98年フランス大会、02年日韓大会、06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会。気がつけば5大会連続出場の日本代表、W杯常連国になるとは冬の時代を知る方々は思いもしなかっただろうね。
94年アメリカ大会はドーハで夢破れたもののそこから5大会、ざっと114名がW杯に登録された。(重複してるので実際は77名14年は6月2日に正式登録だけど)
メンバー登録されているが傾向はあるのか調べてみる。
まず各大会のメンバーから軽くエピを。
98フランスW杯
1GK小島伸幸(平塚)
2DF名良橋晃(鹿島)
3DF相馬直樹(鹿島)
4DF井原正巳(横浜M)
5DF小村徳男(横浜M)
6MF山口素弘(横浜F)
7MF伊東輝悦(清水)
8MF中田英寿(平塚)
9FW中山雅史(磐田)
10MF名波浩(磐田)
11MF小野伸二(浦和)
12FW呂比須ワグナー(平塚)
13MF服部年宏(磐田)
14FW岡野雅行(浦和)
15MF森島寛晃(C大阪)
16DF斉藤俊秀(清水)
17DF秋田豊(鹿島)
18FW城彰二(横浜M)
19DF中西永輔(市原)
20GK川口能活(横浜M)
21GK楢崎正剛(横浜F)
22MF平野孝(名古屋)
▽当時は登録22名であり1ポジション2名が原則ながら万が一に備えGKを3名登録した。当時は怪我による登録変更を認めてなかったはず。そのためFPが19名しかいない。
GKは川口、楢崎、小島
DFは右SB名良橋、中西、CB秋田、井原、小村、斉藤、左SB相馬
MFはボランチ山口、名波、伊東、服部
攻撃的MFに中田、森島、平野、小野
FWは中山、城、呂比須、岡野
もちろん複数ポジションやれる中西や服部、中盤もFWも別に指定ポジション以外でプレーしたが今ほどポリバレントなタレントは豊富ではなかったのも一理あるか。
いわゆるバックアップが見当たらないのは今も当時も何も変わらない。こと岡田体制によるレギュラーとバックアップの経験値はこの頃も課題であった。わかりやすいのは井原のバックアップ。斉藤は予選で出番はいくつかあったが、任せて安心だったとは言えず。
井原だけでなくレギュラーは代えが効かなった、名良橋や相馬、山口、名波、中田らは欠場すれば別のチームになっていたはず。特に中盤のトライアングルの信頼関係は後年山口や名波が自慢するほど。岡田のレギュラー固定によるメリットとデメリットは12年経っても課題に。
02日韓W杯
1GK川口能活(ポーツマス)
2DF秋田豊(鹿島)
3DF松田直樹(横浜FM)
4DF森岡隆三(清水)
5MF稲本潤一(アーセナル)
6DF服部年宏(磐田)
7MF中田英寿(パルマ)
8MF森島寛晃(C大阪)
9FW西澤明訓(C大阪)
10FW中山雅史(磐田)
11FW鈴木隆行(鹿島)
12GK楢崎正剛(名古屋)
13FW柳沢敦(鹿島)
14MF三都主アレサンドロ(清水)
15MF福西崇史(磐田)
16DF中田浩二(鹿島)
17DF宮本恒靖(G大阪)
18MF小野伸二(フェイエノールト)
19MF小笠原満男(鹿島)
20MF明神智和(柏)
21MF戸田和幸(清水)
22MF市川大祐(清水)
23GK曽ヶ端準(鹿島)
▽登録が23名になりGKを3名選べる利点はついた。また自国開催により予選免除でチーム作りに専念できたトルシエと予選途中の瀕死のチームを引き受けた97年からの岡田を比較すべきではないがまずバックアップに関してはある程度、信頼を置けるメンバーを配置したトルシエ。
GKは楢崎、川口、曽ヶ端
DFはCB松田、森岡、中田浩、秋田、宮本、服部
MFはボランチ稲本、戸田、福西
右WBに市川、明神、左WBに三都主、小野
トップ下に中田英、小笠原、森島
FWは鈴木、柳沢、西澤、中山
3-5-2という当時流行のフォーメーションの型に嵌まるピースを厳選した結果、中村など落選者もかなりいたわけだが複数ポジションこなせる明神や中田浩などはかなり重宝され、また森岡の負傷という不測の事態にも宮本がしっかり代役を果たすなどバックアップは、及第点。前述のようにチーム作りに4年かけれたのだから当たり前ではあるが奇策(三都主&西澤)が当たらなかったトルコ戦が悔やまれる。
06ドイツW杯
1GK楢崎正剛(名古屋)
