vsG大阪
19勝・13敗・4分・61得・57失・差+4
0-0:3-3(13年)
1-2:1-3(08年)
1-7:0-1(05年)
2-2:3-1(04年)
2-3:2-2(03年)
0-3:0-3(02年)
0-5:3-2(01年)
2-1:1-2(00年)
1-0:1-0(99年)
4-2:1-2(98年)
0-1:1-2(97年)
2-3:3-1(96年)
1-0:1-0:2-0:3-1(95年)
2-0:3-1:2-1:3-1(94年)
1-0:3-2:2-0:4-0(93年)
ヴェルディ得点者
三浦知良:9(93:2 94:3 95:2 96:2)
武田修宏:11(93:5 94:4 95:2)
北澤豪:4(93:2 94:1 98:1)
柱谷哲二:2(93:1 95:1)
ビスマルク:2(94:1 95:1)
石塚啓次:1(94:1)
ラモス瑠偉:1(95:1)
オウンゴール:2(96:1 98:1)
マグロン:2(96:2)
山田卓也:4(97:1 99:1 00:2)
エウレル:1(98:1)
高木琢也:1(98:1)
前園真聖:1(98:1)
桜井直人:3(99:1 03:2)
金鉉錫:1(00:1)
マルキーニョス:2(01:2)
三浦淳宏:1(01:1)
平野孝:2(03:1 04:1)
小林慶行:2(03:1 04:1)
ウベダ:1(04:1)
相馬崇人:2(04:2)
ワシントン:1(05:1)
船越優蔵:1(08:1)
ディエゴ:1(08:1)
刀根亮輔:1(13:1)
西紀寛:1(13:1)
石神直哉:1(13:1)

G大阪得点者
永島昭浩・1(93:1)
ミューレル・1(93:1)
山口敏弘・2(94:2)
フラビオ・1(94:1)
松山吉之・1(95:1)
平岡直起・1(96:1)
森下仁志・1(96:1)
松波正信・2(96:1、00:1)
小島宏美・1(96:1)
エムボマ・3(97:3)
ダンブリー・1(98:1)
ドロブニャク・2(98:2)
稲本潤一・2(98:1、01:1)
大黒将志・7(00:1、03:3、04:1、05:2)
山口貴之・1(00:1)
吉原宏太・6(01:3、02:3)
二川孝広・1(01:1)
ビタウ・1(01:1)
ニーノブーレ・1(01:1)
山口智・2(02:1、04:1)
マグロン・1(02:1)
マルセリーニョ・1(02:1)
遠藤保仁・2(03:1、08:1、13:1)
新井場徹・1(03:1)
フェルナンジーニョ・2(04:1、05:1)
アラウージョ・4(05:4)
宮本恒靖・1(05:1)
播戸竜二・1(08:1)
ルーカス・1(08:1)
明神智和・1(08:1)
佐々木勇人・1(08:1)
ロチャ・1(13:1)
パウリーニョ・1(13:1)


V的 東京VvsG大阪 MVP
遠藤保仁。あのFKを止めれるGKはいないだろう。完全に逆を突かれ優也は見送るのみ。恐れ入りました、遠藤保仁の真骨頂に。


V的 東京VvsG大阪 敢闘賞
西紀寛。ゴールは常盤や勇介のアシストがあったからだけど。遠藤や今野に引けをとらない存在感が西にはあった。


vsG大阪 総評
激しい撃ち合いになったがスコアレスに終わった1stレグ、2ndレグも2点リードしたヴェルディをG大阪が怒濤の反撃で逆転、雷雨で55分中断したあと再開し石神が同点弾を決めて2戦ドローとなった。首位G大阪を追い詰めながら格の違いを見せつけられたが追い付いたのも結果、いつかJ1でこういう試合を勝ち切るクラブになりたいもんだ。



▽ヴェルディキラーに注意せよ!
レアンドロ・3(06山形:3)
遠藤保仁・3(03G大阪:1、08G大阪:1、13G大阪:1)
二川孝広・1(01G大阪:1)
明神智和・1(08G大阪:1)
パウリーニョ・2(07京都:1、13G大阪:1)
ロチャ・1(13:1)


