タイトルに悪意を感じつつ、試合記録で見る森勇介の記録を見る。
ちなみに森勇介が加入すると噂で耳にしたとき、真っ先にダーティなプレーを想像したヴェルディサポーターは多い、私も過去の前科から不要と判断したのは事実。
記憶するにあまり試合中に退場するイメージはなかったが試合以外の素行の悪さが災いして出場停止しまくったイメージが強い。
では森勇介=暴れん坊なのか?
試合記録を辿ろう。
と、ここまでは2011年1月に冒頭の起承転結、『起』を書いといた。2011年に作成し始め、今日まで寝かせたじっくりコトコト煮込んだスープみたいなデータです(笑)
こういうデータはそのときはやる気満々で、停滞すると飽きて、たまにやる気出してやはり飽きて、いつかやろうなんて言いながらやらなくて、流行りの「いつやるの?」に答えるなら「そのうちで…」(笑)。
そのうちで…が2年4ヶ月放置したわけです。5年ものデータも下書きにはありますし早めに目をつけたほうですよ(笑)
さてやる気出してやりましょう。この記事を書くきっかけは勇介がイメージに反して2011年はしっかりプレーしたこと、それは2012年もあのイメージが暴走したことがないことにある。本当にあの勇介なのか?と思うくらい彼は大人しくなった、いやたまに見せる鋭い眼光は彼の本心なんでしょうけど、でもファウルを受けてもにこやかにしていたりレフリーの判定に不服を見せて文句は言っても誰かさんみたいにペットボトルを蹴りあげるなどの若さはない。2013年現在、15試合を終えても勇介は未だに1枚もイエローをもらっていない、これもこの記事を再び書くきっかけである。
森勇介がプロデビューしたのは1999年、ヴェルディ川崎。
1999年11月20日
J1 2nd第13節 名古屋vsV川崎
森は小林慶行に代わり68分に投入されている。当たり前だがデビュー戦でいきなりカードをもらうような派手なデビューはしていない。試合は1-4で完敗したヴェルディ、森が起用されてから15分後には4点目を奪われている。
ヴェルディでは通算6試合に出場したが出場時間も短く、イエローをもらった記録はない。最も当時の試合映像を見たことないからフェアプレーだったと証言もできません(笑)
99: 1試合(1.0%): 22分(0.8%)[24]
00: 5試合(16.7%): 269分(9.3%)[3]
00年の勇介は1stステージ開幕戦から3試合連続スタメンに抜擢されるなど期待されていた。出場機会を失い1stステージ終盤に1分出場、さらに2nd開幕戦にスタメン出場したが前半で交代させられてしまう。これがヴェルディリーグ戦では最終出場である。ちなみに本当の最終出場はナビスコ準々決勝2ndレグ、スタメン出場し54分プレーしたのがヴェルディでの最後のプレーであった。それから苦節11年、2011年ヴェルディに復帰した勇介は11年ぶりに緑のユニフォームを身にまとうのであるが11年間の空白を記録で見てみよう。
以後試合記録はカードをもらった試合のみ
2001年森勇介:1戦目(勇介出場試合での初警告試合数)
ヴェルディを退団した勇介は仙台に移籍、当時の仙台には元ヴェルディ組が多く財前、藤吉、蓮見、岩本、飯尾和、村田、山田隆と在籍。勇介はフルシーズン初めてプレーするチャンスを掴む。事実上のレギュラールーキーイヤーだがポジション柄ファウル多発は致し方ないにしても荒れたシーズン。
01年J2 仙台
第3節:vs甲府
DF18森勇介: イエローカード1枚
第4節:vs鳥栖
DF18森勇介: イエローカード1枚
第6節:vs新潟 0-1 仙台
DF18森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ1回戦2ndレグ:vs福岡
DF18森勇介: イエローカード1枚
第9節:vs山形
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積により出場停止1試合
第13節:vs甲府
DF18森勇介: イエローカード1枚
第14節:vs新潟
DF18森勇介: レッドカード1枚
退場による出場停止と累積による出場停止合わせて出場停止2試合
第20節:vs水戸
DF18森勇介: イエローカード1枚
第21節:vs鳥栖
DF18森勇介: イエローカード1枚
第31節:vs大分
DF18森勇介: イエローカード2枚
退場による出場停止1試合
第36節:vs新潟
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止2試合
01年リーグ戦通算
イエローカード10枚
レッドカード1枚
2002年森勇介:2戦目