2DF田中誠(磐田)
→DF茂庭照幸(FC東京)
3DF駒野友一(広島)
4MF遠藤保仁(G大阪)
5DF宮本恒靖(G大阪)
6MF中田浩二(バーゼル)
7MF中田英寿(ボルトン)
8MF小笠原満男(鹿島)
9FW高原直泰(ハンブルガーSV)
10MF中村俊輔(セルティック)
11FW巻誠一郎(千葉)
12GK土肥洋一(FC東京)
13FW柳沢敦(鹿島)
14DF三都主アレサンドロ(浦和)
15MF福西崇史(磐田)
16FW大黒将志(グルノーブル)
17MF稲本潤一(ウェストブロミッジ)
18MF小野伸二(浦和)
19DF坪井慶介(浦和)
20FW玉田圭司(名古屋)
21DF加地亮(G大阪)
22DF中澤佑二(横浜FM)
23GK川口能活(磐田)
▽田中負傷によりバカンス中の茂庭を緊急召集するなどバタバタ感は否めなかったが4年間率いたことやなんだかんだ信頼するバックアップを呼び寄せたことで期待感は抱かせた。つうか不思議と勝ってしまうジーコマジックを何故か信じた自分がいたが…
GKは川口、楢崎、土肥
DFは右SB加地、駒野、CB中澤、宮本、坪井、茂庭、左SB三都主、中田浩
MFはボランチ中田英、福西、稲本、遠藤
攻撃的MFに中村、小野、小笠原
FWに高原、柳沢、玉田、大黒、巻
最もこの代表の課題は中田英寿と10人の愉快な『お友達』にあってそれ以外にもいろいろあるが、惨敗したこと以外は書くのも面倒。後に中澤が手記にしていたが結局、既成事実である。
三都主や福西と中田英が喧嘩したことは表面化していて悪くなかった、福西も後年よくあることと話してるし。それ以外がなんとも陰湿でジメジメ。なんだかなつう。
10南アフリカW杯
1GK楢崎正剛(名古屋)
2MF阿部勇樹(浦和)
3DF駒野友一(磐田)
4DF田中マルクス闘莉王(名古屋)
5DF長友佑都(FC東京)
6DF内田篤人(鹿島)
7MF遠藤保仁(G大阪)
8MF松井大輔(グルノーブル)
9FW岡崎慎司(清水)
10MF中村俊輔(横浜FM)
11FW玉田圭司(名古屋)
12FW矢野貴章(新潟)
13DF岩政大樹(鹿島)
14MF中村憲剛(川崎)
15DF今野泰幸(FC東京)
16FW大久保嘉人(神戸)
17MF長谷部誠(ヴォルフスブルク)
18MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
19FW森本貴幸(カターニャ)
20MF稲本潤一(川崎)
21GK川島永嗣(川崎)
22DF中澤佑二(横浜FM)
23GK川口能活(磐田)
▽GKは楢崎、川島、川口
DFは右SB駒野、内田、CB闘莉王、岩政、今野、中澤、左SB長友
MFはボランチ阿部、遠藤、長谷部、稲本
攻撃的MFに岡崎、松井、俊輔、憲剛、大久保
FWに玉田、矢野、本田、森本
選出面ではサプライズで川口能活や矢野貴章だけどそれほど効果あるメンバーにはならなかったような。選んだけど結果的に使わなかったFPが3人いるのも98年大会以来のこと、使ったけど使ったと思えない選手も多々だけど。
バックアップはやはり薄くスタメンを固定してきたためパラグアイ戦で仮に勝ち進んだとしても累積により出場停止が決まっていた長友らの穴を埋め勝ち進んだかは疑問。
チームとしては過去最強のまとまりを見せたがしょせんベスト16止まり。まぁ前回大会のメンバーは8人(楢崎、駒野、遠藤、中村俊、玉田、稲本、中澤、川口)いるわけで何が大事か痛感した中での大会ではあったか。公言したベスト4まで勝ち抜けなかったのもそのレベルだということ。
試合勘不明な川口をベッカムみたくスタッフ帯同させて、西川とかに『W杯』を肌で感じさせても良かった気がしないでもないが後の祭り。
結果として阿部アンカー本田トップは通じたが同じ奇策がこれからも通じるわけないし。ゴールも2発は文字通り十八番(ついでに七番)のFK、セットプレー以外で日本が圧倒するなんてまぁ無理な展開だとは思うが。
肝心なことは忘れてる。積み重ねが何もない。4年毎に監督を代え日本のサッカーといえる積み重ねがないまま。世界と対等に渡るために、より一貫した強化をするならU-12とかから指導してもらったほうがいいだろう。
14ブラジルW杯
※背番号は予想です。6月2日に発表?
1GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
12GK西川周作(浦和)
23GK権田修一(FC東京)
15DF今野泰幸(G大阪)
19DF伊野波雅彦(磐田)
5DF長友佑都(インテル・ミラノ)
6DF森重真人(FC東京)
2DF内田篤人(FCシャルケ04)
22DF吉田麻也(サウサンプトン)
21DF酒井宏樹(ハノーファー96)
3DF酒井高徳(VfBシュツットガルト)
7MF遠藤保仁(G大阪)
17MF長谷部誠(1.FCニュルンベルク)
14MF青山敏弘(広島)
16MF山口蛍(C大阪)
13FW大久保嘉人(川崎)
9FW岡崎慎司(1.FSVマインツ05)
4FW本田圭佑(ACミラン)
10FW香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
8FW清武弘嗣(1.FCニュルンベルク)
11FW柿谷曜一朗(C大阪)
20FW齋藤学(横浜FM)
18FW大迫勇也(TSV1860ミュンヘン)
▽GKは川島、西川、権田
※独断と偏見で書いてます、実際はよく分かってない(笑)
DFは右SB内田、酒井宏、CB森重、今野、伊野波、吉田、左SB長友、酒井高
MFはボランチ遠藤、長谷部、青山、山口
攻撃的MFに岡崎、本田、香川、清武、齋藤、大久保
FWに柿谷、大迫
選出では大久保がサプライズ招集に。負傷が明けてない内田や長谷部など不安もある選手を抱えたままだが報道でも触れられた海外組の過半数越えも特徴に。
ザッケローニ監督としては戦える23人を選び攻撃的な陣容になっただけに結果で応えたいところ。
6月15日(10:00) W杯グループC
日本 vs コートジボワール レシフェ
6月20日(7:00) W杯グループC
日本 vs ギリシャ ナタル
6月24日(5:00) W杯グループC
日本 vs コロンビア クイアバ
まぁ試合前は毎大会、勝てる気はしないのだがやるのは同じ人間、しかも海外組過去最多と日本代表の課題だった国際舞台での経験不足はかなりクリアしてきてる。フィジカルの差は簡単には埋まらないが日本代表らしい小回りだったり俊敏さだったりでうまく去なしたり突拍子なくやれたらドイツ大会みたいな惨劇はないだろう。
たぶんメンバーの経歴からしても過去最強とは過言だが98年時からすれば格段に層は厚い。本田や香川、長友がビッグクラブに在籍してるのもデカイ、あとはハッタリじゃないものを見せないと。あと2~3人大会後に注目を浴びるような大会に。
ベスト8は険しいが可能性はないわけじゃない、やる前からマイナスになる必要はないんだから本田みたいにプラス思考で、勝つ日本代表が見たい。3連勝も3連敗もありうるのがグループCかなとも思うが(笑)(5月14日、V的プレビュー)
では各大会の傾向から全体の傾向などを見てみよう。
▽登録ポジション別人数に分ける。
98フランスW杯
GK…3名・13.6%
DF…7名・31.8%
MF…8名・36.4%
FW…4名・18.2%
02日韓W杯
GK…3名・13.0%
DF…6名・26.1%
MF…10名・43.5%
FW…4名・17.4%
06ドイツW杯
GK…3名・13.0%
DF…7名・30.4%
MF…8名・34.8%
FW…5名・21.7%
10南アフリカW杯
GK…3名・13.0%
DF…7名・30.4%
MF…8名・34.8%
FW…5名・21.7%
14ブラジルW杯
GK…3名・13.0%
DF…8名・34.8%
MF…4名・17.4%
FW…8名・34.8%
※あくまでJFA公式発表、本大会登録もこのままかは不明だが。
トータル(個々では重複しているが114名)
GK…15名・13.2%
DF…35名・30.7%
MF…38名・33.3%
FW…26名・22.8%
この傾向からはGK3名、DFは約3割、MFは約4割だったがザック体制で半減し3分の1に、ザック体制により微増したFWは2割が選ばれるのはわかる。
実数にするとDF7名、MF7名、FW5名とまぁザック体制の影響もありバランスの取れた人数比率になってた傾向である。
▽所属クラブを集計しよう。
98フランスW杯
横浜M・4名
平塚・3名
鹿島・3名
磐田・3名
横浜F・2名
清水・2名
浦和・2名
C大阪・1名
市原・1名
名古屋・1名
いわゆる海外組がいなかった時代、国内組から分散して選ばれたわけだが当時のチャンピオンクラブ磐田や鹿島より代表レギュラーを多く輩出する横浜Mが最多と読みづらい傾向にある。
02日韓W杯
鹿島・6名
清水・4名
磐田・3名
C大阪・2名
名古屋・1名
G大阪・1名
横浜FM・1名
柏・1名
ポーツマス・1名
アーセナル・1名
パルマ・1名
フェイエノールト・1名
