過去に『J2 Load to J1 LINE』や『J2 PRIORITY』などに勝ち点や得点、得失点差による最強クラブは掲示してますが取りまとめここに史上最強のJ2クラブを選定します。

まずは各シーズンチャンピオンのうちNo.1を選定します。

年間最高勝ち点=試合数×勝ち点3
勝ち点率=勝ち点÷年間最高勝ち点
勝率=勝数÷試合数
得点率=得点÷試合数
失点率=失点÷試合数
得失点差率=得失点差数÷試合数

13年・試合数42・年間最高勝ち点126
G大阪
勝ち点87・勝ち点率69.0%
25勝5敗12分・勝率59.5%
99得46失53差・得点率2.36・失点率1.10・得失点差率1.26

12年・試合数42・年間最高勝ち点126
甲府
勝ち点86・勝ち点率68.3%
24勝4敗14分・勝率60.5%
63得35失28差・得点率1.50・失点率0.83・得失点差率0.67

11年・試合数38・年間最高勝ち点114
FC東京
勝ち点77・勝ち点率67.5%
23勝7敗8分・勝率60.5%
67得22失45差・得点率1.76・失点率0.58・得失点差率1.18

10年・試合数36・年間最高勝ち点108

勝ち点80・勝ち点率74.1%
23勝2敗11分・勝率63.9%
71得24失48差・得点率1.97・失点率0.67・得失点差率1.31

09年・試合数51・年間最高勝ち点153
仙台
勝ち点106・勝ち点率69.3%
32勝9敗10分・勝率62.7%)
87得39失48差・得点率1.71・失点率0.76・得失点差率0.94

08年・試合数42・年間最高勝ち点126
広島
勝ち点100・勝ち点率79.4%
31勝4敗7分・勝率73.8%
99得35失64差・得点率2.36・失点率0.83・得失点差率1.52

07年・試合数48・年間最高勝ち点144
札幌
勝ち点91・勝ち点率63.2%
27勝11敗10分・勝率56.3%
66得45失21差・得点率1.38・失点率0.94・得失点差率0.44

06年・試合数48・年間最高勝ち点144
横浜FC
勝ち点93・勝ち点率64.6%
26勝7敗15分・勝率58.3%
61得32失29差・得点率1.27・失点率0.67・得失点差率0.60

05年・試合数44・年間最高勝ち点132
京都
勝ち点97・勝ち点率73.5%
30勝7敗7分・勝率68.2%
89得40失49差・得点率2.02・失点率0.91・得失点差率1.11

04年・試合数44・年間最高勝ち点132
川崎
勝ち点105・勝ち点率79.5%
34勝7敗3分・勝率77.3%
104得38失66差・得点率2.36・失点率0.86・得失点差率1.50

03年・試合数44・年間最高勝ち点132
新潟
勝ち点88・勝ち点率66.7%
27勝10敗7分・勝率61.4%
80得40失40差・得点率1.82・失点率0.91・得失点差率0.91

以下延長勝ちなども勝ちとして表記するため勝ち点は当時の集計に基づきます。

02年・試合数44・年間最高勝ち点132
大分
勝ち点94・勝ち点率71.2%
28勝6敗10分・勝率63.6%
67得34失33差・得点率1.52・失点率0.77・得失点差率0.75

01年・試合数44・年間最高勝ち点132
京都
勝ち点84・勝ち点率63.6%
28勝11敗5分・勝率63.6%
79得48失31差・得点率1.80・失点率1.09・得失点差率0.70

00年・試合数40・年間最高勝ち点120
札幌
勝ち点94・勝ち点率78.3%
31勝4敗5分・勝率77.5%
71得22失49差・得点率1.78・失点率0.55・得失点差率1.23

99年・試合数36・年間最高勝ち点108
川崎
勝ち点73・勝ち点率67.6%
25勝8敗3分・勝率69.4%
69得34失35差・得点率1.92・失点率0.94・得失点差率0.97

