J2 順位表
順位 チーム名 勝利数 引分数 敗戦数 得点数 失点数 得失点差数
1 甲府 24 14 4 63 35 28
2 湘南 20 15 7 66 43 23
3 京都 23 5 14 61 45 16
4 横浜FC 22 7 13 62 45 17
5 千葉 21 9 12 61 33 28
6 大分 21 8 13 59 40 19
7 東京V 20 6 16 65 46 19
8 岡山 17 14 11 41 34 7
9 北九州 19 7 16 53 47 6
10 山形 16 13 13 51 49 2
11 栃木 17 9 16 50 49 1
12 松本 15 14 13 46 43 3
13 水戸 15 11 16 47 49 -2
14 熊本 15 10 17 40 48 -8
15 徳島 13 12 17 45 49 -4
16 愛媛 12 14 16 47 46 1
17 草津 12 11 19 31 45 -14
18 福岡 9 14 19 53 68 -15
19 富山 9 11 22 38 59 -21
20 鳥取 11 5 26 33 78 -45
21 岐阜 7 14 21 27 55 -28
22 町田 7 11 24 34 67 -33

順位ポイント集計によるJ2 2012最強クラブ。


勝利数ランキング
1甲府:24・22P(1)
2京都:23・21P(3)
3横浜:22・20P(4)
4千葉:21・19P(5)
4大分:21・19P(6)
6湘南:20・17P(2)
6東京:20・17P(7)
8北九:19・15P(9)
9岡山:17・14P(8)
9栃木:17・14P(11)
11山形:16・12P(10)
12松本:15・11P(12)
12水戸:15・11P(13)
12熊本:15・11P(14)
15徳島:13・ 8P(15)
16愛媛:12・ 7P(16)
16草津:12・ 7P(17)
18鳥取:11・ 5P(20)
19福岡:9・ 4P(18)
19富山:9・ 4P(19)
21岐阜:7・ 2P(21)
21町田:7・ 2P(22)
当然勝ち点に大きく反映するため順位が上のほうがランキングは上になる。湘南が引き分けで勝ち点を稼ぎ京都が引き分けれなかったのが自動とプレーオフの境目に。ちなみにこの勝差はあるのに2位が3位を上回るのは2010年、2011年も起きており必然である。


引き分け数ランキング
1湘南:15・22P(2)
2甲府:14・21P(1)
2岡山:14・21P(8)
2松本:14・21P(12)
2愛媛:14・21P(16)
2福岡:14・21P(18)
2岐阜:14・21P(21)
8山形:13・15P(10)
9徳島:12・14P(15)
10水戸:11・13P(13)
10草津:11・13P(17)
10富山:11・13P(19)
10町田:11・13P(22)
14熊本:10・ 9P(14)
15千葉:9・ 8P(5)
15栃木:9・ 8P(11)
17大分:8・ 6P(6)
18横浜:7・ 5P(4)
18北九:7・ 5P(9)
20東京:6・ 3P(7)
21京都:5・ 2P(3)
21鳥取:5・ 2P(20)
引き分ける力がある=勝てない=負けない。引き分けが多いから弱い、引き分けが少ないから強いわけではない。従いこのランキングはあくまで勝ち点に影響を及ぼす引き分けを稼いだかランキングであり勝利、引き分け、敗戦がすべて1位になるわけがないことを追記する。京都が引き分けでは最下位に甘んじるのも不思議なようでいかに湘南が引き分けで上位に食い込んだかわかる。甲府、湘南のように負け数より多いのが理想だろう。


敗戦数ランキング
1甲府:4・22P(1)
2湘南:7・21P(2)
3岡山:11・20P(8)
4千葉:12・19P(5)
5横浜:13・18P(4)
5大分:13・18P(6)
5山形:13・18P(10)
5松本:13・18P(12)
9京都:14・14P(3)
10東京:16・13P(7)
10北九:16・13P(9)
10栃木:16・13P(11)
10水戸:16・13P(13)
10愛媛:16・13P(16)
15熊本:17・ 8P(14)
15徳島:17・ 8P(15)
17草津:19・ 6P(17)
17福岡:19・ 6P(18)
19岐阜:21・ 4P(21)
20富山:22・ 3P(19)
21町田:24・ 2P(22)
22鳥取:26・ 1P(20)
当然ながら負けないクラブは上位に入る。甲府、湘南は素晴らしいがあとは負けすぎ。ヴェルディも負け数ではプレーオフ圏内に入らないのが悔しい。だいたい昇格ノルマは9敗まで。だけに逃したチャンスが悔やまれる。