仙台は初のJ1、勇介にとっても2年ぶりに帰ってきた舞台で成長を見せたかったが素行は荒く、3試合で退場する。シーズン途中で解雇という若気の至りと言うにも弁護しにくい出来。サッカー選手としてそこで終わらないのも勇介らしくだからこそヴェルディに帰ってくるのだが。後に京都に移籍したが出場は1分である。
02年J1 仙台→京都
1st第2節:vs札幌
DF18森勇介: イエローカード1枚
1st第5節:vs鹿島
DF18森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ予選Aグループ第1節:vs磐田
DF18森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ予選Aグループ第2節:vs柏
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積により出場停止1試合
ナビスコカップ予選Aグループ第4節:vs札幌
DF18森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ予選Aグループ第5節:vs柏
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積により出場停止1試合
1st第8節:vs横浜FM
DF18森勇介: イエローカード2枚
退場による出場停止1試合
1st第13節:vs名古屋
DF18森勇介: レッドカード1枚
退場による出場停止1試合
1st第15節:vs京都
DF18森勇介: レッドカード1枚
退場による出場停止2試合
2nd第2節までで仙台からは登録抹消、第11節から京都に追加登録されたがイエローはもらってない。
02年リーグ戦通算
イエローカード4枚
レッドカード2枚
2003年森勇介:2戦目
京都に加入して2年目、なかなか出場チャンスに恵まれない勇介。京都の2度目の降格を阻止することは出来なかった。退場はないシーズンだが出場機会が少なかっただけでナビスコカップ以外はメンバー外が大多数を占めてしまった。
03年J1 京都
1st第2節:vs神戸
DF29森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ予選Dグループ:vs大分
DF29森勇介: イエローカード1枚
1st第11節:vs名古屋
DF29森勇介: イエローカード1枚
03年リーグ戦通算
イエローカード2枚
レッドカード0枚
2004年森勇介:1戦目
降格した京都で3年目のシーズンを迎えた勇介、序盤から期待に応えスタメン出場が続く。しかし退場をきっかけに信用を無くし2度目の累積出場停止を最後に出場機会を失う。終盤はメンバー外が続く。
04年J2 京都
第1節:vs大宮
DF29森勇介: イエローカード1枚
第4節:vs山形
DF29森勇介: イエローカード1枚
第11節:vs甲府
DF29森勇介: イエローカード1枚
第13節:vs横浜FC
DF29森勇介: イエローカード2枚
累積による出場停止1試合
第22節:vs川崎
DF29森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
04年リーグ戦通算
イエローカード6枚
レッドカード0枚
2005年森勇介:3戦目(出場はしていないがSUBで退場)
川崎に移籍した勇介だが出場機会を得るのは第25節、9月のこと。ようやくメンバーに絡み始めたものの定着はならず少ない出場機会ながら2度退場している。11月のC大阪戦ではベンチながら退場、天皇杯でも退場してしまっている。
05年J1 川崎
第31節:vsC大阪
DF25森勇介: レッドカード1枚
退場による出場停止2試合※「ベンチから審判に向かって暴言を吐いたとして、試合に出場していなかったが退場処分」となっている。
第34節:vsG大阪
DF25森勇介: イエローカード1枚
天皇杯5回戦:vs横浜FM
DF25森勇介: イエローカード1枚
天皇杯準々決勝:vs浦和
DF25森勇介: イエローカード2枚
05年リーグ戦通算
イエローカード1枚
レッドカード1枚
2006年森勇介:2戦目
川崎2年目、多すぎて以後ナビスコカップ、天皇杯を省かせていただきます。こちらはいずれ追記するかしないかです(笑)ちなみにナビスコでは4枚、2回出場停止となっている。フルシーズンプレーしたシーズンとしては初めて一発退場、2枚イエロー退場もないシーズン。でも12枚では多い。
06年J1 川崎
第2節:vs京都
DF19森勇介: イエローカード1枚
第3節:vs甲府
DF19森勇介: イエローカード1枚
第11節:vs福岡
DF19森勇介: イエローカード1枚
第13節:vs鹿島
