2014年8月8日、当記事はアップした。
あれから1ヶ月余り、情勢は改善される、そう願ったがヤスはあっさりと解任された。
多少のランクダウンならごまかせても、これほどの低迷をしてまだヤスに見切りをつけないのはスポンサーに筋が通らない。羽生の遅すぎる英断もまたワースト回避の大きな弊害となったのではないか?
とはいえもちろん選手たちに責任がないわけではない。そもそも勝てる試合を勝てなかったし、負ける試合を負けた。逆転してやるとか勝ち切るぞ的な気持ちが感じられないし残留争いに身を投じて初めてお尻に着火してるようでは面白くない。
残る11試合、ワースト回避の道はまだあるのだろうか?
▽2014年J2第31節終了時点のJ2順位ならびにヴェルディ現状
2014年9月14日現在
順位 チーム名 勝点 勝 分 敗 得失点(勝ち点率=勝ち点÷最多勝ち点[試合数×勝ち点3])
最高勝ち点・ 予想勝ち点
1 湘南 80 25 5 1 50(86.0%)
113・ 108.360
2 松本 62 18 8 5 23(66.7%)
95・ 84.042
3 磐田 53 15 8 8 13(57.0%)
86・ 71.820
4 北九州 52 15 7 9 4(55.9%)
85・ 70.434
5 岡山 51 13 12 6 7(54.8%)
84・ 69.048
6 大分 46 12 10 9 -6(49.5%)
79・ 62.370
7 京都 45 11 12 8 4(48.4%)
78・ 60.984
8 横浜FC 44 11 11 9 6(47.3%)
77・ 59.598
9 福岡 44 12 8 11 3(47.3%)
77・ 59.598
10 千葉 44 11 11 9 2(47.3%)
77・ 59.598
11 山形 42 11 9 11 3(45.2%)
75・ 56.952
12 札幌 42 11 9 11 2(45.2%)
75・ 56.952
13 岐阜 41 11 8 12 2(44.1%)
74・ 55.566
14 栃木 40 11 7 13 -5(43.0%)
73・ 54.180
15 長崎 37 8 13 10 1(39.8%)
70・ 50.148
16 水戸 37 9 10 12 1(39.8%)
70・ 50.148
17 愛媛 36 9 9 13 4(38.7%)
69・ 48.762
18 熊本 36 8 12 11 -11(38.7%)
69・ 48.762
19 群馬 31 9 4 18 -14(33.3%)
64・ 41.958
20 東京V 27 6 9 16 -18(29.0%)
60・ 36.540
21 讃岐 23 5 8 18 -31(24.7%)
56・ 31.122
22 富山 12 2 6 23 -40(12.9%)
45・ 16.254
ヴェルディ現状
順位 20位(Jリーグ40クラブ中 38位)
勝点 27(勝ち点率 29.0%)
試合数 31
勝数 6(勝率 19.4%)
引分数 9
負数 16
得点 24(得点率 0.77)
失点 42(失点率 1.35)
得失点差 -18(得失点差率 -0.58)
まぁ言うまでもなくかなり情けない数値ばかりだ。
ではワーストを回避することは可能か?を調べよう。
当ブログの『最強ヴェルディ決定戦』を参照願うが最も弱いのは2005年ヴェルディだ。
勝ち点率、勝率、失点率、得失点差率のワースト記録を長年保持しているがJ1のため順位はJ2、とりわけ2013年が最低順位となっている。順位はもはや諦めに近いが成績までも、もしやあの2005年ヴェルディさえも下回ることはあるのか?