以下当時の雑感なので内容はご了承ください。
7 AWAY 4月7日(日) 0-0 G大阪 万博
得点者 0-0

V的ヤス采配通知表
スタメン評価点: 6.5・G大阪相手にブレない信念、メンバーを信じ戦術もブレない。
累計43.0 7試合 平均6.14

交代内容評価点: 5.0・交代による成果が出ない悪癖は課題。結果もだが内容も好転させるような交代策が相変わらずない。
累計34.5 7試合 平均4.93

1人目: 5.0・石神を使うときにボランチを削るのはリスクが高い、小池センターハーフ作戦は攻撃的すぎるためあの時間帯で西を下げなくて良かったと思う。常盤を下げたのは正解だと思うが竜士や直輝を見たかった。
時間:75分・展開:ドロー(0-0)・交代者:常盤→石神・理由:戦術的交代・効果:常盤が存在感薄く石神の攻撃性に期待も結果は残せず。
2人目: 5.0・互いにボールを簡単に切らず息つく暇もない展開で選手交代が難しかったのも確かだが直輝を使うにはあまりにお粗末な時間帯だろう。
時間:91分・展開:ドロー(0-0)・交代者:西→直輝・理由:戦術的交代・効果:なかなか流れが切れず交代のタイミングも計れなかったがそれにしても遅すぎる起用。

V的選手評価点
三浦MA: 6.0・勝てた試合でスコアレスと悔しい結果に。交代策に変化が欲しいが。
累計38.0 7試合 平均5.43
1GK佐藤: 6.5・最後の砦はむしろゴール枠だったがコースを断ち切り枠に当てさせたのも優也の実力。
累計41.5 7試合 平均5.93 :1回
5DF 金 : 6.0・G大阪相手に安定したプレー、完封に貢献。
累計38.0 7試合 平均5.43 :0回
3DF刀根: 6.5・完封に貢献、献身的なプレーでピンチを凌ぐ。
累計39.0 7試合 平均5.57 :0回
6DF福井: 6.0・やや気性の荒さを垣間見るのが不安だが。懸命なプレーで完封に貢献。
累計39.5 7試合 平均5.58 :0回
19DF 森 : 6.5・G大阪にもプレーでキレて流れを呼び込む。読みを効かせた守備にも奮闘。
累計34.5 6試合 平均5.75 :0回
14MF鈴木: 6.0・リズムを作るがCKなどチャンスを生かせず。守備は振られながらも完封に貢献。
累計39.0 7試合 平均5.57 :1回
11MF 西 : 6.5・身を呈した守備も献身的なアップダウンもG大阪を脅かしたが結果は残せず。
累計31.5 5試合 平均6.30 :0回
15MF小池: 6.5・守備に奮闘し完封には貢献、思い切りよく仕掛けたかったがやや押し込まれた。
累計35.5 6試合 平均5.92 :0回
16MFチビ: 7.0・意識的に仕掛けチャンスを生み出す。ゴールが奪えたらヒーローになったが…
累計42.5 7試合 平均6.07 :2回
17FW常盤: 6.0・西やチビ、高原に比べると時間の経過と共に存在感が薄くなる悪癖は課題。
累計39.0 7試合 平均5.57 :1回
44FW高原: 6.5・バーに当てたシュートなど惜しかったシーンもあったが決めたかった。
累計44.0 7試合 平均6.29 :2回
2DF石神: 6.0・運動量は生かしたが攻撃で効果的なプレーは見せれず。
累計17.0 3試合 平均5.67 :0回
27MF前田: 6.0・起用するにしてもアディショナルタイム起用では時間が短く仕事はできず。
累計17.0 3試合 平均5.67 :0回
V的MOM:飯尾一慶:G大阪守備陣が手を焼いた献身性はお見事。出来ればゴールが欲しかった。
V的MIP:FWレアンドロ(G大阪):強すぎてファウルされても取ってくれずファウルじゃないのにファウルになっちゃう選手なんてフッキ以来だと思います。
試合感想:9年もの間、勝利がないvsG大阪戦、対戦自体5年ぶりと久々に顔を合わせたオリジナル10対決。ヴェルディとしては胸を借りる相手、ヤスとしては苦楽を共にした盟友ケンタとの初対戦、様々な思惑と高鳴る気持ち、キックオフ前からワクワクして見ていたサポーターも多いはずだ(小生がそれでした)
例え大敗しても意味のある負け方にしたい、戦前はぶっちゃけ覚悟していたが選手たちにマイナス要素は全くない。高原や西、とりわけチビに至っては遠藤や今野に臆することなく引けを取らない活躍ぶり。
さて試合はそのチビがキャプテンとしてコイントスでヴェルディは風上を獲得。水が撒かれややスリッピーなピッチコンディションで強風も凄まじい。荒れ模様な展開になりそうであった。
前半立ち上がりからG大阪のペース、4分、優也もキャッチできず押し込まれたが難を逃れたヴェルディ。
10分には常盤→チビと繋ぎミドルを狙うが藤ヶ谷のファインセーブに阻まれる。
11分チビを背後から遠藤が倒しFK獲得もシュートは撃てず。
ヴェルディはミドルで打開を図るがなかなか枠を捉えられない。
23分マンツーマンでついてるはずのCK、フリーにした今野にシュートを許すが弱く優也がキャッチ。
27分レアンドロのシュートはバーを叩く。
37分二川のシュートは優也がキャッチ、39分今野のシュートは枠外。
前半は防戦一方ながらも懸命な守備でスコアレスで凌いだヴェルディ。
後半は50分くらいに強風でコーナー付近のマットなどが吹き上がる。そんな風下のヴェルディがチャンスを迎えたのは53分チビがトーキックで狙うが藤ヶ谷に阻まれる。
56分家長の絶妙なアシスト→倉田が枠外。
71分FKから高原が合わせたがバーに当てる。
72分二川がポストに直撃、87分には西が持ち込むものの枠外。
アディショナルタイムにG大阪阿部が狙うが優也セーブ。
互いに死力を尽くした好ゲーム、試合を通して実に楽しかった。確かにヒヤヒヤさせられ完敗を予感したが思わぬチビらの奮闘でG大阪を追い詰めたのは京都戦から見れば着実な進歩だ。互いにゴールを意識し仕掛けチャンスと見るやリスクをかける。そのリスクが時として互いのチャンスを生みサッカーの楽しさ、ダイナミックさを見れた。勝てれば互いにもっと楽しめただろうがスコアレスは互いに必死に守り抜いた結果。撃ち合いになればヴェルディも勝機はなかったが決め手を欠いた戦いがヴェルディには好都合だった。
この成長を確かなモノにするか鳥取戦は結果も内容も問いたい。相手を舐めてるわけではないが鳥取に屈してるようでは成長してないと断言したい。


