vs大分
6勝・6敗・2分・20得・19失・差+1
3-1:1-2(12年)
0-0:1-2(11年)
1-1:0-1(10年)
0-2:0-2(08年)
2-1:4-2(05年)
3-1:3-2(04年)
0-2:2-0(03年)
ヴェルディ得点者
エムボマ:2(03:2)
林健太郎:1(04:1)
平本一樹:2(04:2)
桜井直人:1(04:1)
山田卓也:1(04:1)
小林慶行:1(04:1)
米山篤志:1(05:1)
ワシントン:2(05:2)
小林大悟:2(05:2)
ジウ:1(05:1)
河野広貴:1(10:1)
マラニョン:1(11:1)
杉本健勇・1(12:1)
森勇介・1(12:1)
飯尾一慶・1(12:1)
阿部拓馬・1(12:1)

大分得点者
梅田高志・1(03:1)
寺川能人・1(03:1)
高松大樹・2(04:2)
マグノ アウベス・3(04:1、05:2)
内村圭宏・1(05:1)
エジミウソン・1(08:1)
オウンゴール・1(08:1)
ウェズレイ・1(08:1)
上本大海・1(08:1)
チェ ジョンハン・3(10:1、11:1、12:1)
河原和寿・1(10:1)
前田俊介・1(11:1)
森島康仁・1(12:1)
三平和司・1(12:1)


V的 東京Vvs大分 MVP
チェジョンハン(大分)
これで3年連続ゴールとすっかりヴェルディキラーに。元来ヴェルディは過去のヴェルディキラーとして藤田俊哉(歴代2位11得点)や森島寛晃(歴代3位9得点)『VERDY Data File 21 恩返し。を参照』などいわゆるシャドー系ストライカーには滅法弱いが、チェのゴールシーンは正しく掴まえきれなかったシャドー系ストライカーそのもの。2度あることは3度ある、チェ対策を怠ったのもケツ退任に余波をもたらした。

V的 東京Vvs大分 敢闘賞
森勇介(東京V)
昨期はそれほど見せなかったカットインからの強烈なミドル、今年はすでに2発沈めたが自信を持たせた一発目。ヴェルディでは自身初となる決勝点となった一撃。

vs大分 総評
上位に大分が食い込み迎えた敵地での2ndレグでは荒れたピッチコンディションに苦戦し惨敗、これが川勝の退任に影響を及ぼす。1勝1敗ではあるが上位対決というくくりでいえば完敗したイメージが拭えない。敵地ではこれで7年勝ちなし。チェにしろ九州にしろ鬼門が多すぎる。Jリーグからの借り入れ金で危機を乗り切った境遇は同じ、幸い昇格に支障がないヴェルディだが大分は未だ障害となっている。いつか互いにクリーンな経営力でJ1で当たれることを目標としたい。