2014年ヴェルディのワースト回避の道を探ろう。
成績表 ()内は年間試合数
93年(36)・28勝 8敗 ◇ ・72得31失
94年(44)・31勝13敗 ◇ ・91得47失
95年(52)・35勝17敗 ◇ ・106得62失
96年(30)・19勝11敗 ◇ ・68得42失
97年(32)・10勝22敗 ◇ ・38得65失
98年(34)・13勝21敗 ◇ ・47得53失
99年(30)・17勝11敗 2分・43得43失
00年(30)・12勝14敗 4分・46得44失
01年(30)・10勝18敗 2分・38得57失
02年(30)・13勝14敗 3分・41得43失
03年(30)・11勝12敗 7分・56得57失
04年(30)・11勝13敗 6分・43得46失
05年(34)・ 6勝16敗12分・40得73失
06年(48)・21勝19敗 8分・69得75失(J2)
07年(48)・26勝11敗11分・90得57失(J2)
08年(34)・10勝17敗 7分・38得50失
09年(51)・21勝19敗11分・68得61失(J2)
10年(36)・17勝12敗 7分・47得34失(J2)
11年(38)・16勝11敗11分・69得45失(J2)
12年(42)・20勝16敗 6分・65得46失(J2)
13年(42)・14勝14敗14分・52得58失(J2)
14年(31)・6勝16敗9分・24得42失(J2)
▽各年度の年間成績順位 <> 内はJリーグクラブ数
なお年間順位はCSなどにより異なる場合もあるがあくまで年間成績順位として記す。J2における順位はJ1クラブ数に伴い記す。
93年 1位<10>
94年 1位<12>
95年 1位<14>
96年 7位<16>
97年 15位<17>
98年 13位<18>
99年 7位<26>
00年 10位<27>
01年 14位<28>
02年 10位<28>
03年 8位<28>
04年 9位<28>
05年 17位<30>
06年 25位: 7位(J2)<31>
07年 20位: 2位(J2)<31>
08年 17位<33>
09年 25位: 7位(J2)<36>
10年 23位: 5位(J2)<37>
11年 23位: 5位(J2)<38>
12年 25位: 7位(J2)<40>
13年 31位: 13位(J2)<40>
14年 38位: 20位(J2)<40>※第31節終了時点
J2にいる限りは19位以下が確定している。まして38位はヴェルディに相応しくない。大幅なランクアップはもう無理だが一つでもワースト順位を高く終わりたい。野球で言うと1ゲーム差以上19位群馬と離されており自力ではランクアップしないが勝たなきゃ何も始まらない。
▽勝ち点率、勝率、得点率、失点率、得失点差率の各ワースト1、またJ2ワースト1をピックアップ。
▽勝ち点率
ワースト1:05年・29.4%
J2ワースト1:13年・44.4%
2014年:29.0%
05年を14年に換算すると37.044≠38。つまり勝ち点38以上でないとJ2ワースト1どころかヴェルディ史上ワースト1勝ち点率となる。あと勝ち点11、11試合で4勝が最短、冨樫ヴェルディのキセキ見せれるか?勝ち点56以下ののJ2ワースト1はあと失える勝ち点が4と絶望的。J2ワースト1はもはや確実。
▽勝率
ワースト1:05年・17.6%
J2ワースト1:13年・33.3%
2014年: 19.4%
こちらも05年を14年に換算。7.392≠8勝以上が必要となる。11試合で2勝以上と何とか回避は可能なはず。J2ワーストはあと8勝、さすがにJ2ワースト1は免れない。
▽得点率
ワースト1:08年・1.12
J2ワースト1:13年・1.24
2014年: 0.77
同上、1.12では47.04≠48、31試合24得点のチームが11試合24得点は望めない。まして52.08≠53、11試合29得点は支離滅裂な話し。得点率の史上ワーストは悲しいかな確実に。
▽失点率
ワースト1:05年・2.15
J2ワースト1:06年・1.56
2014年: 1.35
同上、90.3≠91以上。11試合で49失点はあり得ない。65.52≠66、11試合で24失点は気を抜けば…、J2ワーストだけは絶対に阻止したい。
▽得失点差率
ワースト1:05年・-0.97
J2ワースト1:13年・-0.14
2014年: -0.58
同上、-40.74≠-41以上。11試合で-23、ないと思いたいが安心はできない。-5.88≠-6、11試合で+17とつまり勝たなきゃ回避は厳しい。得点のワーストは確実だが失点は粘りがある、何とかJ2ワーストも回避したい。
▽では残る11試合での目標(▼J2ワースト記録: ◆ヴェルディワースト記録)
順位 13位以上:◆確実
7ランクアップは厳しくJ2ワーストすなわちヴェルディ史上最低順位記録は確実。
勝点 38以上:◆回避可能
あと勝ち点11、史上ワースト記録は阻止したい。
勝ち点率 29.4% :◆回避可能
上述の勝ち点38がこの勝ち点率となる。
当ブログのJ2残留ノルマにて触れたJ2残留ノルマがたまたま同じ29.4%だった。勝ち点38は残留ノルマとしては低く現実的なノルマは34.1%、勝ち点43以上である。ワースト記録を更新する、すなわち残留争いの渦中にいる可能性が高いのだ。つまり勝ち点38は余裕でクリアしないと。
勝率 8勝以上:◆回避可能
あと2勝、ワースト記録は免れたい。
得点率 48得点以上:◆確実
あと24得点、ワースト記録を更新するのは確実。
失点率 65失点以下:▼回避可能
23失点以内、大敗を減らし粘ればワースト回避も余裕。
得失点差率 -6差以上:▼回避可能
+17、簡単ではないが意地が見たい。
ワースト記録を回避するにはイバラの道が続くが冨樫ヴェルディには『残留』という目に見えた目標が課されている。幸い勝ち点4のアドバンテージはあり、自力残留は果たせるだけに、まずは勝ちを掴みたい。
得点以外はワースト回避の可能性が高いだけに、得点もできるだけ奪い一つでもワースト記録を更新しない2014年にしようぜ。
あれから1ヶ月余り、情勢は改善される、そう願ったがヤスはあっさりと解任された。
多少のランクダウンならごまかせても、これほどの低迷をしてまだヤスに見切りをつけないのはスポンサーに筋が通らない。羽生の遅すぎる英断もまたワースト回避の大きな弊害となったのではないか?
