最初はデータ並べてだらだらと書くつもりでしたが、まぁ私なりに思うことを書き殴りましたので、何かありましたらスルーを(笑)


93年
年間成績最高勝ち点108・クラブ勝ち点・勝ち点率
1川崎・84・77.8%☆
2清水・72・66.7%
3鹿島・69・63.9%
4横浜M・63・58.3%
5広島・54・50.0%
6横浜F・48・44.4%
7大阪・48・44.4%
8市原・42・38.9%
9名古屋・36・33.3%
10浦和・24・22.2%
※93年と94年は勝ち点制度がなく独自に勝ち点を勝ちに3、負けに0で換算している。95年以降に用いられるPK負けに1という換算はしていない。

94年
年間成績最高勝ち点132・クラブ勝ち点・勝ち点率
1川崎・93・70.5%☆
2広島・87・65.9%
3鹿島・81・61.4%
4清水・81・61.4%
5平塚・69・52.3%
6横浜M・66・50.0%
7横浜F・66・50.0%
8磐田・60・45.5%
9市原・57・43.2%
10大阪・45・34.1%
11名古屋・45・34.1%
12浦和・42・31.8%


95年
年間成績最高勝ち点156・クラブ勝ち点・勝ち点率
1川崎・108・69.2%
2横浜M・98・62.8%☆
3名古屋・97・62.2%
4浦和・90・57.7%
5市原・88・56.4%
6磐田・85・54.5%
7鹿島・82・52.6%
8C大阪・78・50.0%
9清水・75・48.1%
10広島・67・42.9%
11平塚・65・41.9%
12柏・65・41.9%
13横浜F・62・39.7%
14G大阪・57・36.5%


97年
年間成績最高勝ち点96・クラブ勝ち点・勝ち点率
1鹿島・68・70.8%
2磐田・66・68.8%☆
3横浜M・60・62.5%
4G大阪・58・60.4%
5清水・54・56.3%
6横浜F・53・55.2%
7柏・52・54.2%
8平塚・49・51.0%
9名古屋・48・50.0%
10浦和・47・49.0%
11C大阪・43・44.8%
12広島・36・37.5%
13市原・28・29.2%
14京都・27・28.1%
15川崎・26・27.1%
16神戸・24・25.0%
17福岡・19・19.8%


98年
年間成績最高勝ち点102・クラブ勝ち点・勝ち点率
1磐田・78・76.5%
2鹿島・76・74.5%☆
3清水・70・68.6%
4横浜M・64・62.7%
5名古屋・63・61.8%
6浦和・61・59.8%
7横浜F・51・50.0%
8柏・47・46.1%
9C大阪・44・43.1%
10広島・43・42.2%
11平塚・42・41.2%
12京都・39・38.2%
13川崎・39・38.2%
14札幌・35・34.3%
15G大阪・30・29.4%
16市原・25・24.5%
17神戸・25・24.5%
18福岡・21・20.6%


99年
年間成績最高勝ち点90・クラブ勝ち点・勝ち点率
1清水・65・72.2%
2柏・58・64.4%
3名古屋・54・60.0%
4C大阪・53・58.9%
5横浜・53・58.9%
6磐田・49・54.4%☆
7川崎・49・54.4%
8広島・48・53.3%
9鹿島・40・44.4%
10神戸・37・41.1%
11G大阪・32・35.6%
12京都・31・34.4%
13市原・28・31.1%
14福岡・28・31.1%
15浦和・28・31.1%
16平塚・13・14.4%


00年
年間成績最高勝ち点90・クラブ勝ち点・勝ち点率
1柏・58・64.4%
2磐田・55・61.1%
3鹿島・55・61.1%☆
4横浜・54・60.0%
5C大阪・48・53.3%
6G大阪・45・50.0%
7東京・43・47.8%
8清水・42・46.7%
9名古屋・41・45.6%
10V川崎・38・42.2%
11広島・37・41.1%
12福岡・37・41.1%
13神戸・33・36.7%
14市原・28・31.1%
15京都・25・27.8%
16川崎F・21・23.3%