以下試合雑感。当時の記述のため内容はご了承ください。
第17節 [H] 6月2日(土) 3-1 大分 味スタ
得点者 杉本健勇1-0、1-1森島康仁、森勇介2-1、飯尾一慶3-1
川勝MA:6.0 累計86.0 17試合 平均5.06
負傷明けの和田起用などリスキーながら的確な采配で苦手なホームゲームを快勝に。
GK柴崎:6.0 累計100.0 17試合 平均5.88 :1回
PK以外は抜群の安定感。だからこそ1試合平均1失点未満目指したい。
DF 森 :7.0 累計91.5 16試合 平均5.72 :1回
キレキレの攻撃でチームを牽引。フリーにしたらミドルで決勝点、相手の脅威に。
DF深津:6.0 累計85.0 15試合 平均5.67 :1回
バウルと組むとバタバタ感は払拭。完封したかったが…
DF土屋:6.0 累計86.0 15試合 平均5.73 :0回
久々に出ると改めて偉大な存在感に驚くのと同時にいつまでも頼りにしてはいられまいと…
DF祥平:5.0 累計72.0 14試合 平均5.14 :0回
軸足が滑り三平の誘いにまんまと乗る。1点を争うゲームなら戦犯クラスの安易なファウル。次節出場停止は痛い。
MF梶川:6.0 累計82.5 14試合 平均5.89 :1回
緩急をつけたパスでリズムを生む。毎試合これができるようになれば晃誠を彷彿とさせるか。
MF和田:9.0 累計91.5 15試合 平均6.10 :1回
尽きることない走りで貢献。特に囮になった決勝点などムダ走り冴える。西も認めたゴールさえ決まれば報いだったが…
MF 西 :6.5 累計100.5 17試合 平均5.91 :1回
アディショナルタイムの枠外は反省も随所に落ち着いたプレーで勝利に貢献。
MF飯尾:7.5 累計90.0 15試合 平均6.00 :1回
アツ絶賛の働きぶり。西も高く評価したキレキレぶりでゴールもゲット。継続したい。
FW阿部:6.5 累計106.0 17試合 平均6.22 :4回
ゴールはないもののおいしいとこを見出だす天性のセンスは相変わらず冴える、健勇アシストは見事。
FW健勇:7.0 累計63.0 11試合 平均5.73 :1回
10試合ぶりのゴールで存在感アピール。身体を張ったポストワークも冴えた。
FW 巻 :6.0 累計41.0 7試合 平均5.86 :1回
短い出場時間ではなかなか目立てず。
MF祐希:6.0 累計93.5 16試合 平均5.84 :2回
スランプ脱出は急務だがまず信頼感得たい。
MF小池:6.0 累計86.5 15試合 平均5.77 :1回
アディショナルタイムだけでは一仕事も難しい。
V的MOM:和田拓也:負傷明けで最後に倒れ込むまで全力疾走。感銘を受けました。
試合感想:スタメンにバウル、和田が3試合ぶりに復帰。中谷が負傷でメンバー外、祐希がスタメン落ちのサブ。メンバーを入れ替えて挑む苦手なホームゲーム、味スタに大分を迎え撃つ。
序盤からヴェルディペースで試合を運び迎えた前半10分、祥平スローインを健勇落とし西へ。西は阿部へ出し阿部は一瞬の間を置いて走り出す健勇を使うため裏へフィード。健勇が追い付きDFを振り払うと右足で冷静に流し込み先制点。健勇は10試合ぶりの得点。しかし15分、大分のカウンター返し、祥平が三平につくがペナルティーエリアで祥平が軸足を滑らせ遅れて足がかかりPK献上。柴崎は「止めたのを見たことがない」に発奮も先に動いてしまいキッカー森島に逆を突かれ同点とされる。
38分、西→祥平→健勇と繋ぎ和田へ、和田は右にドリブルし森へ。和田が追い越そうとオーバーラップし森はカットイン、森のフェイントでDF2人が和田につき森はフリーに。反転からカットインした森がミドルを放つとDF、GKに当たりゴールに。2-1と勝ち越し前半を折り返す。
後半立ち上がり最初のチャンス、阿部が倒され得たFK、チビが梶川に何か伝えると西、森も何かを話す。梶川は口元を押さえているが西は壁に入る。梶川は壁を避けるようなゴロパスを阿部に通すと阿部のシュートはブロックされリバウンドをチビが拾い押し込み3-1。
終始ボールを支配し大分の反撃をいなしたヴェルディがホームでの連敗を『3』で止めた。解説のアツも絶賛したチビ、和田の献身的な運動量も勝因に。このサッカーを継続すれば…
それを証明する下位相手との試合が続く、勝ち以外はもはや無意味な戦いは続く。