26 HOME 7月27日(土) 3-3 G大阪 味スタ
得点者 刀根亮輔1-0、西紀寛2-0、2-1ロチャ、2-2パウリーニョ、2-3遠藤保仁、石神直哉3-3

V的ヤス采配通知表
スタメン評価点: 6.0・前半は10.0でしょう、後半も失点までは耐えていた。相手が交代選手で畳み掛けてきたことで崩壊、2-0から逆転を許したのは不満だ。
累計144.5 26試合 平均5.56

交代内容評価点: 3.0・中断までに交代カードが機能したシーンは少なく、しかも相変わらず後手に回る。安田投入は逆転を許してからで先手が欲しかった。
累計116.5 26試合 平均4.48

1人目: 4.0・リポートでは2点目を失う前に常盤→端山という策をキャンセルしたという。結果からいえば先手で端山は投入すべきだったろう。監督の迷いが逆転を生むきっかけに。
時間:67分・展開: 2-2 ・交代者:西→端山・理由:戦術的交代
2人目: 3.0・この安田に対する確固たる信頼があまり期待できない。古巣相手に奮起したい安田もビハインドでは活きるわけがない。
時間:76分・展開: 2-3 ・交代者:常盤→安田・理由:戦術的交代
3人目: 5.5・中断明けの交代、難しいピッチコンディションで翔哉も苦戦したがG大阪を押し込んだ。
時間:80分・展開: 2-3 ・交代者:小池→翔哉・理由:戦術的交代

