2010年~2012年、東京ヴェルディで活躍した阿部拓馬。
2013年現在はVfRアーレンで2013/2014シーズンに挑んでいるがゴールはまだみたい。2012/2013シーズンは途中入団となり9試合出場、2得点1アシストを記録。まぁ記事を読むかぎり阿部拓馬らしい『人の良さ』と『強引さ』の狭間で葛藤しているみたい、アーレンは財政難で監督交代もありってヴェルディのときと待遇変わらん気も。今期は苦戦してるらしいが頑張ってほしいね。

さてリスペクト データ 阿部拓馬
去った者を追わないのが主義なんでヴェルディ阿部拓馬は好きだがアーレン阿部拓馬は眼中にないというか興味があまりない(笑)
頑張ってくれた高原や常盤には悪いが今期のあまりにもゴールが奪えなかったFWたちとの比較のために阿部の過去の成績をデータにしてみようと。

阿部拓馬データ、まずテーマは二つ。
『阿部拓馬の1試合平均シュート数』
『阿部拓馬がゴールしたら〇〇.〇%負けない』


早速いってみよう。

2010年
MF19阿部拓馬 20試合(55.6%): 644分(19.9%)
3得点(6.4%: 0.419) SH13本(23.1%: 1.817)

2011年
MF19阿部拓馬 33試合(86.8%): 2541分(74.3%) 16得点(23.2%: 0.567)SH64本(25.0%: 2.267)

2012年
FW9 阿部拓馬 40試合(95.2%): 3532分(93.4%) 18得点(27.7%: 0.459)SH84本(21.4%: 2.140)

通算
阿部拓馬 93試合: 6717分 37得点 SH 161本
90分当たりの得点率: 49.6%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率: 23.0%(得点数÷シュート数)
90分当たりのシュート率: 2.157(シュート数÷[出場時間÷90])

通算で見てみると90分当たりの得点率は5割未満。決定率も23%と数値だけ見たら阿部も大したことなく見えてしまう。

同じ算出を13年の高原と常盤でしてみると

13年
FW44高原直泰
41試合: 3221分: 11得点: SH 57本
90分当たりの得点率: 30.7%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率: 19.3%(得点数÷シュート数)
90分当たりのシュート率: 1.593(シュート数÷[出場時間÷90])

FW17常盤聡
39試合: 2672分: 8得点: SH 55本
90分当たりの得点率: 26.9%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率: 14.5%(得点数÷シュート数)
90分当たりのシュート率: 1.853(シュート数÷[出場時間÷90])

二人とも決してサボらなかったし懸命に守備したり時には素晴らしいゴールも見せてくれたけどゴールを取り扱うデータではやはり見劣りすることはわかる。
来期は阿部の記録した数値が一つのノルマとなる。もちろん阿部の実績ではJ1昇格の起爆剤にならなかったのだからそれ以上、できればフッキクラス(1試合平均5本)のデータを残さないと厳しい。
できれば阿部もいればいいが去りし者は忘れよう、どうしてもたらればしたくなるのでお許しを。
来期は誰がエースになるかわからんが阿部クラスの選手が台頭しないとJ1昇格は難しい。大輔や菅嶋、秀仁にその大役を担う選手になってほしいが。
シュート撃ってチャンス呼び込め。言いたいことはそれだけだ。

改めて算出すると阿部拓馬、スゴい選手だったなと。ドイツでは燻ってるらしいがポテンシャルはオレが、ヴェルディが保証するからやりきれ。


続いて阿部のゴール勝率。さっき西の勝率出して驚いたが阿部もなかなかのはずと期待している。

2010年 19MF阿部拓馬 3得点
第17節 東京V 1-0 富山
第24節 東京V 2-0 岐阜(1試合2得点)
2勝0敗0分

2011年 19MF阿部拓馬 16得点
第17節 東京V 5-1 富山(1試合2得点)
第2節 東京V 3-2 水戸
第19節 東京V 3-1 湘南(1試合2得点)
第20節 東京V 3-0 岐阜
第22節 東京V 1-2 愛媛
第3節 東京V 1-1 京都
第24節 東京V 4-0 岡山(1試合2得点)
第28節 東京V 7-2 横浜FC(1試合2得点)
第32節 東京V 1-2 富山
第7節 東京V 4-2 栃木(1試合2得点)
第34節 東京V 2-1 札幌
8勝2敗1分

2012年 9FW阿部拓馬 18得点
第3節 東京V 4-1 富山
第5節 東京V 2-0 草津
第6節 東京V 2-1 町田
第9節 東京V 1-2 湘南
第10節 東京V 3-1 福岡
第15節 東京V 5-1 北九州(1試合2得点)
第18節 東京V 2-0 鳥取(1試合2得点)
第19節 東京V 4-1 岐阜
第20節 東京V 2-1 千葉
第21節 東京V 1-3 愛媛
第22節 東京V 2-0 水戸(1試合2得点)
第30節 東京V 1-2 大分
第34節 東京V 3-0 愛媛
第35節 東京V 2-2 千葉
第39節 東京V 4-1 栃木
11勝3敗1分

まとめてみる。
10: 2勝0敗0分
11: 8勝2敗1分
12:11勝3敗1分
計:21勝5敗2分

28試合37得点、実に75.0%という素晴らしい勝率を記録。
1試合2得点×9試合あるがハットトリックがなかったのが残念ではある。

これも高原、常盤を見てみると
2013年
高原: 勝率55.6%
11ゴール:5勝2敗2分(1試合2得点×2)

常盤: 勝率50.0%
8ゴール:4勝1敗3分

半分以上勝てたけどゴールを決めたら勝つエースという括りでは物足りない。

阿部がいた2012年と阿部の抜けた2013年を比較するのは無理があるがやはりエースはいるに限る。

いまさら阿部を祭り上げて申し訳ないがあんな成績になった一因に脱阿部が進まなかったことを考察したい。
脱阿部が本当にできたならJ1昇格争いも可能だと思う。

2014シーズン、今度こそ脱アベノミクス?
消費税上がるしヴェルディも13位から這い上がろうぜ!

ついでに阿部拓馬のドイツでの成功を祈ります。