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第15節:vsG大阪
DF19森勇介: イエローカード1枚
第16節:vs大分
DF19森勇介: イエローカード1枚
第17節:vs横浜FM
DF19森勇介: イエローカード1枚
第18節:vs新潟
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止2試合
第22節:vs横浜FM
DF19森勇介: イエローカード1枚
第27節:vs甲府
DF19森勇介: イエローカード1枚
第31節:vs福岡
DF19森勇介: イエローカード1枚
第32節:vs清水
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止2試合
06年リーグ戦通算
イエローカード12枚
レッドカード0枚
2007年森勇介:3戦目
ナビスコは1枚。前科には若気のつうても27歳だが、ペットボトル事件の悪い手本に。退場はこの1回だがイエロー9枚、良くも悪くもダーティなイメージだけが勇介には定着していった。
07年J1 川崎
第3節:vs横浜FC
DF19森勇介: イエローカード2枚
累積による出場停止1試合※途中交代の際にピッチ際の給水ボトルを蹴飛ばし、2度目の警告を受けて退場となった。
第8節:vs千葉
DF19森勇介: イエローカード1枚
第11節:vs甲府
DF19森勇介: イエローカード1枚
第12節:vs大分
DF19森勇介: イエローカード1枚
第16節:vs広島
DF19森勇介: イエローカード1枚
第23節:vs名古屋
DF19森勇介: イエローカード1枚
第27節:vs甲府
DF19森勇介: イエローカード1枚
第29節:vs新潟
DF19森勇介: イエローカード1枚
07年リーグ戦通算
イエローカード9枚
レッドカード0枚
2008年森勇介:3戦目
ナビスコでイエロー1枚、天皇杯イエロー1枚がある。中盤戦は欠場したが序盤と終盤だけでイエロー6枚、悪癖は相変わらず。
08年J1 川崎
第3節:vs千葉
DF19森勇介: イエローカード1枚
第5節:vs京都
DF19森勇介: イエローカード1枚
第7節:vsFC東京
DF19森勇介: イエローカード1枚
第8節:vs柏
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第11節:vs磐田
DF19森勇介: イエローカード1枚
第31節:vs大宮
DF19森勇介: イエローカード1枚
08年リーグ戦通算
イエローカード6枚
レッドカード0枚
2009年森勇介:16戦目
第16節まではイエローがなくプレーしていた勇介、それが止まるのは新潟松下に対する行為、その後の振る舞いで出場停止を受けてしまう。さらに処分は下されてないが多摩川クラシコで前半、マッチアップしていた長友佑都に対し、肘打ちをした映像がJリーグアフターゲームショーで取り上げられ、野々村芳和が苦言を呈した。またヤマザキナビスコカップ決勝戦後の表彰式において、川崎フロンターレの一部選手が不適切な行動をとったことが問題となった。その際にガムをかみながら表彰式に臨んだ森は特に問題視されたため、チームは1試合の出場停止処分を下した。ナビスコ決勝のエピソードはすっかり悪評高い勇介をフィーチャーしてしまった。
09年J1 川崎
第17節:vs新潟
DF19森勇介: イエローカード1枚 レッドカード1枚
退場による出場停止2試合※左肘で松下年宏の顔面を打った行為とレッドカードを受けた後の態度・振る舞いが「暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」であるとして2試合の出場停止処分を受けた
第22節:vs磐田
DF19森勇介: イエローカード2枚
退場による出場停止1試合
09年リーグ戦通算
イエローカード3枚
レッドカード1枚
2010年森勇介:8戦目
朴に対する悪行が遺恨を残したシーズン。私はナビスコ準決勝2ndレグを観戦したが磐田サポの勇介評はかなり悪い。ヤマザキナビスコカップ準決勝1stレグのジュビロ磐田戦では、試合開始早々に同じく朴にかなり悪質なタックルを仕掛け、朴は腓骨を骨折し負傷退場となった。2ndレグだったので磐田サポは口々に勇介がやることに不満を口にしていたのがインパクトに。「もうやめて、削らないで」女性サポの悲痛な声は脳裏に焼き付いてます。
10年J1 川崎
第8節:vs神戸
DF19森勇介: イエローカード1枚
第12節:vs磐田
DF19森勇介: イエローカード1枚