第30節 [A] 8月22日(水) 1-2 大分 大銀ド
得点者 0-1三平和司、阿部拓馬1-1、1-2チェジョンハン
川勝MA:3.0 後半頭からのテコ入れは当たるが試合を勝利には導けず。
累計160.5 30試合 平均5.35
GK土肥:5.0 ナイスセーブも安定はもたらせれず。
累計42.0 7試合 平均6.00 :2回
DF 森 :5.0 やはり西あってだが、クロス質が上がらない。
累計170.0 28試合 平均6.07 :1回
DF深津:5.0 最後までバタバタは否めず。安定もたらせず。
累計145.0 25試合 平均5.80 :1回
DF祥平:5.5 阿部へのスルーパス、幻のアシストになるドリブルはさすが。ただ結果には繋がらず。
累計144.0 26試合 平均5.54 :0回
DF中谷:5.0 守備に貢献もビハインドのチームで存在感薄く。
累計108.0 19試合 平均5.68 :1回
MF和田:4.0 先制を許す守備、自らの幻のヒール、2失点目のパスミス。試合を通して元凶に。
累計168.5 28試合 平均6.02 :1回
MF晃誠:5.0 リズムを作ろうとするも結果には繋がらず。
累計22.0 4試合 平均5.50 :0回
MF小池:4.0 スペースを生かせぬまままた空回り。
累計118.5 21試合 平均5.64 :1回
MF飯尾:5.5 解説アツ絶賛のフェイク、あとはシュートが枠に行けば…本人が一番悔しい試合か。
累計160.0 27試合 平均5.93 :2回
FW阿部:6.0 絶妙なフリーランと絶妙なシュート、さすがエースという同点も…。
累計184.5 29試合 平均6.36 :7回
FWジミ:5.5 前線で起点になるも肝心のゴールは遠く。もう一つ仕事してくれたら…
累計12.5 2試合 平均6.25 :1回
DF土屋:5.0 安定もたらしたが2失点目の安易な判断はらしくない。
累計116.0 20試合 平均5.80 :0回
MF 西 :6.0 西一人いるかいないかで攻撃が変化。存在感は大きかった。
累計162.0 27試合 平均6.00 :3回
FW木島:5.0 念願のヴェルディデビューも敗戦処理。後半頭からなら結果に絡めたかも。
累計5.0 1試合 平均5.00 :0回
V的MOM:西紀寛:西ありきの攻撃だと痛感。もう一つ決め手を欠いたが活性させた。
試合感想:中谷、ジミーを先発させ木島、ケガ明けの西をベンチ入り。
試合は荒れたピッチコンディション、ヴェルディもミスが目立ちなかなかカタチある攻撃にはならないまでもシュート意識は高く前半だけで5本、ここ2試合3本だっただけに本来のヴェルディらしさは少しは戻る。2試合が動いたのは26分、森島にループを狙われ土肥がCKに逃れる。CKは三平に和田が付くが競ることすら出来ずしっかり合わせられる。
後半開始から中谷→バウル、小池→西。テコ入れしバウルが最終ラインを引き締め西が攻撃を活性。
実を結ぶのは57分、祥平のスルーパスに反応した阿部が抜き出てGKを交わすシュート。同点に追い付く。
また65分、祥平が粘り左からクロス、和田がヒールで流すがラインを割らずにクリアしたとノーゴール。リプレイではラインを割ったようにしか見えないがヴェルディ選手、特に西は目の前にいたが抗議すらしないため判定はノーゴール。ただ誤審だと思う。これが認められずターニングポイントに。
80分、和田のパスミスから大分右サイドからのクロスを跳ね返し最終ラインを整えたが、また左サイドからクロス、バウルは触れず土肥に任せたがスルスルとチェに抜けられ土肥と1対1、一度は防いだ土肥だがリバウンドを押し込まれる。
最後まで反撃に出たヴェルディ、86分ジミー フランサが押し込むがGK清水に止められそのまま完敗。
事実上の3連敗、上位対決3連戦で白星なし。完敗としか言いようがない。
2005年以降勝てないスタジアム、鬼門苦手なレフリーが担当したとはいえ鬼門に弱すぎる。苦手なものは克服しないで得意なものだけ強い、ピーマンだろうがシイタケだろうがガキじゃあるまいし食え。
しばらく続く中位、下位相手からとりこぼすことはもう許されない。次の負けは終戦に近づく。