vs栃木
6勝・2敗・3分・23得・15失・差+8
3-3:2-4(13年)
2-3:4-1(12年)
0-0:4-2(11年)
1-0:0-0(10年)
1-0:3-0:3-2(09年)
ヴェルディ得点者
大黒将志:3(09:3)
平本一樹:2(09:1 10:1)
土屋征夫:1(09:1)
河野広貴:1(09:1)
井上平:1(09:1)
巻誠一郎:1(11:1)
阿部拓馬:3(11:2 12:1)
菊岡拓朗:1(11:1)
西紀寛:2(12:1 13:1)
小池純輝:1(12:1)
中島翔哉:3(12:3)
高原直泰:2(13:2)
ペデウォン:1(13:1)
巻誠一郎:1(13:1)
栃木得点者
河原和寿・1(09:1)
石舘靖樹・1(09:1)
サビア・5(11:1、12:1、13:3)
水沼宏太・1(11:1)
廣瀬浩二・1(12:1)
高木和正・1(12:1)
小野寺達也・1(12:1)
オウンゴール・1(13:1)
クリスティアーノ・1(13:2)
湯澤洋介・1(13:1)
V的 東京Vvs栃木 MVP
サビア。チーム初のハットトリックでヴェルディを玉砕したサビア。通算16ゴールでチーム得点王にもなったサビアの手助けになったのは悔しいが3年連続でvsヴェルディ5ゴール。来期は松本に移籍と4年連続も視野にあるだけに要警戒したい。
V的 東京Vvs栃木 敢闘賞
クリスティアーノ、2年連続2ゴール目。来期はどこでプレーするかわからないが対峙したら確実に苦手意識を持つ選手。あのスピードとプレー精度ならJ1行けよと大宮あたりに推薦したい(笑)
vs栃木 総評
得意なはずの栃木、1stレグは栃木に2-0と余裕があったにも関わらず、逆転を許す展開、追い付いたがなんとも情けない試合に。2ndレグは追い付いたものの後半から集中を欠いて3失点。不敗神話崩壊後はこれで1勝1敗1分。もう苦手な栃木と言って間違いない。来期は資金難らしい栃木だがチャレンジするのはヴェルディだ。
▽ヴェルディキラーに注意せよ!
三都主アレサンドロ・3(99清水:2、03清水:1)
廣瀬浩二・2(07鳥栖:1、12栃木:1)
サビア・5(11栃木:1、12栃木:1、13栃木:3)
大和田真史・1(07水戸:1)
近藤祐介・1(11札幌:1)
高木和正・1(12栃木:1)
小野寺達也・1(12栃木:1)
クリスティアーノ・2(13栃木:2)
湯澤洋介・1(13栃木:1)
三都主、サビア、クリスティアーノ、パウリーニョと助っ人は退団。とはいえ苦手なヴェルディキラーは残るだけに注意したい。
以下当時の雑感なので内容はご了承ください。
20 HOME 6月22日(土) 3-3 栃木 味スタ
得点者 高原直泰1-0、ペデウォン2-0、2-1オウンゴール、2-2クリスティアーノ、2-3湯澤洋介、高原直泰3-3
V的ヤス采配通知表
スタメン評価点: 6.5・前半に関しては奇襲が成功。相手が後半からリズムを取り返したことで綻びを突かれた。
累計117.5 20試合 平均5.88
交代内容評価点: 4.0・相手が三都主、湯澤と結果に絡む交代カードなのにウチは相変わらず結果に絡まないカードばかり。
累計95.0 20試合 平均4.75
1人目: 4.0・アクシデントなのかわからないが結果からすれば木鈴スタメンは当たらず。福井もミス目立ったが。
時間:63分・展開: 2-1 ・交代者:木鈴→福井・理由:戦術的交代
2人目: 4.0・守備的にシフトするには遅すぎた。攻守において効果的な交代にはならなかった。
時間:72分・展開: 2-2 ・交代者:直輝→石神・理由:戦術的交代
3人目: 3.0・短い時間、しかもすぐにビハインドになりますます苦しんだ。こういう試合だからこそ冒険(大輔)をしても面白いのに。
時間:83分・展開: 2-2 ・交代者:安田→常盤・理由:戦術的交代
V的選手評価点
三浦MA: 5.0・相変わらず交代策はグダグダ。そこさえきちんとハマれば少なくとも敗けはないのに。
累計106.0 20試合 平均5.30
1GK優也: 5.0・木鈴ばかりを責めるのは愚問。きちんとコーチングしたのか?3失点は仕方ないが悔しい。
累計122.0 20試合 平均6.10 :2回
13DF ペ : 5.5・復帰戦で1ゴール、出来すぎた前半から一転、後半は空回り。やや不安定な守備を露呈。
累計5.5 1試合 平均5.50 :1回
3DF刀根: 5.0・久々の出場でミスなしのほうがスゴいがややイージーなミスが目立つ。執念のアシストは見事。
累計74.0 13試合 平均5.69 :0回
4DF木鈴: 5.0・安易なバックパスがオウンゴールとなり致命傷に。ヴェルディホームデビューもほろ苦い想い出に。
累計10.0 2試合 平均5.00 :0回
19DF勇介: 5.0・攻撃では孤立するシーンが多く周囲との連携に苦しんだ。若手を鼓舞したが個で流れを作れず。
累計114.0 19試合 平均6.00 :0回
8MF中後: 5.5・ペのゴールをアシストするなど復帰戦で存在感を残す。しかし幅広いエリアに四苦八苦、アンカーとしてはキツイか。
累計32.0 6試合 平均5.33 :0回
27MF直輝: 5.0・左WBとして先発も狭い局面で息苦しくプレー。主戦場でもある右サイドのほうがやりやすいし左では不向き。
累計74.5 13試合 平均5.73 :1回