海外組はまだ少なくしかも有名クラブばかりだったなぁと。国内組では鹿島が最多だが鹿島自体は弱体化していた時期。約半数は鹿島と清水であり当時のチャンピオン磐田から3名とチャンピオンクラブからは選ばれない傾向は現在の鹿島にも言える傾向。
06ドイツW杯
G大阪・3名
浦和・3名
磐田・2名
鹿島・2名
名古屋・2名
FC東京・2名
広島・1名
千葉・1名
横浜FM・1名
バーゼル・1名
ボルトン・1名
ハンブルガーSV・1名
セルティック・1名
グルノーブル・1名
ウエストブロミッジ・1名
海外組の所属クラブがあまりにマニアックになりまた人数も増えて国内組の比率が減りチャンピオンクラブのG大阪や浦和が最多になるなどやや傾向が読めなくなる。
10南アフリカW杯
名古屋・3名
川崎・3名
磐田・2名
横浜FM・2名
鹿島・2名
FC東京・2名
G大阪・1名
浦和・1名
清水・1名
新潟・1名
神戸・1名
グルノーブル・1名
ヴォルフスブルク・1名
CSKAモスクワ・1名
カターニャ・1名
チャンピオン鹿島からは結局2名で最多がリーグ優勝したことがない名古屋と川崎。海外クラブもマニアックは変わらず。大会後に本田には有名クラブが興味を示しているが…
14ブラジルW杯
FC東京・2名
G大阪・2名
C大阪・2名
1.FCニュルンベルク・2名
浦和・1名
川崎・1名
横浜FM・1名
磐田・1名
広島・1名
スタンダール・リエージュ・1名
インテル・ミラノ・1名
FCシャルケ04・1名
サウサンプトン・1名
ハノーファー96・1名
VfBシュツットガルト・1名
1.FSVマインツ05・1名
ACミラン・1名
マンチェスター・ユナイテッド・1名
TSV1860ミュンヘン・1名
前年のJチャンピオン広島からは青山のみ。報道にあるが5大会目にして鹿島から初の0。海外クラブが国内組を上回るのは初のこと。マニアックな海外クラブだけでなくビッグクラブにも日本人プレーヤーが在籍、ただ冷遇されつつあるので名誉挽回にしないと。
比率にすると02日韓W杯、06ドイツW杯、10南アフリカW杯、14ブラジルW杯合算の92名のうち
国内組・66名…71.7%
海外組・26名…28.3%
ザック体制により8割国内組、2割海外組の構図が7割国内組、3割海外組の傾向に変化。それはここ数年で日本人プレーヤーの価値が高まったことは嬉しいようで国内リーグに痛手でもあるか。
▽意外な落選者
この傾向はあくまで反響の大きかった選手となるが
98フランスW杯は言うまでもないが
King KAZU
他に北澤豪、市川大祐と直前に落選しているがやはりKAZUほど衝撃を与えた落選者はいない。
特に2名の現役ヴェルディ選手落選はヴェルディサポにとっても岡田嫌いの一因となっている。
02日韓W杯はやはり
中村俊輔
そもそも彼を左ハーフで使うなどトルシエの起用もなかなか酷で当落線上にいたのは確か。ただ選ばれそうだっただけに本人の涙と後年の「嫌い」発言は印象深い。
06ドイツW杯
久保竜彦
誰もが日本のFWにはドラゴンが入ると予想していた。しかしジーコはFW5人に久保は入れずQBK「急にボールが来た」FWやドラゴンボールのボール、KAZUJr.の伝説の11番、そして高原、オグリを選んだ。
10南アフリカW杯
前田遼一
一番驚いた落選者は特にいないのが実情か。前田、小笠原など落ちるだろう予想されてた選手は軒並み落ちたが予備登録にはいたり。
14ブラジルW杯
中村憲剛
事前予想では豊田や南野、塩谷などがサプライズなら有力視されたが南野こそ予備登録されたが、驚きは少なく順当な23人というべきか。中村憲のような当落線上の選手は明暗ははっきりしたが。
▽サプライズ選出
98フランスW杯
まず本人が驚きを隠さなかったのが伊東だ。アトランタ組が多かったとはいえ連携に不安を抱える伊東より鹿島の本田あたりが妥当ではあったか。いずれにせよかなりサプライズ要素があった伊東の選出だった。なお基本的に使わないのがサプライズメンバーだったりもする。
02日韓W杯
ベテランは要らない。確かトルシエはベテラン切りを宣言した。が、メンバー発表ではまず秋田、そして中山がメンバー入り。結論ほとんど使われなかった二人だが若いチームを影で支え精神的支柱にはなった。
06ドイツW杯
KAZUの御子息が伝説の11番に父上を差し置いて名前を出したのが巻。巻自身は僅かながら出場したがサプライズ過ぎて誰も巻の代表入りは予想してなかったはず。もとより一番のサプライズはホノルルだがでバカンスしていた茂庭だろうけど。
10南アフリカW杯
言わずもがな能活。前代未聞でしょ、負傷メンバーの選出は。バックアップになればいいが…。まぁ岩政や矢野もサプライズか、ほとんど使わなかったけど。
14ブラジルW杯
まぁ大久保は当落線上にあって滑り込めたのは良かった。サプライズというほどのインパクトはないが記者がザック発表時に「オー」と唸ったのも印象的。あまり代表で大成しない大久保だけに今大会はどうか?