V的選手評価点
三浦MA: 5.5・失点してからでは行動が遅い、事前行動が仇となることも、吉となることもそろそろ見極めたい。
累計133.5 26試合 平均5.13
1GK優也: 5.5・FKは遠藤に完敗。失点が減らず悔しさを晴らすことが出来ぬまま。
累計151.5 26試合 平均5.83 :3回
26DF井林: 5.5・ロチャに身体を入れられ失点するなど前節ほどの強さは見せれず。
累計79.5 13試合 平均6.12 :1回
3DF刀根: 5.5・先制点はお見事、しかし守備は3失点。本職が振るわないのは誉められたもんではない。
累計95.0 18試合 平均5.28 :0回
2DF石神: 6.0・失点は減らず悔しさもあるが同点弾を執念で呼び込む。切り替えが功を奏する。
累計125.0 21試合 平均5.95 :1回
19DF勇介: 6.0・藤春相手に五分五分の出来。2点目の縦パスが勇介らしく的確に。ちなみにこれが勇介のヴェルディリーグ戦通算100試合出場のメモリアルマッチに。
累計143.0 25試合 平均5.72 :0回
14MF鈴木: 5.5・起点になったサイドチェンジなどボールは巧みに散らしたがFKは集中を切らし活かせず。
累計141.0 25試合 平均5.64 :2回
15MF小池: 5.5・攻守になかなか局面を変えれず苦戦。中断後にあっさり切られるなど信用も少ない。
累計118.5 20試合 平均5.93 :1回
11MF 西 : 6.5・華麗な飛び出しで2点目をマークも、交代前にチームが崩れたのが悔やまれる。
累計133.0 23試合 平均5.78 :1回
16MFチビ: 6.0・がむしゃらな動きはさすがだが試合が落ち着かないのもキャプテンとしては納得しないだろう。最後まで諦めなかった姿勢は評価したい。ちなみにこの試合でヴェルディリーグ戦通算265試合出場を達成し歴代最多タイとなった。
累計149.0 26試合 平均5.73 :2回
17FW常盤: 5.5・2点目のアシストは素晴らしいがそれだけ。事実上の1トップだった前半はほとんど機能できず。
累計143.5 26試合 平均5.52 :3回
44FW高原: 6.0・前半からハードワークで体力面が心配だったが後半はやはり疲れた。ゴールこそ奪えなかったが起点に。
累計157.0 26試合 平均6.04 :5回
36MF端山: 6.0・交代が遅く流れに乗るまでもなく逆転を許し雷雨で中断とドタバタに。中断明けには起点になり同点弾を呼び込む。
累計20.0 3試合 平均6.67 :1回
10MF安田: 5.0・逆転されてから投入され流れを掴めるわけもない。古巣相手に躍動は見せれず。
累計50.5 10試合 平均5.05 :1回
7MF翔哉: 5.5・中断明けの水たまりでは流れに乗りにくかったが溌剌とプレーしG大阪を押し込んだ。
累計64.5 12試合 平均5.38 :0回
V的MOM:石神直哉:同点ゴールは執念そのもの。切り替えて挑んだ15分で結果を残したのは称賛したい。
V的MIP:MF遠藤保仁(G大阪):優也が先に動いたとはいえそれを見逃さずに逆を突く技術の高さ、まだまだ国内No.1MFの称号は揺るがないね。
試合感想:札幌、横浜FCと苦手な相手、鬼門を苦戦しながらも撃破したヴェルディは2ヶ月ぶりの連勝で波に乗る。そんなヴェルディの相手は首位G大阪。今の実力を計り知るには充分すぎる強敵だがヴェルディは臆することなく挑む。
スタメンは前節と変更なし、優也、井林、刀根、石神、勇介、鈴木、小池、西、チビ、常盤、高原。SUBも菜入、吉野、関、安在、安田、翔哉、端山が代わらずメンバー入り。
勝ち負けに関係なく確実に面白いサッカーになるだろうG大阪戦、1stレグではスコアレスドローに終わっただけにゴールが見たい試合、それが立ち上がりにヴェルディがもたらす先制点となるのは意外だった。