Jリーグによる出場停止2試合※ボールのないところで朴柱昊を蹴ったことが「乱暴な行為」、審判員の目の届かない場所で当該行為に及んだことが「その他、きわめてスポーツマンらしくない行為」に相当するとされ、2試合の出場停止を受けた
第22節:vs横浜FM
DF19森勇介: イエローカード1枚
第27節:vs大宮
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第34節:vs仙台
DF19森勇介: イエローカード1枚
10年リーグ戦通算
イエローカード5枚
レッドカード1枚
2011年森勇介:10戦目
11年ぶりに帰ってきた勇介はそんな悪評イメージに反して実に紳士で、熱い男だった。試合中に見せる見開いた眼光はたまに怖いが見ている限り悪質なファウルはない。まぁ見えないとこでやりあうのは勇介に限った話ではないしそれなら一樹やチビのほうが…ね(笑)
11年J2 東京V
第19節:vs湘南
DF18森勇介: イエローカード1枚
第22節:vs愛媛
DF18森勇介: イエローカード1枚
第26節:vs熊本
DF18森勇介: イエローカード1枚
第4節:vs千葉
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第6節:vs徳島
DF18森勇介: イエローカード1枚
第38節:vs湘南
DF18森勇介: イエローカード1枚
11年リーグ戦通算
イエローカード6枚
レッドカード0枚
2012年森勇介:3戦目
9枚ももらったが富山戦は悪質なファウルだとは思わなかったしだいたいチームプレーとして止めなきゃならないファウルでイエローをもらった印象。たまにレフリーに不満を口にしていたがそれはキャプテンとして率先していたから。キャプテンとしての異議が大半でfor the teamの犠牲になったと擁護したい。
12年J2 東京V
第3節:vs富山
DF19森勇介: イエローカード2枚
退場による出場停止1試合
第9節:vs湘南
DF19森勇介: イエローカード1枚
第10節:vs福岡
DF19森勇介: イエローカード1枚
第17節:vs大分
DF19森勇介: イエローカード1枚
第24節:vs鳥取
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第33節:vs福岡
DF19森勇介: イエローカード1枚
第37節:vs町田
DF19森勇介: イエローカード1枚
第40節:vs徳島
DF19森勇介: イエローカード1枚
12年リーグ戦通算
イエローカード9枚
レッドカード0枚
2013年森勇介:14戦目(継続中)
キャプテンの任務はチビに譲ったがチームのためにという姿勢は相変わらず。目立たない試合が大半ではあるが存在感は相手に脅威となっている。
これが更新されずにシーズンを戦い抜いたら実に14シーズンぶりのこと。フェアプレー賞獲得なるか?
2013森勇介の最大の注目点に。
13年J2 東京V
第節:vs
DF19森勇介: イエローカード1枚
第節:vs
DF19森勇介: イエローカード1枚
13年リーグ戦通算
イエローカード枚
レッドカード枚
シーズン:イエロー(枚数)・レッド(回数)・初イエロー試合(戦目)
99年:0枚・0回・0戦目
00年:0枚・0回・0戦目
01年:10枚・1回・1戦目
02年:4枚・2回・2戦目
03年:2枚・0回・2戦目
04年:6枚・0回・1戦目
05年:1枚・1回・1戦目
06年:12枚・0回・2戦目
07年:9枚・0回・3戦目
08年:6枚・0回・3戦目
09年:3枚・1回・16戦目
10年:5枚・1回・8戦目
11年:6枚・0回・10戦目
12年:9枚・0回・3戦目
13年:0枚・0回・14戦目(継続中)
特に荒れた01年、06年よりもエピソードでは他のダーティ勇介が目立つ。そもそも更正の余地がないような性格なら01年で引退させられてるしプレーは代表にすら待望論があった選手。11年にヴェルディに復帰してからはキレのあるプレーに対して試合中にキレることはなくなった。
タイトルにある
『森勇介は問題児なのか?』
確かに過去の彼は問題児。ただ今は信じている。たぶんイエローはそのうちもらうだろう、逆にもらわないで失点の一因になったり躊躇するような森勇介は見たくない。
荒れたら荒れたでいい、それでも今は森勇介を信じている。だから戦え勇介。
もしフェアプレー賞獲得したらしたでヤフトピに出てやんやかんや言われるだろうけどね(笑)
ちなみに森勇介が加入すると噂で耳にしたとき、真っ先にダーティなプレーを想像したヴェルディサポーターは多い、私も過去の前科から不要と判断したのは事実。
記憶するにあまり試合中に退場するイメージはなかったが試合以外の素行の悪さが災いして出場停止しまくったイメージが強い。
では森勇介=暴れん坊なのか?