んで以下のように傾向をまとめた。
以上を踏まえると予想の傾向とポイントはこちら。
・GK3名、DF7名、MF7名、FW5名。
・国内組16名、海外組7名ほど、近年は海外組増加だが。
・サプライズメンバーはあっても1名程度。
・意外な落選者は必ず出る。
全て推察である。予想したとてこればかりは当たらないもんだが。
94年アメリカ大会はドーハで夢破れたもののそこから5大会、ざっと114名がW杯に登録された。(重複してるので実際は77名14年は6月2日に正式登録だけど)
メンバー登録されているが傾向はあるのか調べてみる。
まず各大会のメンバーから軽くエピを。
98フランスW杯
1GK小島伸幸(平塚)
2DF名良橋晃(鹿島)
3DF相馬直樹(鹿島)
4DF井原正巳(横浜M)
5DF小村徳男(横浜M)
6MF山口素弘(横浜F)
7MF伊東輝悦(清水)
8MF中田英寿(平塚)
9FW中山雅史(磐田)
10MF名波浩(磐田)
11MF小野伸二(浦和)
12FW呂比須ワグナー(平塚)
13MF服部年宏(磐田)
14FW岡野雅行(浦和)
15MF森島寛晃(C大阪)
16DF斉藤俊秀(清水)
17DF秋田豊(鹿島)
18FW城彰二(横浜M)
19DF中西永輔(市原)
20GK川口能活(横浜M)
21GK楢崎正剛(横浜F)
22MF平野孝(名古屋)
▽当時は登録22名であり1ポジション2名が原則ながら万が一に備えGKを3名登録した。当時は怪我による登録変更を認めてなかったはず。そのためFPが19名しかいない。
GKは川口、楢崎、小島
DFは右SB名良橋、中西、CB秋田、井原、小村、斉藤、左SB相馬
MFはボランチ山口、名波、伊東、服部
攻撃的MFに中田、森島、平野、小野
FWは中山、城、呂比須、岡野
もちろん複数ポジションやれる中西や服部、中盤もFWも別に指定ポジション以外でプレーしたが今ほどポリバレントなタレントは豊富ではなかったのも一理あるか。
いわゆるバックアップが見当たらないのは今も当時も何も変わらない。こと岡田体制によるレギュラーとバックアップの経験値はこの頃も課題であった。わかりやすいのは井原のバックアップ。斉藤は予選で出番はいくつかあったが、任せて安心だったとは言えず。
井原だけでなくレギュラーは代えが効かなった、名良橋や相馬、山口、名波、中田らは欠場すれば別のチームになっていたはず。特に中盤のトライアングルの信頼関係は後年山口や名波が自慢するほど。岡田のレギュラー固定によるメリットとデメリットは12年経っても課題に。
02日韓W杯
1GK川口能活(ポーツマス)
2DF秋田豊(鹿島)
3DF松田直樹(横浜FM)
4DF森岡隆三(清水)
5MF稲本潤一(アーセナル)
6DF服部年宏(磐田)
7MF中田英寿(パルマ)
8MF森島寛晃(C大阪)
9FW西澤明訓(C大阪)
10FW中山雅史(磐田)
11FW鈴木隆行(鹿島)
12GK楢崎正剛(名古屋)
13FW柳沢敦(鹿島)
14MF三都主アレサンドロ(清水)
15MF福西崇史(磐田)
16DF中田浩二(鹿島)
17DF宮本恒靖(G大阪)
18MF小野伸二(フェイエノールト)
19MF小笠原満男(鹿島)
20MF明神智和(柏)
21MF戸田和幸(清水)
22MF市川大祐(清水)
23GK曽ヶ端準(鹿島)
▽登録が23名になりGKを3名選べる利点はついた。また自国開催により予選免除でチーム作りに専念できたトルシエと予選途中の瀕死のチームを引き受けた97年からの岡田を比較すべきではないがまずバックアップに関してはある程度、信頼を置けるメンバーを配置したトルシエ。
GKは楢崎、川口、曽ヶ端
DFはCB松田、森岡、中田浩、秋田、宮本、服部
MFはボランチ稲本、戸田、福西
右WBに市川、明神、左WBに三都主、小野
トップ下に中田英、小笠原、森島
FWは鈴木、柳沢、西澤、中山
3-5-2という当時流行のフォーメーションの型に嵌まるピースを厳選した結果、中村など落選者もかなりいたわけだが複数ポジションこなせる明神や中田浩などはかなり重宝され、また森岡の負傷という不測の事態にも宮本がしっかり代役を果たすなどバックアップは、及第点。前述のようにチーム作りに4年かけれたのだから当たり前ではあるが奇策(三都主&西澤)が当たらなかったトルコ戦が悔やまれる。