では勝ち点率、勝率、得点率、失点率、得失点差率をランキングしてみよう。各右端の数値は順位ポイントである。


勝ち点率ランキング
1川崎・79.5%(04)15
2広島・79.4%(08)14
3札幌・78.3%(00)13
4柏 ・74.1%(10)12
5京都・73.5%(05)11
6大分・71.2%(02)10
7仙台・69.3%(09)9
8G大阪・69.0%(13)8
9甲府・68.3%(12)7
10川崎・67.6%(99)6
11FC東京・67.5%(11)5
12新潟・66.7%(03)4
13横浜FC・64.6%(06)3
14京都・63.6%(01)2
15札幌・63.2%(07)1

勝率ランキング
1札幌・77.5%(00)15
2川崎・77.3%(04)14
3広島・73.8%(08)13
4川崎・69.4%(99)12
5京都・68.2%(05)11
6柏 ・63.9%(10)10
7大分・63.6%(02)9
7京都・63.6%(01)9
9仙台・62.7%(09)7
10新潟・61.4%(03)6
11甲府・60.5%(12)5
11FC東京・60.5%(11)5
13G大阪・59.5%(13)3
14横浜FC・58.3%(06)2
15札幌・56.3%(07)1

得点率ランキング
1G大阪・2.36(13)15
1広島・2.36(08)15
1川崎・2.36(04)15
3京都・2.02(05)12
4柏 ・1.97(10)11
5川崎・1.92(99)10
6新潟・1.82(03)9
7京都・1.80(01)8
8札幌・1.78(00)7
9FC東京・1.76(11)6
10仙台・1.71(09)5
11大分・1.52(02)4
12甲府・1.50(12)3
13札幌・1.38(07)2
14横浜FC・1.27(06)1

失点率ランキング
1札幌・0.55(00)15
2FC東京・0.58(11)14
3柏 ・0.67(10)13
3横浜FC・0.67(06)13
5仙台・0.76(09)11
6大分・0.77(02)10
7甲府・0.83(12)9
7広島・0.83(08)9
9川崎・0.86(04)7
10京都・0.91(05)6
10新潟・0.91(03)6
12札幌・0.94(07)4
12川崎・0.94(99)4
14京都・1.09(01)2
15G大阪・1.10(13)1

得失点差率ランキング
1広島・1.52(08)15
2川崎・1.50(04)14
3柏 ・1.31(10)13
4G大阪・1.26(13)12
5札幌・1.23(00)11
6FC東京・1.18(11)10
7京都・1.11(05)9
8川崎・0.97(99)8
9仙台・0.94(09)7
10新潟・0.91(03)6
11大分・0.75(02)5
12京都・0.70(01)4
13甲府・0.67(12)3
14横浜FC・0.60(06)2
15札幌・0.44(07)1

順位ポイント集計表(左から勝ち点率+勝率+得点率+失点率+得失点差率=累計)
08広島◇・14+13+15+ 9+15=66P
04川崎◇・15+14+15+ 7+14=65P
00札幌◇・13+15+ 7+15+11=61P
10柏◇◇・12+10+11+13+13=59P
05京都◇・11+11+12+ 6+ 9=49P
11FC東京・ 5+ 5+ 6+14+10=40P
99川崎◇・ 6+12+10+ 4+ 8=40P
13G大阪 ・ 8+ 3+15+ 1+12=39P
09仙台◇・ 9+ 7+ 5+11+ 7=39P
02大分◇・10+ 9+ 4+10+ 5=38P
03新潟◇・ 4+ 6+ 9+ 6+ 6=31P
12甲府◇・ 7+ 5+ 3+ 9+ 3=27P
01京都◇・ 2+ 9+ 8+ 2+ 4=25P
06横浜FC・ 3+ 2+ 1+13+ 2=21P
07札幌◇・ 1+ 1+ 2+ 4+ 1= 9P

順位ポイントランキング

1位08広島・14+13+15+ 9+15=66P
得点率、得失点差率で2冠。守備だけはベスト5を逃したが問答無用の歴代J2No.1クラブに認定!