試合記録を辿ろう。
と、ここまでは2011年1月に冒頭の起承転結、『起』を書いといた。2011年に作成し始め、今日まで寝かせたじっくりコトコト煮込んだスープみたいなデータです(笑)
こういうデータはそのときはやる気満々で、停滞すると飽きて、たまにやる気出してやはり飽きて、いつかやろうなんて言いながらやらなくて、流行りの「いつやるの?」に答えるなら「そのうちで…」(笑)。
そのうちで…が2年4ヶ月放置したわけです。5年ものデータも下書きにはありますし早めに目をつけたほうですよ(笑)
さてやる気出してやりましょう。この記事を書くきっかけは勇介がイメージに反して2011年はしっかりプレーしたこと、それは2012年もあのイメージが暴走したことがないことにある。本当にあの勇介なのか?と思うくらい彼は大人しくなった、いやたまに見せる鋭い眼光は彼の本心なんでしょうけど、でもファウルを受けてもにこやかにしていたりレフリーの判定に不服を見せて文句は言っても誰かさんみたいにペットボトルを蹴りあげるなどの若さはない。2013年現在、15試合を終えても勇介は未だに1枚もイエローをもらっていない、これもこの記事を再び書くきっかけである。
森勇介がプロデビューしたのは1999年、ヴェルディ川崎。
1999年11月20日
J1 2nd第13節 名古屋vsV川崎
森は小林慶行に代わり68分に投入されている。当たり前だがデビュー戦でいきなりカードをもらうような派手なデビューはしていない。試合は1-4で完敗したヴェルディ、森が起用されてから15分後には4点目を奪われている。
ヴェルディでは通算6試合に出場したが出場時間も短く、イエローをもらった記録はない。最も当時の試合映像を見たことないからフェアプレーだったと証言もできません(笑)
99: 1試合(1.0%): 22分(0.8%)[24]
00: 5試合(16.7%): 269分(9.3%)[3]
00年の勇介は1stステージ開幕戦から3試合連続スタメンに抜擢されるなど期待されていた。出場機会を失い1stステージ終盤に1分出場、さらに2nd開幕戦にスタメン出場したが前半で交代させられてしまう。これがヴェルディリーグ戦では最終出場である。ちなみに本当の最終出場はナビスコ準々決勝2ndレグ、スタメン出場し54分プレーしたのがヴェルディでの最後のプレーであった。それから苦節11年、2011年ヴェルディに復帰した勇介は11年ぶりに緑のユニフォームを身にまとうのであるが11年間の空白を記録で見てみよう。
以後試合記録はカードをもらった試合のみ
2001年森勇介:1戦目(勇介出場試合での初警告試合数)
ヴェルディを退団した勇介は仙台に移籍、当時の仙台には元ヴェルディ組が多く財前、藤吉、蓮見、岩本、飯尾和、村田、山田隆と在籍。勇介はフルシーズン初めてプレーするチャンスを掴む。事実上のレギュラールーキーイヤーだがポジション柄ファウル多発は致し方ないにしても荒れたシーズン。
01年J2 仙台
第3節:vs甲府
DF18森勇介: イエローカード1枚
第4節:vs鳥栖
DF18森勇介: イエローカード1枚
第6節:vs新潟 0-1 仙台
DF18森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ1回戦2ndレグ:vs福岡
DF18森勇介: イエローカード1枚
第9節:vs山形
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積により出場停止1試合
第13節:vs甲府
DF18森勇介: イエローカード1枚
第14節:vs新潟
DF18森勇介: レッドカード1枚
退場による出場停止と累積による出場停止合わせて出場停止2試合
第20節:vs水戸
DF18森勇介: イエローカード1枚
第21節:vs鳥栖
DF18森勇介: イエローカード1枚
第31節:vs大分
DF18森勇介: イエローカード2枚
退場による出場停止1試合
第36節:vs新潟
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止2試合
01年リーグ戦通算
イエローカード10枚
レッドカード1枚
2002年森勇介:2戦目
仙台は初のJ1、勇介にとっても2年ぶりに帰ってきた舞台で成長を見せたかったが素行は荒く、3試合で退場する。シーズン途中で解雇という若気の至りと言うにも弁護しにくい出来。サッカー選手としてそこで終わらないのも勇介らしくだからこそヴェルディに帰ってくるのだが。後に京都に移籍したが出場は1分である。