11MF 西 : 5.5・久々の先発で生き生きした前半と一転、後半は栃木の出足に後手後手に。
累計101.5 17試合 平均5.97 :0回
10MF安田: 5.5・キレのある動きは見せたが結果に絡んだのは1点目のみ。やはり結果に直結する働きを安田には求めたい。守備が雑で課題か。
累計29.5 6試合 平均4.92 :0回
16MFチビ: 5.5・先制を呼び込む絶妙な反転はらしさが見えたが時間の経過とともに存在感を消してはならない。
累計121.5 20試合 平均6.08 :2回
44FW高原: 6.0・2ゴールで相変わらず高原頼りだが監督に言わせればまだまだ。決めるべきシーンはたくさんあるだけに高みを求めたい。
累計127.0 20試合 平均6.35 :5回
6DF福井: 5.0・簡単にボールをロストすることも珍しくないのが不満。スタメン落ちで少し冷静さを取り戻してくれないと。
累計86.0 15試合 平均5.73 :0回
2DF石神: 5.5・簡単に跳ね返されるクロスはいらない。できれば攻撃で存在感を残せたらいいが。
累計96.0 16試合 平均6.00 :0回
17FW常盤: 5.0・短い出場時間でワンプレー、ワンプレーで結果に絡むのは難しい、だが起用されるならされる価値を見せたい。
累計115.5 20試合 平均5.78 :3回
V的MOM:ペデウォン:久々のゲームで気持ちは見せた。攻撃で結果は残したが守備は不安も。
V的MIP:MF三都主アレサンドロ(栃木):後半から投入されボランチで躍動、起点になり一時は逆転を呼び込む原動力に。恐れ入りました。
試合感想:ホーム味スタに3週間ぶりに帰ってきたヴェルディ、上位相手に連戦が続き、5位栃木を迎え撃つ。鐘必が出場停止と窮地のヴェルディだが、3バックは様変わり。ペデウォンが今期初出場初スタメン、刀根が8試合ぶりに復帰、木鈴が初スタメンと急造3バックがスタメンに並ぶ。ボランチアンカーには中後が15試合ぶりの復帰、安田が17試合ぶりのスタメン、西が4試合ぶりスタメンとスタメン6人が入れ替わり栃木に挑む。
前半はヴェルディが主導権を握る。
7分、ペデウォンから右サイド勇介にパス回し、勇介は一人で右サイドをかけ上がると安田に預ける。安田は右に上がる勇介を使わず、右オープンスペースに走り込むチビへ。チビがこれを受けると反転、相手CBがつられて転んだためゴールにバランスを崩しながら直進、1stタッチが少し伸びたがGK榎本の反応が遅れたためチビが一足早く左の高原へ。難なく高原が右足で押し込む。
31分直輝が左サイドを抜け出しクロス、これを栃木がCKに逃れる。勇介のリアクションからすると「自分でやりきれ」と言いたげだが私も同感、角度はあまりないが左足ズドーンシュートで良かったのではないか?このCK、中後はゴール前密集に上げるがクリアされる、これを西が頭で中後に戻すと中後が右足で上げるフェイントでDFを振り切り左足でクロスを送り込む。榎本も飛び出せない絶妙なクロスにペデウォンが飛び込みJ初ゴール。両人指し指を天に突き上げ喜びを爆発させたペデウォン、讃岐の藤田選手の早い回復を願う一撃に。
しかし、ヴェルディはリードを保てない。なんでもかんでもマイボールにしたがる悪癖が生んだ悲劇。優也は優也で栃木クロスが大きくヴェルディ左サイドに流れたのでGKボール、あわよくば『焦らし』をやるため予知して左サイドに走る。木鈴は木鈴で周りに相手選手がいないため、自分が頭でGKに返したほうがマイボールになるから優也に預けるためにバックパスを選択した。よく見れば互いにプレーの選択は間違ってないが5:5で自責がある。優也は「キーパー!(が取るから触るな)」「スルー」「キープ」的な当たり前なコーチングをしてない模様、木鈴は周囲を確認し相手がいないことは確認したようだが優也の動きを感知してないし何よりバックパスの基本であるゴール枠を外すという当たり前ができてない。互いにその当たり前ができてない。誰であろうと攻撃でも守備でも疲れてても声を出して、こういうくだらない失点は今後してはならない。
前半は2-1で折り返す。特記しておくと42分ペデウォンが菊岡に蓋をしきれず優也が菊岡の膝を喰らう。こういう細かい連携がこの試合やはり拙い。右サイドでは勇介がペデウォンや西のカバーがなく孤立、いくら勇介といえど1vs3では厳しい。一つ一つの連携が狂い綻ぶ、そこを栃木は後半突いてくる。
46分木鈴オーバーラップから勇介へ、枠外。51分には安田が左サイドを突破、クロスを高原に上げたが高原が大きく枠外。こういうチャンスを決めきれないまま三都主が入った栃木に徐々にペースを奪われる。
66分にはクリスティアーノがファウルで難なく終わるがヴェルディの最終ラインに1列上がったクリスティアーノが牙を剥く。
70分カウンター菊岡に持ち上がられビルドアップされるとスルーパス、これをクリスティアーノが抜け出し落ち着いて決める。
84分交代直後の選手が起用に応えちゃうのが栃木、投入からわずか1分、湯澤がペデウォンを交わし左サイドを突破、刀根が遅れてカバーするも角度がないなか自ら強烈なシュートを叩き込む。
86分常盤がPA内でシュートを放つが決まらない。88分中後FKはファーで刀根が合わせるも枠外、55分にも似たようなのがあるが狙いはいいがファーすぎる。味方に優しいファーへのクロスではクリアされるだろうがあわよくば直接入るような軌道でもいいのでは?