4分、3本連続のCK、石神がゴール前に蹴り込むがこれはG大阪がクリア。西が拾い石神に預ける。石神は左サイドからクロス、刀根が競り合うがまたG大阪クリア、この跳ね返りを井林がオーバーヘッドキックで右に開いた刀根に。刀根は「オフサイドだろう」と高を括りながらも反転しながらシュート、虚を突かれたG大阪GK藤ヶ谷も触れずゴールに吸い込まれた。
前半で転機となったのは18分30秒、G大阪CKをファーで優也がセーブ、勢い余りG大阪DF岩下と交錯する。お互いが頭でぶつかり合う危険な交錯だったが倒れた直後に岩下がバツを自ら掲げている。スローだと優也が岩下と接触したのは確かだがむしろ着地した右足に優也が乗っかかるように落ちており頭同士は幸いダメージなし。不幸中の幸いだと思うが右足首を捻挫したという岩下、早期回復を祈る。最もケロッと立ち上がりプレーを継続した優也がタフ過ぎる(笑)
23分という早い時間でG大阪は交代カードを切るハプニングでDF岩下→FWロチャ。今野をボランチからCBに下げ宇佐美とロチャの2トップに切り替えた。
前半は窮屈なエリアにG大阪が四苦八苦、ヴェルディの集中したディフェンスになかなかこじ開けられない。31分には宇佐美が狙うがポストを叩く。34分には優也がセーブした2ndボールを宇佐美に撃たれたがDF石神?がゴールカバーしクリア。
前半は高原も時には左SB、ボランチまで下がりブロックを形成、宇佐美にスペースを与えずしっかりとケアしたヴェルディ。1-0でリードして前半を折り返す。
ハーフタイムには雷も遠くから聞こえたという味スタ、後半開始前には砂ぼこりが舞い風も吹き始めた。不穏な空気が漂い始めたがまさかそれが試合にも表れるとは思いもしなかった。
後半立ち上がりはやはりG大阪ペース、しかしまだどこかフワっとしたG大阪に見える。そんなG大阪を本気にさせたのが西の一撃。
直前の加地クロスをロチャ枠外、こういうプレーが後々似たようなカタチで結果に繋がるから注意したいもんだが。53分このゴールキックを小池が競り合い前へ落とす、高原がキープしようとしたがG大阪DFがクリア、チビがインターセプトし高原に渡すと高原は鈴木に下げる。鈴木は早い寄せを受けながら右に展開、勇介は縦に蹴り込み常盤が右のオープンスペースにダイレクトで叩く、西がこのスペースに走り込み角度がないなか豪快に叩き込む。ヴェルディらしい早いパス回しからG大阪のお株を奪うような一撃。これがG大阪のプライドに火をつけたのだろう。パウリーニョがスタンバイしたのも長谷川監督のメッセージとしてはわかりやすい。
55分そんなG大阪は明神が倒されたFKをリスタート、大森がかけ上がるとクロスを送り込み刀根、井林のマークをモノともしないロチャが頭で合わせてJリーグ初出場初ゴールで存在感を残す。3分前にも枠外があるがロチャは多少ガチャガチャしたボール、競り合いでも頭一つ飛び出せる強さがある、さすがの井林も前に入られてはクリアできず刀根もクリアできず。
そしてG大阪は畳み掛けるように56分岡崎→パウリーニョ。
60分には端山がスタンバイ、常盤と交代カードが出る寸前にキャンセル。西のコンディションを考慮したと思われるがこういう判断の遅れが後々痛い目を見る。1人目のアウトとしてはこのタイミングを逸脱したのが悔やまれる。
大粒の雨が突如降り始めた64分、カウンターで藤春から宇佐美、宇佐美はスルーパスを出しパウリーニョが角度がないなか左足で叩き込む。
67分西→端山、焼け石に水、追い付かれてからジェスチャーを起こしても遅かった。流れは完全にG大阪にありなかなか流れを引き寄せられないヴェルディ。
70分、東城レフリーが第4レフリーと密談、雷雲接近に伴い中断する可能性が示唆される。
71分には宇佐美ミドル枠外、72分には宇佐美を倒しゴール正面でFKを与えてしまう。
このあとパウリーニョが自らベンチに退きG大阪は負傷交代を余儀なくされる、岩下に続きアクシデントで3枚目のカード、しかも途中起用のパウリーニョを切るという災難に見舞われたG大阪、そんな窮地を救うのがやはり遠藤保仁、伝家の宝刀FK。
73分、蹴る直前の優也をスローで確認すると確かに重心は左に傾いたが動いたというよりは読みを働かせただけで遠藤はそんな優也のわずかな重心移動を感知、咄嗟に左に狙いを定めたというのが凄まじい。結局優也は勘を働かせて右だと重心を置いてしまい壁でボールの出先も見えず完全に一歩も動けないまま3失点目を見送るしかできなかった。
75分パウリーニョ→内田、G大阪は不運だがこれで交代カードを使いきる。