02年J1 仙台→京都
1st第2節:vs札幌
DF18森勇介: イエローカード1枚
1st第5節:vs鹿島
DF18森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ予選Aグループ第1節:vs磐田
DF18森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ予選Aグループ第2節:vs柏
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積により出場停止1試合
ナビスコカップ予選Aグループ第4節:vs札幌
DF18森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ予選Aグループ第5節:vs柏
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積により出場停止1試合
1st第8節:vs横浜FM
DF18森勇介: イエローカード2枚
退場による出場停止1試合
1st第13節:vs名古屋
DF18森勇介: レッドカード1枚
退場による出場停止1試合
1st第15節:vs京都
DF18森勇介: レッドカード1枚
退場による出場停止2試合
2nd第2節までで仙台からは登録抹消、第11節から京都に追加登録されたがイエローはもらってない。
02年リーグ戦通算
イエローカード4枚
レッドカード2枚
2003年森勇介:2戦目
京都に加入して2年目、なかなか出場チャンスに恵まれない勇介。京都の2度目の降格を阻止することは出来なかった。退場はないシーズンだが出場機会が少なかっただけでナビスコカップ以外はメンバー外が大多数を占めてしまった。
03年J1 京都
1st第2節:vs神戸
DF29森勇介: イエローカード1枚
ナビスコカップ予選Dグループ:vs大分
DF29森勇介: イエローカード1枚
1st第11節:vs名古屋
DF29森勇介: イエローカード1枚
03年リーグ戦通算
イエローカード2枚
レッドカード0枚
2004年森勇介:1戦目
降格した京都で3年目のシーズンを迎えた勇介、序盤から期待に応えスタメン出場が続く。しかし退場をきっかけに信用を無くし2度目の累積出場停止を最後に出場機会を失う。終盤はメンバー外が続く。
04年J2 京都
第1節:vs大宮
DF29森勇介: イエローカード1枚
第4節:vs山形
DF29森勇介: イエローカード1枚
第11節:vs甲府
DF29森勇介: イエローカード1枚
第13節:vs横浜FC
DF29森勇介: イエローカード2枚
累積による出場停止1試合
第22節:vs川崎
DF29森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
04年リーグ戦通算
イエローカード6枚
レッドカード0枚
2005年森勇介:3戦目(出場はしていないがSUBで退場)
川崎に移籍した勇介だが出場機会を得るのは第25節、9月のこと。ようやくメンバーに絡み始めたものの定着はならず少ない出場機会ながら2度退場している。11月のC大阪戦ではベンチながら退場、天皇杯でも退場してしまっている。
05年J1 川崎
第31節:vsC大阪
DF25森勇介: レッドカード1枚
退場による出場停止2試合※「ベンチから審判に向かって暴言を吐いたとして、試合に出場していなかったが退場処分」となっている。
第34節:vsG大阪
DF25森勇介: イエローカード1枚
天皇杯5回戦:vs横浜FM
DF25森勇介: イエローカード1枚
天皇杯準々決勝:vs浦和
DF25森勇介: イエローカード2枚
05年リーグ戦通算
イエローカード1枚
レッドカード1枚
2006年森勇介:2戦目
川崎2年目、多すぎて以後ナビスコカップ、天皇杯を省かせていただきます。こちらはいずれ追記するかしないかです(笑)ちなみにナビスコでは4枚、2回出場停止となっている。フルシーズンプレーしたシーズンとしては初めて一発退場、2枚イエロー退場もないシーズン。でも12枚では多い。
06年J1 川崎
第2節:vs京都
DF19森勇介: イエローカード1枚
第3節:vs甲府
DF19森勇介: イエローカード1枚
第11節:vs福岡
DF19森勇介: イエローカード1枚
第13節:vs鹿島
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第15節:vsG大阪