89分アディショナルタイムに入る直前に右サイドで西がFKを獲得、中後がファー誰もいないややミスキック、これを刀根が懸命にスライディングでゴール前に戻す、高原に渡るとヒールで流し込む。
3-3、激しい撃ち合いは普通は勝てる3点目をともに奪いながらドローに。
勝てた試合、それを落としたともいえるが勝ち点1は拾った。誉められた試合ではないが手応えを口にする監督や選手たちはさらなる高みを目指す。
ヤス「全体的に見てしっかり自分たちのゲームにできる内容だったし、そうしなければいけなかった」
高原「一人で5点を取れるチャンスがあった。自分がフィニッシュの面での責任を果たさないと」刀根「メンバーが代わっても声一つで修正できるし、失点シーンもコーチングで解決できる」
ペ「3失点目は自分が関係しているし、それがなければいい試合だった。だからよかったとは思わない。また次頑張る」
選手たちは修正点もわかっている、課題もわかっている。それをしっかり克服しないとJ1へは挑戦できない。
いよいよ前半戦も次節で終了、長いシーズンもハーフタイムを迎える。引き分けが多く勝ち切れなかった前半戦のヴェルディ、締めは千葉に勝ちたいところ。6勝4敗10分、敗けだけは許されないvs千葉は土曜日19時キックオフ。
『Vの今日イチ』
70分チビがうまく安田に預けカウンター、安田は数的不利ながら裏へ抜け出した高原にスルーパス、高原は足元に収まらず。安田は攻撃でセンスは発揮。80分にも単独中央突破はあるがそれで決めたりそれでPK取れないのが安田の評価を下げる一因。なおこのシーンの直後に菊岡スルーパスからクリスティアーノに決められる(泣)
37 AWAY 10月20日(日) 2-4 栃木 栃木グ
得点者 0-1クリスティアーノ、西紀寛1-1、1-2サビア、1-3サビア、1-4サビア、巻誠一郎2-4
V的ヤス采配通知表
スタメン評価点: 2.0・いつまでも固執したやり方がこうして結果にならないのも不満。弱点を逆手に取るような奇抜さもない、まるでダメ。
累計193.5 37試合 平均5.23
交代内容評価点: 4.0・機能したのはゴールした巻とリスタートでそれを呼び込んだ直輝だけ。文字通りあっという間に9分で3失点、ただ後半から何とでもなった試合だとも思う。
累計163.5 37試合 平均4.42
1人目: 4.0・機能しなかった前線だが代えた巻が3点ビハインドでは活路を見出だせるわけもなく。
時間:64分・展開: 1-4 ・交代者:高原→巻・理由:戦術的交代
2人目: 4.0・お決まりの西アウト、安田に西以上を期待するのも相変わらずできないままタイムアップとなった。
時間:70分・展開: 1-4 ・交代者:西→安田・理由:戦術的交代
3人目: 6.0・直輝自身はリスタートで一矢報いるがまだ本調子とも言えない。3点ビハインドで使うには酷だったが復帰初戦は結果に絡みまずまず。
時間:82分・展開: 1-4 ・交代者:チビ→直輝・理由:戦術的交代
V的選手評価点
三浦MA: 2.0・続投が漏洩するのは試合4日後。どこか危機感ないのはそのためではないと思いたい。論外。
累計181.5 37試合 平均4.91
1GK優也: 3.0・ここ一番でのファインセーブが出ず。出ても流れはあちらへ。バックパスの処理もリスク高すぎた。
累計212.5 37試合 平均5.74 :3回
26DF井林: 3.0・尽く競り勝てず、チームを救えず。対峙したサビアを食い止めたかったが。
累計134.5 24試合 平均5.60 :1回
6DF福井: 3.0・中央をやるには視野が狭い。継続したカバーもできず若いDFラインで若さを出してしまう。
計120.0 23試合 平均5.22 :0回
23DF吉野: 3.0・ふてぶてしさも見られ若さが表に出た印象。これも経験だが糧にしないと。福井とは逆のほうが活きると思うが。
累計37.5 7試合 平均5.36 :1回
19DF勇介: 3.0・近藤に押し込まれ反撃にいけず。状況を見て4バックを提言するとかもう少し臨機応変にできないのかなと。
累計195.5 35試合 平均5.59 :1回
8MF中後: 3.0・アンカーやるにもサポートがないからキツイ。これまた現場レベルでサポート要求したりできなかったのか?
累計55.5 12試合 平均4.63 :0回
15MF小池: 3.5・廣瀬に押されキツイ試合に。反撃はうまい仕掛けからファンブルを誘うがそれしか奏功せず。
累計177.0 31試合 平均5.71 :2回
11MF 西 : 3.5・ボールロストが痛い。自ら守備に引くような判断も欲しかった。得点シーンはよく詰めたが。
累計183.5 33試合 平均5.56 :1回
16MFチビ: 3.0・なかなかボールが収まらず起点になれず。同点シーンこそ絶妙な繋ぎだったけど。
累計202.0 36試合 平均5.61 :2回
7MF翔哉: 3.5・最後のアシストで一矢報いるが判断ミスやスタンドプレーが裏目に出たり。
累計91.5 17試合 平均5.38 :1回
44FW高原: 3.0・動きは悪くないが最近はキレがない。存在感がなく交代も致し方ないか。
累計209.0 36試合 平均5.81 :6回
18FW 巻 : 6.0・最後に一仕事も流れでどうにかできず。そこは不満。
累計75.5 14試合 平均5.39 :1回
10MF安田: 3.0・結果に絡むだけが交代カードの役割でないが特別守備で貢献したわけでなし、交代カードとしては不満。
累計92.5 18試合 平均5.14 :1回
27MF直輝: 6.0・復帰初戦としては及第点。無理はしないでほしいがまともにやれたの直輝だけかなとも。
累計83.5 16試合 平均5.22 :2回