得点数ランキング
1湘南:66・22P(2)
2東京:65・21P(7)
3甲府:63・20P(1)
4横浜:62・19P(4)
5京都:61・18P(3)
5千葉:61・18P(5)
7大分:59・16P(6)
8北九:53・15P(9)
8福岡:53・15P(18)
10山形:51・13P(10)
11栃木:50・12P(11)
12水戸:47・11P(13)
12愛媛:47・11P(16)
14松本:46・ 9P(12)
15徳島:45・ 8P(15)
16岡山:41・ 7P(8)
17熊本:40・ 6P(14)
18富山:38・ 5P(19)
19町田:34・ 4P(22)
20鳥取:33・ 3P(20)
21草津:31・ 2P(17)
22岐阜:27・ 1P(21)
ヴェルディが堂々リーグ2位。ただ7位なのだから攻撃だけではダメ。攻撃を生かす堅守がなかったのがわかる順位。上位に特筆するクラブもなく全体的に得点力は低い。


失点数ランキング
1千葉:33・22P(5)
2岡山:34・21P(8)
3甲府:35・20P(1)
4大分:40・19P(6)
5湘南:43・18P(2)
5松本:43・18P(12)
7京都:45・16P(3)
7横浜:45・16P(4)
7草津:45・16P(17)
10東京:46・13P(7)
10愛媛:46・13P(16)
12北九:47・11P(9)
13熊本:48・10P(14)
14山形:49・ 9P(10)
14栃木:49・ 9P(11)
14水戸:49・ 9P(13)
14徳島:49・ 9P(15)
18岐阜:55・ 5P(21)
19富山:59・ 4P(19)
20町田:67・ 3P(22)
21福岡:68・ 2P(18)
22鳥取:78・ 1P(20)
守備をベースにしないと昇格争いは不可能。1.00以下は理想的だが現実的にも1.00はノルマか。昇格を果たした甲府、大分は1.00以下。福岡は悲惨な数値。


得失点差数ランキング
1甲府:+28・22P(1)
1千葉:+28・22P(5)
3湘南:+23・20P(2)
4大分:+19・19P(6)
4東京:+19・19P(7)
6横浜:+17・17P(4)
7京都:+16・16P(3)
8岡山:+7・15P(8)
9北九:+6・14P(9)
10松本:+3・13P(12)
11山形:+2・12P(10)
12栃木:+1・11P(11)
12愛媛:+1・10P(16)
14水戸:-2・ 9P(13)
15徳島:-4・ 8P(15)
16熊本:-8・ 7P(14)
17草津:-14・ 6P(17)
18福岡:-15・ 5P(18)
19富山:-21・ 4P(19)
20岐阜:-28・ 3P(21)
21町田:-33・ 2P(22)
22鳥取:-45・ 1P(20)
貯金は2010年9クラブ、2011年8クラブ、2012年12クラブとクラブ数増加で貯金クラブ増加。昇格争いには0.60、+26以上。ノルマを果たすには攻守に安定が欠かせない。





では集計してみよう。
1甲府:22+21+22+20+20+22=127P(1)
勝利、敗戦、得失点差で3冠、それ以外もすべてベスト3と優勝に恥じない成績でシーズンを終えた。

2湘南:17+22+21+22+18+20=120P(2)
引き分け、得点力で1位。勝利だけ5位以内ならずも通算では群衆を突き放した。引き分けが命運を分けただけに攻撃力も必要不可欠。

3千葉:19+8+19+18+22+22=108P(5)
本来より2ランクアップした要素は守備力、得失点差1位による安定ぶり。引き分けこそ足枷になったが粘れれば勝ち点を増やせただけに…

4岡山:14+21+20+7+21+15=98P(8)
上位勢に成績では食い込んだ4ランクアップぶり。引き分け、守備力は2位。攻撃力こそ奮わなかったが上々のシーズン。

5大分:19+6+18+16+19+19=97P(6)
引き分けが足枷になったが得点力以外はベスト5。通算でも1ランクアップ。プレーオフを制した強運も昇格の一因に。