2位04川崎・15+14+15+ 7+14=65P
勝ち点率、得点率で2冠。ベスト5を逃した守備は攻撃の代償だが歴代J2No.2クラブ。

3位00札幌・13+15+ 7+15+11=61P
勝率、失点率で2冠。堂々のベスト3。得点率こそ低いが岡田コンサは強かった。


4位10柏・12+10+11+13+13=59P
各部門で首位が一つもなかったが勝率を除いて全て5位以上、歴代4位に輝いた。特筆はやはり失点率、得失点差率3位。年間2敗は誇れる数値。

5位05京都・11+11+12+ 6+ 9=49P
特筆は得点率の4位、失点率がワースト6だけに攻撃は際立つ。5位の勝ち点率、勝率も安定した証拠。

6位11FC東京・ 5+ 5+ 6+14+10=40P
ワースト5に勝ち点率、勝率とプラス要素はかなり低い。一方堅守は2位、得失点差も6位と上位。スタートの悪さを考えれば歴代6位は上出来か。

6位99川崎・ 6+12+10+ 4+ 8=40P
勝率が4位、得点率が6位と上位にランク。守備がワースト3ではあるが並の王者の中では一番好成績。

8位13G大阪・ 8+ 3+15+ 1+12=39P
勝率ワースト3に加え守備ワースト1。攻撃ベスト1も全体では並に終わった。

8位09仙台・ 9+ 7+ 5+11+ 7=39P
09仙台の売りは失点率5位。得点率はワースト5であり全体的には守備以外は並。

10位02大分・10+ 9+ 4+10+ 5=38P
ベスト5なしが響く。得点率がワースト4と奮わずトータルワースト6。

11位03新潟・ 4+ 6+ 9+ 6+ 6=31P
得点率こそAクラスだが他は勝ち点率がワースト5など歴代王者の中では低調。トータルワースト5…。

12位12甲府・ 7+ 5+ 3+ 9+ 3=27P
ダヴィを軸に攻め立て負け知らずのJ2記録を打ち立てたが得点率、得失点差率はワースト3と歴代王者の中では奮わず。ワースト4と過去のチャンピオンに比べれば並以下。

13位01京都・ 2+ 9+ 8+ 2+ 4=25P
最終成績で勝ち点6差に6チームが犇めいたシーズンのチャンピオンらしいワースト3位。ワースト5は回避した勝率や得点率が武器にはなったが失点率ワースト2が引き金。

14位06横浜FC・ 3+ 2+ 1+13+ 2=21P
特筆は何と言ってもハマナチオの失点率3位。ハマナチオとしてワースト2位は不本意か。ただ得点率は相変わらずワーストNo.1。

15位07札幌・ 1+ 1+ 2+ 4+ 1= 9P
勝ち点率は最終戦に勝ってもワーストNo.1確定だった(ヴェルディも同じく勝って優勝しても勝ち点率ワーストNo.1だったが不名誉な記録は札幌に譲ったとポジティブに考えたい)。勝率、得失点差率もワーストNo.1と途中まで独走しながら失速しただけワーストに拍車をかけた。



勝ち点率は年間チャンピオン以外、各シーズンで他にNo.1はいないが得点率、失点率、得失点差率には他にNo.1がいるシーズンがある。そこで各シーズンの各No.1(もちろんチャンピオンを含む)を見てみよう。
()内は同率クラブだが上位クラブを対象とする。