V的MOM:前田直輝:大敗した試合だが直輝自身は気転を働かせたリスタートから一矢報いるなど復帰初戦は悪くなかった。これからに期待したい。
V的MIP:FWサビア(栃木):栃木史上初というハットトリックをヴェルディから奪うとは。動きが常にキレキレで止める術がなかった。
試合感想:前節愛媛に大敗し、天皇杯も川崎に完敗、中3日というハードスケジュールで雨が強く降る栃木県グリーンスタジアムに乗り込んだヴェルディ。栃木も天皇杯があり中3日で条件は同じ、昇格POを狙う両者の戦いは残り6試合で重要な試合になった。
ヴェルディスタメン
GK………優也
DF井林…福井…吉野
MF………中後
勇介………………小池
………西……チビ
FW…翔哉……高原
SUB ポープ 舞人 関 安田 大輔 巻 直輝
井林は2試合ぶりのスタメン。翔哉は第22節以来15試合ぶりのスタメン。中後は第34節以来3試合ぶりのスタメン
大輔は2試合ぶりのメンバー入り、直輝は第22節以来のメンバー入り。なお常盤が今期初のメンバー外となり開幕から全試合メンバー入り且つフルタイム出場しているのは優也だけとなった。
ケガ人も徐々に復帰して戦力が回復しつつあるが無理は禁物。まずは彼らを楽にピッチへ戻せるような試合にしたいがこの試合はそう簡単にいかない。
立ち上がりこそヴェルディが攻勢を強めた。しかし相変わらず決め切れないもどかしい展開。嫌な予感は的中するもの、栃木のハイプレスでペースは徐々に栃木に傾く。そして均衡を先に破るのはホーム栃木。
27分直前のプレーでは西が高い位置で奪われ左サイドへ展開される。フリーの近藤にシュートを許したが優也がファインセーブでCKに逃げる。このCKを三都主は高めにゴール中央へ。マンツーマンはたぶん西が付いてたがボールの軌道からファーへ流れると読み競りにはいかない。クリスティアーノはフリーでハイジャンプ、まぁあれに届く高さがクリスティアーノにあるのもスゴいがマンツーマンで守備放棄する西もどうなのか?例え競り負けたとしても身体一つ当てられないまま自由にヘディング許したのはマンツーマンの無意味さを物語る。あれならゾーンにして吉野や井林が目の前にきた相手、クリスティアーノと競れば勝算あったかもと不満になる。
今日もビハインド、いつもスコアが乱打戦になりやすい試合、これで終わらないと高を括るが一向に打開策が見当たらないヴェルディ。唯一の光明は前半のうちに追い付いたこと。
41分中盤でのパス回し、一度相手にクリアされたが西が頭で繋ぎ、チビを経由して左のオープンスペースへ。受けた小池がドリブル、カットインと見せ掛け左へフェイントしさらにPA内にドリブル、左サイドに流れ滑り込みながらシュート。勢いはあったが雨で濡れてスリッピーだったろうボールはGK榎本の正面へ。身体で押さえ込もうとした榎本だったが、これをファンブル、猛然とゴール前に上がっていた西がこぼれ球を押し込む。百戦錬磨の名手GK榎本としては悔いが残るファンブルだったが繋いでゴール前に詰めるまで全力でかけ上がった西の読みと勝負運には感嘆、小池のカットインと見せ掛けての仕掛けもなかなかであわよくばスリッピーなピッチを計算したグラウンダーシュートも榎本のミスを誘ったのは過大に評価したい。
ただ前半はチャンスらしいチャンスがこれくらい。立ち上がりの押せていた時間帯にもっと狙えたら違ったが。
1-1。絶望的ではないもののピッチを広く使う栃木にアンカーの脇、3バックの両サイドをこれでもかと狙われてる実情は後半に向けて不安だった。追い付いたことでヤスが現状維持を選択したのもマイナスに働くが何よりクリスティアーノやサビア、パウリーニョ、三都主というブラジル色の相手に常に同数で対応するのはキツイ。ヤスの愚策が後半はあっという間に崩壊するのだが。
栃木は負傷か高木に代えて早くも菊岡を入れてきた。嫌な予感はしたが菊岡以前に助っ人4が威力を発揮してくるのに立ち上がり15分もかからなかった。
追加点はあっけらかんと奪われた。48分翔哉がカウンター、オフサイドを気にしてか左の高原を使わず自ら突破を試みたが奪われる。栃木が縦パス、近藤に渡ると近藤は右に開いた廣瀬へスルーパス。このときヴェルディの守備陣形は皆無に等しく、廣瀬の折り返しをクリスティアーノがスルー、井林が反応したが届かずクリアできないままサビアに押し込まれる。
ビハインドにはなったがまだ後半は始まったばかり。なんとか我慢して逆転を目指したいヴェルディに致命傷を負わせるのは55分。
攻めなければならないヴェルディが前がかりになったのもありチビが簡単に奪われるとまたカウンターを浴びる。サビア、クリスティアーノと簡単に繋がれまた廣瀬に。フワッと浮かせて優也を誘き出すとシュートを警戒し身体で止めにいった優也にサビアはわざと撃たず、サビアがコントロールすると、ゴールカバーに入る福井を嘲笑うようにゴール右角にサビアが撃ち込む。
1-3、もうさすがに厳しくなったヴェルディだがヤスはまだ愚策を改めない。ますます栃木がヴェルディの攻め立てる。
57分ヴェルディは吉野がパスミス、栃木カウンター、近藤に持ち上がられたがサビアに預ける。間合いを見てサビアが縦へ、クリスティアーノとのワンツーで左サイドに抜け出し角度がないなかニアを撃ち抜きハットトリック。9分でハットトリックを許してしまった。
これで1-4。完全に試合を決してからヤスは動く。高原→巻、西→安田、チビ→直輝と交代カードを切るが焼け石に水。ラストプレーまでにゴールを奪われることはなかったが奪うこともできず。完敗は目の前にきたラストプレー。
94分翔哉が倒され得たFK、直輝が素早くリスタートし小池→翔哉、翔哉はアーリークロス、これを巻が頭で流し込む。
ゴールのホイッスル、それと同時にタイムアップのホイッスルも吹かれた。