とはいえもちろん選手たちに責任がないわけではない。そもそも勝てる試合を勝てなかったし、負ける試合を負けた。逆転してやるとか勝ち切るぞ的な気持ちが感じられないし残留争いに身を投じて初めてお尻に着火してるようでは面白くない。
残る11試合、ワースト回避の道はまだあるのだろうか?
▽2014年J2第31節終了時点のJ2順位ならびにヴェルディ現状
2014年9月14日現在
順位 チーム名 勝点 勝 分 敗 得失点(勝ち点率=勝ち点÷最多勝ち点[試合数×勝ち点3])
最高勝ち点・ 予想勝ち点
1 湘南 80 25 5 1 50(86.0%)
113・ 108.360
2 松本 62 18 8 5 23(66.7%)
95・ 84.042
3 磐田 53 15 8 8 13(57.0%)
86・ 71.820
4 北九州 52 15 7 9 4(55.9%)
85・ 70.434
5 岡山 51 13 12 6 7(54.8%)
84・ 69.048
6 大分 46 12 10 9 -6(49.5%)
79・ 62.370
7 京都 45 11 12 8 4(48.4%)
78・ 60.984
8 横浜FC 44 11 11 9 6(47.3%)
77・ 59.598
9 福岡 44 12 8 11 3(47.3%)
77・ 59.598
10 千葉 44 11 11 9 2(47.3%)
77・ 59.598
11 山形 42 11 9 11 3(45.2%)
75・ 56.952
12 札幌 42 11 9 11 2(45.2%)
75・ 56.952
13 岐阜 41 11 8 12 2(44.1%)
74・ 55.566
14 栃木 40 11 7 13 -5(43.0%)
73・ 54.180
15 長崎 37 8 13 10 1(39.8%)
70・ 50.148
16 水戸 37 9 10 12 1(39.8%)
70・ 50.148
17 愛媛 36 9 9 13 4(38.7%)
69・ 48.762
18 熊本 36 8 12 11 -11(38.7%)
69・ 48.762
19 群馬 31 9 4 18 -14(33.3%)
64・ 41.958
20 東京V 27 6 9 16 -18(29.0%)
60・ 36.540
21 讃岐 23 5 8 18 -31(24.7%)
56・ 31.122
22 富山 12 2 6 23 -40(12.9%)
45・ 16.254
ヴェルディ現状
順位 20位(Jリーグ40クラブ中 38位)
勝点 27(勝ち点率 29.0%)
試合数 31
勝数 6(勝率 19.4%)
引分数 9
負数 16
得点 24(得点率 0.77)
失点 42(失点率 1.35)
得失点差 -18(得失点差率 -0.58)
まぁ言うまでもなくかなり情けない数値ばかりだ。
ではワーストを回避することは可能か?を調べよう。
当ブログの『最強ヴェルディ決定戦』を参照願うが最も弱いのは2005年ヴェルディだ。
勝ち点率、勝率、失点率、得失点差率のワースト記録を長年保持しているがJ1のため順位はJ2、とりわけ2013年が最低順位となっている。順位はもはや諦めに近いが成績までも、もしやあの2005年ヴェルディさえも下回ることはあるのか?
