくのか?疑問を感じるきっかけになったシーズンオフか。
2012年
ユース組リスト:9名
4 DF高橋祥平 38試合*(38試合)6得点
5 MF佐伯直哉 2試合(1試合)0得点
10 MF小林祐希 24試合(13試合)4得点
16 MF飯尾一慶 35試合*(32試合)4得点
22 DF和田拓也 39試合*(39試合)0得点
24 FW南秀仁 4試合(1試合)0得点
27 DF舘野俊祐 0試合(0試合)0得点
28 DF田中貴大 5試合(3試合)0得点
33 MF杉本竜士 3試合(0試合)0得点
35 DF吉野恭平 0試合(0試合)0得点
36 MF中島翔哉 8試合(6試合)4得点
38 FW前田直輝 4試合(1試合)0得点
39 FW高木大輔 0試合(0試合)0得点
40 FW菅嶋弘希 0試合(0試合)0得点
-- DF畠中慎之輔 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
3,3,4,4,4,4,4,4,4,3
1,2,2,3,3,4,3,3,3,3
3,3,3,3,4,4,4,3,3,3
3,2,3,3,3,3,4,3,3,4
3,4
平均起用人数: 3.214名(通算135名÷42試合)
起用状況:河野や菊岡ら攻撃的な中心メンバーが相次いで移籍。クラブは祐希を10番、キャプテンとしてチーム作りに取りかかる。綻びを見せるのに時間を要さなかったが初めて具体的にユース組主体のチームになるんだと期待を持てただけ夢見心地だったのかも。シーズンを通せば祥平、チビ、和田が主力規定を満たしたがチビ以外が移籍。その穴埋めを期待した2013年は若手の突き上げもなく早々と終戦するとは…
2013年
ユース組リスト:7名
4 DFキローラン木鈴 3試合(2試合)0得点
7 MF中島翔哉 20試合(9試合)2得点
9 FW南秀仁 2試合(0試合)0得点
16 MF飯尾一慶 37試合*(36試合)5得点
21 FW高木大輔 6試合(1試合)0得点
22 MF澤井直人 0試合(0試合)0得点
23 DF吉野恭平 8試合(5試合)0得点
24 DF安在和樹 1試合(0試合)0得点
27 MF前田直輝 16試合(7試合)1得点
28 MF楠美圭史 1試合(0試合)0得点
31 GKキローラン菜入 0試合(0試合)0失点
32 GKポープウィリアム 0試合(0試合)0失点
33 FW杉本竜士 2試合(0試合)0得点
36 MF端山豪 7試合(1試合)0得点
38 DF畠中慎之輔 0試合(0試合)0得点
39 FW菅嶋弘希 0試合(0試合)0得点
40 MF安西幸輝 0試合(0試合)0得点
第1節以降のユース組スタメン人数列挙
2,1,1,1,1,1,1,1,1,2
1,1,1,2,2,1,2,2,3,3
3,2,1,1,1,1,1,1,1,2
1,1,1,2,2,2,3,1,0,1
2,3
平均起用人数: 1.500名(通算63名÷42試合)
起用状況:『1』は大半がチビ。開幕こそ翔哉、中盤戦こそ直輝、終盤戦に恭平がチビと共にスタメンに名を連ねたがシーズンを通してチビ以外が起用されることは悲しいことになかった。第39節にはそのチビを負傷で欠いてついにスタメンにユース組なし。その後の終戦を経て恭平、直輝が起用されたがあまりに若手のチャレンジが少ないシーズンに。木鈴など長期離脱が響いた選手もいるがそれを言い訳にはしたくない。
まとめてみる。
▽起用人数
2014年:217名
2006年:147名
2007年:99名
2008年:79名
2009年:172名
2010年:198名
2011年:166名
2012年:135名
2013年:63名
通算:1059名(計339試合)
8シーズン平均人数:3.124
未確定なので通算はシーズン終了後に加算追記。
試合数はばらつくがこう並べるといかに2013年が少ないかわかる。8シーズンで1試合平均3人はユース組が使われてきたがその半数に終わった2013年。成績もJ2史上ワースト1だがユース組の活躍も過去ワースト1というシーズンになった。
それを猛省するかのように史上最多起用人数となった2014年だが成績はむしろ悪化、J2史上ワースト1を当たり前のように更新したが光明は和樹や幸輝、直人らが使うしかなかったとはいえ自信を持てたこと。もちろんまだまだな選手たちだが日々成長中、このか弱い苗木を簡単に流出しないでしっかり大樹に出来るかがヴェルディ最大のウィークポイントなんだが。