2-4、ラストプレーで一矢報いるものの完敗続きでしかも自分たちのミスから、弱点といわれる3-3-2-2の3バックの両サイド、アンカーの両脇という課題のエリアを簡単に使われ助っ人の個の強さも相まっての大敗。愛媛に負けたときから天皇杯、そして栃木戦と同じ課題を引きずり何も変えない、何も考えないヤスの対策にはげんなりする。
週が明け、24日木曜日にはヤス続投が報道された。クビにならないから危機感もない、負けても構わないから理想を追い求めるのか?理解に苦しむ。
誰もが勝負に勝つために、強いヴェルディを見るために戦うのではないか?そのために理想ばかりで空想しても何も変わらない。誰かヤスに助言しろと言いたい。頑なに頭ごなしにしか見えなくて寂しい。
次はラスト5、北九州戦。味スタで久々の試合、古巣どうこうよりまずは己に勝たないとなるまい。
6勝・2敗・3分・23得・15失・差+8
3-3:2-4(13年)
2-3:4-1(12年)
0-0:4-2(11年)
1-0:0-0(10年)
1-0:3-0:3-2(09年)
ヴェルディ得点者
大黒将志:3(09:3)
平本一樹:2(09:1 10:1)
土屋征夫:1(09:1)
河野広貴:1(09:1)
井上平:1(09:1)
巻誠一郎:1(11:1)
阿部拓馬:3(11:2 12:1)
菊岡拓朗:1(11:1)
西紀寛:2(12:1 13:1)
小池純輝:1(12:1)
中島翔哉:3(12:3)
高原直泰:2(13:2)
ペデウォン:1(13:1)
巻誠一郎:1(13:1)
栃木得点者
河原和寿・1(09:1)
石舘靖樹・1(09:1)
サビア・5(11:1、12:1、13:3)
水沼宏太・1(11:1)
廣瀬浩二・1(12:1)
高木和正・1(12:1)
小野寺達也・1(12:1)
オウンゴール・1(13:1)
クリスティアーノ・1(13:2)
湯澤洋介・1(13:1)
V的 東京Vvs栃木 MVP
サビア。チーム初のハットトリックでヴェルディを玉砕したサビア。通算16ゴールでチーム得点王にもなったサビアの手助けになったのは悔しいが3年連続でvsヴェルディ5ゴール。来期は松本に移籍と4年連続も視野にあるだけに要警戒したい。
V的 東京Vvs栃木 敢闘賞
クリスティアーノ、2年連続2ゴール目。来期はどこでプレーするかわからないが対峙したら確実に苦手意識を持つ選手。あのスピードとプレー精度ならJ1行けよと大宮あたりに推薦したい(笑)
vs栃木 総評
得意なはずの栃木、1stレグは栃木に2-0と余裕があったにも関わらず、逆転を許す展開、追い付いたがなんとも情けない試合に。2ndレグは追い付いたものの後半から集中を欠いて3失点。不敗神話崩壊後はこれで1勝1敗1分。もう苦手な栃木と言って間違いない。来期は資金難らしい栃木だがチャレンジするのはヴェルディだ。
▽ヴェルディキラーに注意せよ!
三都主アレサンドロ・3(99清水:2、03清水:1)
廣瀬浩二・2(07鳥栖:1、12栃木:1)
サビア・5(11栃木:1、12栃木:1、13栃木:3)
大和田真史・1(07水戸:1)
近藤祐介・1(11札幌:1)
高木和正・1(12栃木:1)
小野寺達也・1(12栃木:1)
クリスティアーノ・2(13栃木:2)
湯澤洋介・1(13栃木:1)
三都主、サビア、クリスティアーノ、パウリーニョと助っ人は退団。とはいえ苦手なヴェルディキラーは残るだけに注意したい。
以下当時の雑感なので内容はご了承ください。
20 HOME 6月22日(土) 3-3 栃木 味スタ
得点者 高原直泰1-0、ペデウォン2-0、2-1オウンゴール、2-2クリスティアーノ、2-3湯澤洋介、高原直泰3-3
V的ヤス采配通知表
スタメン評価点: 6.5・前半に関しては奇襲が成功。相手が後半からリズムを取り返したことで綻びを突かれた。
累計117.5 20試合 平均5.88
交代内容評価点: 4.0・相手が三都主、湯澤と結果に絡む交代カードなのにウチは相変わらず結果に絡まないカードばかり。
累計95.0 20試合 平均4.75
1人目: 4.0・アクシデントなのかわからないが結果からすれば木鈴スタメンは当たらず。福井もミス目立ったが。
時間:63分・展開: 2-1 ・交代者:木鈴→福井・理由:戦術的交代
2人目: 4.0・守備的にシフトするには遅すぎた。攻守において効果的な交代にはならなかった。
時間:72分・展開: 2-2 ・交代者:直輝→石神・理由:戦術的交代
3人目: 3.0・短い時間、しかもすぐにビハインドになりますます苦しんだ。こういう試合だからこそ冒険(大輔)をしても面白いのに。
時間:83分・展開: 2-2 ・交代者:安田→常盤・理由:戦術的交代
V的選手評価点
三浦MA: 5.0・相変わらず交代策はグダグダ。そこさえきちんとハマれば少なくとも敗けはないのに。
累計106.0 20試合 平均5.30
1GK優也: 5.0・木鈴ばかりを責めるのは愚問。きちんとコーチングしたのか?3失点は仕方ないが悔しい。
累計122.0 20試合 平均6.10 :2回
13DF ペ : 5.5・復帰戦で1ゴール、出来すぎた前半から一転、後半は空回り。やや不安定な守備を露呈。
累計5.5 1試合 平均5.50 :1回
3DF刀根: 5.0・久々の出場でミスなしのほうがスゴいがややイージーなミスが目立つ。執念のアシストは見事。
累計74.0 13試合 平均5.69 :0回
4DF木鈴: 5.0・安易なバックパスがオウンゴールとなり致命傷に。ヴェルディホームデビューもほろ苦い想い出に。
累計10.0 2試合 平均5.00 :0回
19DF勇介: 5.0・攻撃では孤立するシーンが多く周囲との連携に苦しんだ。若手を鼓舞したが個で流れを作れず。
累計114.0 19試合 平均6.00 :0回