DF19森勇介: イエローカード1枚
第16節:vs大分
DF19森勇介: イエローカード1枚
第17節:vs横浜FM
DF19森勇介: イエローカード1枚
第18節:vs新潟
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止2試合
第22節:vs横浜FM
DF19森勇介: イエローカード1枚
第27節:vs甲府
DF19森勇介: イエローカード1枚
第31節:vs福岡
DF19森勇介: イエローカード1枚
第32節:vs清水
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止2試合
06年リーグ戦通算
イエローカード12枚
レッドカード0枚
2007年森勇介:3戦目
ナビスコは1枚。前科には若気のつうても27歳だが、ペットボトル事件の悪い手本に。退場はこの1回だがイエロー9枚、良くも悪くもダーティなイメージだけが勇介には定着していった。
07年J1 川崎
第3節:vs横浜FC
DF19森勇介: イエローカード2枚
累積による出場停止1試合※途中交代の際にピッチ際の給水ボトルを蹴飛ばし、2度目の警告を受けて退場となった。
第8節:vs千葉
DF19森勇介: イエローカード1枚
第11節:vs甲府
DF19森勇介: イエローカード1枚
第12節:vs大分
DF19森勇介: イエローカード1枚
第16節:vs広島
DF19森勇介: イエローカード1枚
第23節:vs名古屋
DF19森勇介: イエローカード1枚
第27節:vs甲府
DF19森勇介: イエローカード1枚
第29節:vs新潟
DF19森勇介: イエローカード1枚
07年リーグ戦通算
イエローカード9枚
レッドカード0枚
2008年森勇介:3戦目
ナビスコでイエロー1枚、天皇杯イエロー1枚がある。中盤戦は欠場したが序盤と終盤だけでイエロー6枚、悪癖は相変わらず。
08年J1 川崎
第3節:vs千葉
DF19森勇介: イエローカード1枚
第5節:vs京都
DF19森勇介: イエローカード1枚
第7節:vsFC東京
DF19森勇介: イエローカード1枚
第8節:vs柏
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第11節:vs磐田
DF19森勇介: イエローカード1枚
第31節:vs大宮
DF19森勇介: イエローカード1枚
08年リーグ戦通算
イエローカード6枚
レッドカード0枚
2009年森勇介:16戦目
第16節まではイエローがなくプレーしていた勇介、それが止まるのは新潟松下に対する行為、その後の振る舞いで出場停止を受けてしまう。さらに処分は下されてないが多摩川クラシコで前半、マッチアップしていた長友佑都に対し、肘打ちをした映像がJリーグアフターゲームショーで取り上げられ、野々村芳和が苦言を呈した。またヤマザキナビスコカップ決勝戦後の表彰式において、川崎フロンターレの一部選手が不適切な行動をとったことが問題となった。その際にガムをかみながら表彰式に臨んだ森は特に問題視されたため、チームは1試合の出場停止処分を下した。ナビスコ決勝のエピソードはすっかり悪評高い勇介をフィーチャーしてしまった。
09年J1 川崎
第17節:vs新潟
DF19森勇介: イエローカード1枚 レッドカード1枚
退場による出場停止2試合※左肘で松下年宏の顔面を打った行為とレッドカードを受けた後の態度・振る舞いが「暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」であるとして2試合の出場停止処分を受けた
第22節:vs磐田
DF19森勇介: イエローカード2枚
退場による出場停止1試合
09年リーグ戦通算
イエローカード3枚
レッドカード1枚
2010年森勇介:8戦目
朴に対する悪行が遺恨を残したシーズン。私はナビスコ準決勝2ndレグを観戦したが磐田サポの勇介評はかなり悪い。ヤマザキナビスコカップ準決勝1stレグのジュビロ磐田戦では、試合開始早々に同じく朴にかなり悪質なタックルを仕掛け、朴は腓骨を骨折し負傷退場となった。2ndレグだったので磐田サポは口々に勇介がやることに不満を口にしていたのがインパクトに。「もうやめて、削らないで」女性サポの悲痛な声は脳裏に焼き付いてます。
10年J1 川崎
第8節:vs神戸
DF19森勇介: イエローカード1枚
第12節:vs磐田
