中断・中止となった試合の取扱について
試合を中止するかどうかの決定についてはJリーグ規約第62条に定めがあり、主審がマッチコミッショナーおよび両クラブの実行委員の意見を参考のうえ決定することになっている。ただし、主審が到着する前にやむを得ない事情により試合を中止する場合は、マッチコミッショナーおよびホームクラブの実行委員が協議のうえ決定することとされている。これは、試合開始前・試合開始後のいずれの場合でも同様である。 中止された試合の取扱いについてはJリーグ規約第63条に「不可抗力による開催不能、及び中止となった試合」についての取扱があり、Jリーグチェアマンが「90分の再試合」「中断時点からの再開」「中断時点で試合成立」の3つから決定するとしている。2009年までは「原則90分の再試合」としていたが、試合途中で中止となった2009年の鹿島 - 川崎戦の例(後述)を契機に、2010年に条項が改定された。 「中断時点からの再開」の場合、再開試合の試合記録はすべて中止試合のものを引き継ぐこととなっており、メンバーは原則として試合中止時点と同じメンバーとし、新たに補充できない。ただし「怪我・疾病等により中止試合に出場した選手が再開試合に出場困難な場合は、中止試合の控え選手から再開試合の出場選手を選出する(この場合の選手交代は交代枠に数えない)」「中止試合の控え選手が怪我・疾病等によりエントリーできない場合は、新たな選手を補充できる」という特例ルールがある。なお、公式記録上、試合開始時刻は再開試合のものを、観客動員数は中止試合のものを正式な記録としている。
試合開始後の中止
再試合(試合記録取消)
打ち切りとなる時間までの試合記録を取り消し、後日、再試合として行われた試合。
1997年5月17日 J 浦和 -横浜F
(駒場) 前半41分 浦和 0-1 横浜F 落雷を伴った集中豪雨[注 1] 7月2日
同会場 浦和 1-3 横浜F
1999年8月18日 J1 広島- 福岡
(広島ス) 前半終了時 広島 0-0 福岡 集中豪雨[注 2] 10月2日
同会場 広島 2-0 福岡
2004年9月26日 J1 大分 - 名古屋
(熊本) 前半終了時 大分 0-0 名古屋 雷雨を伴った集中豪雨[注 3] 11月10日
大分 大分 0-4 名古屋
2007年8月6日 J2 鳥栖- 湘南
(鳥栖) 前半終了時 鳥栖 0-1 湘南 雷雨を伴った集中豪雨[注 4] 9月5日
同会場 鳥栖 2-1 湘南
2009年8月9日 J2 栃木-横浜FC
(栃木グ) 後半13分44秒 栃木 0-0 横浜FC 雷雨の危険性あり[注 5] 9月10日
同会場 栃木 1-0 横浜FC
2010年7月25日 J2 水戸 - 大分
(Ksスタ) 前半36分 水戸 0-0 大分 雷雨を伴った集中豪雨[注 6] 9月1日
同会場 水戸 2-1 大分
再開試合(試合記録継続)
打ち切りとなる時間までの試合記録を取り消さず、後日、中断時点から再開した試合。2例ある。
2009Jリーグディビジョン1第25節
2009年9月12日
鹿島vs川崎
74分(後半29分)1秒時点で、集中豪雨に伴うピッチコンディション不良のため、約30分の中断を経て打ち切り。当時の規約では「試合無効、90分の再試合」となるところだが、これに異議を唱えた川崎側からの申し入れにより、9月15日に行われた理事会にこの試合の取り扱いが諮られ(規約とは矛盾するが、試合実施要項は理事会で協議することになっていた)、「74分終わっている」「点差がついている」ことを理由に理事会にて中断時点からの再開が決定、10月7日に再開試合が行われた。理事会で鹿島側は当初、過密日程を理由に「(1-3で)試合成立でもいい」との意向を示し、川崎も一時はこれに同調していたという。
再開試合の鹿島・岩政のゴールは再開後最初のプレー(鹿島の相手陣内からのフリーキック)からの得点だった。
2012Jリーグ ディビジョン2第13節
2012年5月6日
栃木vs福岡雷雨のため、当初予定(13:03)より27分遅れでキックオフ。後半6分(51分)に25分の中断、試合再開後、後半24分(69分)38秒に2度目の中断で打ち切り。11日後に再開試合を行った。 この試合で、先発出場だった栃木GK武田博行が再開試合に出場できず、中止試合で控えだった柴崎邦博が出場。この交代は「選手変更」として交代枠に含めなかったため、栃木はこの試合で柴崎を含めて4人の交代選手を出場させている(本来は交代枠は3人まで)。また、この試合では主審も中止試合と再開試合で交代している。
中断時点で試合を打ち切ったもの
現在のところなし。
いまんとこ該当するのは
「90分の再試合」
「中断時点からの再開」
「中断時点で試合成立」
まぁヴェルディとしては90分の再試合がベストだ。ただ試合が80分を迎えただけに中断時点からの再開がベターだろう。
この期に及んで初の中断時点で試合成立とはならないと思うが。
20時20分に再開が決まらない場合は後日再試合、試合扱いの詳細は後日決定だろうな。