2014年ヴェルディのワースト回避の道を探ろう。
成績表 ()内は年間試合数
93年(36)・28勝 8敗 ◇ ・72得31失
94年(44)・31勝13敗 ◇ ・91得47失
95年(52)・35勝17敗 ◇ ・106得62失
96年(30)・19勝11敗 ◇ ・68得42失
97年(32)・10勝22敗 ◇ ・38得65失
98年(34)・13勝21敗 ◇ ・47得53失
99年(30)・17勝11敗 2分・43得43失
00年(30)・12勝14敗 4分・46得44失
01年(30)・10勝18敗 2分・38得57失
02年(30)・13勝14敗 3分・41得43失
03年(30)・11勝12敗 7分・56得57失
04年(30)・11勝13敗 6分・43得46失
05年(34)・ 6勝16敗12分・40得73失
06年(48)・21勝19敗 8分・69得75失(J2)
07年(48)・26勝11敗11分・90得57失(J2)
08年(34)・10勝17敗 7分・38得50失
09年(51)・21勝19敗11分・68得61失(J2)
10年(36)・17勝12敗 7分・47得34失(J2)
11年(38)・16勝11敗11分・69得45失(J2)
12年(42)・20勝16敗 6分・65得46失(J2)
13年(42)・14勝14敗14分・52得58失(J2)
14年(31)・6勝16敗9分・24得42失(J2)
▽各年度の年間成績順位 <> 内はJリーグクラブ数
なお年間順位はCSなどにより異なる場合もあるがあくまで年間成績順位として記す。J2における順位はJ1クラブ数に伴い記す。
93年 1位<10>
94年 1位<12>
95年 1位<14>
96年 7位<16>
97年 15位<17>
98年 13位<18>
99年 7位<26>
00年 10位<27>
01年 14位<28>
02年 10位<28>
03年 8位<28>
04年 9位<28>
05年 17位<30>
06年 25位: 7位(J2)<31>
07年 20位: 2位(J2)<31>
08年 17位<33>
09年 25位: 7位(J2)<36>
10年 23位: 5位(J2)<37>
11年 23位: 5位(J2)<38>
12年 25位: 7位(J2)<40>
13年 31位: 13位(J2)<40>
14年 38位: 20位(J2)<40>※第31節終了時点
J2にいる限りは19位以下が確定している。まして38位はヴェルディに相応しくない。大幅なランクアップはもう無理だが一つでもワースト順位を高く終わりたい。野球で言うと1ゲーム差以上19位群馬と離されており自力ではランクアップしないが勝たなきゃ何も始まらない。
▽勝ち点率、勝率、得点率、失点率、得失点差率の各ワースト1、またJ2ワースト1をピックアップ。
▽勝ち点率
ワースト1:05年・29.4%
J2ワースト1:13年・44.4%
2014年:29.0%
05年を14年に換算すると37.044≠38。つまり勝ち点38以上でないとJ2ワースト1どころかヴェルディ史上ワースト1勝ち点率となる。あと勝ち点11、11試合で4勝が最短、冨樫ヴェルディのキセキ見せれるか?勝ち点56以下ののJ2ワースト1はあと失える勝ち点が4と絶望的。J2ワースト1はもはや確実。
▽勝率
ワースト1:05年・17.6%
J2ワースト1:13年・33.3%
2014年: 19.4%
こちらも05年を14年に換算。7.392≠8勝以上が必要となる。11試合で2勝以上と何とか回避は可能なはず。J2ワーストはあと8勝、さすがにJ2ワースト1は免れない。
▽得点率
ワースト1:08年・1.12
J2ワースト1:13年・1.24
2014年: 0.77
同上、1.12では47.04≠48、31試合24得点のチームが11試合24得点は望めない。まして52.08≠53、11試合29得点は支離滅裂な話し。得点率の史上ワーストは悲しいかな確実に。
▽失点率
ワースト1:05年・2.15
J2ワースト1:06年・1.56
2014年: 1.35
同上、90.3≠91以上。11試合で49失点はあり得ない。65.52≠66、11試合で24失点は気を抜けば…、J2ワーストだけは絶対に阻止したい。
▽得失点差率
ワースト1:05年・-0.97
J2ワースト1:13年・-0.14
2014年: -0.58
同上、-40.74≠-41以上。11試合で-23、ないと思いたいが安心はできない。-5.88≠-6、11試合で+17とつまり勝たなきゃ回避は厳しい。得点のワーストは確実だが失点は粘りがある、何とかJ2ワーストも回避したい。
▽では残る11試合での目標(▼J2ワースト記録: ◆ヴェルディワースト記録)
順位 13位以上:◆確実
7ランクアップは厳しくJ2ワーストすなわちヴェルディ史上最低順位記録は確実。
勝点 38以上:◆回避可能
あと勝ち点11、史上ワースト記録は阻止したい。
勝ち点率 29.4% :◆回避可能
上述の勝ち点38がこの勝ち点率となる。
当ブログのJ2残留ノルマにて触れたJ2残留ノルマがたまたま同じ29.4%だった。勝ち点38は残留ノルマとしては低く現実的なノルマは34.1%、勝ち点43以上である。ワースト記録を更新する、すなわち残留争いの渦中にいる可能性が高いのだ。つまり勝ち点38は余裕でクリアしないと。
勝率 8勝以上:◆回避可能
あと2勝、ワースト記録は免れたい。
得点率 48得点以上:◆確実
あと24得点、ワースト記録を更新するのは確実。
失点率 65失点以下:▼回避可能
23失点以内、大敗を減らし粘ればワースト回避も余裕。
得失点差率 -6差以上:▼回避可能
+17、簡単ではないが意地が見たい。
ワースト記録を回避するにはイバラの道が続くが冨樫ヴェルディには『残留』という目に見えた目標が課されている。幸い勝ち点4のアドバンテージはあり、自力残留は果たせるだけに、まずは勝ちを掴みたい。
得点以外はワースト回避の可能性が高いだけに、得点もできるだけ奪い一つでもワースト記録を更新しない2014年にしようぜ。