8MF中後: 5.5・ペのゴールをアシストするなど復帰戦で存在感を残す。しかし幅広いエリアに四苦八苦、アンカーとしてはキツイか。
累計32.0 6試合 平均5.33 :0回
27MF直輝: 5.0・左WBとして先発も狭い局面で息苦しくプレー。主戦場でもある右サイドのほうがやりやすいし左では不向き。
累計74.5 13試合 平均5.73 :1回
11MF 西 : 5.5・久々の先発で生き生きした前半と一転、後半は栃木の出足に後手後手に。
累計101.5 17試合 平均5.97 :0回
10MF安田: 5.5・キレのある動きは見せたが結果に絡んだのは1点目のみ。やはり結果に直結する働きを安田には求めたい。守備が雑で課題か。
累計29.5 6試合 平均4.92 :0回
16MFチビ: 5.5・先制を呼び込む絶妙な反転はらしさが見えたが時間の経過とともに存在感を消してはならない。
累計121.5 20試合 平均6.08 :2回
44FW高原: 6.0・2ゴールで相変わらず高原頼りだが監督に言わせればまだまだ。決めるべきシーンはたくさんあるだけに高みを求めたい。
累計127.0 20試合 平均6.35 :5回
6DF福井: 5.0・簡単にボールをロストすることも珍しくないのが不満。スタメン落ちで少し冷静さを取り戻してくれないと。
累計86.0 15試合 平均5.73 :0回
2DF石神: 5.5・簡単に跳ね返されるクロスはいらない。できれば攻撃で存在感を残せたらいいが。
累計96.0 16試合 平均6.00 :0回
17FW常盤: 5.0・短い出場時間でワンプレー、ワンプレーで結果に絡むのは難しい、だが起用されるならされる価値を見せたい。
累計115.5 20試合 平均5.78 :3回
V的MOM:ペデウォン:久々のゲームで気持ちは見せた。攻撃で結果は残したが守備は不安も。
V的MIP:MF三都主アレサンドロ(栃木):後半から投入されボランチで躍動、起点になり一時は逆転を呼び込む原動力に。恐れ入りました。
試合感想:ホーム味スタに3週間ぶりに帰ってきたヴェルディ、上位相手に連戦が続き、5位栃木を迎え撃つ。鐘必が出場停止と窮地のヴェルディだが、3バックは様変わり。ペデウォンが今期初出場初スタメン、刀根が8試合ぶりに復帰、木鈴が初スタメンと急造3バックがスタメンに並ぶ。ボランチアンカーには中後が15試合ぶりの復帰、安田が17試合ぶりのスタメン、西が4試合ぶりスタメンとスタメン6人が入れ替わり栃木に挑む。
前半はヴェルディが主導権を握る。
7分、ペデウォンから右サイド勇介にパス回し、勇介は一人で右サイドをかけ上がると安田に預ける。安田は右に上がる勇介を使わず、右オープンスペースに走り込むチビへ。チビがこれを受けると反転、相手CBがつられて転んだためゴールにバランスを崩しながら直進、1stタッチが少し伸びたがGK榎本の反応が遅れたためチビが一足早く左の高原へ。難なく高原が右足で押し込む。
31分直輝が左サイドを抜け出しクロス、これを栃木がCKに逃れる。勇介のリアクションからすると「自分でやりきれ」と言いたげだが私も同感、角度はあまりないが左足ズドーンシュートで良かったのではないか?このCK、中後はゴール前密集に上げるがクリアされる、これを西が頭で中後に戻すと中後が右足で上げるフェイントでDFを振り切り左足でクロスを送り込む。榎本も飛び出せない絶妙なクロスにペデウォンが飛び込みJ初ゴール。両人指し指を天に突き上げ喜びを爆発させたペデウォン、讃岐の藤田選手の早い回復を願う一撃に。
しかし、ヴェルディはリードを保てない。なんでもかんでもマイボールにしたがる悪癖が生んだ悲劇。優也は優也で栃木クロスが大きくヴェルディ左サイドに流れたのでGKボール、あわよくば『焦らし』をやるため予知して左サイドに走る。木鈴は木鈴で周りに相手選手がいないため、自分が頭でGKに返したほうがマイボールになるから優也に預けるためにバックパスを選択した。よく見れば互いにプレーの選択は間違ってないが5:5で自責がある。優也は「キーパー!(が取るから触るな)」「スルー」「キープ」的な当たり前なコーチングをしてない模様、木鈴は周囲を確認し相手がいないことは確認したようだが優也の動きを感知してないし何よりバックパスの基本であるゴール枠を外すという当たり前ができてない。互いにその当たり前ができてない。誰であろうと攻撃でも守備でも疲れてても声を出して、こういうくだらない失点は今後してはならない。
前半は2-1で折り返す。特記しておくと42分ペデウォンが菊岡に蓋をしきれず優也が菊岡の膝を喰らう。こういう細かい連携がこの試合やはり拙い。右サイドでは勇介がペデウォンや西のカバーがなく孤立、いくら勇介といえど1vs3では厳しい。一つ一つの連携が狂い綻ぶ、そこを栃木は後半突いてくる。
46分木鈴オーバーラップから勇介へ、枠外。51分には安田が左サイドを突破、クロスを高原に上げたが高原が大きく枠外。こういうチャンスを決めきれないまま三都主が入った栃木に徐々にペースを奪われる。
66分にはクリスティアーノがファウルで難なく終わるがヴェルディの最終ラインに1列上がったクリスティアーノが牙を剥く。
70分カウンター菊岡に持ち上がられビルドアップされるとスルーパス、これをクリスティアーノが抜け出し落ち着いて決める。
84分交代直後の選手が起用に応えちゃうのが栃木、投入からわずか1分、湯澤がペデウォンを交わし左サイドを突破、刀根が遅れてカバーするも角度がないなか自ら強烈なシュートを叩き込む。
86分常盤がPA内でシュートを放つが決まらない。88分中後FKはファーで刀根が合わせるも枠外、55分にも似たようなのがあるが狙いはいいがファーすぎる。味方に優しいファーへのクロスではクリアされるだろうがあわよくば直接入るような軌道でもいいのでは?