▽スタメン出場選手数ランキング
2014年:17名
2009年:10名
2010年:10名
2006年:9名
2011年:9名
2012年:9名
2013年:7名
2007年:6名
2008年:5名
いわゆる金欠クラブになってからユース組を使うしかなくなったつうのも一理あるとは思う。特に30番台は2種登録ばかりだしシーズン中にとんでもない強化費があるわけでない。
追加登録も助っ人と呼ぶには物足りない練習生やレジェンド永井などしかできなかった2014年も例外ではない。だからこそ奮起してほしいユース組、実力も運もそしてタイミングも大事だがユース組にとって試練の時なのはこの数値でもわかる。
2014年、人数だけは史上最多だが結果が伴わない現状、理想と現実の狭間で苦しむのもこれまでの積み重ねが皆無なのだから当たり前。大事なのはここから。また補強、流出を繰り返すのでなくユース組を強化して基礎固めすること(育成売却も今は仕方ない)
基盤もなしに家は建たないんだから。
▽平均起用人数ランキング
2014年: 5.564名
2010年: 5.500名
2011年: 4.368名
2009年: 3.373名
2012年: 3.214名
2006年: 3.063名
2008年: 2.324名
2007年: 2.063名
2013年: 1.500名
一試合平均なので11人のうち約半数が起用された2014年、2010年以来のユース組重宝は嬉しいが結果は散々。まだ若いから?、ヤスが愚策だったから?違うでしょ、やるのは選手で結果出せなかったのはヤスだけに責任ないでしょ。まぁそれを引き出すセンスがヤスになかったのが一理としてもこんだけ使われても結果がすべて。ユース組主体で弱体化、そんな悪印象を振り払うのもユース組のチカラしかない。
▽主力規定選手
2006年:平本一樹
2007年:菅原智
2008年:菅原智 富澤清太郎 飯尾一慶 平本一樹
2009年:河野広貴 富澤清太郎
2010年:佐伯直哉 河野広貴 富澤清太郎 飯尾一慶 高木俊幸 平本一樹 高木善朗
2011年:佐伯直哉 河野広貴 小林祐希 高橋祥平
2012年:高橋祥平 飯尾一慶 和田拓也
2013年:飯尾一慶
2014年:田村直也 安在和樹 安西幸輝
時代の流れもあり同じ選手がずっといないのもこのクラブの現実。
サブタイトル『スタメンにユース組なしはいつぶりか?』
結論、08年以来5年ぶりのこと。メンバーも様変わりしたが監督も違う。ただクラブOB監督という点ではユース組の重宝率は大差がついた。
ユース組とは一言で言ってもキャリアや実力も08年メンバーと13年メンバーではかなり開きはある。だがヴェルディユースの血筋は同じ。1年目だろうとヴェルディの一員である以上、スタメンを飾る資格はある。果たせなかったのはヤスに非があるわけでなく選手の実力(アピール)不足でもある。ヤスが使わなかったのはヤスなりの判断で結果が伴わないからブーイングだがユース組にもブーイングしたい。
そんなユース組主体で挑む2014年。
申し子も常盤、優也くらいになり必然としてユース組を多用せざるえず前年夢半ばに諦めた3-1-4-2も試用せず4-2-3-1、ないし4-2-2-2で戦い結果が出なかったヤス。
キャンプではJ1相手に通じたらしいがそれが過信に繋がり蓋を開けてみたら通じない。特に攻撃面。
3-1-4-2
嫌いだしヴェルディつうか日本人には不向きだけど2014年も継続はチカラなりで。まぁ無理矢理仮定したら
GK………優也
DF井林…鐘必…田村(木鈴)
MF………ニウド(鈴木)
幸輝………………和樹
……中後……直人
FW…常盤……一樹
まぁ仮定したらね。
CBは常に悩み所、恭平いたらまだいいが。アンカーにこだわらず中後か直人にボランチやらせてダブボラにすべきだが。
まっ妄想しても上手く行く気はしないがやりようはあったシーズンじゃないかな?
つうか大半をユース組主体にはしなかったヤス、若いチームだからといってやり方が下手すぎた。多少我慢したとはいえ直輝は干しちゃうし恭平も。
大輔も弘希もだけど使うのは監督だし負ければ監督に責任擦り付けるんだから勝ちに行くためのスタメン、SUBなんだから納得はした。しかし勝てなかった。
冨樫監督で2014年開幕していたら…まぁ勝ててたとは思えないが我慢したとは思う。
とりあえず羽生社長には責任あるでしょ。退任を希望。
あと3試合、さすがに無理そうな鈴木に代わりスタメン候補に挙がる中野雅臣らユース組の奮起を期待して。