2-3となってようやくヤスは動く。76分常盤→安田。この交代はあまりに遅すぎた。
試合があと10分少々となり豪雨と雷が。
79分高原が倒され得たFK、鈴木がマルを出して高原も起き上がるが79分07秒、東城レフリーが第4レフリーに呼ばれて79分17秒、東城レフリーの長い笛と身振りで試合が中断、選手は安全を考慮して控え室に戻される。
以後55分に渡る中断を経て20時35分再開。17時55分から録画してたデッキのカウンターは1時間43分58秒を記録したところだから19時38分のことだろうか。録画が2時間半にセットしていたから一度途切れた。もう一度録画したあと選手がピッチでアップ再開。
スタジアム時計は後半の34分27秒で止まってるがレフリーが選手を引き下げたときに止めたのだろう。約10分33秒+アディショナルタイムの残り時間となった。
中断明けの画面はモヤがさらに濃く見えた。相変わらず大粒の雨に見舞われているのは伝わる。アップする選手たちの足元はまさに♪ピッチピッチチャプチャプランランラン♪状態。
ヴェルディは高原が倒され得たFKの位置から再開。
80分小池→翔哉。再開から交代カードを切るヤス、アディショナルタイムを含めて15分という短い試合をリセットした気分でヴェルディは挑む。再開最初のFKは藤ヶ谷にキャッチされる。
池のような水たまりのピッチに降りやまぬ豪雨が選手のプレーを妨げる。ボールは転がらずクリアしても止まる。ヴェルディは浮き球でG大阪ゴールを脅かすがゴールが奪えないまま時間を浪費。
万事休すかと思われたアディショナルタイムは4分。
91分自陣で得たFKを左WBの端山にサイドチェンジ、端山は右足でゴール前へフィード、高原が落とすがクリアされる。2ndボールは端山から鈴木、鈴木は左に叩き開いていたチビに、チビクロスは跳ね返され2ndボールは端山がまた拾うと鈴木へ、鈴木のフィードに石神が狙うが加地が頭でクリア、これは加地がしっかりと外へ跳ね返さずに足元に落としたことで石神に収まり藤ヶ谷も反応できずに石神が押し込む。
経験豊富な加地がらしかぬクリアでヴェルディとしてはラッキーでしたが石神の執念が呼び込んだ劇的な同点弾。雷雨のなか駆けつけた18,705人の観客にサッカーは最後まで何があるかわからないこと、楽しさと悲しさと面白さ、喜怒哀楽を教えてくれた一撃になったのではないか?「またサッカーが見たい」そう思ったはずだ。まぁ55分のインターバルは余計だがそんな激しい撃ち合いは3-3、試合が終わったのは21時10分前というまさに荒れ模様で終焉。
試合運営の観点からするとマッチコミッショナーには不満だ。試合開始を1時間早めたら55分のインターバルはなかった。試合前に予報で20時以降の雷雨は予知されていたわけで試合日を早めることは日程上不可能だろうけどキックオフ時間は前倒し、あるいは中止という回避もできたはず。
キックオフを決断したことで観客または選手に危険な環境を与えたことはいかがなものか?スタジアムにいれば安心ですという案内もあれだけ雷雨があれば絶対はない。中断するくらいなら端から試合を中止にするくらいの英断もあっていい。帰宅難民が出たり最悪雷の被害者が出たらJリーグはどうするつもりかと。まぁ中継も中断して静止画と化したテレビ画面(スタジアム内だから雷が見えなかったしモヤがかかっているくらいにしかわからなかったが)を55分も見続けたから私は不満だ。スタジアムにいたら試合がどうなるかもわからないまま55分も待ちわびたサポたちはもっと不満だろうけど。
とりあえずこういう天気の急変も今の時代3時間置きの詳しい予報があるのだから感知して対策は練りようがある。スタジアム内での安全はもちろんのこと、選手の安全や観客の帰路なども考えた試合運営をJリーグには求めたい。
岩下は右足首の捻挫で、復帰までに約3週間と診断、比較的軽傷で良かったが優也もケガには気を付けたい。
ヴェルディは8月2日になって鐘必の全治3ヶ月を発表、直輝も全治はシーズンが終わるころと発表されておりこの二人のためにも勝ち抜いていく必要は増した。
次節は福岡、開幕戦で敗れた悔しさを晴らすためにも負けられない。特に鈴木は恩返しを果たしてほしい。
『Vの今日イチ』
余談だが遠藤FK、優也が一歩も動けないのを見て思い出したことがある。
手持ちの資料をあさると出てきました、『シュート!~蒼きめぐり逢い~』KC3巻。
シュート!マニアなので語ろう。シュート!本編がKC33巻、ワールドユース編を書く前に中学編を掲載するという売り込みで描かれた蒼きめぐり逢い。最もワールドユース編は描かれることなく『熱き挑戦』編に。スペインで牛と戦い選手権静岡県予選を優勝した掛川高校が全国大会に進出したところで何故か『新たなる伝説』編で新たな主人公伊東宏が登場、迷走した挙げ句にワールドユース編までやれずに連載終了となった名作。
