vs鳥取
3勝・0敗・1分・4得・0失・差+4
2-0:1-0(12年)
0-0:1-0(11年)
▽「絶対負けるな」
数少ない不敗相手(他にJリーグ対戦では町田だけ)が鳥取。逆に言えば町田も長崎(もちろん今期対戦するから)も含めてすべてのJリーグクラブとリーグ戦で対戦歴があるのもヴェルディのみという皮肉も書いておこう。そんな稀有な相手鳥取、未だに失点すらないがそれも長くは持たないもの。J2も5年いて未だに変なプライドを持ちヴェルディというブランドを誇り高く考えている私がよく書いてしまう「取りこぼししてはダメ」、鳥取相手にこれが似つかわしいとも思えなくなるくらい今のヴェルディには格下はいない。栃木や岐阜に初めて敗れた昨期で痛感したけど気を抜いては話しにならない。ただ一つ、私心として「絶対負けるな」それがvs鳥取のテーマです。


ヴェルディ得点者
マラニョン:1(11:1)
阿部拓馬:2(12:2)
杉本健勇:1(12:1)

鳥取得点者


V的 東京Vvs鳥取 MVP



V的 東京Vvs鳥取 敢闘賞



vs鳥取 総評




『2012 J2成績6部門最強はどこだ?』
成績6部門、勝利数、引分数、敗戦数、得点数、失点数、得失点差数。
各成績を順位ポイント化し、ポイント集計による新ランキング。
順位:勝利数+引分数+敗戦数+得点数+失点数+得失点差数=累計ポイント(本来の順位)
22鳥取:5+2+1+3+1+1=13P(20)
▽成績では最下位。
引き分け、敗戦、失点、得失点差で逆4冠。唯一の救いが勝利、町田とは4勝差、引き分けで6点差に迫るが、勝ち点6差で逃げ切る。
失点が最下位町田より多く、ワースト2の福岡とさえ10失点差で78失点、1試合平均1.86、およそ2点喰らい毎試合3点取って勝てるチームはない。
昨期は11勝をマークしたが引き分けがわずか5、最下位町田には勝利数でのアドバンテージで差をつけたが、岐阜とはわずか勝ち点3差と辛くも逃げたという状態。勝てる試合は勝ち切っただけに引き分けれる試合を引き分けたいのはヴェルディにも似ている。またワーストを並べた得失差の改善も重要課題。守備も攻撃もしっかりとしたカタチは欲しい。


補強状況
FWブルーノ←パルメイラスB(ブラジル)
DFラファエル←カラボボFC(ベネズエラ)
MFレジナウド←イタピレンサ(ブラジル)
DFイム・ドンヒョン←FC河南(韓国)
GK井上亮太←鹿屋体育大学※内定
MF永里源気←甲府
FW辻正男←Y.S.C.C.(JFL)
DF武田英二郎←横浜FM※レンタル移籍
DF田中雄大←川崎※レンタル移籍
MF廣田隆治←神戸
FW岡本達也←水戸
GK嘉味田隼←神戸※レンタル移籍
DF柳川雅樹←栃木
DF横竹翔←広島※レンタル移籍
▽キーマンは永里と岡本。
永里を獲得したことは大きいでしょう、フィニッシュさえしっかりすれば得点は増えるはず。水戸のチーム得点王岡本も獲得と下位クラブにしては実力者を加入させ補強は及第点。横竹ら有望な若手をレンタルしてることも成長を期待すればプラスか。さらに助っ人も。野人マネーか補強は精力的、小村新監督の手腕にもよるがチームとして下位脱却なるか?課題の守備がどうなりますか?


▽2012シーズン チーム得点王
鳥取 FW住田貴彦
26試合(出場時間 1440分)
4得点 シュート数 20本
得点率 25.0%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率 20.0%(得点数÷シュート数)
SH率 1.250(シュート数÷[出場時間÷90])
鳥取 MF美尾敦(→岐阜)
42試合(出場時間 3775分)
4得点 シュート数 60本
得点率 9.5%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率 6.7%(得点数÷シュート数)
SH率 1.430(シュート数÷[出場時間÷90])
鳥取 MF小井手翔太(→ナコンラチャシマーFC)
37試合(出場時間 2623分)
4得点 シュート数 31本
得点率 13.7%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率 12.9%(得点数÷シュート数)
SH率 1.064(シュート数÷[出場時間÷90])
住田を除き結果ではチーム得点王となった美尾、小井手を放出、新たに永里や岡本ら実績ある選手を獲得し低迷打破を狙う。
水戸 FW岡本達也(→鳥取)
18試合(出場時間 933分)
8得点 シュート数 30本
得点率 77.2%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率 26.7%(得点数÷シュート数)
SH率 2.894(シュート数÷[出場時間÷90])
水戸のエースだった岡本だが鳥取で同じ活躍が簡単にできるわけがない。ただトップスコアラーが4ゴールでは話しにならない、チームでゴールを増やしたい。

▽J1ライセンス
鳥取だけでなく水戸、群馬、岐阜、愛媛、北九州、長崎はJ1ライセンスを有していない。もちろんJ2を優勝、2位、プレーオフ出場圏内の3位~6位に入ってもJ1昇格の権利はないのだが実績作り、話題作りは何よりクラブの知名度を高める。スポンサーへのアピールのためにもJ2で上位を目指すこと、これが大切なシーズンとなる。


▽ヴェルディキラーに注意せよ!
岡野雅行・2(95浦和:1、96浦和:1)
永里源気・1(12甲府:1)
かつてのヴェルディキラー野人率いる鳥取、永里には昨期の借りがある。完封記録を延ばして安定を見せたい。


▽サカダイ名鑑の数値『18』
アシストがワースト1。ゴールも20位だから攻撃が噛み合わないのは百も承知だがアシストを増やすよりゴールを増やすこと、すなわち19位のシュートを増やすのが先決。もちろんシュートのためのアシストであり、アシストのアシストの積み重ねがないと攻撃はできない。2重3重の攻撃を見せたいところ。

▽ズバリ!V的注目選手は『永里源気』だ。
最近は妹たち(大儀見優季、永里亜紗乃)のほうが有名で兄としては健在ぶりをアピールしたいところ。古巣相手には強い永里だけに気を引き締めて永里を封じたい。