01年
年間成績最高勝ち点90・クラブ勝ち点・勝ち点率
1磐田・71・78.9%
2鹿島・54・60.0%☆
3市原・50・55.6%
4清水・49・54.4%
5名古屋・49・54.4%
6柏・43・47.8%
7G大阪・42・46.7%
8FC東京・41・45.6%
9広島・37・41.1%
10浦和・36・40.0%
11札幌・34・37.8%
12神戸・33・36.7%
13横浜FM・30・33.3%
14東京V・30・33.3%
15福岡・27・30.0%
16C大阪・23・25.6%


02年
年間成績最高勝ち点90・クラブ勝ち点・勝ち点率
1磐田・71・78.9%☆
2横浜FM・55・61.1%
3G大阪・54・60.0%
4鹿島・53・58.9%
5京都・46・51.1%
6名古屋・45・50.0%
7市原・41・45.6%
8清水・41・45.6%
9FC東京・39・43.3%
10東京V・37・41.1%
11浦和・35・38.9%
12柏・32・35.6%
13仙台・32・35.6%
14神戸・31・34.4%
15広島・26・28.9%
16札幌・15・16.7%


03年
年間成績最高勝ち点90・クラブ勝ち点・勝ち点率
1横浜FM・58・64.4%☆
2磐田・57・63.3%
3市原・53・58.9%
4FC東京・49・54.4%
5鹿島・48・53.3%
6浦和・47・52.2%
7名古屋・45・50.0%
8東京V・40・44.4%
9C大阪・40・44.4%
10G大阪・39・43.3%
11清水・39・43.3%
12柏・37・41.1%
13神戸・30・33.3%
14大分・26・28.9%
15仙台・24・26.7%
16京都・23・25.6%


04年
年間成績最高勝ち点90・クラブ勝ち点・勝ち点率
1浦和・62・68.9%
2横浜FM・59・65.6%☆
3G大阪・51・56.7%
4市原・50・55.6%
5磐田・48・53.3%
6鹿島・48・53.3%
7名古屋・44・48.9%
8FC東京・41・45.6%
9東京V・39・43.3%
10新潟・37・41.1%
11神戸・36・40.0%
12広島・31・34.4%
13大分・30・33.3%
14清水・29・32.2%
15C大阪・26・28.9%
16柏・25・27.8%


▽不条理な7シーズン。
☆が各シーズンの年間王者。たった2試合プレーオフをやってトータルの成績が上回ったら年間成績3位でも6位でも年間王者。
なんかJ2プレーオフと似てますがそんな納得のいかないシーズンが2ステージ制時代の11シーズン中7シーズンもある。

最初に矛盾が起きるのが1995年、サントリー(1st)シリーズチャンピオン横浜マリノスvsニコス(2nd)シリーズチャンピオンヴェルディ川崎。
初めて勝ち点が導入され勝ちに勝ち点3、PK負けに勝ち点1、90分と延長負けは勝ち点0で換算。ヴェルディは年間成績勝ち点108と無類の強さを見せたがチャンピオンシップでマリノスに敗れた。マリノスとは年間成績で勝ち点10差、3勝とPK負け1つ分のアドバンテージがあるわけで普通に年間王者を2試合のプレーオフで決する意味が今はわからん。興行的なチャンピオンシップはこういう矛盾が以後、6回起きる。

▽99年は初めて年間成績1位vs2位ではないケースに。
1清水・65・72.2%
2柏・58・64.4%
3名古屋・54・60.0%
4C大阪・53・58.9%
5横浜・53・58.9%
6磐田・49・54.4%☆
清水は順当に勝ち点を稼ぎ2ndステージを制覇、2ndステージで低迷した磐田は年間成績6位、2位柏とは勝ち点9差、3勝分の差がある。5位横浜FMに至っても勝ち点4差、1試合では逆転できない勝ち点差がある。勝ち点16差という差で挑むチャンピオンシップ、磐田が制し清水は涙を呑む。