06ドイツW杯
1GK楢崎正剛(名古屋)
2DF田中誠(磐田)
→DF茂庭照幸(FC東京)
3DF駒野友一(広島)
4MF遠藤保仁(G大阪)
5DF宮本恒靖(G大阪)
6MF中田浩二(バーゼル)
7MF中田英寿(ボルトン)
8MF小笠原満男(鹿島)
9FW高原直泰(ハンブルガーSV)
10MF中村俊輔(セルティック)
11FW巻誠一郎(千葉)
12GK土肥洋一(FC東京)
13FW柳沢敦(鹿島)
14DF三都主アレサンドロ(浦和)
15MF福西崇史(磐田)
16FW大黒将志(グルノーブル)
17MF稲本潤一(ウェストブロミッジ)
18MF小野伸二(浦和)
19DF坪井慶介(浦和)
20FW玉田圭司(名古屋)
21DF加地亮(G大阪)
22DF中澤佑二(横浜FM)
23GK川口能活(磐田)
▽田中負傷によりバカンス中の茂庭を緊急召集するなどバタバタ感は否めなかったが4年間率いたことやなんだかんだ信頼するバックアップを呼び寄せたことで期待感は抱かせた。つうか不思議と勝ってしまうジーコマジックを何故か信じた自分がいたが…
GKは川口、楢崎、土肥
DFは右SB加地、駒野、CB中澤、宮本、坪井、茂庭、左SB三都主、中田浩
MFはボランチ中田英、福西、稲本、遠藤
攻撃的MFに中村、小野、小笠原
FWに高原、柳沢、玉田、大黒、巻
最もこの代表の課題は中田英寿と10人の愉快な『お友達』にあってそれ以外にもいろいろあるが、惨敗したこと以外は書くのも面倒。後に中澤が手記にしていたが結局、既成事実である。
三都主や福西と中田英が喧嘩したことは表面化していて悪くなかった、福西も後年よくあることと話してるし。それ以外がなんとも陰湿でジメジメ。なんだかなつう。
10南アフリカW杯
1GK楢崎正剛(名古屋)
2MF阿部勇樹(浦和)
3DF駒野友一(磐田)
4DF田中マルクス闘莉王(名古屋)
5DF長友佑都(FC東京)
6DF内田篤人(鹿島)
7MF遠藤保仁(G大阪)
8MF松井大輔(グルノーブル)
9FW岡崎慎司(清水)
10MF中村俊輔(横浜FM)
11FW玉田圭司(名古屋)
12FW矢野貴章(新潟)
13DF岩政大樹(鹿島)
14MF中村憲剛(川崎)
15DF今野泰幸(FC東京)
16FW大久保嘉人(神戸)
17MF長谷部誠(ヴォルフスブルク)
18MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
19FW森本貴幸(カターニャ)
20MF稲本潤一(川崎)
21GK川島永嗣(川崎)
22DF中澤佑二(横浜FM)
23GK川口能活(磐田)
▽GKは楢崎、川島、川口
DFは右SB駒野、内田、CB闘莉王、岩政、今野、中澤、左SB長友
MFはボランチ阿部、遠藤、長谷部、稲本
攻撃的MFに岡崎、松井、俊輔、憲剛、大久保
FWに玉田、矢野、本田、森本
選出面ではサプライズで川口能活や矢野貴章だけどそれほど効果あるメンバーにはならなかったような。選んだけど結果的に使わなかったFPが3人いるのも98年大会以来のこと、使ったけど使ったと思えない選手も多々だけど。
バックアップはやはり薄くスタメンを固定してきたためパラグアイ戦で仮に勝ち進んだとしても累積により出場停止が決まっていた長友らの穴を埋め勝ち進んだかは疑問。
チームとしては過去最強のまとまりを見せたがしょせんベスト16止まり。まぁ前回大会のメンバーは8人(楢崎、駒野、遠藤、中村俊、玉田、稲本、中澤、川口)いるわけで何が大事か痛感した中での大会ではあったか。公言したベスト4まで勝ち抜けなかったのもそのレベルだということ。
試合勘不明な川口をベッカムみたくスタッフ帯同させて、西川とかに『W杯』を肌で感じさせても良かった気がしないでもないが後の祭り。
結果として阿部アンカー本田トップは通じたが同じ奇策がこれからも通じるわけないし。ゴールも2発は文字通り十八番(ついでに七番)のFK、セットプレー以外で日本が圧倒するなんてまぁ無理な展開だとは思うが。
肝心なことは忘れてる。積み重ねが何もない。4年毎に監督を代え日本のサッカーといえる積み重ねがないまま。世界と対等に渡るために、より一貫した強化をするならU-12とかから指導してもらったほうがいいだろう。
14ブラジルW杯
※背番号は予想です。6月2日に発表?
1GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
12GK西川周作(浦和)
23GK権田修一(FC東京)
15DF今野泰幸(G大阪)
19DF伊野波雅彦(磐田)
5DF長友佑都(インテル・ミラノ)
6DF森重真人(FC東京)
2DF内田篤人(FCシャルケ04)
22DF吉田麻也(サウサンプトン)
21DF酒井宏樹(ハノーファー96)
3DF酒井高徳(VfBシュツットガルト)
7MF遠藤保仁(G大阪)
17MF長谷部誠(1.FCニュルンベルク)
14MF青山敏弘(広島)
16MF山口蛍(C大阪)
13FW大久保嘉人(川崎)
9FW岡崎慎司(1.FSVマインツ05)
4FW本田圭佑(ACミラン)
10FW香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
8FW清武弘嗣(1.FCニュルンベルク)
11FW柿谷曜一朗(C大阪)
20FW齋藤学(横浜FM)
18FW大迫勇也(TSV1860ミュンヘン)
▽GKは川島、西川、権田
※独断と偏見で書いてます、実際はよく分かってない(笑)
DFは右SB内田、酒井宏、CB森重、今野、伊野波、吉田、左SB長友、酒井高
MFはボランチ遠藤、長谷部、青山、山口
攻撃的MFに岡崎、本田、香川、清武、齋藤、大久保
FWに柿谷、大迫
選出では大久保がサプライズ招集に。負傷が明けてない内田や長谷部など不安もある選手を抱えたままだが報道でも触れられた海外組の過半数越えも特徴に。
ザッケローニ監督としては戦える23人を選び攻撃的な陣容になっただけに結果で応えたいところ。
6月15日(10:00) W杯グループC
日本 vs コートジボワール レシフェ
6月20日(7:00) W杯グループC
日本 vs ギリシャ ナタル
6月24日(5:00) W杯グループC
日本 vs コロンビア クイアバ
まぁ試合前は毎大会、勝てる気はしないのだがやるのは同じ人間、しかも海外組過去最多と日本代表の課題だった国際舞台での経験不足はかなりクリアしてきてる。フィジカルの差は簡単には埋まらないが日本代表らしい小回りだったり俊敏さだったりでうまく去なしたり突拍子なくやれたらドイツ大会みたいな惨劇はないだろう。
たぶんメンバーの経歴からしても過去最強とは過言だが98年時からすれば格段に層は厚い。本田や香川、長友がビッグクラブに在籍してるのもデカイ、あとはハッタリじゃないものを見せないと。あと2~3人大会後に注目を浴びるような大会に。
ベスト8は険しいが可能性はないわけじゃない、やる前からマイナスになる必要はないんだから本田みたいにプラス思考で、勝つ日本代表が見たい。3連勝も3連敗もありうるのがグループCかなとも思うが(笑)(5月14日、V的プレビュー)
では各大会の傾向から全体の傾向などを見てみよう。
▽登録ポジション別人数に分ける。
98フランスW杯
GK…3名・13.6%
DF…7名・31.8%
MF…8名・36.4%
FW…4名・18.2%
02日韓W杯
GK…3名・13.0%
DF…6名・26.1%
MF…10名・43.5%
FW…4名・17.4%
06ドイツW杯
GK…3名・13.0%
DF…7名・30.4%
MF…8名・34.8%
FW…5名・21.7%
10南アフリカW杯
GK…3名・13.0%
DF…7名・30.4%
MF…8名・34.8%
FW…5名・21.7%
14ブラジルW杯
GK…3名・13.0%
DF…8名・34.8%
MF…4名・17.4%
FW…8名・34.8%
※あくまでJFA公式発表、本大会登録もこのままかは不明だが。
トータル(個々では重複しているが114名)
GK…15名・13.2%
DF…35名・30.7%
MF…38名・33.3%
FW…26名・22.8%
この傾向からはGK3名、DFは約3割、MFは約4割だったがザック体制で半減し3分の1に、ザック体制により微増したFWは2割が選ばれるのはわかる。
実数にするとDF7名、MF7名、FW5名とまぁザック体制の影響もありバランスの取れた人数比率になってた傾向である。
▽所属クラブを集計しよう。
98フランスW杯
横浜M・4名
平塚・3名
鹿島・3名
磐田・3名
横浜F・2名
清水・2名
浦和・2名
C大阪・1名
市原・1名
名古屋・1名
いわゆる海外組がいなかった時代、国内組から分散して選ばれたわけだが当時のチャンピオンクラブ磐田や鹿島より代表レギュラーを多く輩出する横浜Mが最多と読みづらい傾向にある。
02日韓W杯
鹿島・6名
清水・4名
磐田・3名
C大阪・2名
名古屋・1名
G大阪・1名
横浜FM・1名
柏・1名
ポーツマス・1名
アーセナル・1名
パルマ・1名
フェイエノールト・1名
海外組はまだ少なくしかも有名クラブばかりだったなぁと。国内組では鹿島が最多だが鹿島自体は弱体化していた時期。約半数は鹿島と清水であり当時のチャンピオン磐田から3名とチャンピオンクラブからは選ばれない傾向は現在の鹿島にも言える傾向。