6横浜FC:20+5+18+19+16+17=95P(4)
3位の勝利にワースト5の引き分けで通算では2ランクダウン。敗戦、得点がベスト5だが武器がさらにあれば…

7松本:11+21+18+9+18+13=90P(12)
飛躍の5ランクアップ。引き分け1位、敗戦、失点5位と参入1年目としては及第点以上。得失点差もAクラス、来期も手強そう。

8京都:21+2+14+18+16+16=87P(3)
勝利は2位ながら引き分けがリーグワースト。得点こそ5位、あとは足枷に。昇格できなかった一因が粘り弱さか。

9東京V:17+3+13+21+13+19=86P(7)
得点力は2位、得失点差4位。引き分けはワースト3。勝ち点が伸びなかった引き分けといい10位という誉められたもんではない敗戦も昇格争い脱落の要因に。

10山形:12+15+18+13+9+12=79P(10)
特筆は敗戦5位。負けないが勝てないジレンマはヴェルディ以上。ワーストはないがどっちつかず。

11愛媛:7+21+13+11+13+10=75P(16)
引き分け2位。ワーストこそなく5ランクアップしたが勝ち切れないで勝てないから勝ち点は伸び悩む。

12北九州:15+5+13+15+11+14=73P(9)
意外にも3ランクダウン。ベスト5なしワースト5は引き分け。潔く勝つか負けるかだけでは勝ち点は伸びない。

13栃木:14+8+13+12+9+11=67P(11)
ベスト10に勝利、敗戦。ワーストもないが特筆もないことが2ランクダウンに。

14水戸:11+13+13+11+9+9=66P(13)
引き分け、敗戦はベスト10。水戸にしては失礼だがワースト5がないのも柱谷采配の力か。

15徳島:8+14+8+8+9+8=55P(15)
前年に比べると勝ち負けがやけに増減したのが一番だが全体的に10ランクダウンしているのも確か。

16福岡:4+21+6+15+2+5=53P(18)
失点ワースト2。勝利、得失点差ワースト5といいとこないが引き分け2位。勝てないで負けるか引き分ける。典型的な弱点か。

17熊本:11+9+8+6+10+7=51P(16)
得点が足枷に。ワースト5はないがAクラスもない。妥当な成績に。

18草津:7+13+6+2+16+6=50P(17)
特筆は7位に入った守備力。ただ攻撃ワースト2が響く。

19岐阜:2+21+4+1+5+3=36P(21)
引き分け2位はランクアップに役立つもあとは軒並みワースト5、得点ワースト1。降格しなかったのが引き分けのおかげか。

20富山:4+13+3+5+4+4=33P(19)
引き分けは10位、こちらも引き分けで命拾い。

21町田:2+13+2+4+3+2=26P(22)
勝利だけワースト1。あとは成績では最下位を免れた。引き分ける力はベスト10、勝ちに繋げる力が欲しかった。

22鳥取:5+2+1+3+1+1=13P(20)
引き分け、敗戦、失点、得失点差で逆4冠。唯一の救いが勝利、町田とは4勝差、引き分けで6点差に迫るが、勝ち点6差で逃げ切る。

当然勝ちが多い=負けが減る。引き分け多い=勝ちか負けが減る。引き分け少ない=勝ちか負けが増える。
J2は一概に言えないが引き分け多いクラブが勝ちきれない。逆に引き分け少ないクラブが勝ち切る。
得点多いクラブは逃げ切れず、得点少ないクラブが引き分けに持ち込む。
それも醍醐味か。

必要なことは全てをトータルした勝ち点による順位ではあるが内訳に目を向ければ長所と短所がわかる。
長所を生かしたまま短所を伸ばすことの難しさや長所だけでは勝てないことの難しさを感じる。
ただやはり堅守ベースのポゼッションでJ1を目指したい。

ヴェルディの2013シーズンの課題はズバリ攻守だ。2010年は守備、2011年は攻撃が伸びたが2012年はどっちも半端に。いい加減、最高の攻守が見たい。
11月にこの課題を克服しJ1に返り咲いているヴェルディが見たい。6位では勝ち目がない、2位以上確保。まず上に食い下がりたいシーズンだ。