▽2000年に関してはよく話題に上がる。
1柏・58・64.4%
2磐田・55・61.1%
3鹿島・55・61.1%☆
4横浜・54・60.0%
柏は勝ち点3差、1勝分のアドバンテージを持ちながらチャンピオンシップにすら出れない、磐田も勝ち点は鹿島と並ぶが得失点差で+4差をつけて年間成績2位。どちらも1st、2ndともに優勝していないのだからチャンピオンシップに出る権利はなかったにせよ2ndステージの勝ち点高騰が招いた悲劇とでも言えよう。(1st覇者横浜の勝ち点30では2ndだと4位に相当する。2ndはそれだけ高い勝ち点で拮抗した)

▽2001年は史上最多勝ち点差
1磐田・71・78.9%
2鹿島・54・60.0%☆
1位vs2位の対決において磐田が勝ち点17差で年間2位となった。1位vs2位では最多勝ち点差である。チャンピオンシップで敗れた磐田はこのアドバンテージも虚しく年間王者を逃した。

この敗けが発奮となって2002年磐田が、2003年横浜FMが完全制覇を果たす。95年までは両ステージを制覇しても完全制覇とはならず、年間2位とチャンピオンシップを行う規定があった。これは一度もなくいわゆるレギュラーシーズンとは一線を画したクライマクッスシリーズと同じく不条理な順位決定が11シーズンで7度も起きたのは教訓として生かさないとなるまい。


▽まとめてみると…
年間成績1位チーム(☆年間優勝クラブ)・年間成績2位との勝ち点差(クラブ名)・チャンピオンシップ対戦相手との勝ち点差(順位 クラブ名)
93年V川崎☆・12(清水)・15(3鹿島)
94年V川崎☆・6(広島)・6(2広島)
95年V川崎・10(横浜M)・10(2横浜M☆)
97年鹿島・2(磐田)・2(2磐田☆)
98年磐田・2(鹿島)・2(2鹿島☆)
99年清水・7(柏)・16(6磐田☆)
00年柏・3(磐田)・3(3鹿島☆ 4横浜:柏との勝ち点差は4)
01年磐田・17(鹿島)・17(2鹿島☆)
02年磐田☆・16(横浜FM)
03年横浜FM☆・1(磐田)
04年浦和・3(横浜FM)・3(2横浜FM☆)

2位との差でいえば01年、02年の磐田は無類の強さを誇示。02年こそ完全制覇を成し遂げたが01年のようにプレーオフで対等にタイトルを争うことにそもそも無理があるのではないか?少なくとも2ゲーム以上開きがある場合、こんな理不尽な戦いは必要ないはずだ。

▽私見。
2ステージ制の無意味な点は順位が不要だということ。特に下位は順位が役に立たない。例え2ndで最下位でも年間成績で下位3クラブに入らなければ降格はしない。
一方で優勝争いは各ステージの順位で決まる。統一感がまるでない。

現実的ではないが例えば前期で下位3クラブをJ2に降格させ後期はJ2に参入させる。当然J2も2ステージ制にしないと昇格クラブが決まらない。後期も下位3クラブは翌年降格ならわかりやすい。最も物理的に対象クラブが決まるのがシーズンを半分過ぎてからでは年間の日程が組めるわけない。日程くんで年間日程を組むのにかなりの時間を使うのだからこんな未定ばかりを組むのは不可能だろうけど。
降格が年間成績であるならば年間優勝も年間成績で決めるべきだろう。チャンピオンシップというドル箱が欲しいならプレーオフとしてレギュラーシーズンとは隔離するべきだ。ようするに各ステージ優勝クラブは優勝クラブでありチャンピオンシップに出場する権利は与えていい。
ただチャンピオンシップで年間成績6位とか3位、4位とかが蔓延るのが当たり前になっていたのだからあくまでもチャンピオンシップという名の大会でいい。レギュラーシーズンは年間成績で順位を決定すべき。
チャンピオンシップとは名ばかりのエキシビションマッチとすると語弊があるが今シーズンの代表クラブによる余興にしか思えない。たった2試合で1年間の成績を蔑ろにするような順位決定だけはやめてほしい。

まぁJリーグは頑なだから現行のチャンピオンシップをやるだろう。ただアドバンテージは採用すべき。年間成績で1位と2位に勝ち点差が7以上あるケースならチャンピオンシップを開催する必要が断じてない。