06ドイツW杯
G大阪・3名
浦和・3名
磐田・2名
鹿島・2名
名古屋・2名
FC東京・2名
広島・1名
千葉・1名
横浜FM・1名
バーゼル・1名
ボルトン・1名
ハンブルガーSV・1名
セルティック・1名
グルノーブル・1名
ウエストブロミッジ・1名
海外組の所属クラブがあまりにマニアックになりまた人数も増えて国内組の比率が減りチャンピオンクラブのG大阪や浦和が最多になるなどやや傾向が読めなくなる。
10南アフリカW杯
名古屋・3名
川崎・3名
磐田・2名
横浜FM・2名
鹿島・2名
FC東京・2名
G大阪・1名
浦和・1名
清水・1名
新潟・1名
神戸・1名
グルノーブル・1名
ヴォルフスブルク・1名
CSKAモスクワ・1名
カターニャ・1名
チャンピオン鹿島からは結局2名で最多がリーグ優勝したことがない名古屋と川崎。海外クラブもマニアックは変わらず。大会後に本田には有名クラブが興味を示しているが…
14ブラジルW杯
FC東京・2名
G大阪・2名
C大阪・2名
1.FCニュルンベルク・2名
浦和・1名
川崎・1名
横浜FM・1名
磐田・1名
広島・1名
スタンダール・リエージュ・1名
インテル・ミラノ・1名
FCシャルケ04・1名
サウサンプトン・1名
ハノーファー96・1名
VfBシュツットガルト・1名
1.FSVマインツ05・1名
ACミラン・1名
マンチェスター・ユナイテッド・1名
TSV1860ミュンヘン・1名
前年のJチャンピオン広島からは青山のみ。報道にあるが5大会目にして鹿島から初の0。海外クラブが国内組を上回るのは初のこと。マニアックな海外クラブだけでなくビッグクラブにも日本人プレーヤーが在籍、ただ冷遇されつつあるので名誉挽回にしないと。
比率にすると02日韓W杯、06ドイツW杯、10南アフリカW杯、14ブラジルW杯合算の92名のうち
国内組・66名…71.7%
海外組・26名…28.3%
ザック体制により8割国内組、2割海外組の構図が7割国内組、3割海外組の傾向に変化。それはここ数年で日本人プレーヤーの価値が高まったことは嬉しいようで国内リーグに痛手でもあるか。
▽意外な落選者
この傾向はあくまで反響の大きかった選手となるが
98フランスW杯は言うまでもないが
King KAZU
他に北澤豪、市川大祐と直前に落選しているがやはりKAZUほど衝撃を与えた落選者はいない。
特に2名の現役ヴェルディ選手落選はヴェルディサポにとっても岡田嫌いの一因となっている。
02日韓W杯はやはり
中村俊輔
そもそも彼を左ハーフで使うなどトルシエの起用もなかなか酷で当落線上にいたのは確か。ただ選ばれそうだっただけに本人の涙と後年の「嫌い」発言は印象深い。
06ドイツW杯
久保竜彦
誰もが日本のFWにはドラゴンが入ると予想していた。しかしジーコはFW5人に久保は入れずQBK「急にボールが来た」FWやドラゴンボールのボール、KAZUJr.の伝説の11番、そして高原、オグリを選んだ。
10南アフリカW杯
前田遼一
一番驚いた落選者は特にいないのが実情か。前田、小笠原など落ちるだろう予想されてた選手は軒並み落ちたが予備登録にはいたり。
14ブラジルW杯
中村憲剛
事前予想では豊田や南野、塩谷などがサプライズなら有力視されたが南野こそ予備登録されたが、驚きは少なく順当な23人というべきか。中村憲のような当落線上の選手は明暗ははっきりしたが。
▽サプライズ選出
98フランスW杯
まず本人が驚きを隠さなかったのが伊東だ。アトランタ組が多かったとはいえ連携に不安を抱える伊東より鹿島の本田あたりが妥当ではあったか。いずれにせよかなりサプライズ要素があった伊東の選出だった。なお基本的に使わないのがサプライズメンバーだったりもする。
02日韓W杯
ベテランは要らない。確かトルシエはベテラン切りを宣言した。が、メンバー発表ではまず秋田、そして中山がメンバー入り。結論ほとんど使われなかった二人だが若いチームを影で支え精神的支柱にはなった。
06ドイツW杯
KAZUの御子息が伝説の11番に父上を差し置いて名前を出したのが巻。巻自身は僅かながら出場したがサプライズ過ぎて誰も巻の代表入りは予想してなかったはず。もとより一番のサプライズはホノルルだがでバカンスしていた茂庭だろうけど。
10南アフリカW杯
言わずもがな能活。前代未聞でしょ、負傷メンバーの選出は。バックアップになればいいが…。まぁ岩政や矢野もサプライズか、ほとんど使わなかったけど。
14ブラジルW杯
まぁ大久保は当落線上にあって滑り込めたのは良かった。サプライズというほどのインパクトはないが記者がザック発表時に「オー」と唸ったのも印象的。あまり代表で大成しない大久保だけに今大会はどうか?
んで以下のように傾向をまとめた。
以上を踏まえると予想の傾向とポイントはこちら。
・GK3名、DF7名、MF7名、FW5名。
・国内組16名、海外組7名ほど、近年は海外組増加だが。
・サプライズメンバーはあっても1名程度。
・意外な落選者は必ず出る。
全て推察である。予想したとてこればかりは当たらないもんだが。