89分アディショナルタイムに入る直前に右サイドで西がFKを獲得、中後がファー誰もいないややミスキック、これを刀根が懸命にスライディングでゴール前に戻す、高原に渡るとヒールで流し込む。
3-3、激しい撃ち合いは普通は勝てる3点目をともに奪いながらドローに。
勝てた試合、それを落としたともいえるが勝ち点1は拾った。誉められた試合ではないが手応えを口にする監督や選手たちはさらなる高みを目指す。
ヤス「全体的に見てしっかり自分たちのゲームにできる内容だったし、そうしなければいけなかった」
高原「一人で5点を取れるチャンスがあった。自分がフィニッシュの面での責任を果たさないと」刀根「メンバーが代わっても声一つで修正できるし、失点シーンもコーチングで解決できる」
ペ「3失点目は自分が関係しているし、それがなければいい試合だった。だからよかったとは思わない。また次頑張る」
選手たちは修正点もわかっている、課題もわかっている。それをしっかり克服しないとJ1へは挑戦できない。
いよいよ前半戦も次節で終了、長いシーズンもハーフタイムを迎える。引き分けが多く勝ち切れなかった前半戦のヴェルディ、締めは千葉に勝ちたいところ。6勝4敗10分、敗けだけは許されないvs千葉は土曜日19時キックオフ。
『Vの今日イチ』
70分チビがうまく安田に預けカウンター、安田は数的不利ながら裏へ抜け出した高原にスルーパス、高原は足元に収まらず。安田は攻撃でセンスは発揮。80分にも単独中央突破はあるがそれで決めたりそれでPK取れないのが安田の評価を下げる一因。なおこのシーンの直後に菊岡スルーパスからクリスティアーノに決められる(泣)
37 AWAY 10月20日(日) 2-4 栃木 栃木グ
得点者 0-1クリスティアーノ、西紀寛1-1、1-2サビア、1-3サビア、1-4サビア、巻誠一郎2-4
V的ヤス采配通知表
スタメン評価点: 2.0・いつまでも固執したやり方がこうして結果にならないのも不満。弱点を逆手に取るような奇抜さもない、まるでダメ。
累計193.5 37試合 平均5.23
交代内容評価点: 4.0・機能したのはゴールした巻とリスタートでそれを呼び込んだ直輝だけ。文字通りあっという間に9分で3失点、ただ後半から何とでもなった試合だとも思う。
累計163.5 37試合 平均4.42
1人目: 4.0・機能しなかった前線だが代えた巻が3点ビハインドでは活路を見出だせるわけもなく。
時間:64分・展開: 1-4 ・交代者:高原→巻・理由:戦術的交代
2人目: 4.0・お決まりの西アウト、安田に西以上を期待するのも相変わらずできないままタイムアップとなった。
時間:70分・展開: 1-4 ・交代者:西→安田・理由:戦術的交代
3人目: 6.0・直輝自身はリスタートで一矢報いるがまだ本調子とも言えない。3点ビハインドで使うには酷だったが復帰初戦は結果に絡みまずまず。
時間:82分・展開: 1-4 ・交代者:チビ→直輝・理由:戦術的交代
V的選手評価点
三浦MA: 2.0・続投が漏洩するのは試合4日後。どこか危機感ないのはそのためではないと思いたい。論外。
累計181.5 37試合 平均4.91
1GK優也: 3.0・ここ一番でのファインセーブが出ず。出ても流れはあちらへ。バックパスの処理もリスク高すぎた。
累計212.5 37試合 平均5.74 :3回
26DF井林: 3.0・尽く競り勝てず、チームを救えず。対峙したサビアを食い止めたかったが。
累計134.5 24試合 平均5.60 :1回
6DF福井: 3.0・中央をやるには視野が狭い。継続したカバーもできず若いDFラインで若さを出してしまう。
計120.0 23試合 平均5.22 :0回
23DF吉野: 3.0・ふてぶてしさも見られ若さが表に出た印象。これも経験だが糧にしないと。福井とは逆のほうが活きると思うが。
累計37.5 7試合 平均5.36 :1回
19DF勇介: 3.0・近藤に押し込まれ反撃にいけず。状況を見て4バックを提言するとかもう少し臨機応変にできないのかなと。
累計195.5 35試合 平均5.59 :1回
8MF中後: 3.0・アンカーやるにもサポートがないからキツイ。これまた現場レベルでサポート要求したりできなかったのか?
累計55.5 12試合 平均4.63 :0回
15MF小池: 3.5・廣瀬に押されキツイ試合に。反撃はうまい仕掛けからファンブルを誘うがそれしか奏功せず。
累計177.0 31試合 平均5.71 :2回
11MF 西 : 3.5・ボールロストが痛い。自ら守備に引くような判断も欲しかった。得点シーンはよく詰めたが。
累計183.5 33試合 平均5.56 :1回
16MFチビ: 3.0・なかなかボールが収まらず起点になれず。同点シーンこそ絶妙な繋ぎだったけど。
累計202.0 36試合 平均5.61 :2回
7MF翔哉: 3.5・最後のアシストで一矢報いるが判断ミスやスタンドプレーが裏目に出たり。
累計91.5 17試合 平均5.38 :1回
44FW高原: 3.0・動きは悪くないが最近はキレがない。存在感がなく交代も致し方ないか。
累計209.0 36試合 平均5.81 :6回
18FW 巻 : 6.0・最後に一仕事も流れでどうにかできず。そこは不満。
累計75.5 14試合 平均5.39 :1回
10MF安田: 3.0・結果に絡むだけが交代カードの役割でないが特別守備で貢献したわけでなし、交代カードとしては不満。
累計92.5 18試合 平均5.14 :1回
27MF直輝: 6.0・復帰初戦としては及第点。無理はしないでほしいがまともにやれたの直輝だけかなとも。
累計83.5 16試合 平均5.22 :2回
V的MOM:前田直輝:大敗した試合だが直輝自身は気転を働かせたリスタートから一矢報いるなど復帰初戦は悪くなかった。これからに期待したい。
V的MIP:FWサビア(栃木):栃木史上初というハットトリックをヴェルディから奪うとは。動きが常にキレキレで止める術がなかった。