▽明かされた現実、迫られる改革。
さてここからは2月に放送されたJリーグラボを見て感じたことを。
2ステージ制云々の前にJリーグラボでのJFA幹部である原、中西両氏の話が日本サッカーの今の課題である。

要約されたサイトから引用、編集させていただく。
▽2015年以降のインターナショナルマッチデーが決定。2015年~2018年Aマッチデーは毎年3月、9月、10月、11月と隔年の6月に2試合ずつ2年間で計18試合を行う。
従いJリーグが佳境に入る9月,10月,11月に、週中と週末に2試合行われるダブルマッチデーが組まれており10日間ぐらいJリーグを中断しないとならない。これはもう決定事項である。

▽物理的に現行のJリーグは組めない。
現状のJリーグのカレンダーに、上記のスケジュールを当てはめていくと、Jリーグが佳境に入る終盤に毎月2試合ずつ代表戦が入る。代表選手を招集すると戦力ダウンは当然起きる。国内クラブ(優勝争いするクラブ)は選手の招集を拒むだろう。
最もこの時期のJリーグはナビスコ杯の決勝があり、ACLの決勝もある。この2015年以降のFIFAスケジュールは物理的に入らない。

▽秋春というよりも。
このためJリーグのカレンダーを少し動かす。フランスのように早めに試合を初めて12月も試合し、国際試合の予定のない4月5月にJリーグの佳境を迎えるようにすればリーグの盛り上がりに水をささない。

▽カレンダーは維持する予定だった。
2015年以降のFIFAインターナショナル・マッチデーのカレンダーが出るまでは、天皇杯を動かしてでも、春に始まり晩秋に終わる日本サッカーのカレンダーを維持しようとしていた。しかし、世界のサッカー界はFIFAインターナショナル・マッチデーを中心に動いている。ACLのカレンダーも動きそうな気配がある。

▽迫られる改革。
こうなってしまった限り、もう現状のJリーグのカレンダーでは厳しいのは明確。だったら、この機会にJリーグの日程を動かす決断をしようというのが我々の考え方。
と原さんはおっしゃった。


ここからはV雑感。
頑なに1月に試合をしようとはしていない。真冬に日本でサッカーはできない。
また雪国は12月から3月まではホームゲームができない点は野々村社長(コンサドーレ)も指摘したが中西さんは「議論中」と回答。野々村の話は社長らしくその間、入場料収入がないことなど切実な「北」の悩みだ。ちなみに札幌ドームも冬季間は天然芝が使えないことを注記する。
ようするに「北」は完全に冬眠する。選手たちの練習環境やキャンプの費用など野々村じゃないが「金」が絡む課題ばかりだ。
一方で夏場に新チームのキャンプを張るなら避暑地となる北海道は人気スポットになる。こういうメリットもあったりするが内地でも真冬にサッカー観る物好きは少ない。

ACLも2月から日程が組まれている。アジア杯とかも1月から。国内組の代表選手はオフがない。これは前々から指摘されてきたが2015年以降はJリーグ自体つまらなくなる。
そういや97年のW杯予選がセントラル形式からホーム&アウェイに変更されたとき秋のJリーグは代表抜きで戦った。鹿島や磐田は泣く泣く代表に選手を提供したっけ。あれは二度と見たくない。
オリンピック予選はセントラル形式が復活するらしいがW杯予選はこのAマッチデーに組まれてくるだろう。W杯を軽視するならB代表でもいいがやはり日本は「W杯」に行きたいわけでフル代表を組みたいのだ。
こういう問題は最後はやはり「金」に尽きる。ACLを早々に敗退するのもモチベになる金がないからと言われても仕方ないだろ。ACLに尽力するならJリーグに尽力する。当たり前だ。特にACL関係ないが明日は我が身、明日はG大阪だから。

とりあえず改革は間違いない。チャンピオンシップとかそういうドル箱も復活するだろう。Jリーグは佳境に立たされている。どう改革するか、どのみちJ2にいても特に痛くも痒くもない話になる。ヴェルディは早く帰ろうや、J1という懐かしい場所に。