vs岡山
6勝・3敗・0分・17得・6失・差+11
0-1:0-2(12年)
4-0:4-0(11年)
1-0:1-0(10年)
3-0:2-3:2-0(09年)
▽もう失態は見たくない。
12年は3年ぶりに喫した黒星に加え初の2タテを喰らう失態ぶり。どちらも我慢の展開に堪えきれず安易に失点し得点を奪えず屈する試合。最終的な順位こそヴェルディが一つ上だったものの勝ち点差はわずか1。『失態』は語弊かも知れない、本来の力関係なんて今のヴェルディには皆無、チャレンジャーはヴェルディなんだから。岡山戦に限らず我慢比べになっても0-0をキープできる強さを持ちたい。2タテの借りは必ず返したい、いや必ず返すんだ。

ヴェルディ得点者
林陵平:2(09:2)
大黒将志:1(09:1)
河野広貴:4(09:1 11:3)
オウンゴール:1(09:1)
井上平:2(09:2)
平本一樹:1(10:1)
福田健介:1(10:1)
菊岡拓朗:1(11:1)
マラニョン:1(11:1)
阿部拓馬:2(11:2)
高橋祥平:1(11:1)

岡山得点者
青木孝太・1(09:1)
喜山康平・1(09:1)
保坂一成・1(09:1)
関戸健二・1(12:1)
川又堅碁・1(12:1)
田所諒・1(12:1)

V的 東京Vvs岡山 MVP



V的 東京Vvs岡山 敢闘賞



vs岡山 総評


『2012 J2成績6部門最強はどこだ?』より
成績6部門、勝利数、引分数、敗戦数、得点数、失点数、得失点差数。
各成績を順位ポイント化し、ポイント集計による新ランキング。
順位:勝利数+引分数+敗戦数+得点数+失点数+得失点差数=累計ポイント(本来の順位)
4岡山:14+21+20+7+21+15=98P(8)
▽プレーオフ圏内に食い込む岡山。
上位勢に成績では食い込み4ランクアップの飛躍ぶり。引き分け、守備力は2位。攻撃力こそ奮わなかったが上々のシーズン。
最も改善したい攻撃が川又の退団でさらに窮地に。上位とは20得点以上差をつけられたように得失点差を稼ぐためにも守備を重視しながら攻撃するリスクが課題。上位躍進には攻めるしかないがそのリスクで守備が崩壊すれば下位低迷も…。

補強状況
FW荒田智之←千葉
MFイ・ジェガン←高麗大(韓国)
FW久木田紳吾←松本※レンタル復帰
FW押谷祐樹←磐田※レンタル移籍
MF鈴木崇文←町田
FW小林秀征←東海大学付属第五高校※内定
DF寄特直人←浦和ユース※内定
FW藤岡浩介←日章学園高校※内定
MF島田譲←早稲田大※内定
MF幡野貴紀←JFAアカデミー福島※内定
▽川又の穴はチームで埋めよ。
平山獲得に失敗はしたが荒田、押谷、鈴木と実績ある戦力を獲得。課題の攻撃克服のパーツは揃えた印象、あとは堅守をキープできるか、リスクはむしろ守備にあるのかも知れない。川又はチーム総得点の43.9%を一人で挙げた。これを誰か一人で埋めるのでは厳しい、チームでこれを埋めたい。


2012シーズン チーム得点王
岡山 FW川又堅碁(→新潟)
38試合(出場時間 2885分)
18得点 シュート数 83本
得点率 56.2%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率 21.7%(得点数÷シュート数)
SH率 2.589(シュート数÷[出場時間÷90])
▽川又の退団はやはり大きい。
レンタルの宿命というか、若手のレンタルは当然退団してしまうもの。今度は押谷を獲得したがレンタルのため単年だろうし押谷の活躍によっては同じ課題を来期も抱えるだろう。
獲得した選手では
町田 MF鈴木崇文(→岡山)
38試合(出場時間 3025分)
7得点 シュート数 57本
得点率 20.8%(得点数÷[出場時間÷90])
決定率 12.3%(得点数÷シュート数)
SH率 1.696(シュート数÷[出場時間÷90])
町田のチーム得点王鈴木を獲得。降格に伴いレギュラークラスのアタッカーが流出した町田から得点力のある鈴木を獲得したことは岡山にとってはプラスだろう。ただ鈴木もチームが変われば役割も変わる、結果を出せるかはわからない。川又の抜けた穴はチームで埋めるしかない、さらに言えば川又分の穴埋めだけでは上位に食い込めない。プラス20得点以上を目指さないとJ1へは挑戦できないはずだ。

▽ヴェルディキラーに注意せよ!
荒田智之・2(09水戸:1、12千葉:1)
関戸健二・1(12岡山:1)
田所諒・1(12岡山:1)
荒田には特に注意したいが関戸も波に乗らせると厄介。押谷にも怖さはあるが『岡山』というチームが今、ヴェルディキラーなのだから気を付けたい。


▽サカダイ名鑑の数値『82.0%』
セーブ率、セーブは1位。中林一人で堅守を支えたわけではないが中林の成長は岡山の堅守を象徴する。

▽ズバリ!V的注目選手は『中林洋次』だ。
中林というとG大阪移籍が破談したときに名前を知る。広島を経て岡山に移籍したことでだいぶ落ちぶれたな、なんて舐めてた。それが岡山躍進のきっかけを生み、中林という選手名を一躍知らしめした。
ヴェルディも苦手なGKの一人、この牙城を破らないと勝てない。