試合感想:前節愛媛に大敗し、天皇杯も川崎に完敗、中3日というハードスケジュールで雨が強く降る栃木県グリーンスタジアムに乗り込んだヴェルディ。栃木も天皇杯があり中3日で条件は同じ、昇格POを狙う両者の戦いは残り6試合で重要な試合になった。
ヴェルディスタメン
GK………優也
DF井林…福井…吉野
MF………中後
勇介………………小池
………西……チビ
FW…翔哉……高原
SUB ポープ 舞人 関 安田 大輔 巻 直輝
井林は2試合ぶりのスタメン。翔哉は第22節以来15試合ぶりのスタメン。中後は第34節以来3試合ぶりのスタメン
大輔は2試合ぶりのメンバー入り、直輝は第22節以来のメンバー入り。なお常盤が今期初のメンバー外となり開幕から全試合メンバー入り且つフルタイム出場しているのは優也だけとなった。
ケガ人も徐々に復帰して戦力が回復しつつあるが無理は禁物。まずは彼らを楽にピッチへ戻せるような試合にしたいがこの試合はそう簡単にいかない。
立ち上がりこそヴェルディが攻勢を強めた。しかし相変わらず決め切れないもどかしい展開。嫌な予感は的中するもの、栃木のハイプレスでペースは徐々に栃木に傾く。そして均衡を先に破るのはホーム栃木。
27分直前のプレーでは西が高い位置で奪われ左サイドへ展開される。フリーの近藤にシュートを許したが優也がファインセーブでCKに逃げる。このCKを三都主は高めにゴール中央へ。マンツーマンはたぶん西が付いてたがボールの軌道からファーへ流れると読み競りにはいかない。クリスティアーノはフリーでハイジャンプ、まぁあれに届く高さがクリスティアーノにあるのもスゴいがマンツーマンで守備放棄する西もどうなのか?例え競り負けたとしても身体一つ当てられないまま自由にヘディング許したのはマンツーマンの無意味さを物語る。あれならゾーンにして吉野や井林が目の前にきた相手、クリスティアーノと競れば勝算あったかもと不満になる。
今日もビハインド、いつもスコアが乱打戦になりやすい試合、これで終わらないと高を括るが一向に打開策が見当たらないヴェルディ。唯一の光明は前半のうちに追い付いたこと。
41分中盤でのパス回し、一度相手にクリアされたが西が頭で繋ぎ、チビを経由して左のオープンスペースへ。受けた小池がドリブル、カットインと見せ掛け左へフェイントしさらにPA内にドリブル、左サイドに流れ滑り込みながらシュート。勢いはあったが雨で濡れてスリッピーだったろうボールはGK榎本の正面へ。身体で押さえ込もうとした榎本だったが、これをファンブル、猛然とゴール前に上がっていた西がこぼれ球を押し込む。百戦錬磨の名手GK榎本としては悔いが残るファンブルだったが繋いでゴール前に詰めるまで全力でかけ上がった西の読みと勝負運には感嘆、小池のカットインと見せ掛けての仕掛けもなかなかであわよくばスリッピーなピッチを計算したグラウンダーシュートも榎本のミスを誘ったのは過大に評価したい。
ただ前半はチャンスらしいチャンスがこれくらい。立ち上がりの押せていた時間帯にもっと狙えたら違ったが。
1-1。絶望的ではないもののピッチを広く使う栃木にアンカーの脇、3バックの両サイドをこれでもかと狙われてる実情は後半に向けて不安だった。追い付いたことでヤスが現状維持を選択したのもマイナスに働くが何よりクリスティアーノやサビア、パウリーニョ、三都主というブラジル色の相手に常に同数で対応するのはキツイ。ヤスの愚策が後半はあっという間に崩壊するのだが。
栃木は負傷か高木に代えて早くも菊岡を入れてきた。嫌な予感はしたが菊岡以前に助っ人4が威力を発揮してくるのに立ち上がり15分もかからなかった。
追加点はあっけらかんと奪われた。48分翔哉がカウンター、オフサイドを気にしてか左の高原を使わず自ら突破を試みたが奪われる。栃木が縦パス、近藤に渡ると近藤は右に開いた廣瀬へスルーパス。このときヴェルディの守備陣形は皆無に等しく、廣瀬の折り返しをクリスティアーノがスルー、井林が反応したが届かずクリアできないままサビアに押し込まれる。
ビハインドにはなったがまだ後半は始まったばかり。なんとか我慢して逆転を目指したいヴェルディに致命傷を負わせるのは55分。
攻めなければならないヴェルディが前がかりになったのもありチビが簡単に奪われるとまたカウンターを浴びる。サビア、クリスティアーノと簡単に繋がれまた廣瀬に。フワッと浮かせて優也を誘き出すとシュートを警戒し身体で止めにいった優也にサビアはわざと撃たず、サビアがコントロールすると、ゴールカバーに入る福井を嘲笑うようにゴール右角にサビアが撃ち込む。
1-3、もうさすがに厳しくなったヴェルディだがヤスはまだ愚策を改めない。ますます栃木がヴェルディの攻め立てる。
57分ヴェルディは吉野がパスミス、栃木カウンター、近藤に持ち上がられたがサビアに預ける。間合いを見てサビアが縦へ、クリスティアーノとのワンツーで左サイドに抜け出し角度がないなかニアを撃ち抜きハットトリック。9分でハットトリックを許してしまった。
これで1-4。完全に試合を決してからヤスは動く。高原→巻、西→安田、チビ→直輝と交代カードを切るが焼け石に水。ラストプレーまでにゴールを奪われることはなかったが奪うこともできず。完敗は目の前にきたラストプレー。
94分翔哉が倒され得たFK、直輝が素早くリスタートし小池→翔哉、翔哉はアーリークロス、これを巻が頭で流し込む。
ゴールのホイッスル、それと同時にタイムアップのホイッスルも吹かれた。
2-4、ラストプレーで一矢報いるものの完敗続きでしかも自分たちのミスから、弱点といわれる3-3-2-2の3バックの両サイド、アンカーの両脇という課題のエリアを簡単に使われ助っ人の個の強さも相まっての大敗。愛媛に負けたときから天皇杯、そして栃木戦と同じ課題を引きずり何も変えない、何も考えないヤスの対策にはげんなりする。
週が明け、24日木曜日にはヤス続投が報道された。クビにならないから危機感もない、負けても構わないから理想を追い求めるのか?理解に苦しむ。
誰もが勝負に勝つために、強いヴェルディを見るために戦うのではないか?そのために理想ばかりで空想しても何も変わらない。誰かヤスに助言しろと言いたい。頑なに頭ごなしにしか見えなくて寂しい。
次はラスト5、北九州戦。味スタで久々の試合、古巣どうこうよりまずは己に勝たないとなるまい。