試合を中止するかどうかの決定についてはJリーグ規約第62条に定めがあり、主審がマッチコミッショナーおよび両クラブの実行委員の意見を参考のうえ決定することになっている。ただし、主審が到着する前にやむを得ない事情により試合を中止する場合は、マッチコミッショナーおよびホームクラブの実行委員が協議のうえ決定することとされている。これは、試合開始前・試合開始後のいずれの場合でも同様である。 中止された試合の取扱いについてはJリーグ規約第63条に「不可抗力による開催不能、及び中止となった試合」についての取扱があり、Jリーグチェアマンが「90分の再試合」「中断時点からの再開」「中断時点で試合成立」の3つから決定するとしている。2009年までは「原則90分の再試合」としていたが、試合途中で中止となった2009年の鹿島 - 川崎戦の例(後述)を契機に、2010年に条項が改定された。 「中断時点からの再開」の場合、再開試合の試合記録はすべて中止試合のものを引き継ぐこととなっており、メンバーは原則として試合中止時点と同じメンバーとし、新たに補充できない。ただし「怪我・疾病等により中止試合に出場した選手が再開試合に出場困難な場合は、中止試合の控え選手から再開試合の出場選手を選出する(この場合の選手交代は交代枠に数えない)」「中止試合の控え選手が怪我・疾病等によりエントリーできない場合は、新たな選手を補充できる」という特例ルールがある。なお、公式記録上、試合開始時刻は再開試合のものを、観客動員数は中止試合のものを正式な記録としている。
試合開始後の中止
再試合(試合記録取消)
打ち切りとなる時間までの試合記録を取り消し、後日、再試合として行われた試合。
1997年5月17日 J 浦和 -横浜F
(駒場) 前半41分 浦和 0-1 横浜F 落雷を伴った集中豪雨[注 1] 7月2日
同会場 浦和 1-3 横浜F
1999年8月18日 J1 広島- 福岡
(広島ス) 前半終了時 広島 0-0 福岡 集中豪雨[注 2] 10月2日
同会場 広島 2-0 福岡
2004年9月26日 J1 大分 - 名古屋
(熊本) 前半終了時 大分 0-0 名古屋 雷雨を伴った集中豪雨[注 3] 11月10日
大分 大分 0-4 名古屋
2007年8月6日 J2 鳥栖- 湘南
(鳥栖) 前半終了時 鳥栖 0-1 湘南 雷雨を伴った集中豪雨[注 4] 9月5日
同会場 鳥栖 2-1 湘南
2009年8月9日 J2 栃木-横浜FC
(栃木グ) 後半13分44秒 栃木 0-0 横浜FC 雷雨の危険性あり[注 5] 9月10日
同会場 栃木 1-0 横浜FC
2010年7月25日 J2 水戸 - 大分
(Ksスタ) 前半36分 水戸 0-0 大分 雷雨を伴った集中豪雨[注 6] 9月1日
同会場 水戸 2-1 大分
再開試合(試合記録継続)
打ち切りとなる時間までの試合記録を取り消さず、後日、中断時点から再開した試合。2例ある。
2009Jリーグディビジョン1第25節
2009年9月12日
鹿島vs川崎
74分(後半29分)1秒時点で、集中豪雨に伴うピッチコンディション不良のため、約30分の中断を経て打ち切り。当時の規約では「試合無効、90分の再試合」となるところだが、これに異議を唱えた川崎側からの申し入れにより、9月15日に行われた理事会にこの試合の取り扱いが諮られ(規約とは矛盾するが、試合実施要項は理事会で協議することになっていた)、「74分終わっている」「点差がついている」ことを理由に理事会にて中断時点からの再開が決定、10月7日に再開試合が行われた。理事会で鹿島側は当初、過密日程を理由に「(1-3で)試合成立でもいい」との意向を示し、川崎も一時はこれに同調していたという。
再開試合の鹿島・岩政のゴールは再開後最初のプレー(鹿島の相手陣内からのフリーキック)からの得点だった。
2012Jリーグ ディビジョン2第13節
2012年5月6日
栃木vs福岡雷雨のため、当初予定(13:03)より27分遅れでキックオフ。後半6分(51分)に25分の中断、試合再開後、後半24分(69分)38秒に2度目の中断で打ち切り。11日後に再開試合を行った。 この試合で、先発出場だった栃木GK武田博行が再開試合に出場できず、中止試合で控えだった柴崎邦博が出場。この交代は「選手変更」として交代枠に含めなかったため、栃木はこの試合で柴崎を含めて4人の交代選手を出場させている(本来は交代枠は3人まで)。また、この試合では主審も中止試合と再開試合で交代している。
中断時点で試合を打ち切ったもの
現在のところなし。
いまんとこ該当するのは
「90分の再試合」
「中断時点からの再開」
「中断時点で試合成立」
まぁヴェルディとしては90分の再試合がベストだ。ただ試合が80分を迎えただけに中断時点からの再開がベターだろう。
この期に及んで初の中断時点で試合成立とはならないと思うが。
20時20分に再開が決まらない場合は後日再試合、試合扱いの詳細は後日決定だろうな。