DF19森勇介: イエローカード1枚
Jリーグによる出場停止2試合※ボールのないところで朴柱昊を蹴ったことが「乱暴な行為」、審判員の目の届かない場所で当該行為に及んだことが「その他、きわめてスポーツマンらしくない行為」に相当するとされ、2試合の出場停止を受けた
第22節:vs横浜FM
DF19森勇介: イエローカード1枚
第27節:vs大宮
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第34節:vs仙台
DF19森勇介: イエローカード1枚
10年リーグ戦通算
イエローカード5枚
レッドカード1枚
2011年森勇介:10戦目
11年ぶりに帰ってきた勇介はそんな悪評イメージに反して実に紳士で、熱い男だった。試合中に見せる見開いた眼光はたまに怖いが見ている限り悪質なファウルはない。まぁ見えないとこでやりあうのは勇介に限った話ではないしそれなら一樹やチビのほうが…ね(笑)
11年J2 東京V
第19節:vs湘南
DF18森勇介: イエローカード1枚
第22節:vs愛媛
DF18森勇介: イエローカード1枚
第26節:vs熊本
DF18森勇介: イエローカード1枚
第4節:vs千葉
DF18森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第6節:vs徳島
DF18森勇介: イエローカード1枚
第38節:vs湘南
DF18森勇介: イエローカード1枚
11年リーグ戦通算
イエローカード6枚
レッドカード0枚
2012年森勇介:3戦目
9枚ももらったが富山戦は悪質なファウルだとは思わなかったしだいたいチームプレーとして止めなきゃならないファウルでイエローをもらった印象。たまにレフリーに不満を口にしていたがそれはキャプテンとして率先していたから。キャプテンとしての異議が大半でfor the teamの犠牲になったと擁護したい。
12年J2 東京V
第3節:vs富山
DF19森勇介: イエローカード2枚
退場による出場停止1試合
第9節:vs湘南
DF19森勇介: イエローカード1枚
第10節:vs福岡
DF19森勇介: イエローカード1枚
第17節:vs大分
DF19森勇介: イエローカード1枚
第24節:vs鳥取
DF19森勇介: イエローカード1枚
累積による出場停止1試合
第33節:vs福岡
DF19森勇介: イエローカード1枚
第37節:vs町田
DF19森勇介: イエローカード1枚
第40節:vs徳島
DF19森勇介: イエローカード1枚
12年リーグ戦通算
イエローカード9枚
レッドカード0枚
2013年森勇介:14戦目(継続中)
キャプテンの任務はチビに譲ったがチームのためにという姿勢は相変わらず。目立たない試合が大半ではあるが存在感は相手に脅威となっている。
これが更新されずにシーズンを戦い抜いたら実に14シーズンぶりのこと。フェアプレー賞獲得なるか?
2013森勇介の最大の注目点に。
13年J2 東京V
第節:vs
DF19森勇介: イエローカード1枚
第節:vs
DF19森勇介: イエローカード1枚
13年リーグ戦通算
イエローカード枚
レッドカード枚
シーズン:イエロー(枚数)・レッド(回数)・初イエロー試合(戦目)
99年:0枚・0回・0戦目
00年:0枚・0回・0戦目
01年:10枚・1回・1戦目
02年:4枚・2回・2戦目
03年:2枚・0回・2戦目
04年:6枚・0回・1戦目
05年:1枚・1回・1戦目
06年:12枚・0回・2戦目
07年:9枚・0回・3戦目
08年:6枚・0回・3戦目
09年:3枚・1回・16戦目
10年:5枚・1回・8戦目
11年:6枚・0回・10戦目
12年:9枚・0回・3戦目
13年:0枚・0回・14戦目(継続中)
特に荒れた01年、06年よりもエピソードでは他のダーティ勇介が目立つ。そもそも更正の余地がないような性格なら01年で引退させられてるしプレーは代表にすら待望論があった選手。11年にヴェルディに復帰してからはキレのあるプレーに対して試合中にキレることはなくなった。
タイトルにある
『森勇介は問題児なのか?』
確かに過去の彼は問題児。ただ今は信じている。たぶんイエローはそのうちもらうだろう、逆にもらわないで失点の一因になったり躊躇するような森勇介は見たくない。
荒れたら荒れたでいい、それでも今は森勇介を信じている。だから戦え勇介。
もしフェアプレー賞獲得したらしたでヤフトピに出てやんやかんや言われるだろうけどね(笑)