13年・試合数42
得点:G大阪・99
得点率:2.36
失点:長崎・40
失点率:0.95
得失点差:G大阪・+53
得失点差率:1.26

12年・試合数42
得点:湘南・66
得点率:1.57
失点:千葉・33
失点率:0.79
得失点差:甲府(千葉)・+28
得失点差率:0.67

11年・試合数38
得点:東京V・69
得点率:1.82
失点:FC東京・22
失点率:0.58
得失点差:FC東京・+45
得失点差率:1.18

10年・試合数36
得点:柏(甲府)・71
得点率:1.97
失点:柏・24
失点率:0.67
得失点差:柏・+47
得失点差率:1.31

09年・試合数51
得点:C大阪・100
得点率:1.96
失点:仙台・39
失点率:0.76
得失点差:仙台・+48
得失点差率:0.94

08年・試合数42
得点:広島・99
得点率:2.36
失点:広島・35
失点率:0.83
得失点差:・広島・+64
得失点差率:1.52

07年・試合数48
得点:東京V・90
得点率:1.88
失点:札幌・45
失点率:0.94
得失点差:東京V・+33
得失点差率:0.69

06年・試合数48
得点:柏・84
得点率:1.75
失点:横浜FC・32
失点率:0.67
得失点差:仙台・+32
得失点差率:0.67

05年・試合数44
得点:京都・89
得点率:2.02
失点:京都・40
失点率:0.91
得失点差:京都・+49
得失点差率:1.11

04年・試合数44
得点:川崎・104
得点率:2.36
失点:川崎(大宮)・38
失点率:0.86
得失点差:川崎・+66
得失点差率:1.50

03年・試合数44
得点:川崎・88
得点率:2.00
失点:広島・35
失点率:0.80
得失点差:川崎・+41
得失点差率:0.93

02年・試合数44
得点:C大阪・93
得点率:2.11
失点:大分・34
失点率:0.77
得失点差:C大阪・40
得失点差率:0.91

01年・試合数44
得点:京都(新潟)・79
得点率:1.80
失点:山形・39
失点率:0.89
得失点差:新潟・+32
得失点差率:0.73

00年・試合数40
得点:浦和・82
得点率:2.05
失点:札幌・22
失点率:0.55
得失点差:札幌・+49
得失点差率:1.23

99年・試合数36
得点:川崎・69
得点率:1.92
失点:川崎・34
失点率:0.94
得失点差:川崎・+35
得失点差率:0.97


各シーズンNo.1得点率ランキング(以下※は優勝クラブではない)
1G大阪・2.36(13)
1広島・2.36(08)
1川崎・2.36(04)
4C大阪・2.11(02)※
5浦和・2.05(00)※
6京都・2.02(05)
7川崎・2.00(03)※
8柏 ・1.97(10)
9C大阪・1.96(09)※
10川崎・1.92(99)
11東京V・1.88(07)※
12東京V・1.82(11)※
13京都・1.80(01)
14柏・1.75(06)※
15湘南・1.57(12)※
注目は3位に食い込んだ02C大阪。西澤、森島、大久保を擁しただけのことはある。それに続く00浦和や03川崎も平均2点オーバー。ただ守備が脆いのは言うまでもないが。
11ヴェルディも堂々のワースト4(泣)それを追い抜けなかった12湘南はワースト1。13G大阪はあと1ゴールで歴代No.1だったがNo.1タイ。

各シーズンNo.1失点率ランキング
1札幌・0.55(00)
2FC東京・0.58(11)
3横浜FC・0.67(06)
3柏 ・0.67(10)
5仙台・0.76(09)
6大分・0.77(02)
7千葉・0.79(12)※
8広島・0.80(03)※
9広島・0.83(08)
10川崎・0.86(04)
11山形・0.89(01)※
12京都・0.91(05)
13札幌・0.94(07)
13川崎・0.94(99)
15長崎・0.95(13)※
一転優勝クラブ以外のランクインが妙に少ない失点率ランキング。いかに堅守からの攻撃がJ2では必要かわかるデータか。13G大阪は歴代最下位だが13長崎も最下位に変わらない。

各シーズンNo.1得失点差率ランキング
1広島・1.52(08)
2川崎・1.50(04)
3柏 ・1.31(10)
4G大阪・:1.26(13)
5札幌・1.23(00)
6FC東京・1.18(11)
7京都・1.11(05)
8川崎・0.97(99)
9仙台・0.94(09)
10川崎・0.93(03)※
11C大阪・0.91(02)※
12新潟・0.73(01)※
13東京V・0.69(07)※
14甲府・0.67(12)
14仙台・0.67(06)※
平均約1点あれば優勝できることがわかる。年間試合数分の得失点差キープは言うまでもない。
07ヴェルディはラモスいわく貯金は使うモノだから仕方ない(泣)
12甲府は歴代ワースト1にランクイン。13G大阪は4位。


以上、J2史上最強は

2008シーズン
サンフレッチェ広島

である。