ヴェルディ史上最多完封時間はいったいいつ?

93年以降ヴェルディが3試合以上連続完封した事例は13回。堅守が売りのクラブではないものの21シーズンで13回が多いとはお世辞にも言えず、特に94年~98年にかけては1度も3試合連続完封出来ていないのがこのクラブの伝統なのか、弱点なのか?3試合連続で無失点、簡単な話ではないが少なくともその3試合で敗けは一つもつかないのだから昇格に向けて大事な勝ち点を稼ぐチャンスになる。

現代サッカーにおいては1-0で勝てるサッカーが理想だと私は考える。延長など今でこそ廃止されたため94年~98年と単純な比較にはならないが完封すれば少なくとも勝ち点1は得られる。90分間、しっかりと集中しいかに完封するか、その積み重ねが3試合以上の連続完封に繋がる。まずは1試合1試合、しっかりと集中を高めたい。

では過去の3試合以上連続完封を列記。
先発したGKの功績だと考えるためGKの記録とするがもちろんその試合に出場したヴェルディ選手全員の功績だと思う、GK1人では成し得ないのだから。

以下概要略説。
完封試合数:90分間(延長なども含む)の完封試合が連続した試合数
完封時間:完封試合数の前後の失点時間より前試合は失点時間以降は完封、後試合は失点時間以前の完封を足している。資料的に時間がすべて判明するため誤差はあるが比較的正しい数値のはず。


93年 菊池新吉・5試合連続完封(588分)(ニコス7節~11節)
85+90+120+90+90+91+22=588

93年 菊池新吉・3試合連続完封(347分)(ニコス15節~17節)
55+90+90+90+22=347

99年 本並健治・3試合連続完封(314分)(1st14節~2nd1節)
41+90+92+90+1=314

02年 高木義成・3試合連続完封(359分)(2nd7節~9節)
12+90+90+120+47=359

03年 高木義成・3試合連続完封(328分)(2nd9節~11節)
50+90+90+90+8=328

06年 高木義成・3試合連続完封(313分)(18節~20節)
39+90+90+90+4=313

07年 高木義成・3試合連続完封(313分)(44節~46節)
3+90+90+90+40=313

09年 土肥洋一・3試合連続完封(358分)(14節~16節)
26+90+90+90+62=358

09年 土肥洋一・4試合連続完封(473分)(25節~28節)
58+90+90+90+90+55=473

09年 土肥洋一・3試合連続完封(341分)(45節~47節)
46+90+90+90+25=341

10年 土肥洋一・3試合連続完封(333分)(11節~13節)
0+90+90+90+63=333

11年 柴崎貴広・3試合連続完封(383分)(12節~14節)
66+90+90+90+47=383

13年 佐藤優也・4試合連続完封(451分)(6節~9節)
2+90+90+90+90+89=451




93年 菊池新吉・588分
09年 土肥洋一・473分
13年 佐藤優也・451分
11年 柴崎貴広・383分
02年 高木義成・359分
09年 土肥洋一・358分
93年 菊池新吉・347分
09年 土肥洋一・341分
10年 土肥洋一・333分
03年 高木義成・328分
99年 本並健治・314分
06年 高木義成・313分
07年 高木義成・313分

93年に新吉が5試合連続完封して以来3試合までは多々あるが4試合は09土肥、13優也の2例。13優也が今期中に5試合連続となれば20年ぶりの快挙となるが、4試合でストップしたが4年ぶりの快挙は見事でした。
新吉の場合、単純に10時間近く失点しなかったのが延長もあった当時のことを考えれば偉業。最も当時5連勝していないのが皮肉でPK負けが1試合ある。

ヴェルディ史上最長ゼロ封時間保持者は
菊池新吉 588分。

優也だけに非はないが中止の第10節松本戦以後にすっかり集中を切らしたように失点を繰り返したのが悔やまれる。シーズン中に菜入やポープを試せと提言したがそれはシーズンを終えても感じること。優也に危機感を与えるような若手の突き上げも欲しい、その突き上げを物ともしない優也であってほしい。そのためには1分でも長く完封を目指していきたい。もちろんチームで、だが。