vs鳥取
3勝・0敗・1分・4得・0失・差+4
2-0:1-0(12年)
0-0:1-0(11年)
ヴェルディ得点者
マラニョン:1(11:1)
阿部拓馬:2(12:2)
杉本健勇:1(12:1)

鳥取得点者


V的 東京Vvs鳥取 MVP
杉本健勇(東京V)
退団前、ロンドン五輪前最後の試合。モッてる男がヴェルディにもたらした勝ち点3は計り知れないくらい大きい。

V的 東京Vvs鳥取 敢闘賞
美尾敦(鳥取)
決定機を決めきれず悔しい試合となった美尾。そのスピードとキレにヴェルディディフェンスは翻弄されたのも確か。

vs ガイナーレ鳥取 総評
2試合計3得点、無失点と結果はパーフェクト。内容で圧倒はしきれなかったが内容より結果を重視したい。

以下試合雑感。当時の記述のため内容はご了承ください。

第18節 [A] 6月9日(土) 2-0 鳥取 とりスタ
得点者 阿部拓馬1-0、阿部拓馬2-0
川勝MA:7.0 累計93.0 18試合 平均5.17
久しぶりに若手を起用、底上げに成功し試合も手堅く勝利に。
GK柴崎:7.0 累計107.0 18試合 平均5.94 :1回
バーに助けられた場面もあったが相手の鋭いカウンターを冷静にシャットダウン。
DF 森 :6.0 累計97.5 17試合 平均5.74 :1回
攻撃面ではなかなかスペースがなく持ち味は生きず、守備で貢献。
DF深津:6.5 累計91.5 16試合 平均5.72 :1回
積極的なインターセプトで先制点の起点に。攻守に安定。
DF土屋:6.0 累計92.0 16試合 平均5.75 :0回
完封はしたもののややバテた印象。貴大にバウル塾で研修も。
DF田中:6.5 累計12.5 2試合 平均6.25 :0回
気負わずに積極的なプレーで初ゴールも視野に。及第点以上と甘めに評価したい。
MF梶川:6.0 累計88.5 15試合 平均5.90 :1回
流れは作ったが相変わらずプレイスキックの質は悪い、野々村氏も課題を指摘。
MF和田:6.0 累計97.5 16試合 平均6.09 :1回
2点目の起点になりチャンスを演出。攻守に奮闘し5試合ぶりの完封に貢献。
MF 西 :6.0 累計106.5 18試合 平均5.92 :1回
献身的なプレーで攻守に躍動。守備ではピンチを救った。
MF飯尾:6.0 累計96.0 16試合 平均6.00 :1回
運動量を生かし精力的に走り回り貴大のチャンスを創出、阿部のゴールにも絡む。
FW阿部:8.0 累計114.0 18試合 平均6.33 :5回
ほとんどワンマンショー。絶妙かつビューティフルゴールでチームを活性。
FW健勇:6.0 累計69.0 12試合 平均5.75 :1回
先制点のラストパスにはなったが攻撃で仕事はあまりできず。ラスト6で何かを残したい。
DF ペ :6.0 累計6.0 1試合 平均6.00 :0回
異国の地で途中出場の難しい役回りをわりとソツなくこなした印象。ただ左SBは不馴れか?
FW 巻 :6.0 累計47.0 8試合 平均5.88 :1回
短い出場時間でも示す存在感はさすが。
MF祐希:6.0 累計99.5 17試合 平均5.85 :2回
少ない時間で存在感は残せず。腐らずにアピールし続けたい。
V的MOM:阿部拓馬:今期初の節別ベストゴールを授賞(1点目)、個人技もさることながら貪欲さ、向上心に感服。
試合感想:3連戦の初戦、アウェイ鳥取に乗り込んだヴェルディ。出場停止の祥平に代わり田中が初先発。ペが初メンバー入りと新戦力が試される。
序盤は鳥取の早いプレスと攻撃意識に苦戦、なかなか前に効果的なボールが送り込めなかった。森、西の右サイドは研究されなかなかチャンスを作れずも、その分貴大を使い左サイドからチャンスを作る。しかしなかなか決定機を生かせない、チビから貴大というビッグチャンスも枠外に終わる。このまま前半をスコアレスで折り返すかと思われた44分、深津がインターセプト、和田?に預け健勇に出す、健勇は左に走る阿部へ。阿部はドリブルで仕掛け背後からチビ、右に西とインターセプトからオーバーラップしてきた深津というフォローの選択肢もあるなかでGK小針の位置も確認、コントロールミドルを突き刺す。これで前半をリードして終える。
後半も立ち上がりからヴェルディペースも肝心の追加点は奪えない。カウンターからピンチも招くが追加点が早く欲しいヴェルディ。
67分森?がインターセプト、和田にこぼれ球が渡り左にドリブル、DFを寄せ付けながら左でフリーの阿部へ、DF二人が寄せる前に阿部がクロスと見せかけた右足ループ。2-0とし試合を決める。
その後はバーに助けられたシーンもあるが最後まで集中を切らさず。チームは3度目の連勝。今期最多の3連勝を次節目指したいところ。
祥平を欠いた試合、貴大の事実上のデビューでありチャンスメイク、シュートシーンも作りまずまずの活躍。秋田コーチの「70分くらいで活躍した気になって…」ではないが初めてのプロの試合、ムダ走りが過ぎるのは普通。次のチャンスを生かしたい。
もう一人の事実上のルーキー、ペデウォン。貴大と交代で左SBに入り足元、高さは不安を感じないが左SBとしてのプレーは不馴れか。中谷、祥平あるいは和田しかいない左SBの活性に彼らが加わることはチームの底上げに繋がる。実力でスタメンを奪取してもらいたい。