さて蒼きめぐり逢いで描かれた一戦。KC2巻から3巻にかけて掛川西中学vs南陽中学の地区予選1回戦が描かれたシーン。初心者GKの白石健二、人生初のFKに戸惑うがあろうことか平松和広が水木光一に壁をどけてくれと頼むシーンがある。水木はさすがに壁をどけはしないが左にわざとずらしFKを右に誘い込む。南陽FKは金城(まぁ高後編やプロ以降に名前も出てこない捨てキャラですが)に右に蹴らせると健二がこれをまんまと止めて初のトリプルカウンターアタックが発動し逆転弾を決める。うん、シュート!マニアでもかなりレアなシーンでしょうけど優也に遠藤のコースを見せるためには壁をどけてボールの出先を見せるしかないわけだ。それくらい遠藤のFKは凄まじい。もちろん壁を避けたら避けたでまんまと決められちまうのは目に見えてるが。
国内No.1FK、個人的には中村俊輔と双璧を成すと思っている遠藤保仁。ウチの中後や鈴木が10本に1本ならこの二人は5本に1本くらいのイメージがある。こういうFKのスペシャリストを相手に優也も学ぶことが多かっただろうがチームとしても今後の糧にしたい。少なくとも残り16試合となった今期、直接FKの餌食になるような失態は見たくない。
※ちなみにこの試合、森勇介がヴェルディリーグ戦通算100試合出場を果たした。
99: 1試合(1.0%): 22分(0.8%)[24]
00: 5試合(16.7%): 269分(9.3%)[3]
11: 30試合:(78.9%) 2482分(72.6%) 1得点(1.4%: 0.036)(J2)[18]
12: 39試合(92.9%): 3320分(87.8%) 2得点(3.1%: 0.054)(J2)[19]
13: 25試合: 2239分 0得点(J2)[19]
計: 100試合: 8332分 3得点
J1: 6試合 291分
J2: 94試合 8041分 3得点
今期はイエローもなしで25試合を終えた、これは自身最長の記録を更新し続けておりシーズン終了までイエローなし、フェアプレー賞も視野にある。ぜひ記録を果たしてほしいものだ。空白の11年がありながらヴェルディの100試合を果たした異質な勇介、200試合もあと3年フル稼働なら可能、期待したい。
※※ちなみにちなみに飯尾一慶がヴェルディリーグ戦通算265試合出場を果たした。
98: 0試合[41]
99: 4試合(13.3%): 140分(5.0%)[26]
00: 26試合(86.7%): 1421分(48.9%)4得点(8.7%: 0.255)[20]
01: 11試合(36.7%): 473分(16.4%)[20]
03: 13試合(43.3%): 381分(14.1%)2得点(3.6%: 0.472)[20]
04: 12試合(40.0%): 322分(11.9%)[20]
06: 9試合(18.8%): 316分(7.3%)1得点(1.4%: 0.285) (J2)[16]
07: 19試合(39.6%): 888分(20.6%)2得点(2.2%: 0.203)(J2)[16]
08: 26試合(76.5%): 1190分(38.9%)2得点(5.3%: 0.151)(J1)[16]
09: 28試合(54.9%): 1370分(29.8%)1得点(1.5%: 0.066)(J2)[16]
10: 31試合(86.1%): 2459分(75.9%)5得点(10.6%: 0.183)(J2)[16]
11: 25試合(65.8%): 1402分(41.0%) 4得点(5.8%: 0.257)(J2)[16]
12: 35試合(83.3%): 2576分(68.1%) 4得点(6.2%: 0.140)(J2)[16]
13: 26試合: 2224分 3得点(J2)[16]
計: 265試合: 15162分 28得点
J1: 92試合 3927分 8得点
J2: 173試合 11235分 20得点
これで平本一樹、北澤豪と並び歴代最多タイ記録に。次節出場すれば最多記録を樹立するが他クラブ、特にオリジナル10クラブは400試合出場以上が複数人いるしヴェルディだけ300試合出場がいないだけにチビには残り35試合、さらに400試合も目指してほしい。あと4年フル稼働だからチビには酷か(笑)いややれるさ、期待します。名実ともにミスターヴェルディチビとなりました。