第24節 [H] 7月15日(日) 1-0 鳥取 味スタ
得点者 杉本健勇1-0
川勝MA:6.0 なかなか先制点が奪えない試合、我慢を覚えた采配で難しい試合を制した。
累計126.0 24試合 平均5.25
GK土肥:7.0 久し振りとは思えない落ち着きが安心感を生む。久々の土肥焦らしが効果的に。
累計7.0 1試合 平均7.00 :0回
DF 森 :7.5 手負いのコンディションでもフルでプレー。キレキレぶりを見るにつけ本当に痛んでるのがわからない。
累計136.0 23試合 平均5.91 :1回
DF深津:7.5 土肥がいることで冷静にプレー、決勝点の絶妙なスルーパスがらしくないが称賛。
累計122.0 21試合 平均5.81 :1回
DF祥平:6.5 土肥からの的確な指示に加え安定したディフェンスで応戦。これを毎回やれればいいが。
累計108.5 20試合 平均5.43 :0回
DF中谷:6.0 セーフティに欠ける判断は散見するがベテランらしく気の効いた守備で貢献。
累計80.5 14試合 平均5.75 :1回
MF梶川:6.0 苦しい展開になるとなかなか打破できないのが悩み、中後との交代要員に成り下がっては不本意。
計124.0 21試合 平均5.90 :1回
MF和田:6.5 苦しい展開でも随所に顔を出しボールを拾い続けた。安定した出来。
累計135.5 22試合 平均6.16 :1回
MF 西 :6.5 惜しいシュートシーンも作りチームを活性。あわよくば追加点を挙げれたら楽にはなったが…
累計144.5 24試合 平均6.02 :2回
MF飯尾:6.0 決定機を生かせなかったがそれでも走り回り及第点、結果に絡めればなお良かったが。
累計132.0 22試合 平均6.00 :1回
FW阿部:6.5 惜しいシュートでチームを牽引。精力的に仕掛けた結果が出なかったのは残念。
累計155.5 24試合 平均6.48 :6回
FW健勇:10.0 最後は宣伝効果、経済効果も含め激甘に採点。モッてるという一言では余りある決勝点。
累計111.0 18試合 平均6.17 :3回
MF中後:6.5 リズムを生みバランスを取り戻し活性を。プレースキックでも起点に。
累計29.5 5試合 平均5.90 :1回
MF祐希:6.0 短い時間で結果に絡めるわけもなく。アピールする時間は短いがインパクトを残したいところ。
累計136.0 23試合 平均5.91 :3回
FW 巻 :6.0 ゴール前に位置取り相手にプレッシャーを与えたが結果に絡めず。
累計76.0 13試合 平均5.85 :1回
V的MOM:杉本健勇:3ヶ月余りの在籍でここまでヴェルディ愛を見せた選手も稀有だがきっちり仕事していざロンドンへ。
試合感想:松本に敗れ意気消沈のヴェルディ、土肥が昨年の負傷(第10節[第4節に相当] 5/4 (水祝) 0-0 FC東京 味スタ)以来実に1年2ヶ月、リーグ戦では58試合ぶりの出場となった。メンバーには刀根、貴大が復帰。ロンドン五輪前最後の試合として健勇も先発。
前半は耐えに耐えたヴェルディ。決め手を欠いた挙げ句、相手に先制点を献上した前節とさほど内容は変わらない前半。健勇が決定機を生かせず相手GK井上の攻守もあって先制点が奪えぬままカウンターを浴びるシーンも、ただ土肥が目立つシーンは皆無。悪い流れ、嫌な予感もしたが後半その流れを払拭をしたのも健勇であった。
万全ではないと伝えられる森が後半は起点に。幾度となく右サイドを突破した森、その破壊力が実を結ぶのは66分。
中央で和田が持ち上がり中谷→チビ?→戻して西→さらに戻して右サイド深津、深津はフリーで持ち上がり右サイドにスルーパス、これに森が反応、マイナスクロスを送ると健勇が押し込み決勝点。
追加点が奪えず楽に試合を進めれない難しい展開もこの1点を守り切り連敗はしなかったヴェルディ。
1-0での勝利は昨年J2通算100勝目をマークした第36節千葉戦(巻の一撃)以来26試合ぶりのこと。1-0でも勝てるチームこそJ2を制する、そう考える私としては遅すぎた1-0ではある。追加点が奪えないまでも失点をしない、簡単なような難しい試合も今後勝ち切る力を身に付けたい。
試合後にはインタビューで一瞬詰まる健勇を見て悟ることはできた、セレモニーで代表の壮行とレンタル満了が発表。いずれにせよ次節は健勇、累積出場停止で森が欠場に。メンバーが抜けることはこの先まだありその穴を埋める力がなければ昇格は絶望となる。
健勇には感謝しつつ、我々は次に向かうのみ。連勝癖がなく首位に立つ度に低調なサッカーをやるようでは意味がない。相手が研究してくるのは知り尽くしていること、それを上回らない限り勝ち目はない
健勇が与えてくれた貴重な1-0勝利を無駄にしてはいけない。